Syllabus data

授業科目名
地域・在宅看護方法論
学年
2Grade
単位数
2.00Credits
実務経験の有無
Have work experience
開講クォーター
semester not specified
担当教員
Suzuki Akiko,Yukiko Ohashi,Sato Ai
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
Togane Campus
授業の到達目標及びテーマ
【目的】
地域・在宅で生活する療養者を支援する、訪問看護師に求められる「知識」「技術」「態度」を学習し、地域・在宅の場で展開する看護の基盤について理解する。地域・在宅で生活する、療養者と家族の経験や思いを理解し、多職種連携を通して療養者と家族を支援する上で、看護の専門性の発揮について考察できる。長期にわたり疾病と付き合う地域、療養者および療養者の家族を様々な視点から捉え、地域・在宅における看護職の役割について理解する。

【到達目標】
① 地域・在宅の場における看護について、理解できる。
② 地域・在宅で生活する、療養者とその家族の対象理解ができる。
③ 地域・在宅の場における、看護の専門性について理解できる。
④ 地域・在宅の場における、多職種連携について理解できる。
⑤ 長期的に療養者と家族を支援する看護職の役割について、理解できる。

【キーワード】
地域・在宅看護、療養者、家族支援、多職種連携、マナー、在宅看護技術

授業の概要
概要
1年次に履修した、地域在宅看護論をさらに展開し、具体的な方法や関連する方法について学習する。本科目の履修を通して、3年次の地域・在宅看護演習および実習における看護実践の礎となる、「知識」・「技術」・「態度」を学習する。


授業計画
1回
【第1回】9月21日(木)3限(鈴木・佐藤)
オリエンテーション、地域・在宅における看護過程の展開

到達目標:
地域・在宅看護過程の特徴や特性を踏まえた、看護過程の展開方法を理解する。看護を展開するなかで、地域・在宅看護を発展させる視点を養うことができる。

キーワード:
地域・在宅看護過程、アセスメント、療養者、家族支援、社会資源
事前学習
教科書の、地域・在宅看護過程に関する内容を読む。(2h)
事後学習
授業で学習した内容を振り返り、ミニレポートにまとめ提出する。(2h)

2回
【第2回】9月28日(木)3限(佐藤)
暮らしを支える看護技術① 
地域・在宅看護実践とその要素、家族支援、安全を守る看護

到達目標:
暮らしの場で看護を行うための心構え、対象理解、コミュニケーション能力、家族支援、安全対策、事故防止の知識について理解する。療養者の希望する、暮らしを支えるあらゆる地域・在宅看護技術について学習する。

キーワード:
リスクマネジメント、安全対策、地域・在宅看護の場での事故


事前学習
教科書の、地域・在宅看護実践とその要素、家族支援、安全を守る看護に関連する内容を読む。(2h)
事後学習
授業で学習した内容を振り返り、ミニレポートにまとめ提出する。(2h)

3回
【第3回】10月5日(木)3限
暮らしを支える看護技術② 療養環境調整、活動・休息、食生活・嚥下(佐藤)

到達目標:
暮らしの場で看護を行うための心構え、対象理解、コミュニケーション能力、家族支援、安全対策、事故防止の知識について理解する。療養者の希望する、暮らしを支えるあらゆる地域・在宅看護技術について学習する。

キーワード:
暮らしの場、療養環境調整、活動と休息、在宅での食生活と嚥下

事前学習
教科書の、暮らしの場における療養環境調整、活動・休息、食生活・嚥下に関する内容を読む。(2h)
事後学習
授業で学習した内容を振り返り、ミニレポートにまとめ提出する。(2h)

4回
【第4回】10月12日(木)3限
暮らしを支える看護技術 ③ 排泄、清潔・衣生活(佐藤)

到達目標:
暮らしの場で看護を行うための心構え、対象理解、コミュニケーション能力、家族支援、安全対策、事故防止の知識について理解する。療養者の希望する、暮らしを支えるあらゆる地域・在宅看護技術について学習する。

キーワード:
排泄支援、療養環境、セルフケア、清潔、保清、衣への支援
事前学習
教科書の、暮らしの場における排泄、清潔・衣生活に関する内容を読む。(2h)

事後学習
授業で学習した内容を振り返り、ミニレポートにまとめ提出する。(2h)

5回
【第5回】10月19日(木)3限
暮らしを支える看護技術④ 苦痛の緩和・安全確保呼吸・循環 (佐藤)

到達目標:
暮らしの場で看護を行うための心構え、対象理解、コミュニケーション能力、家族支援、安全対策、事故防止の知識について理解する。療養者の希望する、暮らしを支えるあらゆる地域・在宅看護技術について学習する。

キーワード:
苦痛の緩和、HOT(在宅酸素療法)、人工呼吸器、医療的ケア
事前学習
教科書の、暮らしの場における苦痛の緩和・安全確保呼吸・循環に関する内容を読む。(2h)
事後学習
授業で学習した内容を振り返り、ミニレポートにまとめ提出する。(2h)

6回
【第6回】10月28日(木)3限
小児の療養者への在宅看護(佐藤)

到達目標:
地域・在宅で生活する、専門職者による支援を必要とする子どもと家族、医療的ケアを必要とする子どもと家族について理解し、必要な看護について考察できる。

キーワード:
重症心身障害児、医療的ケア、成長発達支援、家族支援、社会資源、多職種連携
事前学習
教科書の、医療的ケア児に関連する内容を読む。1年次の概論で学習した、地域在宅看護の対象者、ライフステージによる多様性、小児に関連する法律について予習する。(2h)
事後学習
授業で学習した内容を振り返り、ミニレポートにまとめ提出する。(2h)

7回目
【第7回】11月2日(木)
地域・在宅における時期別の看護(佐藤・鈴木)

到達目標:
健康な時期、外来受診、入院、退院、在宅療養、および終末期までのあらゆる時期の地域・在宅看護を理解する。療養者・家族を長期的に支援する、看護職者の役割について理解できる。

キーワード:
健康な時期、外来受診、入院時、在宅療養準備期、在宅療養移行期、在宅療養安定期、急性増悪期、終末期、在宅療養終了時
事前学習
教科書の、時期別の看護に関連する内容を読む。(2h)
事後学習
授業で学習した内容を振り返り、ミニレポートにまとめ提出する。(2h)

8回
【第8回】 11月23日(木)3限
精神疾患を有する療養者への看護(鈴木)

到達目標:
地域・在宅で生活する、精神疾患を有する療養者への支援について理解できる。

キーワード:
精神疾患、統合失調症、認知症、服薬支援、家族支援、社会資源
事前学習
教科書の、精神疾患を有する療養者の看護に関連する内容を読む。(2h)
事後学習
授業で学習した内容を振り返り、ミニレポートにまとめ提出する。(2h)

9回
【第9回】11月30日(木)3限
事例別の看護 難病 パーキンソン病、ALS(鈴木)

到達目標:
難病を有する療養者とその家族の経験、暮らしや思いを理解し、療養者とその家族の価値観に応じた看護の展開を理解する。

キーワード:
難病、病状のアセスメント、本人の希望、家族支援、意思決定支援、医療的ケア、社会資源、ロングタームケア

事前学習
教科書の、難病、パーキンソン病、ALSに関する内容を読む。疾患の病態生理について学習しておく。(2h)
事後学習
授業で学習した内容を振り返り、ミニレポートにまとめ提出する。(2h)

10回
【第10回】12月7日(木)3限
特別講義 多職種連携による退院支援「地域との連携を考える」(阿蒜ひろ子先生)

到達目標:
退院支援に関する社会的な現状や社会資源について理解する。在宅支援に必要な継続医療・看護に関するアセスメント能力を高め、患者家族の意思決定を支援することができる。

キーワード:
退院支援、多職種連携、地域との連携、意思決定支援

事前学習
教科書の、多職種連携に関する内容を読む。概論の多職種連携に関する講義の振り返りを行う。(2h)
事後学習
授業で学習した内容を振り返り、ミニレポートにまとめ提出する。(2h)

11回
【第11回】12月14日(木)3限
事例別の看護 脳卒中・COPD・終末期(佐藤)

到達目標:
脳卒中の療養者の在宅移行、在宅療養期初期の支援について理解する。在宅で生活する慢性閉塞性肺疾患(COPD)の療養者と家族への支援について理解する。がん終末期にある療養者の在宅での看取りの支援について理解する。

キーワード:
慢性疾患、終末期、リハビリテーション、HOT(在宅酸素療法)

事前学習
教科書の、脳卒中・COPD・終末期に関連する内容を読む。疾患の病態生理について学習しておく。(2h)
事後学習
授業で学習した内容を振り返り、ミニレポートにまとめ提出する。(2h)

12回
【第12回】12月21日(木)3限
地域共生社会にける多職種連携・多職種チーム地域、在宅看護マネジメント、地域・在宅看護活動の創造と展開例(佐藤)

到達目標:
地域・在宅看護実践において、どのような多職種連携・協働があるかを理解する。地域・在宅看護実践における多職種連携・協働のなかで看護師が果たす役割、多職種でかかわる意義を理解する。医療・福祉・介護関係者およびそれ以外の個人・団体・機関との連携について学ぶ。

キーワード:
多職種連携・協働、看護職、専門性、地域共生社会
事前学習
教科書の、地域共生社会にける多職種連携・多職種チーム地域、在宅看護マネジメント、地域・在宅看護活動に関連する内容を読む。(2h)
事後学習
授業で学習した内容を振り返り、ミニレポートにまとめ提出する。(2h)

13回
【第13回】2023年1月18日
特別講義 創傷管理 褥瘡・スキンケア・ストーマの基礎と看護
(成田赤十字病院 田中深雪先生)

到達目標:
皮膚の機能、高齢者の皮膚、スキンテア、スキンケア、褥瘡、日常に取り入れるスキンケア、ストーマの管理について理解する。

キーワード:
皮膚、褥瘡、スキンテア、スキンケア、ストーマケア

事前学習
教科書の、皮膚のケアに関連する内容を読む。人体の構造と機能で学習した、皮膚の構造と機能について復習する。(2h)
事後学習
授業で学習した内容を振り返り、ミニレポートにまとめ提出する。(2h)

14回
期末試験
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
評価
定期試験60%、授業への参加状況(グループワークや発言等)および事後課題の取り組み状況40%で評価する。
定期試験は正解率60%以上で合格とする。
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
授業中あるいはPortalにてフィードバックする。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
系統看護学講座 専門分野 地域・在宅看護の実践
河原加代子
医学書院
9784260047142
参考文献・推薦図書
新訂版 新訂版 写真でわかる訪問看護アドバンス(授業にて指示)
河原加代子:系統看護学講座 専門分野 地域・在宅看護の基盤 地域・在宅看護論1(1年次の概論で使用)
国民衛生の動向2022/2023(授業にて指示)
研究室
K棟222
オフィスアワー
水曜日1限・2限
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
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