Syllabus data

授業科目名
History of Science
学年
1Grade
単位数
2.00Credits
実務経験の有無
開講クォーター
semester not specified
担当教員
Kameyama Hirofumi
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
Online (OnDemand)
授業の到達目標及びテーマ
現代は科学の時代であるといわれる。身の回りのあらゆる製品やサービスは科学の力で成り立っており、誰もがその恩恵に与っている。当たり前のように、宇宙はビッグバンで始まり、生命の設計図はDNAと呼ばれる二重螺旋の分子の梯子に書き込まれていることを語る。しかしながら、現代の科学理論は一朝一夕に生まれたものではなく、多くの人が試行錯誤した末に辿り着いたものである。その過程では科学は社会と相互に強く影響し合った。本講義では、毎回、科学史上の重要な話題を取り上げ、新しい概念が確立するまでの人の苦しみや発想の工夫の跡を追う。過去を知ることで現代の科学の姿をより鮮明に理解することが到達目標である。
全学部共通基盤科目『自然科学概論』(F2)と共に受講することを勧める。

授業紹介動画:https://youtu.be/kL18XCKPNmU
授業の概要
本授業は講義形式で行われる。
科学史は単なる「科学の歴史」ではない。毎回、一つのテーマについて過去から現在までの発展と人間社会との関係を学び、今後の展開について考える。回を追うごとに過去から現在に近づくというスタイルではない。参考文献や映像資料などの関係資料を多く紹介するので、できるだけ接してほしい。

本授業は、【全てオンデマンド型のオンライン授業】として開講する。履修者は次の点をよく理解しておくこと。
〇履修者への連絡及び教員への連絡方法:
・履修者全体への連絡はLMSで行う。
・教員から履修者へ個別の連絡が必要な場合は、JIUメールを利用する。
・教員への連絡はLMSの掲示板を利用すること。
・個人的な内容を含む場合は、JIUメールを利用のこと。連絡先メールアドレスは授業時に伝達する。

〇学生等と教員、或いは学生同士の意見交換の方法:
・授業内容について、履修者との議論はLMSの掲示板を用いて行う。履修者相互の議論にもLMSの掲示板を利用する。
・毎週のオフィスアワーで意見交換をすることができる。

〇出席確認方法
・LMSの機能を用いた理解確認テストにより、毎回の授業の理解度を確認し、出席確認とする。

授業計画
1回
本授業は、【全てオンデマンド型のオンライン授業】として開講する。

受講案内
到達目標:本講義の目標、構成、単位取得の方法などについて解説する。
事前学習
・授業の計画
本授業は、【全てオンデマンド型のオンライン授業】として開講する。

(2時間)
シラバスを読み、意味の分からない言葉があれば調べておく。
事後学習
(2時間)
重要事項・語句をまとめ、後で振り返り学修ができるようにする。配布資料を参考にすること。
理解確認テストを受け、理解が不十分な個所があれば、再度復習する。理解確認テストの点数によっては再受験を促すことがある。

2回
自然学の誕生と中世の科学
到達目標:古代ギリシャの自然学からアラビア科学を経て12世紀ヨーロッパに至るまでの過程を振り返り、現代科学の生い立ちを知る。
事前学習
(2時間)
配布資料を読み、意味の分からない言葉があれば調べておく。
事後学習
(2時間)
重要事項・語句をまとめ、後で振り返り学修ができるようにする。配布資料を参考にすること。
理解確認テストを受け、理解が不十分な個所があれば、再度復習する。理解確認テストの点数によっては再受験を促すことがある。

3回
江戸期の科学と和算の夢
到達目標:江戸に咲いた科学の精華を知る。和算の世界にも触れる。
事前学習
(2時間)
配布資料を読み、意味の分からない言葉があれば調べておく。
事後学習
(2時間)
重要事項・語句をまとめ、後で振り返り学修ができるようにする。配布資料を参考にすること。
理解確認テストを受け、理解が不十分な個所があれば、再度復習する。理解確認テストの点数によっては再受験を促すことがある。

4回

到達目標:古今東西、暦は常に権力者のものであった。暦の歴史と変遷を辿り、社会との関わり合いを考える。
事前学習
(2時間)
配布資料を読み、意味の分からない言葉があれば調べておく。
事後学習
(2時間)
重要事項・語句をまとめ、後で振り返り学修ができるようにする。配布資料を参考にすること。
理解確認テストを受け、理解が不十分な個所があれば、再度復習する。理解確認テストの点数によっては再受験を促すことがある。

5回
この世は何でできているか?
到達目標:古代ギリシャの四元素説から近代的元素説の登場、原子核と電子の発見を経て、現代の素粒子論に到達するまでの流れを掴む。
事前学習
(2時間)
配布資料を読み、意味の分からない言葉があれば調べておく。
事後学習
(2時間)
重要事項・語句をまとめ、後で振り返り学修ができるようにする。配布資料を参考にすること。
理解確認テストを受け、理解が不十分な個所があれば、再度復習する。理解確認テストの点数によっては再受験を促すことがある。

6回
機械仕掛けの宇宙観
到達目標:ニュートン革命とは何かを理解する。
事前学習
(2時間)
配布資料を読み、意味の分からない言葉があれば調べておく。
事後学習
(2時間)
重要事項・語句をまとめ、後で振り返り学修ができるようにする。配布資料を参考にすること。
理解確認テストを受け、理解が不十分な個所があれば、再度復習する。理解確認テストの点数によっては再受験を促すことがある。

7回目
時間と空間の認識革命
到達目標:アインシュタインによって拓かれた相対性理論は、宇宙の謎をどこまで解いたかを理解する。
事前学習
(2時間)
配布資料を読み、意味の分からない言葉があれば調べておく。
事後学習
(2時間)
重要事項・語句をまとめ、後で振り返り学修ができるようにする。配布資料を参考にすること。
理解確認テストを受け、理解が不十分な個所があれば、再度復習する。理解確認テストの点数によっては再受験を促すことがある。

8回
神はサイコロを振るか?
到達目標:ミクロの世界を統べる法則である量子論の著しい成功にも拘らず、また量子論の創始者の一人であるにも拘らず、アインシュタインは生涯この奇妙な理論体系に納得しなかった。現代社会を支える基本原理である量子論について知る。
事前学習
(2時間)
配布資料を読み、意味の分からない言葉があれば調べておく。
事後学習
(2時間)
重要事項・語句をまとめ、後で振り返り学修ができるようにする。配布資料を参考にすること。
理解確認テストを受け、理解が不十分な個所があれば、再度復習する。理解確認テストの点数によっては再受験を促すことがある。

9回
カオスと複雑系の科学
到達目標:計算により世界を理解し、未来を知るという文脈は魅力的であるが、幻想でしかない。カオスの理論の基礎を理解し、複雑系についても知る。
事前学習
(2時間)
配布資料を読み、意味の分からない言葉があれば調べておく。
事後学習
(2時間)
重要事項・語句をまとめ、後で振り返り学修ができるようにする。配布資料を参考にすること。
理解確認テストを受け、理解が不十分な個所があれば、再度復習する。理解確認テストの点数によっては再受験を促すことがある。

10回
科学と似非科学
到達目標:科学が生み出す様々な欺瞞は時として社会を大きな混乱に陥れる。クーンのパラダイム論を紹介しつつ、ルイセンコ論争、鷗外の固執、地球温暖化、科学の衣を纏った様々な商品…等、多方面から論考する。
事前学習
(2時間)
配布資料を読み、意味の分からない言葉があれば調べておく。
事後学習
(2時間)
重要事項・語句をまとめ、後で振り返り学修ができるようにする。配布資料を参考にすること。
理解確認テストを受け、理解が不十分な個所があれば、再度復習する。理解確認テストの点数によっては再受験を促すことがある。

11回
ポアンカレ予想の100年
到達目標:ペレルマンにより解かれるまでの100年の歴史とその意味を知る。トポロジーとは何かの概略を知る。
事前学習
(2時間)
配布資料を読み、意味の分からない言葉があれば調べておく。
事後学習
(2時間)
重要事項・語句をまとめ、後で振り返り学修ができるようにする。配布資料を参考にすること。
理解確認テストを受け、理解が不十分な個所があれば、再度復習する。理解確認テストの点数によっては再受験を促すことがある。

12回
デジタル時代の新しい科学
到達目標:AI、データサイエンス等が拓く新しいタイプの科学について学ぶ。
事前学習
(2時間)
配布資料を読み、意味の分からない言葉があれば調べておく。
事後学習
(2時間)
重要事項・語句をまとめ、後で振り返り学修ができるようにする。配布資料を参考にすること。
理解確認テストを受け、理解が不十分な個所があれば、再度復習する。理解確認テストの点数によっては再受験を促すことがある。

13回
巨大科学の時代
到達目標:巨大加速器、宇宙望遠鏡、宇宙ステーション、ニュートリノ検出器、重力波検出器、核融合実験施設…等、現代の科学を支えるビッグサイエンスの功罪について考える。
事前学習
(2時間)
配布資料を読み、意味の分からない言葉があれば調べておく。
事後学習
(2時間)
重要事項・語句をまとめ、後で振り返り学修ができるようにする。配布資料を参考にすること。
理解確認テストを受け、理解が不十分な個所があれば、再度復習する。理解確認テストの点数によっては再受験を促すことがある。

14回
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
・試験及び成績評価
次の三つを総合的に評価する。対面による試験は実施しない。
(1) レポート課題(一つを選択して提出):50%
(2) 指定の動画を視聴してのレポート:15%
(3) 毎回の授業後に実施する確認テスト:35%

(1)のレポート課題は、毎回の授業の進展に合わせて順次公開していく。指定図書の読書、映画などの映像作品の視聴、博物館や資料館・科学館の訪問などである。多くのレポート課題“候補”を提示するが、全てをレポートするのではなく、各自が『一つを選択して提出』すればよい。レポート作成の条件や締切などは、順次LMSに提示する。提出はLMSを利用する。
(2)の指定動画は授業中に指示する。レポート作成の条件や締切などはLMSに提示する。
(3)は毎回の授業終了後にLMSで実施する。授業にしっかりと取り組んでいるかを確認するものであり、ノートを取りながら授業に真剣に取り組んでいれば、特に準備の必要はなく解答できる。理解確認テストに解答することで出席を確認する。
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
レポートの提出及び理解確認テストの実施は、すべてLMSを利用して行う。本授業では紙媒体を利用することはない。
理解確認テストの点数はLMSにより各自で把握できるので、理解不足の個所を重点的に復習すること。
理解確認テストの点数が一定の水準に到達しない場合は、復習後に再試験を課すことがある。再試験受験の指示もLMSを通じて連絡する。
提出されたレポート課題に対しては、LMSを通じてコメントを返す。必要であれば修正箇所を指定する。再提出を求められた場合も、LMSを通じて提出すること。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
特に指定しない。
必要に応じて電子化した資料を配布する。
参考文献・推薦図書
内容は多岐に渡るので、授業中に適宜紹介する。
研究室
紀尾井町キャンパス1号棟3階
東金キャンパスF棟3階 F317
オフィスアワー
水曜日 昼休み、金曜日 昼休み・3時限目
オンデマンドでの開講であるため、原則としてオンラインで指導するが、必要に応じて対面での指導も取り入れる。
授業期間中の対面での指導時間は授業中に指示する。
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
関連ページ
https://www.jiu.ac.jp/visitors/students/detail/id=1001