Syllabus data

授業科目名
Japanese Ethnology
学年
1Grade
単位数
2.00Credits
実務経験の有無
開講クォーター
semester not specified
担当教員
MITSUO Namoto
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
Togane Campus
授業の到達目標及びテーマ
柳田国男が構築した日本民俗学の基本的な成果と彼の思想を学ぶことによって、日本の文化と社会について基本的な知識を身に付け、適切に理解することができる。
また、必要な情報を適切な方法で収集し、クリティカルな態度をもって、分析・活用することができる。

授業紹介動画のリンク:
録画のリンク: https://jiu.webex.com/jiu/ldr.php?RCID=5bb187905e25772f5d80ba9df5260279
パスワード: MmPjpaN6
授業の概要
日本民俗学は、普通の人々の身近で日常的な生活の中に反復しているものを対象としている。日本の生活文化は、高度成長期の1960年代以降、大いに変貌を遂げたが、変わらぬものもあるし、何より日常的な生活に注がれる視線はなお有効なものである。本授業では、日本民俗学の成果、およびその目的と思想についても講義する。講義では最初に、事後学習も含めた前回授業の内容の復習テストを行う。事前学習を前提に講義を行い、講義の前半は、事前学習の成果を口頭確認しながら講義をする。事前学習は教科書などを使用して行う。後半は、分析能力を口頭確認しながら講義をする。講義は、参考文献・推薦図書で挙げた図書を参考にしているので、事後学習の際、これらの図書を参照すると効果的である。

授業計画
1回
旅と文学と民俗学。
到達⽬標:旅と文学と民俗学に関する理解。
事前学習
[2h] ネットなどを利用し、1909年までの柳田の年譜(学歴・職歴・旅行・研究組織・講演会・著書など)をノートなどにまとめておく。
事後学習
[2h] 学習したことをノートに整理する。

2回
山人論。
到達⽬標:山人に関する理解。
事前学習
[2h] ネットなどを利用し、1906〜19109年までの柳田の年譜(学歴・職歴・旅行・研究組織・講演会・著書など)をノートなどにまとめておく。
事後学習
[2h] 学習したことをノートに整理する。

3回
漂泊の民と差別論。
到達⽬標:漂泊の民と差別に関する理解。
事前学習
[2h] ネットなどを利用し、1893〜1913年までの柳田の年譜(学歴・職歴・旅行・研究組織・講演会・著書など)、および日本国憲法20条をノートなどにまとめておく。
事後学習
[2h] 学習したことをノートに整理する。

4回
内郷村調査・国際連盟委任統治委員とリベラリズム。
到達⽬標:内郷村調査・国際連盟委任統治委員とリベラリズムに関する理解。
事前学習
[2h] 新渡戸稲造とマリノフスキーについて調べておく。ネットなどを利用し、1918〜1923年までの柳田の年譜(学歴・職歴・旅行・研究組織・講演会・著書など)をノートなどにまとめておく。
事後学習
[2h] 学習したことをノートに整理する。

5回
東北・中部・南島の旅。
到達⽬標:東北・中部・南島に関する理解。
事前学習
[2h] ネットなどを利用し、1920〜1921年までの柳田の年譜(学歴・職歴・旅行・研究組織・講演会・著書など)をノートなどにまとめておく。
事後学習
[2h] 学習したことをノートに整理する。

6回
民俗学研究法とサイエンス。
到達⽬標:民俗学研究法とサイエンスに関する理解。
事前学習
[2h] ネットなどを利用し、1925〜1935年までの柳田の年譜(学歴・職歴・旅行・研究組織・講演会・著書など)をノートなどにまとめておく。
事後学習
[2h] 学習したことをノートに整理する。

7回目
婚姻。
到達⽬標:婚姻に関する理解。
事前学習
[2h] 夫婦別姓の論点について調べて、ノートなどにまとめておく。
事後学習
[2h] 学習したことをノートに整理する。

8回
霊魂観と保守主義。
到達⽬標:霊魂観と保守主義に関する理解。
事前学習
[2h] 参考図書などをよく読む。
事後学習
[2h] 学習したことをノートに整理する。

9回
祭とムラ社会。
到達⽬標:祭とムラ社会関する理解。
事前学習
[2h] 高校の歴史教科書などで、惣村について調べて、ノートなどにまとめておく。
事後学習
[2h] 学習したことをノートに整理する。

10回
昔話。
到達⽬標:昔話に関する理解。
事前学習
[2h] 蛇の聟入りの話について、三輪山説話と水乞型の粗筋を調べて、ノートなどにまとめておく。
事後学習
[2h] 学習したことをノートに整理する。

11回
世相史。
到達⽬標:世相史に関する理解。
事前学習
[2h] 高校の歴史教科書などで、高度成長期の歴史について調べて、ノートなどにまとめておく。
事後学習
[2h] 学習したことをノートに整理する。

12回
戦後の柳田と民主主義。
到達⽬標:戦後の柳田と民主主義に関する理解。
事前学習
[2h] 日本国憲法前文、12条、15条、51条をよく読み、ノートなどにまとめておく。
事後学習
[2h] 学習したことをノートに整理する。

13回
柳田以後と落日の民俗学。
到達⽬標:柳田以後の民俗学に関する理解。
事前学習
[2h] 都市伝説について調べて、ノートなどにまとめておく。
事後学習
[2h] 学習したことをノートに整理する。

14回
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
期末における⼩論論述課題(3000字程度)の評価 60%  授業に関するレスポンスや⼩論課題(800字-1200字程度) 40%
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
レポートなどのフィードバックは随時実施する。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
講義資料は授業で配布する
参考文献・推薦図書
名本光男『ぐうたら学入門』中央公論新社(2005)
宮田登『はじめての民俗学 怖さはどこからくるのか』筑摩書房(2021)
宮本常一『日本文化の形成』講談社(2005)
柳田国男「遠野物語」「巫女考」「聟入考」「葬制の沿革について」「先祖の話」「桃太郎の誕生」『海上の道』((定本・全集のほか岩波文庫・角川文庫にもあり)
森浩一ほか『日本民俗文化体系 第1巻〜14巻 別巻』小学館
研究室
H414(JIUメール namotoに続くアドレス)
オフィスアワー
授業内で別途指⽰する。
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
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