Teacher name : Someya Yoshiomi
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授業科目名
Basics in Enterprise Management III
学年
1Grade
単位数
2.00Credits
実務経験の有無
開講クォーター
semester not specified
担当教員
Someya Yoshiomi
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
Togane Campus
授業の到達目標及びテーマ
授業の到達目標は、大学院で会計・ファイナンスに関する研究を行うために必要な理論や研究方法の基礎を修得する。
テーマは、会計・ファイナスの理論及び研究方法に関する基礎研究 Webex ミーティングの録画: 起業マネジメント基礎論Ⅲの授業紹介- パスワード: ApmC545P 録画のリンク: https://jiu.webex.com/jiu/ldr.php?RCID=c75b2c8f305a2fbf477fa918414d39ed 授業の概要
授業は、13回の授業を大きく2つに区分し2部構成で行われる。第1回から第7回は会計・ファイナンスに関する所定の著書及び論文を読みながら、各種の概念や理論を学修していく。特に会計では資産・負債・資本及び利益概念、ファイナンスでは企業価値概念に関して学修・研究していく。また、現代会計及びファイナスが想定している企業観にしても学修・研究する。学習のスタイルは、所定の著書及び論文を各自事前に予習しそれをスライド(PPT)5枚程度に纏めてもらい発表しながら進めていく。スライドに纏めるにあたっては、引用注・脚注・参考文献等の掲示の仕方などの論文作成等のルールやマナーも教授する。第8回から第13回ににかけては、最近の会計・ファイナンスに関する研究テーマに関する研究論文について読破し、その内容理解を前提にグループディスカッションを行う。ディカッションでは各自にWordで2枚以内の簡単な小レポートを作成してもらい、それに従って討論し合う。
授業計画
1回
1回目の授業は、会計には財務会計と管理会計とがありファイナスとの違いを学修し、今後の授業に関する詳細な進め方とスケジュールを指導する。
到達目標は、会計とファイナンスの異同を理解しできる。 事前学習
会計とファイナンスの違いを調べておくこと。
事後学習
事後学習として会計とファイナンスに関する異同を簡単なレポートを作成し提出する。
2回
会計上の資産概念に関して議論する。
授業の到達目標は、歴史的な資産概念の変遷と資産評価の基準に関して理解する。 事前学習
事前に提示された所定の著書又は論文を読み簡単な小レポートを作成する。
事後学習
資産概念の変遷と資産評価の基準の変遷に関して整理する。
3回
リース会計と経済的実質優先思考を学修し、会計上の『経済的実質』とは何を指すかを理解する。
授業の到達目標 今日の企業会計で『経済的』といった場合、その内実は何を意味するかを理解し考えることができる。 事前学習
事前に提示された所定の著書又は論文を読み簡単な小レポートを作成する。
事後学習
リース資産の事例から、会計上の今日的な資産概念の特徴を整理する。
4回
M&Aとのれんの会計処理に関して学修する。
授業の到達目標 知的資本経営が重要となった今日、IT業界をはじめM&Aと巨額なのれんの発生とその意味を会計上理解できる。 事前学習
事前に提示された所定の著書又は論文を読み簡単な小レポートを作成する。
事後学習
会計上ののれんを巡る会計処理の議論が企業経営上のどのような課題を明示しているかを考える。
第1回目課題レポートの提示 5回
負債の概念、特に退職給付引当金、年金会計及び少子高齢化の関係を学修する。
授業の到達目標 退職給付引当金を巡る会計上の議論が少子高齢化と企業経営と関連することを理解できる。 事前学習
事前に提示された所定の著書又は論文を読み簡単な小レポートを作成する。
事後学習
引当金概念に関して整理する。
6回
日本の会社法上の資本概念と会計上の資本概念との違いと国際的な会計上の資本概念の異同を学修する。
授業の到達目標 日本の会社法上の資本概念が企業会計に及ぼす影響を理解できる。 事前学習
日本の純資産概念と国際的な資本概念との異同を調べる。特にIFRS(国際財務報告基準)での資本概念との異同を調べる。
事後学習
第2回目の課題レポートの提示
7回目
当期純利益概念と包括利益概念の異同を学修する。
授業の到達目標 当期純利益概念と包括利益概念との異同の根底に会計観の違があることを理解する。 事前学習
事前に提示された所定の著書又は論文を読み簡単な小レポートを作成する。
事後学習
収益・費用アプローチと資産・負債アプローチの違いが生じる背景を考える。
8回
株主資本主義経営とステークホルダー資本主義経営について学修する。
授業の到達目標 2つの経営観の違いがファイナス理論に影響を与えるかを考えるきっかけとする。 事前学習
事前に提示された所定の著書又は論文を読み簡単な小レポートを作成する。
事後学習
ファイナンスの『企業価値』概念を整理する。
9回
株式会社とファイナンス、特にコーポレート・ファイナンスの重要性を学修する。
授業の到達目標 企業価値=株主価値+負債価値の意味を理解できる。 事前学習
事前に提示された所定の著書又は論文を読み簡単な小レポートを作成する。
事後学習
企業価値に関する一元的価値論と多元的価値論を理解し、ファイナス理論の立場を整理・考える。
10回
貨幣の時間価値と割引現在価値を学修する。
授業の到達目標 割引現在価値の意味が理解できる。 事前学習
事前に提示された所定の著書又は論文を読み簡単な小レポートを作成する。
事後学習
第3回目課題レポートの提示
11回
資本コストとキャッシュ・フローの推計を学修する。
授業の到達目標 企業価値の推計に欠かせない資本コストとキャッシュ・フローの概念が理解できる。 事前学習
事前に提示された所定の著書又は論文を読み簡単な小レポートを作成する。
事後学習
割引配当モデル・割引キャッシュ・フローモデル・残余利益モデルの異同が理解できる。
第4回目課題の提示 12回
コーポレート・ファイナンスと経済学との関係を学修する。
授業の到達目標 情報の非対称性・エイジェンシー理論・取引コスト理論・所有権理論とコーポレート・ファインス理論との関係を考える。 事前学習
事前に提示された所定の著書又は論文を読み簡単な小レポートを作成する。
事後学習
なぜ企業の戦略が必要なのかをファイナス的に又は経済学的に検討する。
期末レポート課題を提示する。 13回
会計とファイナンスに共通する思考を考える。
授業の到達目標 経済学的思考と経営学的思考の必要性を理解できる。 事前学習
事前に提示された所定の著書又は論文を読み簡単な小レポートを作成する。
事後学習
期末レポート課題を期日内に提出する。
14回
事前学習
事後学習
15回
事前学習
事後学習
16回
事前学習
事後学習
17回
事前学習
事後学習
18回
事前学習
事後学習
19回
事前学習
事後学習
20回
事前学習
事後学習
21回
事前学習
事後学習
22回
事前学習
事後学習
23回目
事前学習
事後学習
24回
事前学習
事後学習
25回
事前学習
事後学習
26回
事前学習
事後学習
試験及び成績評価
小レポートの提出、授業の出席確認。
課題レポート4回各15点×4回=60点 期末レポート課題40点 課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
小レポートに関しては授業中にコメントする。
課題レポートは期日中にJIU UNIVERSAL PASSPORTRXで提出してもらい、次週添削して返却する。 期末レポート課題は返却できない。模範的な解答をJIU UNIVERSAL PASSPORTRXで掲示する。 講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
事前にテキスト・論文等を配布する。
参考文献・推薦図書
桜井久勝著 『財務会計講義第24版』中央経済社 2023年 4,180円 ISBN978-4-502-42901-9
同 著 『利益調整 発生主義会計の光と影』中央経済社 2023年 3,000円+税 ISBN978-4-502-45111-9 宮川壽夫著 『企業価値の神秘 コーポレートファイナンス理論の思考回路』中央経済社 2022年 3,200円+税 ISBN978-4-502-20191-2 研究室
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