Syllabus data

授業科目名
地域・在宅看護方法論演習
学年
3Grade
単位数
1.00Credits
実務経験の有無
Have work experience
開講クォーター
semester not specified
担当教員
Suzuki Akiko,Akane Maruyama,Ishida Yukari,null,HAMADA Masami,Sato Ai
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
Togane Campus
授業の到達目標及びテーマ
【目的】
① 在宅の場の理解を基盤に、適切な看護支援を展開するために必要な基礎的知識・在宅の場を意識した
 看護技術を習得する。
② 訪問時のマナー他、療養者とその家族との信頼関係の構築に必要な方法や視点を習得する。
③ 在宅療養をする療養者の療養の場をイメージし、療養者と家族に視点を当てたアセスメント、
 看護計画の立案ができる力を養う。

【到達目標】
① 技術体験を通し、在宅療養の場を想定・意識した援助方法やケアの工夫について考え、述べることができる。
② 訪問時に必要なマナーや言葉遣い、コミュニケーション方法や所作に理解する。学生および教員による評価により、看護職者としての自分の態度・行動を客観的に振り返り述べることができる。
③ 座学やグループワークでの事例展開を通して、在宅の場における看護の視点や療養者と家族に対する アセスメントの展開、看護計画の立案を行うことができる。
④ 在宅療養者のフィジカルアセスメント実施できる。
授業の概要
① 科目名:Home Care Nursing: Training of Assessment and Skills
② 授業形態:演習
③ 授業内容:S15コマ、S28コマ 計13コマ

授業計画
1回
第1回 4月8日(月)3限
オリエンテーション、在宅におけるヘルスアセスメント、看護過程の展開(佐藤愛・小川ひろ子)

到達目標:
在宅におけるヘルスアセスメントについて理解する。模擬事例で、心理的・社会的側面におけるアセスメントができる。模擬事例を使って情報収集、アセスメント、課題抽出・統合、目標設定、看護計画といった一連の看護過程を展開できる

キーワード:
在宅看護、訪問看護、ヘルスアセスメント、在宅療養者、家族、看護過程
事前学習
在宅におけるヘルスアセスメント・看護過程の概要をまとめる(2h)。

事後学習
模擬療養者の情報整理をする(2h)。


2回
第2回 4月15日(月) 3限
エコマップ・社会資源と看護の調整・看護計画 講義および演習(グループワーク)(佐藤愛・小川ひろ子)

到達目標:
在宅で生活する療養者を中心に展開される社会資源(フォーマル・インフォーマル)を図に示し、関係性について考察できる。在宅で生活する療養者を支援するために、看護師が行う社会資源の調整について考察できる。在宅で生活する療養者の特徴を捉えた看護計画について考察できる。

キーワード:
エコマップ、ジェノグラム、社会資源、在宅看護、訪問看護、ヘルスアセスメント、在宅療養者、家族、看護過程

事前学習
教科書 地域・在宅看護の実践「P62〜67 地域・在宅看護における家族を支える看護」「P340〜355 地域共生社会における多職種連携・多職種チームでの協働」を熟読する。


事後学習
演習で学習したことをミニレポートにまとめる。
授業に関連する内容を復習する(2h)。

3回
第3回 4月22日(月) 3限
エコマップ・社会資源と看護の調整・看護計画発表(佐藤愛・小川ひろ子)

到達目標:
エコマップを作成し、在宅で生活する療養者と家族を支援するために、看護職者が行う社会資源の調整について考察できる。グループで立案した模擬療養者の看護計画を発表し、意見交換できる。

キーワード:
エコマップ、ジェノグラム、社会資源、在宅看護、訪問看護、ヘルスアセスメント、在宅療養者、家族、看護過程


事前学習
グループで模擬療養者のエコマップ・看護計画を立案しておく(2h)。


事後学習
演習で学習したことをミニレポートにまとめる。
授業に関連する内容を復習する(2h)。

4回
第4回 5月13日(木)3限
家屋調査① (佐藤愛・小川ひろ子)

到達目標:
療養者の生活と医療の観点を両立させながら、環境を整えることができる。

キーワード:
退院支援、在宅療養者、療養環境、情報収集、多職種連携
事前学習
模擬療養者が自分の家に住んでいると仮定し、生活上で障害となる環境や、障害とならないように
工夫された環境の写真を撮り、グループワークで共有できるように準備しておく(2h)。

事後学習
授業で学習した内容をミニレポートにまとめ提出する。
授業に関連する内容を復習する(2h)。


5回
第5回 5月20日3限
特別講義 訪問看護活動の実際(匝瑳市訪問看護ステーションつばきの里 管理者 英香代子先生)(佐藤愛・小川ひろ子)

到達目標:
地域で展開される訪問看護活動の実際を知り、在宅療養の場における看護の専門性について考察できる。

【キーワード】
地域の特性、在宅療養者、訪問看護、訪問看護ステーション、地域看護、多職種連携
事前学習
1年次概論、2年次方法論で学習した訪問看護師の活動や役割を復習する(2h)。

事後学習
授業で学習した内容をミニレポートにまとめ提出する。
授業に関連する内容を復習する(2h)。

6回
第6回 6月13日(木)1限 
右片麻痺のある療養者の手浴と足浴 (佐藤愛・丸山あかね・石田ゆかり・小川ひろ子)

到達目標:
膝関節、足関節が屈曲できない療養者の足浴を床上で実施できる。拘縮の強い療養者の手浴を安全
にできる。

キーワード:
在宅療養者、フィジカルアセスメント、清潔への援助、物品の工夫

事前学習
在宅で療養する人への清潔支援に必要な物品について考え準備する(2h)。準備した物品は演習で使うので持参すること。
事後学習
授業で学習した内容をミニレポートにまとめ提出する。
授業に関連する内容を復習する(2h)。

7回目
第7回 6月13日(木)2限
ノーリフトケア (佐藤愛・丸山あかね・石田ゆかり・小川ひろ子)

到達目標:
療養者にとって快適なケア・介護者の身体への負担の軽減について考察できる。

キーワード:
ノーリフトケア、療養者の安楽、介護者、介護負担、福祉用具
事前学習
ノーリフトケアの概念およびノーリフトケアを実現するために必要な知識と技術について調べる(2h)。

事後学習
授業で学習した内容をミニレポートにまとめ提出する。
授業に関連する内容を復習する(2h)。

8回
第8回 6月20日(木)1限
在宅における排泄支援 摘便 (佐藤愛・丸山あかね・石田ゆかり・小川ひろ子)

到達目標:
摘便を安全に実施できる。

キーワード:
摘便、排泄援助、フィジカルアセスメント
事前学習
教科書等を用いて、摘便について学習する(2h)。
事後学習
授業で学習した内容をミニレポートにまとめ提出する。
授業に関連する内容を復習する(2h)。

9回
第9回 6月20日(木)2限 
体圧測定と、安全・安楽な体位、体圧分散の工夫(佐藤愛・石田ゆかり・丸山あかね)
                            
到達目標:
体圧を測定して、褥瘡の好発部位を理解し、体位の工夫やクッションなどを用いて除圧することができる。

キーワード:
褥瘡、体圧分散、良肢位
事前学習
体圧、褥瘡発生のメカニズムと褥瘡の好発部位について調べる。2年次地域・在宅看護方法論の褥瘡・創傷管理に関する授業内容を復習しておく(2h)。
事後学習
授業で学習した内容をミニレポートにまとめ提出する。
授業に関連する内容を復習する(2h)。

10回
第10回 6月27日(木)1限 
特別講義:在宅訪問リハビリテーションの実際(理学療法学科 大杉紘徳先生) (佐藤愛・丸山あかね・石田ゆかり・小川ひろ子)

到達目標:
在宅療養の場における生活リハビリテーションの意義を理解し、状況に応じた支援について説明できる。

キーワード:
リハビリテーション、生活リハビリテーション、在宅療養
事前学習
在宅療養の場におけるリハビリテーションの意義について調べておく(2h)。

事後学習
授業で学習した内容をミニレポートにまとめ提出する。
授業に関連する内容を復習する(2h)。

11回
第11回 6月27日(木)2限 
家屋調査②・訪問時のマナー演習事前準備 (佐藤愛・丸山あかね・石田ゆかり・小川ひろ子)

到達目標:
特別講義 在宅訪問リハビリテーションの実際を受講後に、家屋調査①で検討した内容について振り返り、よかった部分、不足している内容について考察できる。訪問時のマナー演習に向けて十分準備できる。

キーワード:
退院支援、在宅療養者、療養環境、情報収集、多職種連携
事前学習
家屋調査①の振り返り、模擬療養者事例の確認(2h)。

事後学習
授業で学習した内容をミニレポートにまとめ提出する。
家屋調査の加筆修正を行う。
授業に関連する内容を復習する(2h)。

12回
第12回 7月4日(木)1限
訪問時のマナー相互評価(学内演習)(佐藤愛・鈴木明子・丸山あかね・石田ゆかり・濱田昌実・小川ひろ子)

到達目標:
初回訪問の目的と技術、配慮すべき点について説明できる。

キーワード:
初回訪問、訪問時のマナー、療養者、家族、支援者
事前学習
マナーについて調べる。訪問看護に必要なマナーについて確認する。(2h)

事後学習
授業で学習した内容をミニレポートにまとめ提出する。
授業に関連する内容を復習する(2h)。

13回
第13回 7月4日(木)2限
訪問時のマナー相互評価(学内演習)(佐藤愛・鈴木明子・丸山あかね・石田ゆかり・濱田昌実・小川ひろ子)

到達目標:
初回訪問の目的と技術、配慮すべき点について説明できる。

キーワード:
初回訪問、訪問時のマナー、療養者、家族、支援者
事前学習
マナーについて調べる。訪問看護に必要なマナーについて確認する。(2h)
事後学習
授業で学習した内容をミニレポートにまとめ提出する。
授業に関連する内容を復習する(2h)。

14回
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
授業および演習への参加姿勢、グループワークへの参加状況(50%)
事前課題・事後課題の提出状況及び内容(10%)
模擬療養者の情報収集、家屋調査の内容(演習後個別提出)(10%)
訪問時のマナー(15%)
最終レポート(15%)
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
演習及びPortalにてフィードバックする。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
新訂第2版 写真でわかる訪問看護アドバンス
押川 真喜子
インターメディカ
地域・在宅看護実習でも使用するので必ず購入すること。
参考文献・推薦図書
河原加代子:系統看護学講座 専門分野 地域・在宅看護の基盤 地域・在宅看護論1、医学書院、2022.
河原加代子:系統看護学講座 専門分野 地域・在宅看護の実践 地域・在宅看護論2、医学書院、2022.
研究室
研究室:K棟222
E-mail: 佐藤 ai-sato@jiu.ac.jp
オフィスアワー
オフィスアワー:水曜日1・2限
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
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