Teacher name : HAMADA Masami
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授業科目名
Epidemiology
学年
1Grade
単位数
2.00Credits
実務経験の有無
Have work experience
開講クォーター
semester not specified
担当教員
HAMADA Masami
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
Togane Campus
授業の到達目標及びテーマ
①疫学とは何かを理解し、疫学的考え方を会得する。
②疫学で用いられる指標を理解し、それらを計算できる。 ③疫学研究方法について理解する。 ④疾病予防とスクリーニングについて理解する。 ⑤感染症の基礎概念と疫学調査を学び、感染症疫学について理解する。 ⑥社会疫学の業績に学び、健康の社会的決定要因について理解する。 ⑦公衆衛生における疫学の重要性とその方法について理解することができる。 授業の概要
【講義概要】
人間集団の健康リスクとその要因を理解し、健康増進、疾病予防等に必要な疫学的分析、介入について学ぶ。講義は対面で実施する。 【出席確認方法】 ・JIUポータルの受講レポートにより、毎回の授業の理解度を確認し、出席確認とする。 【設問解答・添削指導・質疑応答等による十分な指導】 ・クイズ(小テスト)はJIUポータルに提出すること。クイズの設問解説・解答は次回授業内で行う。 ・質疑応答は授業後、もしくはオフィスアワーに対応する。 授業計画
1回
第 1 回 9/24(火) 2 限 (濵田昌実)
【内容】疫学とは:定義、歴史、考え方 【到達目標】疫学とはどのような学問か説明することができる。 事前学習
テキスト「看護学生のための疫学・保健統計」の第1章「疫学の概念と歴史」(p.1-3)を読む。(2h)
事後学習
講義資料を復習後、リフレクションシートを記載し、疫学とはどのような学問か整理する。
テキストのp.4-5の問題を解く。解いた後解説を読む。(2h) 2回
第 2 回 10/1(火) 2 限 (濵田昌実)
【内容】疫学で用いられる指標:頻度の測定① 罹患率、累積罹患率、有病率、致命率 【到達目標】疾病の罹患状況や重症度を把握するための指標について説明することができる。 事前学習
テキストの第3章「疾病頻度の指標」の1. 疾病指標の概念〜7. 疾病の予防と指標の変化p.51-63を読む。(2h)
事後学習
講義資料を復習後、リフレクションシートを記載し、疾病の罹患状況や重症度を把握するための罹患率、累積罹患率、有病率、致命率について整理する。
テキストのp. 70-73の問題のうち1-9を解く。解いた後解説を読む。(2h) 3回
第 3回 10/8(火) 2 限 (濵田昌実)
【内容】疫学で用いられる指標:頻度の測定② 死亡率と年齢調整、相対頻度 【到達目標】死亡率と年齢調整、相対頻度、日本の死因統計について説明することができる。 事前学習
テキストの次の箇所を読む。
第3章「疾病頻度の指標」の 8. 死亡率の年齢調整p.63-70、第4章「保健統計調査」の 4. 死亡率-5.死因統計p. 87-92を読む。(2h) 事後学習
テキスト p75-79の問題を解く。解いた後、解説を読む。
小テスト①を実施する。(2h) 4回
第 4回 10/15(火) 2限 (濵田昌実)
【内容】疫学で用いられる指標:頻度の比較① 相対危険、寄与危険、寄与危険割合 疫学研究①:疫学研究の種類、標本抽出法 【到達目標】相対危険、寄与危険、寄与危険割合、疫学研究の種類、標本抽出法について説明できる。 事前学習
テキストの次の箇所を読む。 第2章「疫学研究」の 8. 相対危険と寄与危険 p.19-26,
第2章「疫学研究」の 1. 疫学研究の種類〜2. 標本抽出p.7-14を読む。(2h) 事後学習
講義資料を復習し、リフレクションシートを記載して、相対危険と寄与危険、疫学研究の種類、標本抽出方法を整理する。
小テスト②を実施する。(2h) 5回
第 5 回 10/22(火)2限(濵田昌実)
【内容】疫学研究②:記述疫学、生態学的研究、横断研究 【到達目標】記述疫学、生態学的研究、横断研究について説明できる。 事前学習
テキストの第2章「疫学研究」の3. 記述研究と4. 横断研究(生態学的研究)(p. 12-14)を読む。(2h)
事後学習
講義資料を復習し、リフレクションシートを記載して、記述疫学、生態学的研究、横断研究について整理する。(2h)
6回
第 6回 10/29(火)2限 (濵田昌実)
【内容】疫学研究③:コホート研究、介入研究(無作為割付と盲検法、個人介入と集団介入) 【到達目標】コホート研究、介入研究について説明できる。 事前学習
テキストの第2章「疫学研究」の6. コホート研究(前向き研究)(p.15-17)7. 分析研究の比較(p.18-19) を読む。(2h)
事後学習
講義資料を復習し、リフレクションシートを記載してコホート研究、分析研究の比較を整理する。
テキストの第2章の章末問題のうち11-15(p.40-43)の問題を解く。解いた後、解説を読む。(1時間30分) 7回目
第 7回 11/5(金)2限 (濵田昌実)
【内容】疫学研究④:症例対照研究 疫学で用いられる指標 オッズ比 【到達目標】症例対照研究、オッズ比を説明できる 事前学習
テキストの第2章「疫学研究」の5. 症例対照研究(後ろ向き研究) p.14-15、9. オッズ比(症例対照研究) p.26-28を読む。(2h)
事後学習
講義資料を復習し、リフレクションシートを記載して症例対照研究、オッズ比を整理する。
第2章の章末問題の16、17の問題p.43-44を解く。解いた後、解説を読む。 小テスト③を実施する。(2h) 8回
第8回 11/25(月) 4限(濵田昌実)
【内容】疫学研究⑤:介入研究(タイプ、介入の利点と限界、非介入群に対する配慮)、バイアス 【到達目標】介入研究について説明することができる 事前学習
テキストの第2章「疫学研究」の 10. 介入研究(p.28-30)12. バイアスと交絡因子(p.32-36)を読む。(2h)
事後学習
講義資料を復習し、リフレクションシートを記載して、介入研究、バイアスについて整理する。
テキストの第2章の章末問題のp.45-47うち18, 19,22-24の問題を解く。解いた後、解説を読む。(2h) 9回
第9回 12/2(月) 4限(濵田昌実)
【内容】疫学研究⑥:因果関係、交絡 【到達目標】交絡、因果関係について説明することができる。 事前学習
テキストの第2章「疫学研究」11. 因果関係(p.30-32)12. バイアスと交絡因子(p.32-36)を読む。(2h)
事後学習
講義資料を復習し、リフレクションシートを記載して、因果関係、バイアスと交絡因子ついて整理する。
小テスト④を実施する。(2h) 10回
第 10回12/9(月) 4限(濵田昌実)
【内容】慢性疾患の疫学①:予防、ポピュレーション・アプローチとハイリスク・アプローチ 【到達目標】慢性疾患の疫学、ポピュレーション・アプローチとハイリスク・アプローチについて説明できる。 事前学習
テキストの第6章「おもな疾患の疫学」の6.感染症以外の疾患の疫学(p.146-148)を読む。(2h)
事後学習
講義資料を復習し、リフレクションシートを記載して慢性疾患の疫学、ポピュレーション・アプローチとハイリスク・アプローチについて整理する。
テキストの第6章の章末問題の(p.151-162)うち23-30の問題を解く。解いた後、解説を読む。(2h) 11回
第 11 回 12/16(月) 4限(濵田昌実)
【内容】慢性疾患の疫学②:スクリーニング 【到達目標】慢性疾患のスクリーニング検査の意義、結果の解釈法、スクリーニングレベルの変動による影響について説明できる。 事前学習
テキストの第5章「スクリーニング」(p.111-125)を読む。(2h)
事後学習
講義資料を復習し、リアクションシートを記載して、スクリーニング検査の意義、結果の解釈法、スクリーニングレベルの変動による影響について整理する。
テキストの第5章の章末問題の1〜20(p.126−136)を解く。解いた後、解説を読む。(2h) 12回
第 12回 12/23(月) 4限(濵田昌実)
【内容】:感染症の基礎概念 【到達目標】感染症の3大要因と感染症の集団発生、感染症の関係法規、感染症の疫学について説明できる 事前学習
テキストの第6章「おもな疾患の疫学」の1.感染の3大要因と予防対策 - 5. おもな感染症の疫学(p.139-148)を読む。(2h)
事後学習
講義資料を復習し、リアクションシートを記載して、感染症の3大要因と感染症の集団発生、感染症の関係法規、感染症の疫学について整理する。
テキストの第6章の章末問題の1〜22(p.151-159)を解く。解いた後、解説を読む。(2h) 13回
第 13回 1/20(月) 4限(濵田昌実)
【内容】健康の社会的決定要因、健康格差 【到達目標】健康の社会的決定要因と健康格差について説明できる。 事前学習
健康の社会的決定要因について調べる。(2h)
事後学習
講義資料を復習し、リフレクションシートを記載して、健康の社会的決定要因と健康格差、健康格差縮小に向けた我が国の取り組みについて整理する。
試験に向けて自己学習を行う(10h) 14回
試験 1月27日(月) 担当 濵田昌実
事前学習
事後学習
15回
事前学習
事後学習
16回
事前学習
事後学習
17回
事前学習
事後学習
18回
事前学習
事後学習
19回
事前学習
事後学習
20回
事前学習
事後学習
21回
事前学習
事後学習
22回
事前学習
事後学習
23回目
事前学習
事後学習
24回
事前学習
事後学習
25回
事前学習
事後学習
26回
事前学習
事後学習
試験及び成績評価
① リアクションペーパー 26%
② 小テスト 4回(オンライン実施) 24% ③ 試験(オンライン実施) 50% 課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
小テストについて、次回授業内で解説する。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
楽しく学べる! 看護学生のための疫学・保健統計 第3版
浅野 嘉延
南山堂
978-4-525-05343-7
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参考文献・推薦図書
・国民衛生の動向2023-2024 厚生労働統計協会
・公衆衛生がみえる 2022-2023第5版,メディックメディア ・岡庭豊:QB保健師国家試験問題解説2023-24第16版,メディックメディア ・車谷典男 松本泉美 編著:疫学・保健統計-看護師・保健師・管理栄養士を目指すー,建帛社 ・日本疫学会 (監修):はじめて学ぶやさしい疫学 第4版,南江堂 研究室
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