Syllabus data

授業科目名
Japanese Language Education: Semantics and Pragmatics
学年
1Grade
単位数
2.00Credits
実務経験の有無
開講クォーター
semester not specified
担当教員
Hayashi Chiga
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
Kioicho Campus
授業の到達目標及びテーマ
 グローバルコミュニケーション専攻のディプロマ・ポリシーに基づき、この授業では、言語の多様な要素についての専門的な理解力を身につけ、習得した知識とスキルを十分に発揮できる高度人材の育成を目指す。この授業の到達目標は、語用論に関する諸理論を学び、語用論に関する論文についてクリティックな思考力を身につける。。基本的な知識を学んだ上で、関連分野の論文を読み、理解と思考を深める。
授業の概要
この授業では、語用論を中心に学ぶ。まず、前半は、基本的な語用論の概念について学び、後半は、言語行為&ポライトネス理論を中心に学ぶ。また、中間言語語用論にもふれ、日本語学習者を被験者として研究した論文も扱う。そして学期末には、文献研究を行う。担当者は毎回レジュメを作成すること。
学期末レポートは、推意、関連性理論、言語行為、丁寧さの公理(リーチ)協調の原理(グライス)、ポライトネス理論(ブラウン&レビンソン)、ディスコースポライトネス(宇佐美)からテーマを選び、文献調査を行う。毎回の授業の事前・事後学習は、4時間以上の学習が期待されている。



授業計画
1回
言語学概論、意味論と語用論、語用論とは
到達目標:言語学の全般、意味論と語用論の違いが理解できる。
事前学習
[2h]配布資料でよく予習をしておくこと
事後学習
[2h]配布資料をよく復習しておくこと。

2回
第1章 語用論の基礎
到達目標:直示が何か理解できる。
事前学習
[2h]教科書(p7~36)でよく予習をしておくこと。担当者はレジュメを準備しておくこと。
事後学習
[2h]教科書と配布資料でよく復習しておくこと。

3回
第2章 協調の原理
到達目標:グライスの協調の原理が何か理解できる。
事前学習
[2h]教科書(p37~53)でよく予習をしておくこと。担当者はレジュメを準備しておくこと。
事後学習
[2h]教科書と配布資料でよく復習しておくこと。

4回
第3章 関連性理論
到達目標:関連性理論の概要が理解できる。
事前学習
[2h]教科書(p54~70)でよく予習をしておくこと。担当者はレジュメを準備しておくこと。
事後学習
[2h]教科書と配布資料でよく復習しておくこと。

5回
第3章 関連性理論(2)
到達目標:推意と明意の違いが理解できる
事前学習
[2h]教科書(p54~70)で再度、よく読み確認をしておくこと。担当者はレジュメを準備しておくこと。
事後学習
[2h]教科書と配布資料でよく復習しておくこと。

6回
第4章 発話行為論(1)遂行動詞
到達目標:遂行動詞が何か理解できる。
事前学習
教科書(p71~94)でよく予習をしておくこと。担当者はレジュメを準備しておくこと。
事後学習
[2h]教科書と配布資料でよく復習しておくこと。

7回目
第4章 発話行為論(2)発語行為、発語内行為、発語媒介行為
到達目標:オースティンの発話行為論が理解できる。
事前学習
[2h]教科書(p71~94)を再度、よく読み予習をしておくこと。担当者はレジュメを準備しておくこと。
事後学習
[2h]教科書と配布資料でよく復習しておくこと。

8回
第6章 ポライトネス理論(1)丁寧さの公理
到達目標:リーチの丁寧さの公理が理解できる。
事前学習
[2h]教科書(p125~146)でよく予習をしておくこと。担当者はレジュメを準備しておくこと。
事後学習
[2h]教科書と配布資料でよく復習しておくこと。

9回
第6章 ポライトネス理論(2)B&Lのポライトネス理論、自分の課題についてのテーマを発表する。
到達目標:ポライトネス理論の概要が理解できる。
事前学習
[2h]教科書(p125~146)を再度よく読み、よく予習をしておくこと。自分の課題についてテーマを決めておく。担当者はレジュメを準備しておくこと。
事後学習
[2h]教科書と配布資料でよく復習しておくこと。

10回
第7章 日本語の配慮表現、自分の課題について発表。
到達目標:山岡の配慮表現が理解できる。
事前学習
[2h]教科書(p147~177)でよく予習をしておくこと。自分の課題についてテーマを決めておく。そして候補となる論文を3つほど探しておくこと。担当者はレジュメを準備しておくこと。
事後学習
[2h]教科書と配布資料でよく復習しておくこと。

11回
中間言語語用論とコミュニケーション能力と語用論の諸理論(清水)、自分の課題について概要をまとめて発表する。
到達目標:語用論の処理論について概要が述べられる。自分の課題について述べることができる。
事前学習
[2h]教科書(p3~30)でよく予習をしておくこと、自分の課題について1つの論文の概要をまとめておく。。担当者はレジュメを準備しておくこと。
事後学習
[2h]教科書と配布資料でよく復習しておくこと。

12回
中間言語語用論の研究方法(清水)、課題について3つの論文概要を述べる。
到達目標:語用論の質的調査方法が理解できる。自分の課題について概要を述べることができる。
事前学習
[2h]教科書(p31~57)でよく予習をしておくこと。自分の課題について論文を3つの概要をまとめておくこと。担当者はレジュメを準備しておくこと。
事後学習
[2h]教科書と配布資料でよく復習しておくこと。

13回
語用論のまとめと個人発表 
到達目標:今学期学んだ理論について概要を述べることができる。
事前学習
個人発表の準備とこの授業で学んだ理論を復習し、自分の課題との関連性を考えておくこと。
事後学習
[2h]教科書と配布資料でよく復習しておくこと。課題レポートについて完成しておくこと。

14回
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
授業発言:10%
個人発表・担当:40%
学期末レポート:50%
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
各回の課題については、原則として次回の授業時にコメントする。あるいは、teamsにコメントを入れる。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
日本語語用論入門ーコミュニケーション理論から見た日本語
山岡正紀・牧原功・小野正樹
明治書院
9784625704109
中間言語語用論概論
清水崇文
スリーエーネットワーク
9784883195138
参考文献・推薦図書
『新・はじめての日本語教育 基本用語事典 日本語教育能力検定試験対策 増補改訂版』高見澤孟、伊藤博文、ハント陰山裕子、池田悠子、西川寿美、恩村由香子、新山忠和、林千賀 アスク出版 2019年 2600円
『研究社日本語教育事典』近藤安月子、小森和子編 研究社 2012年 3200円
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火曜日昼休み
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