Syllabus data

授業科目名
生命現象の理解とその応用-生命科学
学年
1Grade
単位数
2.00Credits
実務経験の有無
開講クォーター
semester not specified
担当教員
Kakegawa Tomohito,Kunitake Yoko
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
Online (OnDemand)
授業の到達目標及びテーマ
本授業は大きく3つの段階的な到達目標を掲げる。第一に生物学の基礎を学び理解することである。具体的には細胞や遺伝子など生命現象の仕組み、生命進化、生態系の仕組みについて基本的な事項を理解する。第二に現代社会の様々な場面において実用化されている生命科学の応用技術の基礎知識を身につけることである。第三に、本講義で学んだことを活かして、人間や自分自身、自然環境を理解すること、また、医療・福祉・食料生産等の現場における「いのち」や人間の尊厳について考えることにつなげることである。

授業説明動画
https://youtu.be/3s0lOAXrufg
授業の概要
本講義はオンデマンド形式で行う。

生命科学は生命現象を科学的に理解し、その知見をもとに、医学や薬学だけでなく、食料をはじめとする資源の生産に応用される学問領域である。現代人の生活に大きく影響し、様々な意思決定の場でその知識が必要とされる。また、生命を科学的に理解することは、その驚くべき進化のダイナミズムに触れ、また自身を生命として理解し、さらに地球環境の仕組を理解する基盤となる。このように生命科学は現代人にとって必要な教養であるにもかかわらず、研究や開発のスピードが極めて速いため、一般には学ぶ機会が少ない。本講義では、生物とはどのようなものであり、「いのち」はどのような仕組みで成り立っているのか、生物の多様性はどのように生まれてきたのか、生命の本質を科学の視点から理解する。そのうえで、遺伝子工学や細胞工学などを中心に、ガン治療、生殖医療、ワクチン等予防医学などの先端的な医療や食糧増産技術など、我々の生活に活用されている生命科学の応用技術についての基礎知識を学ぶ。
また現在の日本社会が直面している経済格差や生命倫理の側面から考えるヒントとして、例えば高齢の要介護者にどのような医療をいつまで受けさせるべきなのか、脳科学はどこまで高齢者について解明しているのかを知る。さらに妊娠時や小児への医療や、広い意味での性別に特有な医療における課題について考える。

授業計画
1回
第1回:「生命」とはなにか? (国武)オンデマンド
内容:基本的な生命の仕組みについて学ぶ
到達点:生命と非生命の違いについて理解する
事前学習
生命についての自分が知っていることを整理しておくこと(2h)
事後学習
授業で学んだことを整理・復習する(2h)

2回
第2回:生命史と大進化 (国武)オンデマンド
内容:生命の誕生から現在までの生命史について学び、生命史の概要を学ぶ。
到達点:大進化と環境の関係について理解する
事前学習
事前学習2h:生命史について自分が知っていることを整理しておくこと(2h)
事後学習
授業で学んだことを整理・復習する(2h)

3回
第3回:細胞 (国武)オンデマンド
内容:細胞の構造と機能について、原核生物と真核生物について学ぶ
到達点:生物の細胞の構造、機能について理解する
事前学習
事前学習:細胞について自分が知っていることを整理しておくこと(2h)
事後学習
授業で学んだことを整理・復習する(2h)

4回
第4回:生物の自己複製 −遺伝と遺伝子について (国武)オンデマンド
内容:遺伝子の構造について、また遺伝の仕組みの基礎について学ぶ。
到達点:遺伝物質と遺伝の仕組みについて理解する
事前学習
事前学習:遺伝について自分が知っていることを整理しておくこと (2h)
事後学習
授業で学んだことを整理・復習する(2h)

5回
第5回:生物の繁殖 (国武)オンデマンド
内容:生物の繁殖の意義を学び、生物にとっての繁殖とは何か、生物の多様な繁殖方法について知る。
到達点:生物の多様な繁殖方法や繁殖隔離機構について理解する
事前学習
事前学習:人間とは繁殖方法が異なる生物について知っていることをまとめておく(2h)
事後学習
授業で学んだことを整理・復習する(2h)

6回
第6回.生物の種と種分化機構について (国武)オンデマンド
内容:種とは何か、生物学的種概念及び分類学的種概念について学ぶ。また種分化機構について理解する。

事前学習
事前学習:図鑑等で種について調べておく(2h)
事後学習
授業で学んだことを整理・復習する(2h)

7回目
第7回.生態系と環境 (国武)オンデマンド
内容:生物と非生物が形成している生態系について、環境との相互作用という観点からから理解する。
到達点:環境と生物の関係について理解する。
事前学習
事前学習:様々な生態系の種類を調べておく(2h)
事後学習
事後学習:授業で学んだことを整理・復習する。生態系と環境問題についてのレポート課題を作成する(2h)

8回
医療に用いられる遺伝子工学や細胞工学、とくにバイオ医薬品について概説できるようになる。(懸川)
【学習方法】 講義
事前学習
講義表題にある下線で示した語彙について、あらかじめ事前に調べることが求められる(2h)
事後学習
バイオ医薬品における課題あるいはその解決策のレポートを提出する(2h)

9回
ガン治療に用いられる遺伝子工学や細胞工学について概説できるようになる。(懸川)【学習方法】 講義
事前学習
講義表題にあるガン治療について、あらかじめ事前に調べることが求められる(2h)
事後学習
授業で学んだことを整理・復習する(2h)

10回
生殖医療において応用される遺伝子工学や細胞工学について概説できるようになる。(懸川)【学習方法】 調査&レポート
事前学習
講義表題にある生殖医療について、あらかじめ事前に調べることが求められる(2h)
事後学習
授業で作成したレポートを復習する(2h)

11回
予防医学における課題や問題点について概説できるようになる。(懸川)
【学習方法】 講義
事前学習
講義表題にある予防医学について、あらかじめ事前に調べることが求められる(2h)
事後学習
予防医学における課題あるいはその解決策のレポートを提出する(2h)

12回
ジェンダーに対応した医療に用いられる遺伝子工学や細胞工学について概説できるようになる。(懸川)
【学習方法】 講義
事前学習
講義表題にあるジェンダーに対応した医療について、あらかじめ事前に調べることが求められる(2h)
事後学習
授業で学んだことを整理・復習する(2h)

13回
ライフステージに準じた医療に用いられる遺伝子工学や細胞工学について概説できるようになる。(懸川)
【学習方法】 講義
事前学習
講義表題にあるライフステージに準じた医療について、あらかじめ事前に調べることが求められる(2h)
事後学習
授業で学んだことを整理・復習する(2h)

14回
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
期末試験、レポート、復習テスト(小テスト)を実施する。
評価の配分は以下のとおりである。

期末試験(60%)
レポート・小テスト(40%)(前半1−7回でのレポート・小テストで20%+後半8−13回のレポート・小テストで20%)
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック:次回授業で解説する。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
参考文献・推薦図書
『生命、エネルギー、進化』 ニック・レーン著 (みすず書房 2016年/ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4622085348)
日本予防医学会HP URL :https://jspm.jpn.com/about/activity.html
医薬品副作用被害救済制度 URLhttps://www.pmda.go.jp/kenkouhigai_camp/
研究室
懸川 K202
国武 F306
オフィスアワー
懸川: 月曜日&木曜日(12:40〜15:00)の間で、あるいはJIUメールで予約を受け、Webexにて応対する。
国武: 火曜日昼休み、木曜日1限・昼休み 質問等はメールで予約してWebexでも可能です。メールアドレスは授業内で周知します。
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
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