シラバス情報

授業科目名
日本文化演習IV
学年
2年
単位数
2.00単位
実務経験の有無
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
吉田 朋彦
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
東金キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
文献の読解や実例の分析を通して、言語学、特に意味論・語用論研究の、専門的知識と研究方法を学び、言語表現の分析ができるようになり、修士論文を作成することが目的である。意味論・語用論は言語学の他領域や隣接分野と関わることがあるので、学際的な視野を持つことも重要である。修士論文作成に向けて、自分で課題を立て、先行研究を検討し、資料となる言語表現を収集し、分析する。また、その過程で、授業等で研究発表を行い、プレゼンテーション能力とディスカッション能力を養う。
授業の概要
日本語を例とした意味研究の実例検討や文献講読のほか、各自の研究計画・修士論文の作成の発表、先行研究の報告などを行う。実例検討や先行研究、研究内容の発表のときは各自がレジュメを作成し、プレゼンテーションとディスカッションができるようにする。

授業計画
1回
授業のガイダンス、論文・レポート作成の方法(引用、章構成など)
到達目標: 先行研究の引用や章構成について理解する。
事前学習
[2h]自分のレポート作成法を振り返り、不明な点をまとめる。
事後学習
[2h]授業での議論を参考にしてレポートや論文作成の注意事項をまとめる。

2回
修士論文中間発表(1)先行研究のまとめ等(意味研究)(2年次生)
到達目標: 意味研究に関する先行研究の論旨を適切に要約する。発表内容に対して自分の視点からコメントできる。
事前学習
[2h]報告する文献を選び、レジュメを作成する。レジュメを読んで、議論の準備をする。
事後学習
[2h]発表の内容について不明な点を文献等で調べる。授業中の議論を参考にして原稿等を加筆修正する。

3回
修士論文中間発表(2)先行研究のまとめ等(文法研究ほか)(2年次生)
到達目標: 文法に関する先行研究の論旨を適切に要約する。発表内容に対して自分の視点からコメントできる。
事前学習
[2h]報告する文献を選び、レジュメを作成する。レジュメを読み、議論の準備をする。
事後学習
[2h]発表内容について不明な点を文献等で調べる。授業中の議論を参考にして原稿等を加筆修正する。

4回
先行研究の報告(1)意味研究
到達目標: 論文計画作成に必要な先行研究を概観できる。発表内容に対して自分の視点からコメントできる。
事前学習
[2h]研究計画を考慮して文献を収集し、レジュメを作成する。レジュメを読み、議論の準備をする。
事後学習
[2h]発表内容について不明な点を文献等で調べる。授業中の議論を参考にして原稿等を加筆修正する。

5回
先行研究の報告(2)文法研究等
到達目標: 論文計画作成に必要な先行研究を概観できる。発表内容に対して自分の視点からコメントできる。
事前学習
[2h]研究計画に従って文献を収集し、レジュメを作成する。レジュメを読み、議論の準備をする。
事後学習
[2h]発表内容について不明な点を文献等で調べる。授業中の議論を参考にして原稿等を加筆修正する。

6回
意味論・語用論研究(1)発話行為
到達目標: 発話行為の主要概念を理解し、文献を説明する。
事前学習
[2h]配布資料を予習し、疑問点をまとめる。
事後学習
[2h]授業中に扱った事例を説明できるようにする。疑問点を、授業中の議論や文献等を参考にして解決する。

7回目
意味論・語用論研究(2) グライスの理論
到達目標: グライスの理論の主要概念を理解し、文献を説明する。
事前学習
[2h]配布資料を予習し、疑問点をまとめる。
事後学習
[2h]授業中に扱った事例を説明できるようにする。疑問点を、授業中の議論や文献等を参考にして解決する。

8回
研究計画報告(1) 研究の背景と目的(1年次生)
到達目標: 自分の研究の背景と目的を、適切に説明することができる。発表内容に対して自分の視点からコメントできる。
事前学習
[2h]授業で報告するためのレジュメを準備する。レジュメを読み、議論の準備をする。
事後学習
[2h]発表内容について不明な点を文献等で調べる。授業中の議論を参考にして原稿等を加筆修正する。

9回
修士論文中間発表(3) 収集した実例の分析(意味研究)(2年次生)
到達目標: 収集した実例を、研究方法に従って分析、考察できる。発表内容に対して自分の視点からコメントできる。
事前学習
[2h]研究計画に従って、実例を収集し、分析する。レジュメを作成する。レジュメを読み、議論に備える。
事後学習
[2h]研究計画に従って、実例を収集し、分析する。発表内容について不明な点を文献等で調べる。

10回
修士論文中間発表(4) 収集した実例の分析(文法研究ほか)(2年次生)
到達目標: 収集した実例を、研究方法に従って分析、考察できる。発表内容に対して自分の視点からコメントできる。
事前学習
[2h]研究計画に従って、実例を収集し、分析する。レジュメを作成する。レジュメを読み、議論の準備をする。
事後学習
[2h]発表内容について不明な点を文献等で調べる。授業中の議論を参考にして原稿等を加筆修正する。

11回
意味論・語用論研究(3)ポライトネス
到達目標: ポライトネス理論の主要概念を理解し、説明できる。
事前学習
[2h]配布資料を予習し、疑問点をまとめる。
事後学習
[2h]授業中に扱った事例を説明できるようにする。疑問点を、授業中の議論や文献等を参考にして解決する。

12回
研究計画報告(2)研究計画のまとめ(1年次生)
到達目標: 研究計画をまとめ、修士論文作成の基礎とすることができる。発表内容に対して自分の視点からコメントできる。
事前学習
[2h]研究計画案のレジュメを作成する。レジュメを読み、議論の準備をする。
事後学習
[2h]発表内容について不明な点を文献等でさらに調べる。授業中の議論を参考にして原稿等を加筆修正する。

13回
授業のまとめ、修士論文概要発表(修了予定者)
到達目標:今学期の研究を振り返る。修了予定者は修士論文の概要を適切に発表することができる。発表内容に対して自分の視点からコメントすることができる。
事前学習
[2h]今学期の研究を振り返り、不明な点をまとめておく。修士論文の概要を説明するレジュメを作成する。
事後学習
[2h]発表内容について不明な点を文献等で調べる。授業中の議論を参考にして加筆修正する。

14回
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
学期末のレポート(60%)と、授業での取り組みと発表(30%)、研究発表会等への参加・取り組み・発表(10%)を合わせて評価する。
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
原則として、授業時間内で説明するか、次の授業で説明する。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
なし。授業中に資料を配布する。
参考文献・推薦図書
『認知言語学』/大堀壽夫/東京大学出版会/2002年/ISBN978-4-13-082008-0
『認知意味論』/松本曜(編)/大修館書店/2003年/ISBN  9784469212839
『理想の国語辞典』/国広哲弥/大修館書店/1997年/ISBN 4469221368
『日本語の多義動詞−理想の国語辞典2』/国広哲弥/大修館書店/2006年/ISBN 9784469221787
『語用論入門 話し手と聞き手の相互交渉が生み出す意味』/ジェニー・トマス/研究社/1998年/ISBN 978-4-327-40118-4
『ポライトネス 言語使用における、ある普遍現象』/ペネロピ・ブラウン、スティーブン・C・レヴィンソン/研究社/2011年/ISBN 978-4-327-37820-2
『日本語の自然会話分析』/宇佐美まゆみ(編)/くろしお出版/2020年/978-4-87424-835-
研究室
東金キャンパス H棟5階 H515
オフィスアワー
月曜日3限、金曜日3限
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
関連ページ