教員名 : 岩田 泉
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授業科目名
精神保健福祉と権利擁護特論
学年
1年
単位数
2.00単位
実務経験の有無
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
岩田 泉
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
東金キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
近年、障害者福祉施策は施設中心から地域中心に大きく転換し、自立生活など福祉の新しい理念が続々と登場している状況である。精神保健福祉の施策も同様に大きな転換を迫られているが、必ずしも、地域在宅医療や精神障害者にかかわる福祉は十分に進んでいるとは言い難いえない状況がある。ここに日本における精神保健福祉の特殊性と問題点ががあらわれていると考えられる。この授業では、こうした視点から、精神障害者の人権問題をもう一度捉えなおして、人権擁護と自立支援を前提としたソーシャルワークを行うための知識を押さえ、説明できることをめざす。また、今後の精神保健、医療、福祉について、どうあるべきかを考察できる力をつける。
授業の概要
教科名:精神保健福祉と権利擁護(Study of Psychiatric Social welfare and Advocacy)
授業形態:講義 授業内容:まず、国際障害者年を境に障害者福祉が大きく転換し、続々と新しい理念が登場しパラダイムの転換がはかられたことを理解する。そこから日本における精神保健福祉がどのような歴史的な経緯で現在に至っているのかを再考し、現在も続く長期入院や社会的入院の問題、精神障害者に対する社会的偏見や差別意識、社会復帰施策がなかなか進まない日本の特殊性を社会的背景から考えることとしたい。また、そうした知識をもとに、精神障害者に対するソーシャルワークについての実際を検討してみる。 ※自作の講義資料を中心に授業を進める。事前に講義資料をunipaに掲載するので、ダウンロードし授業時に参照できるよう準備すること。 ※授業紹介動画 https://drive.google.com/file/d/17KStRlqr6pPLdqBwkakzSDerCIiVURSP/view?usp=sharing 授業計画
1回
1、障害のみ方、考え方
障害について過去とこれからの違いから、障害についての新しい理念を理解する。 事前学習
シラバスを読み全体の講義内容を把握する。講義資料をダウンロードし一通り目を通して、気になるキーワードや概念をチェックしておく。
事後学習
授業の進め方、評価の基準を確認する。授業で紹介したキーワードや基本概念を振り返り、理解を深め、説明できるようにする。
2回
2、障害の概念
ICIDH、ICFの障害概念を学び、障害についての概念モデルの変化と動向を理解する。 事前学習
講義資料をダウンロードし一通り目を通して、気になるキーワードや概念をチェックしておく。
事後学習
授業で紹介したキーワードや基本概念を振り返り、理解を深め、説明できるようにする。
3回
3、日本の法律に見る障害概念
障害者基本法、障害者総合支援法の成立とその障害概念からICIDH、ICFとの関連を理解する。 事前学習
講義資料をダウンロードし一通り目を通して、気になるキーワードや概念をチェックしておく。
事後学習
授業で紹介したキーワードや基本概念を振り返り、理解を深め、説明できるようにする。
4回
4、精神障害とは何か
精神保健、精神医学、精神保健福祉から見た精神障害の概念とは何か、その違いはどのようなものなのかを理解する。 事前学習
講義資料をダウンロードし一通り目を通して、気になるキーワードや概念をチェックしておく。
事後学習
授業で紹介したキーワードや基本概念を振り返り、理解を深め、説明できるようにする。
5回
5、精神障害者の特性とは
精神障害の特性を医学モデルから捉え、社会モデルから就労や社会生活上の困難さを理解する。 事前学習
講義資料をダウンロードし一通り目を通して、気になるキーワードや概念をチェックしておく。
事後学習
授業で紹介したキーワードや基本概念を振り返り、理解を深め、説明できるようにする。
6回
6、精神障害者の生活の実際
調査研究から精神障害者の社会生活、日常生活上のニーズを理解する。 事前学習
講義資料をダウンロードし一通り目を通して、気になるキーワードや概念をチェックしておく。
事後学習
授業で紹介したキーワードや基本概念を振り返り、理解を深め、説明できるようにする。
7回目
7、精神障害者の家族の実態、地域生活におけるニーズ
調査研究から家族の抱える困難さ、地域生活のニーズを理解する。 事前学習
講義資料をダウンロードし一通り目を通して、気になるキーワードや概念をチェックしておく。
事後学習
授業で紹介したキーワードや基本概念を振り返り、理解を深め、説明できるようにする。
8回
8、精神保健福祉制度の概要
障害者基本法、精神保健福祉法、障害者総合支援法と精神障害者施策・福祉サービスとの関連について理解を深める。 事前学習
講義資料をダウンロードし一通り目を通して、気になるキーワードや概念をチェックしておく。
事後学習
授業で紹介したキーワードや基本概念を振り返り、理解を深め、説明できるようにする。
9回
9、精神障害者の地域生活のための福祉施策と福祉サービス
精神障害者の地域生活維持のための福祉施策と福祉サービスを理解し、実施主体である自治体の課題を考える。 事前学習
講義資料をダウンロードし一通り目を通して、気になるキーワードや概念をチェックしておく。
事後学習
授業で紹介したキーワードや基本概念を振り返り、理解を深め、説明できるようにする。
10回
10、精神障害者の地域生活支援の実際
精神障害者の自立と社会参加を促すための地域生活支援システムの構築の実際を理解する。 事前学習
講義資料をダウンロードし一通り目を通して、気になるキーワードや概念をチェックしておく。
事後学習
授業で紹介したキーワードや基本概念を振り返り、理解を深め、説明できるようにする。
11回
11、ソーシャル・サポート・ネットワークの実践
ソーシャル・サポート・ネットワークとは何か、それを進めるにあたって必要となる社会資源は何かなどからその意義を考える。 事前学習
講義資料をダウンロードし一通り目を通して、気になるキーワードや概念をチェックしておく。
事後学習
授業で紹介したキーワードや基本概念を振り返り、理解を深め、説明できるようにする。
12回
12、地域生活支援における視点(福祉専門職の役割)
精神障害者の地域生活を支援するシステムの実現にあたって必要となる視点を理解し福祉専門職の役割を考える。 事前学習
講義資料をダウンロードし一通り目を通して、気になるキーワードや概念をチェックしておく。
事後学習
授業で紹介したキーワードや基本概念を振り返り、理解を深め、説明できるようにする。
13回
13、障害者の権利擁護とは
権利擁護とは何か、権利侵害の問題と権利擁護の実際を事例研究をとおして理解する。 事前学習
講義資料をダウンロードし一通り目を通して、気になるキーワードや概念をチェックしておく。
事後学習
授業で紹介したキーワードや基本概念を振り返り、理解を深め、説明できるようにする。
14回
事前学習
事後学習
15回
事前学習
事後学習
16回
事前学習
事後学習
17回
事前学習
事後学習
18回
事前学習
事後学習
19回
事前学習
事後学習
20回
事前学習
事後学習
21回
事前学習
事後学習
22回
事前学習
事後学習
23回目
事前学習
事後学習
24回
事前学習
事後学習
25回
事前学習
事後学習
26回
事前学習
事後学習
試験及び成績評価
毎回の授業時に、授業で扱ったキーワード、専門用語や基本となる概念を中心に、内容を再認する小テストをおこなう(評価の90%)。また授業時の課題、参加意欲(評価の10%)を総合して評価する。評価の基準は、精神保健福祉と権利擁護についての基本的な知識、専門用語や概念を身につけること。その知識を説明でき、活用できるようになることである。60%(60点)以上に単位を認める。
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
授業時に、前回行った小テストの解答を解説する。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
自作の講義資料
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参考文献・推薦図書
令和4年版障害者白書(PDF版)内閣府 https://www8.cao.go.jp/shougai/whitepaper/r04hakusho/...
その他の参考文献については、授業時に必要に応じて紹介する。 研究室
A棟4階 409研究室 訪問時には事前にメールi-iwata@jiu.ac.jpまで連絡を
オフィスアワー
水曜2限、木曜昼休み
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
関連ページ
https://www.jiu.ac.jp/visitors/students/detail/id=1001
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