Syllabus data

授業科目名
Domestic Study Tour
学年
1Grade
単位数
2.00Credits
実務経験の有無
開講クォーター
semester not specified
担当教員
Tada Mitsuru
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
Togane Campus
授業の到達目標及びテーマ
国内における多様な観光の魅力や観光資源の磨き上げ事例を実地に体験し、地域における観光の価値や観光体験が観光客の人生に与えるインパクトについて理解を深めることを目標とする。
授業の概要
 2025年2月11日(火・祝)〜14日(金)の3泊4日で瀬戸内海を周遊する。
 瀬戸内海は海運の場としての古くからの歴史があり、また美しい多島海景観により国立公園に指定されている。一方で交通不便な離島の存在や、基幹産業である造船業の長期低迷など、地域の課題も多い。このような状況に対して地域資源に新しい付加価値を与え、観光による活性化が積極的に取り組まれている地域でもある。
 本研修では、アート(瀬戸内国際芸術祭・直島)やサイクリング(しまなみ海道)、コンテンツツ—リズム(聖地巡礼等・尾道、鞆の浦)といった新しい観光体験の付加を通じて、自然や文化資源(街並み)を観光的に磨き上げる方法を学ぶ。

■日程
10/5 2〜3限 オリエンテーション事前学習
2/6 2〜3限 事前学習(調べ学習発表・ディスカッション)
2/11(1日目) 9:30ごろ東京駅集合→(東海道新幹線、車内昼食)→岡山→(JR在来線)→宇野→(四国汽船フェリー)→宮浦港(直島)→旅館泊
2/12(2日目) 旅館→(タクシーまたは徒歩)→地中美術館→(タクシーまたは園内バス)→ベネッセハウス(レクチャー・昼食)→(タクシー)→家プロジェクト→(タクシー)→宮浦港(直島)→(四国汽船フェリー)→高松→(JR在来線特急)→今治→(四国汽船・フェリー)→ホテル泊
2/13(3日目) 手荷物預け・ホテル発→(路線バス)→伯方島BS→道の駅・伯方SCパーク、伯方レンタサイクル→(自転車)→道の駅・多々羅しまなみ公園(昼食)→(自転車)→瀬戸田町観光案内所→(徒歩)→瀬戸田港→(瀬戸内クルージング連絡船)→尾道→ホテル着・手荷物引取り→ホテル泊
2/13(4日目) ホテル→尾道散策(徒歩、適宜軽食)→ホテル→(徒歩)→尾道→(JR在来線)→福山→(東海道新幹線、車内昼食)→17:30ごろ東京駅解散
注)3日目悪天候の場合、サイクリングは中止し、今治から尾道まで路線バスで移動。また、4日目に予定していた尾道見学を3日目に前倒し、4日目は鞆の浦を見学。
2/17 3限 事後学習(発表・ディスカッション)

■注意事項
〇履修登録について
 本科目は履修者を16名に制限しています。研修旅行に参加する意思のある人のみ、抽選科目希望登録期間中に申し込んでください。
 また、履修登録した人は2週間以内に誓約書を提出してください。誓約書を提出しない場合、参加の意思がないものとみなして、履修登録を取り消します。

〇参加決定時期・キャンセルについて
 本科目はWSに配当されていますが、F1の履修訂正期間後に参加者を確定し、事前学習を開始します。登録をキャンセルする場合は9/13〜16までに(F1の抽選科目希望登録までに)取り下げてください。それ以降はキャンセル料がかかります。

〇費用、旅程について
 交通費、宿泊費、食費、研修費として個人負担額を合計10万円程度を予定しています。ただし、参加者が確定した後に旅行を手配するので、参加者数が少なかったり、予定していた宿泊先等が変更になった場合、1〜2万円程度の追加費用が発生する可能性があります。

〇そのほか
 約20km、休憩を除く実走行時間2時間程度のサイクリング(ギア付自転車を使用)をします。自転車に乗ることができ、2時間ほどのサイクリングができる体力があることが参加条件となります。

授業計画
1回
オリエンテーション:授業概要とアイスブレイク(10月5日(土)2限を予定)
 授業概要について説明する。自己紹介をし、メンバーと知り合う。グループ分け、担当課題を決める。
 課題は①瀬戸内海周辺の地形・景観・観光拠点、②せとうち(岡山、香川、愛媛、広島)の食、③せとうちの特産品と土産物、販売促進の努力、④現代アート、アートツーリズム、瀬戸内国際芸術祭とはなにか、⑤サイクルツーリズム、スポーツ自転車の乗り方、⑥映画・アニメの聖地巡礼(コンテンツツーリズム)と尾道・鞆の浦の観光
【到達目標:授業の概要を理解する。】
事前学習
[2h]瀬戸内海周辺の観光の状況について調べる。
事後学習
[2h]担当課題のしらべ学習を行う。

2回
事前学習①:行程説明・調べ学習(10月5日(土)3限を予定)
 行程の詳細、課題ごとの学習ポイントについて説明する。グループごとに調べ学習を行う。
【到達目標:見学地の概要について理解する。】
事前学習
[2h]担当課題のしらべ学習を行う。
事後学習
[2h]担当課題のしらべ学習を行う。

3回
事前学習②:調べ学習発表とディスカッション(1)(12月21日(土)2限を予定)
 グループ1〜3の担当課題を発表し、ディスカッションを行う。
【到達目標:見学地の観光取り組みの特徴を理解する】
事前学習
[2h]担当課題のプレゼンテーションを作成する。
事後学習
[2h]担当課題のプレゼンテーションを修正する。

4回
事前学習③:調べ学習発表とディスカッション(2)(12月21日(土)3限を予定)
 グループ4〜6の担当課題を発表し、ディスカッションを行う。
【到達目標:見学地の観光取り組みの特徴を理解する】
事前学習
[2h]担当課題のプレゼンテーションを作成する。
事後学習
[2h]担当課題のプレゼンテーションを修正する。修正したプレゼンテーションを提出する。

5回
実地研修①:ローカル線のアートプロジェクト
 宇野みなと線および宇野駅周辺におけるアートプロジェクトを視察する。
【到達目標:見学地の観光取り組みの工夫を理解する】
事前学習
[2h]行程、見学ポイントを確認し、疑問点を解消する。
事後学習
[2h]実地研修で気づいたこと、分かったこと、感想を記録し、まとめて提出する。


6回
実地研修②:公共アートプロジェクト
 宇野港および直島宮浦港周辺の公共アートプロジェクトを視察する。
【到達目標:見学地の観光取り組みの工夫を理解する】
事前学習
[2h]行程、見学ポイントの調べ、確認をする。
事後学習
[2h]実地研修で気づいたこと、分かったこと、感想を記録し、まとめて提出する。

7回目
実地研修③:美術館におけるアート体験とアートツーリズム
 地中博物館、ベネッセハウスミュージアム(レクチャー付き)を視察する。
【到達目標:見学地の観光取り組みの工夫を理解する】
事前学習
[2h]行程、見学ポイントの調べ、確認をする。
事後学習
[2h]実地研修で気づいたこと、分かったこと、感想を記録し、まとめて提出する。

8回
実地研修④:既存建築物のアートによる再生
 家プロジェクトについてオリエンテーションを受けた後、視察する。
【到達目標:見学地の観光取り組みの工夫を理解する】
事前学習
[2h]行程、見学ポイントの調べ、確認をする。
事後学習
[2h]実地研修で気づいたこと、分かったこと、感想を記録し、まとめて提出する。

9回
実地研修⑤:サイクルツーリズム体験
 サイクリング振興のための施設整備、サイクリストを対象とした観光ビジネスを視察する。
【到達目標:見学地の観光取り組みの工夫を理解する】
事前学習
[2h]行程、見学ポイントの調べ、確認をする。
事後学習
[2h]実地研修で気づいたこと、分かったこと、感想を記録し、まとめて提出する。

10回
実地研修⑥:様々な視点からの景観体験
 同じ視対象(多島海景観、橋梁景観)であっても、視点場(バス、自転車、徒歩、船)によって印象が異なることを体験する。
【到達目標:見学地の観光取り組みの工夫を理解する】
事前学習
[2h]行程、見学ポイントの調べ、確認をする。
事後学習
[2h]実地研修で気づいたこと、分かったこと、感想を記録し、まとめて提出する。

11回
実地研修⑦:コンテンツツーリズムによる地域振興
 映画やアニメなどのコンテンツツーリズムによる地域振興の実例を尾道や鞆の浦を対象に視察する。
【到達目標:見学地の観光取り組みの工夫を理解する】
事前学習
[2h]行程、見学ポイントの調べ、確認をする。
事後学習
[2h]実地研修で気づいたこと、分かったこと、感想を記録し、まとめて提出する。

12回
実地研修⑧:特産品を活用した食、土産物の開発、販売促進
 特色ある農産物や漁獲物、地場産業などの特産品を活用した食事や土産物などの開発、販売促進の工夫を視察する。
【到達目標:見学地の観光取り組みの工夫を理解する】
事前学習
[2h]行程、見学ポイントの調べ、確認をする。
事後学習
[2h]実地研修で気づいたこと、分かったこと、感想を記録し、まとめて提出する。

13回
事後学習:振り返りと分かち合い
 実地研修全体を振り返り、気づいたこと、分かったこと、感想を発表、ディスカッションし、結果を共有する。
【到達目標:研修プログラムの目的を達成、理解する
事前学習
[2h]実地研修全体を振り返り、気づいたこと、分かったこと、感想をまとめておく。
事後学習
[2h]ディスカッション内容を踏まえ、研修の成果をレポートに作成、提出する。

14回
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
事前学習プレゼンテーション:25%
事後学習の発表およびディスカッション:25%
最終レポート:50%
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
授業内およびTeamsチャネル内で質問を受け付けるほか、個別事項について議論する。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
授業内でプリント等を適宜配布する
参考文献・推薦図書
授業内で適宜紹介する。
研究室
東金キャンパス・A棟・A317
オフィスアワー
S1:月2木3金昼、S2:火2木2金昼、F1:水昼水3金昼、F2:月2水2金昼
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
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