教員名 : 大江 宏子
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授業科目名
IT戦略マネジメント
学年
1年
単位数
2.00単位
実務経験の有無
〇(実務経験有)
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
大江 宏子
授業形態
授業で主に使用する言語
授業は円本語で行いますが、英文の資料を使ったり、英語によるゲストスピーカーを招待することがあります。
授業方法区分
開講キャンパス
紀尾井町キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
情報通信技術の発展が、企業の経営戦略や人々の生活、社会経済活動にどのように影響を与えてきたか、過去の経緯と将来展望を学ぶことが、本講義のテーマです。
具体的には、日本をはじめとする情報戦略、政策の動向、新技術が拓く新たな社会経済へのインパクト、企業経営・経営戦略、マーケティング、組織などへの影響をケーススタディから学び、その基本的なコンセプトと最新の動向、政策動向、国際協調における課題と展望までを網羅します。 また、地球市民全員の課題である、国連の持続可能な開発目標(SDGs)の達成のために、情報通信技術がいかに貢献しうるのかについて、議論し、理解を含めるワークショップや、部外の専門家の招待講演による理解の深化を目指す機会があります。 この科目は、中央政府の情報通信政策立案や、国際機関での情報通信政策の協調に従事した経験をもつ教員が、グローバルな視点から、本科目のテーマを具体的事例にのとって、講義していきます。 この授業は、履修することにより、次のことができるように設計されています。 1.多種多様な情報通信技術の変遷と、戦略の軌跡を理解し、議論できるようになる。 2.情報通信技術の発展とその投下が、私たちの社会経済活動を、いかに支え、変容させてきたか、課題と展望を含めて理解し、議論できるようになる。 3.コロナとの共生時代の到来を受け、情報通信技術戦略が、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に、いかなるパスを通じて、貢献しうるのかを理解し、議論できるようになる。 授業の概要
授業は、主に日本語で行いますが、双方向の活発な意見交換や、学生の自発的自立的な学びの機会を合わせて用意し、少人数のグループによる討議とその結果のe-Posterでの発表、学びあいの機会を含みます。
各回において、情報通信技術を巡るケーススタディを用い、今日的なテーマ設定のもと、自由討議の機会があります。アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施を含みます。 クラスでの議論の様子は、適宜、学生チーム内で学びの素材として共有・情報発信する等、単なる座学に終わらないアクティブかつ問題解決型の学びの機会といたします。また、デジタルネイティブとしての履修者諸君には、デジタルツールを駆使して情報発信を行うナラティブの手法を体得し、実際のデジタルコミュニケーションメディアの活用とインパクトを体験していただきます。 授業計画
1回
第1回:イントロダクション
講義の進め方。アセスメントに関する説明と質疑 (本授業のテーマ・構成・評価手法について) 事前学習
本授業のテーマ、概要、評価アセスメントに関する情報を、よく読み、理解しておくこと。
事後学習
学習した内容をレビューし、論点整理をしてください。質問は、次回授業の冒頭の振り返り時間に討議できます。
2回
第2回:情報通信技術の変遷とイノベーション
コンテンツとメディア、市民社会へのインパクト。 歴史的視点とイノベーションによる価値の共創。 事前学習
授業用のマテリアルを読み、講義の内容、テーマを理解しておくこと。
事後学習
学習した内容をレビューし、論点整理をしてください。質問は、次回授業の冒頭の振り返り時間に討議できます。
3回
第3回:情報通信技術を巡る政策動向と評価
情報通信白書の論点、政策立案とインプルメンテーション、政策協調。 国際電気通信連合における日本の貢献と機能発揮の展望(アジア太平洋地域の視点から) 事前学習
授業用のマテリアルを読み、講義の内容、テーマを理解しておくこと。
事後学習
学習した内容をレビューし、論点整理をしてください。質問は、次回授業の冒頭の振り返り時間に討議できます。
4回
第4回:【ディスカッションフォーラム】
特別講演:メディアイノベーションと産業の変遷 部外講師による基調講演およびファシリテーション 事前学習
授業用のマテリアルを読み、講義の内容、テーマを理解しておくこと。
事後学習
学習した内容をレビューし、論点整理をしてください。質問は、次回授業の冒頭の振り返り時間に討議できます。
5回
第5回:Society5という考え方
価値共創と新時代への移行 デジタルトランスフォーメーション 課題と展望 事前学習
授業用のマテリアルを読み、講義の内容、テーマを理解しておくこと。
事後学習
学習した内容をレビューし、論点整理をしてください。質問は、次回授業の冒頭の振り返り時間に討議できます。
6回
第6回:トリプルヘリックス
産業、官界、大学連携による新たなイノベーションの加速と実践 オープンイノベーションによる社会構造の変革と変容 事前学習
授業用のマテリアルを読み、講義の内容、テーマを理解しておくこと。
事後学習
学習した内容をレビューし、論点整理をしてください。質問は、次回授業の冒頭の振り返り時間に討議できます。
7回目
第7回:中間総括(Revision )
評価アセスメントに向けての準備。質疑応答。 事前学習
授業用のマテリアルを読み、講義の内容、テーマを理解しておくこと。
事後学習
学習した内容をレビューし、論点整理をしてください。質問は、次回授業の冒頭の振り返り時間に討議できます。
8回
第8回:デジタル化がもたらす社会の大改革:ビジネスイノベーション戦略と協働
デジタライゼーションからデジタルトランスフォーメーション(DX)へ ビジネス、市民社会、意思決定へのインパクト 事前学習
授業用のマテリアルを読み、講義の内容、テーマを理解しておくこと。
事後学習
学習した内容をレビューし、論点整理をしてください。質問は、次回授業の冒頭の振り返り時間に討議できます。
9回
第9回:ユビキタスな人とモノがつながり
AR/VR等の技術が開く機会 人工知能(AI)による社会経済問題の解決と実装 サイバネティクスアバター 事前学習
授業用のマテリアルを読み、講義の内容、テーマを理解しておくこと。
事後学習
学習した内容をレビューし、論点整理をしてください。質問は、次回授業の冒頭の振り返り時間に討議できます。
10回
第11回:【ディスカッションフォーラム】
特別講演:情報通信技術が拓く新規ビジネスの可能性と展望(英語) 部外講師による基調講演およびファシリテーション 事前学習
授業用のマテリアルを読み、講義の内容、テーマを理解しておくこと。
事後学習
学習した内容をレビューし、論点整理をしてください。質問は、次回授業の冒頭の振り返り時間に討議できます。
11回
第11回:e-poster作成に向けての活動
各グループで選定したテーマ(講義のテーマの中から、チームの総意で、1つないし2つを選択)に基づく、ポスター作成作業開始 評価に関する確認、質疑応答 事前学習
授業用のマテリアルを読み、講義の内容、テーマを理解しておくこと。
事後学習
学習した内容をレビューし、論点整理をしてください。質問は、次回授業の冒頭の振り返り時間に討議できます。
12回
第12回:e-poster発表とピアレビュー
チーム毎に作成したポスターの掲出とディスカッション。 クラスでの相互評価、ピアレビューによるファシリテーション 事前学習
授業用のマテリアルを読み、講義の内容、テーマを理解しておくこと。
事後学習
学習した内容をレビューし、論点整理をしてください。質問は、次回授業の冒頭の振り返り時間に討議できます。
13回
第13回:総括
事前学習
本授業の授業で使ったマテリアルを振り返り、講義の内容、テーマを総括し、全体の理解を深めておくこと。
事後学習
本授業のテーマ、論点を総括し、振り返りを行う。
14回
事前学習
事後学習
15回
事前学習
事後学習
16回
事前学習
事後学習
17回
事前学習
事後学習
18回
事前学習
事後学習
19回
事前学習
事後学習
20回
事前学習
事後学習
21回
事前学習
事後学習
22回
事前学習
事後学習
23回目
事前学習
事後学習
24回
事前学習
事後学習
25回
事前学習
事後学習
26回
事前学習
事後学習
試験及び成績評価
1. グループ活動の学習成果としてのe-poster (追って、グループ構成の詳細と、取り組むべき選択制のテーマは講義中に説明します)。グループ構成員は、課題の提出まで協働学習により本科目のテーマの理解と批判的討議力を体得するように努めます。最終的に提出するe-posterは個人の作品として提出してもらいます。よって、個々に評価され、グループ全員に同一の成績が与えられるものではありません。共同学習と作業によって学びあいで得られた結果を、各人は、それぞれのリサーチスキルとプレゼンテーションスキルを駆使して、オリジナルのe-posterの制作に努めてください。総点の20%
2 定期試験 (A4 2ページ程度の論文形式):総点の80% この2つのアセスメントの評価の合計により合否を判断します。これらの様式やさらなる詳細は、初回講義中に説明するとともに、課題の準備のためのクリニックを講義時間中に適宜設定しますので、奮って参加して準備に万全を期してください。 課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
オンライン上でフィードバックします。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
参考文献・推薦図書
テキスト(教科書)Textbooks
特に指定しない。 講義資料は毎回、各自でダウンロードして持参すること。 参考書References 毎回の講義で用いた文献、参考書類については、適宜指示します。 研究室
オフィスアワー
別途指示します。
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
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