Teacher name : Hayashi Chiga
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授業科目名
Teaching Japanese as a Foreign Language : Teaching Methodology
学年
2Grade
単位数
2.00Credits
実務経験の有無
開講クォーター
semester not specified
担当教員
Hayashi Chiga
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
Togane Campus
授業の到達目標及びテーマ
ディプロマ・ポリシーに基づき、この授業では、日本語教員養成に関わる専門知識・スキルとコミュニケーション能力を身につける。多様な学習者に応じた教授方法を選択・活用できるようになるために、様々な外国語教授法について理解する。そのために日本語教授法の基となる外国語教授法を理論にそって学び、教えるための知識を養う。そして日本語教育への応用として特にオーディオリンガルアプローチとコミュニカティブ・アプローチがどのように日本語教育に影響を与えたか理解できるようになり、今後の実習につなげる。上記以外に授業で扱う外国語教授法は、TPR 、ナチュラルアプローチ、CLL、VT法など、様々な教授法を扱う。また、日本語教育の多様性を考え分野別日本語教育、対象者別日本語教育についても扱う。脱教授法の観点からは、ヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR)や「日本語教育の参照枠」が示す理念や言語教育観について理解する。「社会とつながる日本語教育」なども随時、ディスカッションしていきたい。日本語教員養成課程(副専攻)の必須科目となっている。到達目標は、日本語教授法を理解し、実践できる能力を身につけることである。
授業の概要
この授業では、日本語教授法の背景となる外国語教授法の数々を歴史の流れに沿った順序で理論とビデオで学ぶ。そして、日本語教育への応用を考える。また、デモンストレーションを通じて具体的に学んでいく。授業では、日本語教授法に基づき具体的に練習をしてみる。それぞれの教授法では、まず、言語理論と学習理論を学び、デモンストレーションやビデオを通して実践力も養う。TPR 、ナチュラルアプローチ、CLL、VT法、などの教授法は、知識だけではなく、実践力も身につける。この授業は、講義形式だけでなく、ディスカッションやデモンストレーションなどの活動も行うので能動的な取り組みを期待する。また、求められる日本語教育プログラムの目的や目標を踏まえた日本語教育を考えるために、目的・対象別(生活者・留学生・就労者・難民・児童生徒など)の日本語教育プログラムについて理解し、どの教授法が相応しいのか、それぞれの教授法を学ぶ際に考える。
授業計画
1回
日本語教授法の概観と日本語教育人材に求められる資質・能力、日本語教師に求められる資質・能力(知識・技能・態度)について理解する。
【到達目標】:この授業で学ぶ教授法を理解し、日本語教授法の時代的背景と現在の日本語教育について理解できる。 事前学習
[事前学習2hs]:事前に日本語教授法には、どのような種類があるのか、それぞれはどんな教授法か調べておくこと。
事後学習
[事後学習2hs]:配布資料の復習、小テストのための準備(小テストは復習テストです)
2回
オーディオリンガルアプローチ:言語理論と学習理論、小テスト(1)
【到達目標】:オーディオリンガルアプローチの提唱者、及び、言語理論と学習理論について理解できる。 事前学習
[事前学習2hs]:オーディオリンガルアプローチについて配布資料をよく読み、どのような練習方法があるのか、調べておくこと。
事後学習
[事後学習2hs]:配布資料の復習と「オーディオリンガルアプローチ」について資料を読んで復習しておくこと。小テストの準備をしておくこと。
3回
オーディオリンガルメソッド:口答練習の種類 この教授法のメリッと・デメリット、小テスト(2)
【到達目標】:オーディオリンガルの具体的な練習方法について理解できる。 事前学習
[事前学習2hs]:オーディオリンガルアプローチの具体的な練習方法について配布資料をよく読み、練習方法について自分の考えをまとめておくこと。
事後学習
[事後学習2hs]:配布資料の復習と教科書「オーディオリンガルの具体的な練習方法」について読んで復習しておくこと。小テストの準備をしておくこと。
4回
TPR:言語理論と学習理論、小テスト(3)
【到達目標】:TPRの提唱者、理論について理解できる。実践をグループ別に準備する 事前学習
[事前学習2hs]:TPRの提唱者と理論について配布資料と教科書をよく読み、練習方法について自分の考えをまとめておくこと。
事後学習
[事後学習2hs]:配布資料の復習と教科書「TPR」について読んで復習しておくこと。小テストの準備をしておくこと。
5回
TPRの実践(具体的な指示文の教え方):グループ発表、小テスト(3)
【到達目標】:TPRの具体的な教え方について理解できる。 事前学習
[事前学習2hs]:TPRの具体的な練習方法について配布資料をよく読み、どのような練習方法について事前にグループで打ち合わせをしておく。
事後学習
[事後学習2hs]:配布資料の復習と教科書「TPR」について読んで課題をしながら、復習しておくこと。小テストの準備をしておくこと。
6回
CL/CLL(1):言語理論と学習理論、小テスト(5)
【到達目標】:CLLの提唱者と理論が理解できる。グループ別に発表準備 事前学習
[事前学習2hs]:CLLの提唱者と理論について配布資料と教科書をよく読み、どのような種類があるのか、把握しておくこと。
事後学習
[事後学習2hs]:配布資料の復習と教科書「CLL」について読んで復習しておくこと。小テストの準備をしておくこと。
7回目
CL/CLL(2):実践編:グループ発表 小テスト(6)
【到達目標】:CLLの具体的な教え方について理解できる。 事前学習
[事前学習2hs]:CLLの具体的な練習方法について配布資料をよく読み、どのような練習方法について事前にグループで打ち合わせをしておく。
事後学習
[事後学習2hs]:配布資料の復習と教科書「CLL」について読んで復習しておくこと。小テストの準備をしておくこと。
8回
ナチュラルアプローチ(1):言語理論とモニター理論、小テスト(7)
【到達目標】:ナチュラルアプローチの言語理論とモニター理論について理解できる。 事前学習
[事前学習2hs]:ナチュラルアプローチ、モニター理論の提唱者と理論についてそれぞれ、配布資料と教科書をよく読み、どのような種類があるのか、把握しておくこと。
事後学習
[事後学習2hs]:配布資料の復習と教科書「ナチュラルアプローチ」について読んで復習しておくこと。特にモニター理論についてよく勉強しておくこと。小テストの準備をしておくこと。
9回
ナチュラルアプローチ(2) :実践、VT法の提唱者と理論
【到達目標】:ナチュラルアプローチの具体的な教え方について理解できる。 事前学習
[事前学習2hs]:ナチュラルアプローチの具体的な教え方について配布資料と教科書をよく読み、どのような教え方か、把握しておくこと。
事後学習
[事後学習2hs]:配布資料の復習と教科書「ナチュラルアプローチ」「V T法」について読んで復習しておくこと。小テストの準備をしておくこと。
10回
VT法:学習理論と練習方法、小テスト(9)
【到達目標】:VT法の具体的な練習方法理解できる。 事前学習
[事前学習2hs]:VT法の具体的な教え方についてそれぞれ、配布資料と教科書をよく読み、どのような教え方があるのか、把握しておくこと。
事後学習
[事後学習2hs]:配布資料の復習と教科書「VT法」について読んで復習しておくこと。小テストの準備をしておくこと。
11回
コミュカティブアプローチ(1):言語理論からFocus on Formへ、小テスト(10)
【到達目標】:コミュニカティブアプローチの提唱者と理論具ついて理解できる。 事前学習
[事前学習2hs]:コミュニカティブアプローチの提唱者と理論について配布資料と教科書をよく読み、どのような教え方か、把握しておくこと。
事後学習
[事後学習2hs]:配布資料の復習と教科書「コミュニカティブアプローチ」について読んで復習しておくこと。小テストの準備をしておくこと。
12回
コミュカティブアプローチ(2):具体的な教え方:インフォメーションギャップとリキャスト
【到達目標】:コミュカティブアプローチとfocus on Formの具体的な教え方について理解できる。 事前学習
[事前学習2hs]:コミュニカティブアプローチの具体的な教え方、特にインフォメーションギャップとリキャストについて配布資料と教科書をよく読み、どのような教え方か、把握しておくこと。
事後学習
[事後学習2hs]:配布資料の復習と教科書「コミュカティブアプローチ」について読んで復習しておくこと。小テストの準備をしておくこと。
13回
脱教授法とCEFRとCLIL、この授業の振り返り
【到達目標】:CEFRと「日本語教育の参照枠」、CLILについて理解し、さらに、期末試験のための復習。 事前学習
[事前学習2hs]:CEFRとCLILについて配布資料をよく読み、内容を把握しておくこと。期末試験のための振り返りシートの問題をしておくこと。授業では振り返りシートをもとにディスカッション。
事後学習
[事後学習2hs]:今学期学んだ授業内容を振り返り、期末試験の準備を復習シートに沿って復習しておくこと。
14回
事前学習
事後学習
15回
事前学習
事後学習
16回
事前学習
事後学習
17回
事前学習
事後学習
18回
事前学習
事後学習
19回
事前学習
事後学習
20回
事前学習
事後学習
21回
事前学習
事後学習
22回
事前学習
事後学習
23回目
事前学習
事後学習
24回
事前学習
事後学習
25回
事前学習
事後学習
26回
事前学習
事後学習
試験及び成績評価
小テスト・レポート・期末試験を実施する。評価配分は以下の通り。
授業参加・積極的な発言:10% レポート、課題:20% 小テスト:30% 期末試験:40% 期末試験は、指定された定期試験期間中に実施する:持ち込み不可 課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
各回課題や小テストについては提出時に逐一解説やコメントを入れるとともに、最終講義(講義のまとめ)で解説を行う。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
『日本語教授法ワークショップ』
鎌田修その他
凡人社
9784893586421
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参考文献・推薦図書
『新・はじめての日本語教育 基本用語事典 日本語教育能力検定試験対策 増補改訂版』高見澤孟、伊藤博文、ハント陰山裕子、池田悠子、西川寿美、恩村由香子、新山忠和、林千賀 アスク出版 2019年
『よくわかる教授法』小林ミナ アルク 1998年 研究室
東金キャンパス H棟4階 404号室
オフィスアワー
水曜昼休み
他のオフィスアワーについては初回の授業で伝える。 科目ナンバリング
学位授与方針との関連
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