Syllabus data

授業科目名
Introduction to Political Science
学年
1Grade
単位数
2.00Credits
実務経験の有無
開講クォーター
semester not specified
担当教員
Mishima Takenosuke
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
Online (OnDemand)
授業の到達目標及びテーマ
アメリカ政治における権力の抑制と均衡のシステムがどのように機能するのかを学ぶことによって、政治学を学ぶのに必要な基礎知識を習得することを目指す。受講者には、戦後日本が一つのモデルとしたアメリカの民主政治のあり方を理解し、今日のアメリカ政治の混迷の原因を考える一助としてもらいたい。

【授業紹介動画】
Webex ミーティングの録画: 100071601 政治学入門 授業紹介動画
パスワード: 73CyFXfb
録画のリンク: https://jiu.webex.com/jiu/ldr.php?RCID=5c35a3761f70ce7ce619cd4405e195e0
★上掲の動画のうち、「授業計画」以後の説明は、履修登録された方のみご視聴ください。
授業の概要
第一に、民主政治における権力の意味を知り、権力抑止の必要性について学ぶ。第二に、アメリカの大統領制の特質を日本の議院内閣制と比較しながら学ぶ。第三に、現代アメリカ政治における分極化の背景を学ぶ。但し、受講生の理解度に応じて、授業計画の項目を精選する。また、シラバスにはないが、時事問題について解説する場合もある。

授業計画
1回
政治とは何か:価値の権威的配分
【到達目標】政治における権力と価値の関係について理解し、権力の三要素を説明できるようになること。

オンデマンド授業を行う。【履修者への連絡方法】【教員への連絡方法】【受講者と教員との意見交換の方法】【出席確認方法】【出席登録テストの解説】については、下記【課題(試験やレポート等)に対するフィードバック】の項目に記載する(以下すべての授業回も同じ)。
事前学習
[2h]シラバスをよく読み、アメリカ独立戦争に至る経緯について調べておくこと。
事後学習
[2h]授業内容をよく復習し、出席登録テストに回答すること。回答後は各設問の解説を読み、期末試験に備えること。

2回
三権分立:フェデラリスト・ペーパーズ
【到達目標】アメリカの三権分立が、人間性に対する深い理解に基づいて導入されたことを説明できるようになること。
事前学習
[2h]政治が価値の権威的配分に失敗した例を振り返り、アメリカ独立直後の政治の混乱について調べておくこと。
事後学習
[2h]授業内容をよく復習し、出席登録テストに回答すること。回答後は各設問の解説を読み、期末試験に備えること。

3回
行政府:大統領制と議院内閣制
【到達目標】アメリカの大統領制と日本の議院内閣制の本質的な違いについて、説明できるようになること。
事前学習
[2h]三権分立のあり方をイギリスの子どもたちが用いるツールを使って復習し、日本の内閣と国会の関係について調べておくこと。
事後学習
[2h]授業内容をよく復習し、出席登録テストに回答すること。回答後は各設問の解説を読み、期末試験に備えること。

4回
行政府:大統領の任期、予備選挙
【到達目標】大統領選挙(予備選挙)をめぐる報道を理解し、その内容について説明できるようになること。
事前学習
[2h]アメリカの大統領と連邦議会の関係を振り返り、直近の大統領選挙(予備選挙)のプロセスおよびスケジュールについて調べておくこと。
事後学習
[2h]授業内容をよく復習し、出席登録テストに回答すること。回答後は各設問の解説を読み、期末試験に備えること。

5回
大統領選挙:本選挙のしくみと用語
【到達目標】大統領選挙(本選挙)をめぐる報道を理解し、その内容について説明できるようになること。
事前学習
[2h]直近の大統領選挙(予備選挙)の結果(あるいは結果予想)に関する論説を読み、直近の大統領選挙(本選挙)のプロセスおよびスケジュールについて調べておくこと。
事後学習
[2h]授業内容をよく復習し、出席登録テストに回答すること。回答後は各設問の解説を読み、期末試験に備えること。

6回
経済と政治(1):グローバル化による格差の拡大
【到達目標】グローバル・バリュー・チェーンの成立がアメリカ国内にもたらした負の影響について、説明できるようになること。
事前学習
[2h]直近の大統領選挙(本選挙)の結果(あるいは結果予想)に関する論説を読み、iPhoneのグローバル・サプライ・チェーンについて調べておくこと。
事後学習
[2h]授業内容をよく復習し、出席登録テストに回答すること。回答後は各設問の解説を読み、期末試験に備えること。

7回目
経済と政治(2):反グローバル化の動き
【到達目標】アメリカ大統領の関税政策に対する国内の賛否両論について、説明できるようになること。
事前学習
[2h]自らの学びが新たな価値を生み出す発想・知識・技術に身につけることにつながっているかを振り返り、自由貿易と保護貿易の定義ならびに「アメリカ第一主義」に基づく政策の概要を調べておくこと。
事後学習
[2h]授業内容をよく復習し、出席登録テストに回答すること。回答後は各設問の解説を読み、期末試験に備えること。

8回
投票行動:選挙権・投票率のあり方にみる格差と分断
【到達目標】アメリカ大統領選挙・中間選挙の結果から、アメリカ有権者の投票行動について説明できるようになること。
事前学習
[2h]アメリカの関税政策に対するサンベルト、ラストベルトそれぞれの反応を振り返り、アメリカの有権者登録制度について調べておくこと。
事後学習
[2h]授業内容をよく復習し、出席登録テストに回答すること。回答後は各設問の解説を読み、期末試験に備えること。

9回
立法府:連邦議会における二院制
【到達目標】立法権に関して、アメリカの大統領制と日本の議院内閣制の違いを説明できるようになること。
事前学習
[2h]直近の中間選挙の結果(あるいは結果予想)に関する論説を読み、アメリカ連邦議会の上下両院の議員定数(州ごとの配分を含む)や任期を調べておくこと。
事後学習
[2h]授業内容をよく復習し、出席登録テストに回答すること。回答後は各設問の解説を読み、期末試験に備えること。

10回
立法府:委員会政治と利益団体
【到達目標】利益団体が、連邦議会での立法過程に及ぼす影響について説明できるようになること。
事前学習
[2h]行政府と立法府の関係が日本とアメリカとでどのように異なるかを振り返り、連邦議会における法案提出から法案成立までのプロセスを調べておくこと。
事後学習
[2h]授業内容をよく復習し、出席登録テストに回答すること。回答後は各設問の解説を読み、期末試験に備えること。

11回
司法府:連邦最高裁の権限と人事
【到達目標】連邦最高裁判事の承認過程が政治争点化する理由を説明できるようになること。
事前学習
[2h]代表的な利益団体が訴える政策議題と支持政党について振り返り、アメリカ連邦最高裁がもつ権限について調べておくこと。
事後学習
[2h]授業内容をよく復習し、出席登録テストに回答すること。回答後は各設問の解説を読み、期末試験に備えること。

12回
イデオロギーの分極化(1):「保守」と「リベラル」の対立
【到達目標】「保守」「リベラル」間の政治上の争点について説明できるようになること。
事前学習
[2h]連邦最高裁判事の承認過程をめぐる「保守」「リベラル」間対立の事例を振り返り、キリスト教福音派による選挙(支援)活動について調べておくこと。
事後学習
[2h]授業内容をよく復習し、出席登録テストに回答すること。回答後は各設問の解説を読み、期末試験に備えること。

13回
イデオロギーの分極化(2):二大政党の分極化
【到達目標】二大政党が分極化している思想的背景を説明できるようになること。
事前学習
[2h]アメリカ大統領選挙の代表的な争点をめぐる「保守」「リベラル」の意見の違いを振り返り、アメリカにおける奴隷制の歴史について調べておくこと。
事後学習
[2h]授業内容をよく復習し、出席登録テストに回答すること。回答後は各設問の解説を読み、期末試験に備えること。

14回
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
1)期末試験:Microsoft Teams上でオンデマンド方式にて筆記試験を実施する(40%)

2)出席登録テスト:毎回の授業後にMicrosoft Teams上で実施する出席登録テストの平均点(未提出分は0点として算入する)を評価する(60%)

【期末試験、出席登録テストの表示および提出の方法】日本マイクロソフト「はじめてのTeams5_3 課題_生徒画面」YouTube、2021年6月2日、 https://youtu.be/xDa5LFpeHkMを参照すること。
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
【履修者への連絡方法】受講者への一斉連絡は、原則としてMicrosoft Teamsのクラスチームにて行うが、特に重要な連絡についてはUNIVERSAL PASSPORT RXにおいても行う。Teamsからの連絡は、未読の状態が続けば、Outlook(JIU Mail)にリマインダーが入るので、Outlook(JIU Mail)も時々確認すること。

【教員への連絡方法】受講者が教員に連絡したいときは、教員のJIUメールアドレス(授業の配布資料に掲載)に、自分自身のJIUメールアドレスから連絡すること。その際は、件名に用件を明記し、本文に学生証番号および氏名を記入すること。

【受講者と教員との意見交換の方法】受講者と教員との意見交換は、原則としてMicrosoft Teams上で実施する出席登録テストの質問欄を用いて行うが、やむを得ない場合はUNIVERSAL PASSPORT RXの授業Q&A登録を用いてもよい。

【出席確認方法】Panopto上でオンデマンド動画の視聴統計(視聴時刻・時間)で受講が確認でき、Microsoft Teams上で実施する出席登録テストの回答の送信が完了していれば、出席とみなす。

【出席登録テストの解説】Microsoft Teams上で実施する出席登録テストの各設問には解説が施してある。回答を送信完了した直後に結果を表示させれば、解説を読むことができる。また、教員の指示通りに回答を完了すれば、Outlook(JIU Mail)に回答の確認メールが入るので、その本文中のリンクから回答結果を確認し、解説を読むこともできる。

【期末試験、出席登録テストの表示および提出の方法】日本マイクロソフト「はじめてのTeams5_3 課題_生徒画面」YouTube、2021年6月2日、 https://youtu.be/xDa5LFpeHkMを参照すること。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
TeamsにてPDFファイルを配付する
参考文献・推薦図書
『憲法で読むアメリカ史(全)』阿川尚之(ちくま学芸文庫、2013)ISBN-13: 978-4480095794
『アメリカの政党政治—建国から250年の軌跡』岡山裕(中公新書、2020)ISBN-13: 978-4121026118
『アメリカ政治講義』西山隆行(ちくま新書、2018) ISBN-13: 978-4480071439
研究室
東金キャンパス・H412(H棟4階12号室)
オフィスアワー
S1・S2・F1:火曜2限・木曜2限
F2:火曜1限・水曜1限
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
関連ページ
1)授業形態を問わず、Microsoft Teamsを利用する。
2)授業で使用する全てのデジタルデバイスに、「Microsoft Teams をダウンロード」Microsoft <https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/microsoft-teams/download-app>から、Microsoft Teamsのアプリをインストールされたい。サインインの際のメールアドレスとパスワードは、必ずJIU Mailアドレスと同じものを入力すること。
3)Teamsを開き、マイアカウントのメールアドレスがJIU Mailアドレス(...@jiu.ac.jp)に設定されていることを確認されたい。もし他のアドレスに設定した場合はいったんサインアウトし、JIU Mailアドレス(...@jiu.ac.jp)でサインインし直すこと。
4)担当教員については、「三島 武之介」城西国際大学国際人文学部国際交流学科ホームページ、<https://www.jiu.ac.jp/intl-exchange/faculty/detail/id=14227> を参照されたい。
5)本科目に関連する DP、SDGs、ナンバリングについては、https://www.jiu.ac.jp/visitors/students/detail/id=1001を参照されたい。