Syllabus data

授業科目名
Seminar in International ExchangeII
学年
3Grade
単位数
2.00Credits
実務経験の有無
開講クォーター
semester not specified
担当教員
Inoue Toshiaki
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
Togane Campus
授業の到達目標及びテーマ
このゼミでは、履修生がおのおの文化に関する研究テーマを設定し、そのテーマに関して研究調査を行い、その成果を卒業論文にまとめることを目標とする。とくに3年のF1、F2に開講する「国際交流演習Ⅱ」では、指導学生が各自、研究目標を定め、調査・研究活動を開始し、研究活動を十全に行うことを目標とする。指導学生は、演習内での指導に従って、各自で自主的に調査・研究活動を行っていくことが求められる。
研究テーマは、広義の「文化」に関するものなら、ゼミ生各自が自由に設定してよい。とくに「自分にとっての他者」の価値観や生活、文化の理解を含む内容になるものは特に歓迎するが、異文化理解の本質にたっていれば、他者の文化を理解するための研究でもよいし、自文化を探求して他者に説明することを目指す研究でもかまわない。
授業の概要
科目名:国際交流演習Ⅱ(Seminar in International Exchange Ⅱ)
授業形態:すべて対面による演習形式
内容:このゼミでは、履修生がおのおの文化に関する研究テーマを設定し、そのテーマに関して研究調査を行い、その成果を卒業論文にまとめていく。とくに3年のF1、F2に開講する「国際交流演習Ⅱ」では、指導学生が各自、研究目標を定め、調査・研究活動を開始し、研究活動を十全に行うための指導を行う。指導学生は、演習内での指導に従って、各自で自主的に調査・研究活動を行っていくことが求められる。
毎回の演習の場では、それぞれの履修生が1週間で到達した研究成果(研究の進捗状況)について発表し、それについて全員でアイディアを出しながら検討を加えていく。



授業計画
1回
「研究の中間発表 第1回目」
夏季休業中に行った調査研究の進捗状況や直面している問題点について1回につき3〜4名ずつ発表し、その内容について履修生全員でディスカッションを行う。
到達目標:夏季休業中に実施した調査・研究活動の成果について、適切に発表できる。他の学生の発表も含め、発表内容に関して、ディスカッションをすることができる。
事前学習
(2h)夏季休業中に実施した調査・研究活動の成果について発表できるように準備しておく。
事後学習
(2h)発表者は、発表へのコメントに基づいて今後の調査・研究計画を再検討する。発表者以外は、ディスカッションのなかから自身の研究に応用できる点について検討しておく。

2回
「研究の中間発表 第2回目」
夏季休業中に行った調査研究の進捗状況や直面している問題点について1回につき3〜4名ずつ発表し、その内容について履修生全員でディスカッションを行う。
到達目標:夏季休業中に実施した調査・研究活動の成果について、適切に発表できる。他の学生の発表も含め、発表内容に関して、ディスカッションをすることができる。
事前学習
(2h)夏季休業中に実施した調査・研究活動の成果について発表できるように準備しておく。
事後学習
(2h)発表者は、発表へのコメントに基づいて今後の調査・研究計画を再検討する。発表者以外は、ディスカッションのなかから自身の研究に応用できる点について検討しておく。

3回
「研究の中間発表 第3回目」
夏季休業中に行った調査研究の進捗状況や直面している問題点について1回につき3〜4名ずつ発表し、その内容について履修生全員でディスカッションを行う。
到達目標:夏季休業中に実施した調査・研究活動の成果について、適切に発表できる。他の学生の発表も含め、発表内容に関して、ディスカッションをすることができる。
事前学習
(2h)夏季休業中に実施した調査・研究活動の成果について発表できるように準備しておく。
事後学習
(2h)発表者は、発表へのコメントに基づいて今後の調査・研究計画を再検討する。発表者以外は、ディスカッションのなかから自身の研究に応用できる点について検討しておく。

4回
「研究目標・研究計画の修正」
夏季休業中に進展した調査研究活動の成果および前回までの検討内容に基づいて、研究目標・研究計画の修正を行う。
到達目標:夏季休業中に進展した調査研究活動の成果および前回までの検討内容に基づいて、研究目標・研究計画の修正することができる。
事前学習
(2h)前回発表時のコメントに基づいて、研究目標・研究計画を修正しておく。
事後学習
(2h)この回の指導内容に基づき、研究目標・研究計画の修正を完了しておく。

5回
「追加調査の計画立案 第1回目」
修正した研究目標から今後どのようなデータ収集・分析活動を行うべきか、1回につき3〜4名ずつ発表し、その内容について履修生全員でディスカッションを行う。
到達目標:卒業論文作成に必要な調査研究活動について検討し、その内容を適切に発表できる。他の学生の発表も含め、発表内容に関して、ディスカッションをすることができる。
事前学習
(2h)修正した研究目標・研究計画に基づいて、追加調査の計画を立てておく。
事後学習
(2h)発表者は、この回のディスカッションの内容および指導教員の指導に基づいて、追加調査に着手する。発表者以外は、この回のディスカッションの内容を参考に、自身の追加調査計画を再検討しておく。

6回
「追加調査の計画立案 第2回目」
修正した研究目標から今後どのようなデータ収集・分析活動を行うべきか、1回につき3〜4名ずつ発表し、その内容について履修生全員でディスカッションを行う。
到達目標:卒業論文作成に必要な調査研究活動について検討し、その内容を適切に発表できる。他の学生の発表も含め、発表内容に関して、ディスカッションをすることができる。
事前学習
(2h)修正した研究目標・研究計画に基づいて、追加調査の計画を立てておく。
事後学習
(2h)発表者は、この回のディスカッションの内容および指導教員の指導に基づいて、追加調査に着手する。発表者以外は、この回のディスカッションの内容を参考に、自身の調査計画を再検討しておく。

7回目
「追加調査の計画立案 第3回目」
修正した研究目標から今後どのようなデータ収集・分析活動を行うべきか、1回につき3〜4名ずつ発表し、その内容について履修生全員でディスカッションを行う。
到達目標:卒業論文作成に必要な調査研究活動について検討し、その内容を適切に発表できる。他の学生の発表も含め、発表内容に関して、ディスカッションをすることができる。

事前学習
(2h)修正した研究目標・研究計画に基づいて、追加調査の計画を立てておく。
事後学習
(10h)発表者は、この回のディスカッションの内容および指導教員の指導に基づいて、調査に着手する。発表者以外は、この回のディスカッションの内容を参考に、自身の調査計画を再検討しておく。

8回
「論文の作成1 見取り図資料の作成」
「思考マップ」「問いと答えのリスト」「情報カード」など各種の見取り図資料を用いた、データの整理法を学ぶ。
到達目標:「思考マップ」「問いと答えのリスト」「情報カード」など各種の見取り図資料を作成することができる。またこれらを用いてデータを整理することができる。
事前学習
(2h)先行文献の読み込みや調査活動で得られたデータ・知見をまとめておく。
事後学習
(2h)この回の指導内容に従って、自身の研究に関して見取り図資料を用いたデータの整理を開始する。

9回
「論文の作成2 目標規定文の作成」
収集したデータ・知見から論理的に無理なく導き出せる主張内容を目標規定文にまとめる方法を学ぶ。作成した目標規定文と、これまでに収集したデータ・知見に基づいて、主張を論証する方法を明確化する方法を学ぶ。
到達目標:自身の研究に関して目標規定文を作成することができる。作成した目標規定文から、論文における論証方法を明確化できる。
事前学習
(2h)前回作成した見取り図資料から、論文において論理的に無理なく主張できる内容を考察しておく。
事後学習
(2h)授業内での指導に従い、目標規定文を完成させる。

10回
「論文の作成3 項目アウトラインの作成」
前回作成した目標規定文を、論文の骨子となる項目アウトラインに発展させる方法を学ぶ。
到達目標:目標規定文を項目アウトラインに発展させることができる。
事前学習
(2h)これまでの調査などによって得られたデータや知見を、前回検討した論証方法のどの段階で用いるか考察しておく。
事後学習
(2h)この回の指導内容に従って、自身の研究に関して項目アウトラインを完成させておく。

11回
「論文の作成4 論文の構成案の検討」
前回作成した項目アウトラインに基づいて、論理構造に破綻が無く、また研究成果を論理的に主張できるような論文の構成を考える。
到達目標:論理構造に破綻が無く、また研究成果を論理的に主張できるような論文の構成案を作成することができる。
事前学習
(2h)前回作成した項目アウトラインに基づいて、論文の構成案を考えておく。
事後学習
(2h)授業内での指導を踏まえ、論文の構成案(初案)を完成させておく。

12回
「論文の作成5 文アウトラインの作成」
これまでの授業で作成した項目アウトラインにおける箇条書きの記述を、論文にふさわしい文章に書き直す方法を学ぶ。あわせて学術論文で求められる表現や言い回しのルールについて学ぶ。
到達目標:学術論文にふさわしい表現や言い回しを用いて、項目アウトラインを文アウトラインに書き直すことができる。学術論文で求められる表現や言い回しのルールを理解し、それを用いて文章を執筆できる。

事前学習
(2h)項目アウトラインで箇条書きにした内容を、文章に直しておく。
事後学習
(2h)この回の指導内容に従って、項目アウトラインを文アウトラインに変換しておく。

13回
「期末レポート作成のための個別指導」
各々が卒業論文の土台となる期末レポートを作成できるように個別指導を行う。とくに本論における論理構造に破綻が無いか確認する。また春休み中の研究活動について指導を行う。
到達目標:卒業論文の土台となる期末レポートの本論において、論理的破綻が無いように執筆できるようになる。春休み中に適切な研究活動を行えるようになる。
事前学習
(2h)これまでに行った研究活動の成果や作成したを整理しておく。
事後学習
(10h)この回の指導内容に従って、期末レポートを作成するとともに、研究活動を実施する。

14回
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
卒業論文作成の土台となる期末レポートを課す。成績評価の配分は以下の通り。
期末レポート:70%
各回の課題:20%
演習の議論への参加:10%
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
卒業研究指導は個別性が高いので、フィードバックは個別かつ具体的に行う。指導学生は、授業時間以外でも自主的に研究を進めたうえで、頻繁に教員の指導を仰ぐことが望ましい。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
超図解 レポート・論文術
石井一成
日本文芸社
4537218703
参考文献・推薦図書
『エスノグラフィー入門 〈現場〉を質的調査する』 小田博志 春秋社 2010年
『フィールドワーカーズ・ハンドブック』日本文化人類学会監修 鏡味治也、関根康正、橋本和也、森山工編 世界思想社 2011年
『アクション別 フィールドワーク入門』 武田丈・亀井伸孝編 世界思想社 2008年
さらに、指導学生それぞれの研究主題に即して、参照すべき文献を個別に指導する。
研究室
東金キャンパス・H棟・H501
オフィスアワー
オフィスアワーは決定次第授業内で通知する。それ以外でも指導学生の質問を歓迎する。
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
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