Syllabus data

授業科目名
Museum Education
学年
1Grade
単位数
2.00Credits
実務経験の有無
Have work experience
開講クォーター
semester not specified
担当教員
Naoko Kichijoji
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
Togane Campus
授業の到達目標及びテーマ
「ミュージアムと教育」の学習到達目標とテーマは、利用者主体の博物館の可能性を考察し、博物館の充実を図る上での課題を考察すること、博物館を有効に活用する能力をつけることである。
授業紹介動画:https://youtu.be/MFnH3L0jkGk
授業の概要
博物館教育とは何か、教育資源とはどのようなものか、博物館教育史、展示の教育的意義、補助教材、ワークショップ、美術館におけるプログラム、アクセス可能な博物館の理念と実践、学校・家族と博物館、市民による活動、国際化・地域と博物館、教育活動の評価、博物館教育の課題と展望について学ぶ。なお、新着のニュースや話題、研究成果などを紹介するために授業の順序・内容を入れ替えることがある。

授業計画
1回
イントロダクション 博物館教育とは
・利用者主体の博物館とは
・利用者の活動の教育的意義
・博物館教育とその学び
到達目標:市民の生活の中での博物館利用を検討し、その教育的意義について考察し、博物館が関与する教育(博物館教育)の内容とその学習法を概観し、理解する。
事前学習
[事前学習:2h] 事前に博物館教育とはどのようなものかを調べ、考える。
事後学習
[事後学習:2h] ノートを整理し、理解を深める。

2回
博物館が提供する教育資源
・教育資源の実例
・教育資源の概要
到達目標:博物館が提供する教育資源にはどのようなものがあり、それらが博物館利用者や博物館の機能とどう関わっているかを概観し、理解する。
事前学習
[事前学習:2h] 事前に博物館が提供する教育資源とはどのようなものかを調べる。
事後学習
[事後学習:2h] ノートを整理し、理解を深める。

3回
博物館教育の歴史と今日における意義
・博物館教育史と今日的意義
・日本の博物館教育の歴史と現状
到達目標:近代的な博物館概念の国際的な推移と日本の博物館教育に支配的な概念的枠組みの変遷を概観し、事例を検証し、歴史を学ぶ困難とその意義を考察する。
事前学習
[事前学習:2h] 事前に博物館教育の歴史を調べる。
事後学習
[事後学習:2h] ノートを整理し、理解を深める。

4回
博物館展示の教育的意義
・コミュニケーションの媒体としての展示
・鑑賞者の学習に寄与する展示
・博物館の社会的役割と展示
到達目標:展示の本質と教育的意義について、利用者と博物館の双方の側面から考察する。
事前学習
[事前学習:2h] 事前に博物館展示の教育的意義について調べる。
事後学習
[事後学習:2h] ノートを整理し、理解を深める。

5回
展示と来館者をつなぐ補助教材
・博物館における展示補助教材の役割
・印刷教材
・音声・映像教材
・多様なメディアによる教材
到達目標:メッセージの伝達媒体である二次資料を、モノの鑑賞を軸とする学習を補助する教材としてとりあげ、具体的な事例をもとに考察する。
事前学習
[事前学習:2h] 事前に博物館教育の補助教材について調べる。
事後学習
[事後学習:2h] ノートを整理し、理解を深める。

6回
ワークショップ:その理念と実践(人文科学系博物館)
・博物館教育の特質
・博物館におけるワークショップの基本:理念と実践
・内容・教授法に関する専門的業務と職能
到達目標:博物館におけるワークショップについて、目的や手法を、人文科学系博物館の事例を参照して概観する。
事前学習
[事前学習:2h] 事前に博物館におけるワークショップについて調べる。
事後学習
[事後学習:2h] ノートを整理し、理解を深める。

7回目
美術館におけるプログラム
・拡張する美術と変化する美術館
・ワークショップ
・ギャラリートーク
・新たな価値の創出
到達目標:美術館で実施されているプログラムについて、具体例を学び、考察する。
事前学習
[事前学習:2h] 事前に美術館におけるプログラムの具体例を調べる。
事後学習
[事後学習:2h] ノートを整理し、理解を深める。

8回
アクセス可能な博物館教育:その理念と実践
・博物館教育へのアクセス権
・誰にでもアクセス可能な博物館教育
・日本の博物館におけるインクルーシブ教育
到達目標:博物館が提供する教育機会を万人が享受するために博物館は何を為すべきかを考える。アクセス可能な博物館教育への取り組み事例と社会的文脈、理論的根拠について考察する。
事前学習
[事前学習:2h] 事前にアクセス可能性(accessibility)について調べる。
事後学習
[事後学習:2h] ノートを整理し、理解を深める。

9回
学校と博物館、家族と博物館
・学校と博物館の連携事業
・連携の現状と今後
・家族の博物館利用と教育的意義
到達目標:学校と博物館双方の違いを踏まえ、その連携について考える。家族と博物館の効果的な連携を可能にする博物館教育のあり方について検討する。
事前学習
[事前学習:2h] 事前に学校や家族と博物館の関係について調べ、考える。
事後学習
[事後学習:2h] ノートを整理し、理解を深める。

10回
市民による博物館活動
・市民による博物館活動への関与
・博物館ボランティア活動とその発展
到達目標:博物館ボランティアを始めとした市民による活動の具体例を知り、課題を考察する。
事前学習
[事前学習:2h] 事前に博物館におけるボランティア活動について調べる。
事後学習
[事後学習:2h] ノートを整理し、理解を深める。

11回
国際化・地域と博物館
・地域博物館と多様な市民
・地域の博物館のアウトリーチと連携
・国際化と博物館
到達目標:博物館の大きなテーマである国際化、地域の課題への対応について考える。地域の多様性・歴史・文化の理解、地域の人々への交流・学習機会の提供による博物館の地域貢献について概観する。
事前学習
[事前学習:2h] 事前に博物館の国際化、地域と博物館の関係について調べる。
事後学習
[事後学習:2h] ノートを整理し、理解を深める。

12回
教育活動の評価
・来館者研究
・博物館における評価活動
・評価活動の意義と課題
・日本の博物館の特徴・現状・問題点
到達目標:教育活動の改善を目的に行われる評価について、具体的な事例をもとに、その意義と課題を考察する。
事前学習
[事前学習:2h] 事前に博物館評価について調べる。
事後学習
[事後学習:2h] ノートを整理し、理解を深める。

13回
水田美術館見学
博物館相当施設と位置づけられる水田美術館の企画展示を見学する。
到達目標:ミュージアムと教育の、最も身近な実例を経験する。
※ 展示企画の時期により、見学の時期は変更する場合がある。

博物館教育の課題と展望(まとめ)
・日本の博物館の特徴・現状・問題点
・博物館教育の展望
到達目標:博物館教育の理論と実践について総括し、博物館教育理念の国際的な動向、日本の博物館の特徴と問題を概観し、今後の博物館教育の方向について考察する。


事前学習
[事前学習:2h] 事前に水田美術館と展示の概要を調べておくこと。
※展示企画の時期により、見学の時期は変更する場合がある。
今期の授業全体のまとめをしておく。

事後学習
[事後学習:2h] ノートを整理し、理解を深めること。

14回
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
評価配分は以下のとおりとする。
○授業期間中の小課題・定期試験(レポート):90%
○授業への取り組み:10%
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
レポート提出後、解説コメントを掲載します。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
博物館教育論〔改訂新版〕
大髙幸、寺島洋子
放送大学教育振興会
978-4595323256
価格:3190円
参考文献・推薦図書
テキストに指定した『博物館教育論〔改訂新版〕』ほか、博物館学の教科書的図書で出版年の新しいものを推薦する。具体的には、授業時に適宜紹介する。
研究室
東金キャンパス H棟 H506
オフィスアワー
F1:火曜3限、木曜3限
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
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