Syllabus data

授業科目名
Psychology of Childcare and Early Childhood Education
学年
1Grade
単位数
2.00Credits
実務経験の有無
開講クォーター
semester not specified
担当教員
Sano Tomoko
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
Togane Campus
授業の到達目標及びテーマ
保育の専門職として必要発達の基礎的知識を修得する。本講座の到達目標は以下の通りである。
1 発達の概念を理解する。
2 身体と運動機能の発達を理解する。
3 ことばや認知機能の発達を理解する。
4 感情や社会性の発達を理解する。
5 発達理論(エリクソン、ピアジェ、ヴィゴツキー、心の理論等)を理解する。

https://drive.google.com/file/d/12P1eOT0m1dOnlRfOTntdCf_wpNi98dIt/view?usp=sharing
授業の概要
保育者を目指す学生にとって,最も重要な基礎的科目のひとつである。本科目では,できるだけ視覚教材を用いながら,発達について講義する。受胎から死に至るまでの生涯発達の過程のうち、特に乳幼児期の発達に焦点をあて、各発達段階における、身体的、心理的、社会的発達を学ぶ。

※事前学習は必ず実施してください.それをもとに授業を実施します.

授業計画
1回
子どもの発達を理解することの意義/子どもを取り巻く環境
到達目標:〇授業の目的,到達目標,授業計画,評価方法を理解する
〇子どもの発達を理解することの意義を理解する
〇発達を見る目を理解する
〇子どもを取り巻く環境を理解する
事前学習
[2h]
学習課題1:以下の子どもの特徴は,遺伝と環境の影響をそれぞれどの程度受けていると思うか,全体を100として,遺伝と環境それぞれの影響力を数字で表してみよう.例えば,すべて遺伝で決まると思えば,遺伝100,環境0,どちらともいえない場合は,遺伝50,環境50というように回答してください.また,そのように考えた理由を書いてください.
(1)走るのが速い   (2)心配性的傾向   (3)言語能力

学習課題2:テキスト第1講を読み,わからないところをまとめてください.
事後学習
[3h] ヘックマンの「幼児教育の経済学」を読み,内容をまとめる

2回
発達を規定する要因/環境としての保育者
到達目標:〇発達を支える要因としての遺伝と環境に関する仮説を理解する
〇環境としての保育者の役割を理解する

事前学習
[2h]
学習課題1:「環境を通した保育」における保育者の役割について,テキストの図2-2を参考にしながら,具体例をあげてください.

学習課題2:テキスト第2講を読み,わからないところをまとめてください.
事後学習
[2h] 保育士の役割と専門性についてまとめ,現在の自分に何が必要か考える

3回
発達観,子ども観と保育
到達目標:価値観を自覚することの重要性を学ぶ.「発達観」「子ども観」「保育観」によって子どもの行動の見え方や意味づけが変わることを理解する.
事前学習
[2h]
学習課題1:発達のイメージを言葉や絵で描いてみましょう.

学習課題2:テキスト第3講を読み,わからないところをまとめてください.
事後学習
[2h] テキストp36の文献リストのうち,どれか1つを読んで,自分の考えをまとめる.

4回
保育実践のアセスメント
到達目標:保育におけるアセスメントの意義と取り組みについて理解する.
事前学習
[2h]
学習課題1:ドキュメンテーションについて調べ,自分や身近な人物(家族や友人)のドキュメンテーションを作成しよう.

学習課題2:テキスト第4講を読み,わからないところをまとめてください.
事後学習
[2h] お互いにドキュメンテーションを見せ合い,感想を話し合う.

5回
社会情動的発達①自己と感情
到達目標:子どもの自己意識の発達と感情の関係,自己調整機能(自己主張と自己抑制)について理解する.
事前学習
[2h]
学習課題1:公園やくじらキッズなどで,子どもたちの行動を観察しよう.子どもの年齢,子ども同士の関わり,感情の表出について観察したことをまとめよう.
学習課題2:テキスト第5講を読み,わからないところをまとめてください.
事後学習
[2h] 保育者や養育者は子どもの第一次反抗期にどのように子どもとかかわればよいか,理由も考えながらグループで話し合い,その結果をレポートする.

6回
社会情動的発達②他者理解
到達目標:子どもたちが他者とどのようにかかわり,自分や社会の理解を深めていくのかを理解する
       
事前学習
[2h]
学習課題1:「心の理論」の発達が,子どもたちの生活や遊びの場面でどのようにみられるか,具体例をあげてみよう.
学習課題2:テキスト第6講を読み,わからないところをまとめてください.
事後学習
[2h] 社会情動的スキルの発達が乳幼児期の教育や保育で重視されているが,それらはなぜ重要であるのか自分の考えをまとめよう.

7回目
社会情動的発達③他者とのかかわり
到達目標:子どもの社会情動的スキルが,他者とのかかわりのなかでどのように発達していくのかについて学ぶ.
事前学習
[2h]
学習課題1:ソーシャルスキルを修得するための4つの方法をあげて,保育場面で実践できる具体的な方法を考えてみよう.

学習課題2:テキスト第7講を読み,わからないところをまとめてください.
事後学習
[2h] 子どもたちが仲間や保育者とかかわりたいと思う意欲を高める環境にするにはどうしたらよいかを考える.

8回
身体的機能と運動機能の発達
到達目標:子どもの身体機能と運動機能の発達を理解する.
事前学習
[2h]
学習課題1:身体的機能と運動機能の発達について,具体例をあげてみよう.

学習課題2:テキスト第8講を読み,わからないところをまとめてください.
事後学習
[2h] 子どもの運動に適した物的環境について,具体例をレポートしよう.

9回
認知の発達①認識の基礎
到達目標:子どもの認知発達について理解し,発達にあった遊びを考えることができる
事前学習
[2h]
学習課題1:子どもの生活や遊びの場面を1つあげ,「同化」と「調節」を用いて説明する.

学習課題2:テキスト第9講を読み,わからないところをまとめてください.
事後学習
[2h] ピアジェの認知発達理論について,基本的事項をまとめる.

10回
認知の発達②数と形
到達目標:子どもの数量概念ならびに形の認識と幾何学的思考に関する発達を理解する.
事前学習
[2h]
学習課題1:数量や図形への興味・関心を広げる遊びとして,どのようなものが考えられるか,具体例をあげてください.

学習課題2:テキスト第10講を読み,わからないところをまとめてください.
事後学習
[2h] 遊びのテーマを決め,そこに数量や図形の活動を組み入れることを考えてみよう.

11回
認知の発達③言葉と文字
到達目標:子どもたちはどのように言葉を獲得していくのか,話し言葉と書き言葉の発達を理解する.
事前学習
[2h]
学習課題1:子どもの言葉の発達を支える周囲の大人の役割について,自分の考えをまとめてください.

学習課題2:テキスト第11講を読み,わからないところをまとめてください.
事後学習
[2h] 子どもの言葉の獲得における絵本の役割について考え,グループで話し合ってみよう.

12回
乳幼児期の学びにかかわる理論
到達目標:学びの理論を子どもの学びの場面と照らし合わせながら理解する.
事前学習
[2h]
学習課題1:心理学の授業で学んだ学習理論について,保育の現場でみかける風景を学習理論にあてはめて説明してみよう.

学習課題2:テキスト第12講を読み,わからないところをまとめてください.
事後学習
[2h] 特別な保育ニーズをもつ子どもたちの学びを促進する方法を,学習理論に基づき,具体的に検討してください.

13回
乳幼児期の学びを支える保育
到達目標:子どもの学びを支える保育とはどのようなものかを理解する
事前学習
[2h]
学習課題1:子どもの自発的な探索を促すと思われる遊びを一つあげ,より深い探索につながる環境構成や子どもとのかかわり方について,具体的に考えよう.
学習課題2:テキスト第13,14講を読み,わからないところをまとめてください.
事後学習
[2h] 異文化の子どもの遊びについて調べ,遊びの文化的な多様性を知ろう.

14回
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
毎回のチェックテスト,レポート及び試験を実施する.評価配分は以下の通りとする.
〇試験 40
〇レポート 40%
〇チェックテスト20%

※チェックテスト及びレポート提出はJIU UNIVERSAL PASSPORTを使用する
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
次回授業内での解説,または解説コメントを配布
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
保育の心理学
杉村伸一郎・山名裕子(編)
中央法規出版
9784805857885
参考文献・推薦図書
教室にて指示
研究室
東金キャンパス・A棟・A420
オフィスアワー
S1:水曜 3時限,木曜 3時限
S2:水曜 3時限,木曜 3時限
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
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