教員名 : 増子 勝義
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授業科目名
福祉社会演習
学年
1年
単位数
6.00単位
実務経験の有無
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
増子 勝義
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
東金キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
それぞれが、福祉社会についてのグローバルな視点を持つとともに、フィールド調査やインターンシップの成果を交えながら、修士論文を書けるよう指導をするのが本演習の目的である。すなわち、少なくともテーマを決めて研究を進め、しっかりとした仮説を立て、明確で再現性のある仮説検証を行い、研究を一つの成果としてまとめ、二年間で修士論文として完成させることが到達目標である。
授業の概要
グローバリゼーションの時代では、どんなテーマを持つにしろ国際比較の視点を備えて通文化的に、しかも流動的思考で縦断的に研究していくことが重要になってくる。
このことから受講生には、日本におけるあるテーマを追及する際にも、その分野に積極的な取り組みをみせる一つあるいは複数国の当該分野を研究することをすすめている。このことが、各自の研究テーマを客観視する早道でもあるからだ。 また、日本とある国の社会福祉サービスやシステムを比較する際に、そのようなサービスやシステムを作り出す土壌として価値や文化、現在至る歴史等をしっかり踏まえ、実体のある研究とする必要がある。以上に立脚した各自の発表が授業の中核をなす。 授業計画
1回
オリエンテーション 論文とは?
到達目標:論文とは何かについて理解する。 事前学習
[2h]論文とは何かについてあらかじめ予習をしておく。
事後学習
[2h]論文とは何かについて復習をしておく。
2回
論文の書き方 論文の形式、内容
到達目標:論文作成の約束事を理解する。 事前学習
[2h]論文作成の約束事について予習する。
事後学習
[2h]論文作成の約束事について復習する。
3回
テーマの見つけ方—KJ法、マップ化など
到達目標:研究テーマを設定する。 事前学習
[2h]研究テーマの候補について考えておく。
事後学習
[2h]研究テーマを絞り込むする。
4回
仮説的思考とテーマ決定—素朴な疑問の仮説化
到達目標:研究テーマを仮説化する 事前学習
[2h]仮説とはどういうものかあらかじめ予習しておく。
事後学習
[2h]素朴な疑問を仮説化するための手順を復習し、仮説を完成する。
5回
仮説検証方法の種類と内容—一次的資料と二次的資料
到達目標:仮説検証の方法を見つける。 事前学習
[2h]仮説検証法の種類と内容について予習する。
事後学習
[2h]仮説検証方法の種類と内容について整理し、復習する。
6回
仮説検証法の実際—一次的資料による検証、統計研究と事例研究→結果の予測
到達目標:仮説と調査の関係について理解する。社会調査の実際を理解する。 事前学習
[2h]統計研究と事例研究の違いと実査の方法について予測する。
事後学習
[2h]統計研究と事例研究の実際について、できるだけ具体化できるように復習する。
7回目
論文の構成—全体の構成から章立てまで
到達目標:仮に修論となるものの章立てを考えてみる。 事前学習
[2h]論文の構成を知り、あらかじめ全体の構成から章立てまでを考えておく。
事後学習
[2h]論文の構成を知り、あらかじめ全体の構成から章立てまでを考えておく。
8回
序論を書く—テーマ設定とその意義を考慮に入れつつ、序論を試しに書いてみる
事前学習
[2h]序論を書く—テーマ設定とその意義を考慮に入れつつ、序論を試しに書いてみる
事後学習
[2h]序論を書く—序論に書くべきことを押さえ、整理しておく。
9回
く(1)問題設定、仮説の妥当性の論考
到達目標:本論に書く内容を吟味する。 事前学習
[2h]本論を書く準備を整える。
事後学習
[2h]本論に書くべき内容を整理する。
10回
本論を書く(2)仮説の検証法の提示と実施仮説検証結果と知見の提示、
到達目標:仮説と検証法および予測される結果を試しに書いてみる。 事前学習
[2h]仮説検証の過程をあらかじめ整理しておく。
事後学習
[2h]仮説の検証課程と得られた結果の正当性を確認する。
11回
結論を書くー知見の確認と残された課題
到達目標:結論と展望に当たる部分を試しに書いてみる。 事前学習
[2h]結論と展望に当たる部分を整理しておく。
事後学習
[2h]結論部を精査する。
12回
全体点検および修正、完成に向けて
到達目標:論文の章立てが完全に済んでいる。 事前学習
[2h]論文の全体像をもう一度精査しておく。
事後学習
[2h]論文の全体像を改めて把握する。
13回
テーマが決まりそのテーマについて文献研究が進んでいることが最低目標であり、できれば、仮説の検証ができていることが望ましい。
到達目標:ダミー論文の全体像ができている。 事前学習
[2h]論文作成手順について完全に把握ができている。
事後学習
[2h]論文作成手順の中で、自己の強み弱みも把握する。
14回
修士論文とは?
到達目標:修士論文と役割や性質について深い理解がある。 事前学習
[2h]一般論文と修士論文の違いが把握できていること。
事後学習
[2h]修士論文を書く意義と様式について復習し、徹底的に意識づけること。
15回
修士論文の書き方の実際 論文の形式、内容
到達目標:論文の形式内容について最終チェックをする。 事前学習
[2h]修士論文の書き方の実際 論文の形式、内容についてあらかじめ調べておく。
事後学習
[2h]修士論文の書き方の実際 ー論文の形式、内容最終チェックをする。
16回
修士論文におけるテーマの見つけ方の実際—KJ法マップ化など
到達目標:テーマの再確認をする。 事前学習
[2h]前クォーターで学んだ修士論文におけるテーマの見つけ方の実際—KJ法マップ化などを復習しておくこと
事後学習
[2h]現状におけるテーマが理にかなったものであるか再検証する。
17回
修士論文における仮説的思考とテーマ決定の実際—素朴な疑問の仮説化の再確認
到達目標: 仮説の最終チェックをする。 事前学習
[2h]前クォーターで学んだ「素朴な疑問の仮説化」を現テーマでできるかを確認しておく。
事後学習
[2h]「素朴な疑問の仮説化」を現テーマでできるかの最終チェックを時間をかけて行う。
18回
修士論文における仮説検証法の種類と内容の再確認(一次的資料と二次的資料の用い方)および説検証法の実際を一次的資料を用いて行う。
到達目標:使用する資料の最終チェックをするー修論に用いる調査法あるいはロジックの最終チェックをする。 事前学習
[2h]前クォーターで学んだ修士論文における仮説検証法の種類と内容の再確認をしておく。疑問点が生じたら、まとめておく。
事後学習
[2h]使用する資料の最終チェックをするー修論に用いる調査法あるいはロジックの最終チェックを済ませておく。
19回
修士論文における仮説検証法の検討過程—結果の予測
到達目標:予測された結果が得られたかに関する最終チェックをする。 事前学習
[2h]前クォーターで学んだ「仮説検証法の検討過程—結果の予測」の方法を確認しておく。
事後学習
[2h]結果の予測の最終チェック
20回
修士論文の構成を考える—全体の構成から章立てまで
到達目標:修士論文の構成について最終確認をする。 事前学習
[2h]前クォーターで学んだ修士論文の構成を考える—全体の構成から章立てまで
事後学習
[2h]修士論文の構成について最終確認をする。
21回
修士論文の序論—テーマ設定とその意義、研究の重要性、目的、仮説の明確化ーを書いてみる
到達目標:修士論文の序論を完成させる。 事前学習
[2h]前クォーターで学んだ修士論文の序論を書いてみる—テーマ設定とその意義
事後学習
[2h]テーマ設定とその意義、研究の重要性、目的、仮説の明確化などを内容に序論をいつでもかけるようにする。
22回
修士論文の本論ー(1)問題設定、仮説の妥当性の論考、(2)仮説の検証法の提示と実施、などについて書いてみる
到達目標:本論の仮説設定部分を完成させる。本論の仮説検証部分を完成させる。 事前学習
[2h]前クォーターで学んだ修士論文の本論ー(1)問題設定、仮説の妥当性の論考、(2)仮説の検証法の提示と実施、などについての内容を十分確認しておく。
事後学習
[2h]本論の仮説設定部分と仮説検証部分の関係を明確にし、いつでも書ける状態まで持ってゆく。
23回目
修士論文の本論を書いてみる(3)仮説検証結果と知見の提示
到達目標:本論すべてを完成できるようにする。 事前学習
[2h]前クォーターで学んだ本論の(3)仮説検証結果と知見の提示の部分を十分に検討しておく。
事後学習
[2h]本論の内容のすべてを詳細にチェックし、いつでも書けるようにしておく。
24回
修士論文の結論ー知見の確認と残された課題を内容とするーを書いてみる。
到達目標:結論部の完成(振り返りの時期) 事前学習
[2h]前クォーターで学んだ修士論文の結論ー知見の確認と残された課題を内容とするーを十分に検討しておく。
事後学習
[2h]修士論文の結論ー知見の確認と残された課題を内容とするーをいつでも書けるようにしておく。
25回
修士論文の全体点検および修正、完成
到達目標:完成させようとする論文を最終確認する。 事前学習
[2h]前クォーターで学んだ「修士論文の全体点検および修正、完成」までの過程をおさらいしておく。
事後学習
[2h]修士論文の全体点検および修正、完成の過程を最終チェックする。
26回
このクオーターのまとめ 修士論文およびゼミ論の最終締め切りに合わせ論文をまとめる。
到達目標:この段階では、完成した修士論文を仲間や教員に開示し、批評してもらう。 事前学習
[2h]修士論文およびゼミ論の形式を整え、論文をまとめる。
事後学習
[2h]論文の作成過程、内容、課題についての総括をする。
27回目
[2h]三たび論文とは?
到達目標:論文とは何かについて構造や構成について徹底的に理解する。 事前学習
[2h]論文とは何かについて再確認をしておく。
事後学習
[2h]論文の全体像が把握できている。
28回目
修士論文の書き方の実際、 論文の形式、内容についての再々確認をする。
到達目標:修士論文の内容について最終チェックをする。できれば目次までかけていることが望ましい。 事前学習
[2h]修士論文の書き方の実際 についてあらかじめシュミレーションしておく。
事後学習
[2h]修士論文に正しく取り掛かっているかを、書き方、形式、内容について吟味する。
29回目
修士論文のテーマ、題名を再確認する。
到達目標:修士論文の題名を仮決定する。 事前学習
[2h]修士論文におけるテーマが適正かを再確認しておく。
事後学習
[2h]現状における題名が理にかなったものであるか再検証する。
30回目
修士論文における仮説的思考とテーマ決定の実際を再々確認する—素朴な疑問を仮説にする
到達目標: 仮説の最終チェックをする。 事前学習
[2h]「素朴な疑問の仮説化」を修論でできるかを確認しておく。
事後学習
[2h]仮説検証課程を再々確認する。
31回目
修士論文における仮説検証法の種類と内容の再確認(一次的資料と二次的資料の用い方)および仮説検証法の実際をシュミレーションする。
到達目標:修士論文のロジックを最終チェックする。 事前学習
[2h]現論文における仮説検証法の適切性の再々確認をしておく。
事後学習
[2h]使用する資料の最終チェックをするー修論に用いるロジックの最終チェックを済ませておく。
32回目
修士論文における結果の予測と結論を確認する。
到達目標:予測された結果が得られたかに関する最終チェックをし、仮説と結論の整合性を保つ。 事前学習
[2h]「結果の予測」の方法を確認し、結論について検討しておく。
事後学習
[2h]修士論文の結論を考える。
33回目
修士論文の構成—全体の構成から章立てまで
到達目標:修士論文の構成を最終確認する。 事前学習
[2h]修士論文の構成を見直しておく。
事後学習
[2h]修士論文の構成を最終確認する。
34回目
修士論文の序論—テーマ設定とその意義、研究の重要性、目的、仮説の明確化ーを書き終える。
到達目標:修士論文の序論を完成させる。 事前学習
[2h]序論の最終チェックをあらかじめしておく。
事後学習
[2h]序論の最終チェックをしておく。
35回目
修士論文の本論ー(1)問題設定、仮説の妥当性の論考、(2)仮説の検証法の提示と実施、を書き終える。
到達目標:本論の仮説設定部分を完成させる。本論の仮説検証部分を完成させる。 事前学習
[2h]修士論文の本論ー(1)問題設定、仮説の妥当性の論考、(2)仮説の検証法の提示と実施、などについての内容を最終チェックしておく。
事後学習
[2h]本論の仮説設定部分と仮説検証部分の関係を明確にしたうえで執筆しているかチェックする。
36回目
本論の(3)仮説検証結果と知見の提示の部分を執筆の校正
到達目標:本論の完成 事前学習
[2h]本論の(3)仮説検証結果と知見の提示の部分を執筆しておく。
事後学習
[2h]本論全体を読み直し、論文の体裁までもっていく。
37回目
修士論文の結論の読み直し
到達目標:修士論文の結論部の完成 事前学習
[2h]修士論文の結論を書いておく。
事後学習
[2h]修士論文の結論の最終チェック
38回目
修士論文の全体点検及び修正、完成
到達目標:修士論文の最終チェック 事前学習
[2h]修士論文の全体点検及び修正、完成までの糧于をおさらいしておく
事後学習
[2h]修士論文の全体点検及び修正、完成の確認
39回目
まとめ 修士論文およびゼミ論の最終締め切りに合わせ論文をまとめる。
到達目標:この段階では、完成した修士論文を仲間や教員に開示し、批評してもらう。 事前学習
論文の完成形式を完璧に理解しておく。
事後学習
論文作成の全過程について、復習する。
40回目
事前学習
事後学習
41回目
事前学習
事後学習
42回目
事前学習
事後学習
43回目
事前学習
事後学習
44回目
事前学習
事後学習
45回目
事前学習
事後学習
46回目
事前学習
事後学習
47回目
事前学習
事後学習
48回目
事前学習
事後学習
49回目
事前学習
事後学習
50回目
事前学習
事後学習
51回目
事前学習
事後学習
52回目
事前学習
事後学習
試験及び成績評価
完成した修士論文の最終評価とは別に、演習独自の評価をする。
〇論文への取り組み:70%、論文の評価:30% 課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
論文の作成過程で、研究指導という形で行われる。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
福祉文化の協奏
増子勝義
北樹出版
978-4-7793-0529-0
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参考文献・推薦図書
学生ごとに異なるので授業にて指示する。
研究室
東金キャンパス・A棟・A511
オフィスアワー
クオーターごとに研究室前に掲示する。
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
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