Syllabus data

授業科目名
Clinical psychology
学年
1Grade
単位数
1.00Credits
実務経験の有無
Have work experience
開講クォーター
semester not specified
担当教員
Shigehito Maruyama
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
Togane Campus
授業の到達目標及びテーマ
臨床心理学は、こころの問題や病理から人間の心理の構造や機能を明らかにし、人間への理解を深めようとする心理学の領域である。この授業では、医療の対象(患者やクライエント)への理解を深めることを目的として臨床心理学の基本的理論を学ぶ。授業内容の説明についてはこちら。動画で説明しています。→https://youtu.be/N5bpanEj-TQ
授業の概要
まず、臨床心理学は研究対象である心をその問題の側面から観ることで、こころの構造や働きを理解しようとする領域であることを理解する。次に、これまでどのような理論が考えられてきたのか、いくつかの主要な治療理論を学んでみる。さらに、心の問題をどう捉え、どう対処するのか、心理学的な観点を用いた対話について、基礎的、具体的なテーマについて検討してみる。授業のなかでは、心理テストなどを用いて、自己理解、他者理解を深める機会もある。
授業は、スライドによってPower Pointを用いて、授業内容を表示しながら進める。資料としてプリントを配布。学生は、授業後にリアクションペーパーに記入し提出する。そして授業終了後は、課題レポートを作成し提出する。

授業計画
1回
1.臨床心理学とは
 授業のガイダンス。臨床心理学とは何か。その概要と大まかな捉え方について学ぶ。
事前学習
「臨床心理」や「カウンセリング」という言葉の意味について調べておく。
事後学習
配布した資料を再び確認し、人の「こころ」について、自分なりの考え方を深めておくこと。

2回
2.心の機能について     
 「心」というものをどのように捉えたらいいのか。その具体的な理解と心の回復について学ぶ。 
事前学習
自分自身の「こころ」について、考えてみる。今の自分は何を感じているのか、どう考えて、何をしようと思っているのかなど。図に描いてみる。
事後学習
配布した資料を再度確認して、「こころ」の理解を十分に理解する。ここは重要かつ理解が難しい面もあるので、分からないことはメモなどし、次回質問などしてほしい。

3回
3.心が「病」になった時、心が「不調」になった時の状態について学ぶ。
事前学習
前回の資料を再度よく確認しておく。3回目は、2回目の授業内容が下地となるので、理解を深めるためにも前回の資料をよく読み込んでおく。
事後学習
配布した資料を再度読み込む。「こころ」の病気や不調というものはどういうものか、しっかりとした理解をしておく。

4回
様々な心の病気と発達障害について。病名、特徴、症状について理解する。
事前学習
「こころ」の病気について、自分で知っている限りのことを挙げてみる。病気の名前、その症状など。
事後学習
自分が事前に考えていた「こころ」の病気と、今回授業で学んだ「こころ」の病気の内容について比較してみる。実際の「こころ」の病気の特徴や症状について理解を深めておく。

5回
様々な治療理論を学ぶ。古典から最近の流れについて。精神分析学や認知行動療法、マインドフルネスなど。
事前学習
自分の知っている、聞いたことがある「こころ」のセラピーなどがあるだろうか。書店に並んでいる心理学の本や心理療法の本に目を通してみよう。
事後学習
「こころ」の理論や治療法には、古今東西様々なものがある。配布した資料を再度よく確認して、自分が関心を持った理論をちょっと深く学んでみよう。

6回
有意義な対話とカウンセリング  
事前学習
「こころ」が苦しかったときは、どうしたら苦痛が無くなるだろうか。どう考えたら、「こころ」の整理ができるか考えてみる。
事後学習
カウンセリングや対話について、具体的に学んだが、自分が経験しやすい場面や状況を考えてみる。

7回目
具体的なケースを扱う。症状の出現、治療、回復のプロセス。課題のレポートについて内容を伝える。
事前学習
自分の経験のなかで、悩んでいる人や苦しむ人とどう対話したのか、どのように向き合ったのか。思い出してみる。過去の対話場面を記憶に上らせながら授業を受けてみる。
事後学習
今回の授業を聞いて、自分の対話の癖について考えてみる。そして今後自分の仕事などで生かしてみたい対話の仕方を考えてみる。

8回
事前学習
事後学習

9回
事前学習
事後学習

10回
事前学習
事後学習

11回
事前学習
事後学習

12回
事前学習
事後学習

13回
事前学習
事後学習

14回
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
出欠率、授業態度とリアクションペーパーの記述内容で60%、課題レポート40%を総合して評価する。特に、毎回授業で課題するリアクションペーパーは、評価対象として重視する。上記の要素を個人ごと評価し、70%以上満たしたものに単位を認める。出席はしていても、リアクションペーパーの記述内容が乏しいものはマイナスの評価をする。また課題レポートの字数が規定より少なかったり、記述内容が授業内容とは関係ないもののにもマイナスの評価をする。
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
レポート提出期間終了後、manadaで解説コメントを配布します。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
カウンセリング入門
河合 隼雄
創元社
4422111965
購入しなくてもいいです。時々授業のなかで書籍の内容を取り上げます。
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