Syllabus data

授業科目名
Succession Planning for Family-owned Business
学年
2Grade
単位数
2.00Credits
実務経験の有無
Have work experience
開講クォーター
semester not specified
担当教員
Matsuda Seiji
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
Togane Campus
授業の到達目標及びテーマ
 日本の企業の99%は中小企業である。その非常に多くの中小企業が抱えている問題の一つに経営者の後継者問題がある。
経営者の交代や経営の代替りといった後継者問題は、企業規模に関わらず大企業においても共通の課題である。しかし、社長個人に大きく依存している中小企業においては、この事業承継次第で会社が大きく成長する場合もあれば、衰退する場合もある。
受講生のなかには、家業を継ぐ可能性のある後継者候補のものもいるかもしれない。また、企業の普遍的なテーマである事業承継に従業員の立場として遭遇することになるものもいるかもしれない。
 事業承継の当事者(後継者)としての立場と同時に、従業員の立場からもこの事業承継や経営の世代交代に関わるさまざまな課題について理解と考察を深めることを目標とする。

授業紹介動画:事業と継承オリエン動画-20220322 0418-1
録画のリンク: https://jiu.webex.com/jiu/ldr.php?RCID=ab1ae53ae62ab2cdff6c695031f3623b
パスワード: dSDA2NCP
授業の概要
①科目名(英語名):事業と継承(Business Succession)
②授業形態:講義
③授業内容:
事業承継は、企業経営を現在の経営者から次の経営者に引き継ぐことによって事業の存続と発展を図ることである。一般的には、株式所有の移転と経営権の交代によって実現される。事業承継は事業規模や事業の内容に関わらず、経営者にとって一つの社会的責任と言えるかもしれない。ゴーイングコンサーン(永続的存在)として企業が存続するかどうかに事業承継は直結しているからである。具体的な実施計画に際しては、後継者育成や従業員対策、相続・贈与税などの税務対策の課題をひとつひとつ解決していく必要がある。
 この講座では、こういった中小企業の事業承継に関わる課題の内容とその解決方法について理解を深めたい。非常に実務的なテーマでもあるためケーススタディやグループワークを多く取り入れたいと考えている。

授業計画
1回
オリエンテーション〜講義の概観と流れ、成績評価について
到達目標: 事業と継承での学びの概観を理解すること。

【注意事項】
「授業形態」について
・本講義は、教室での対面型講義として開講される。

「履修者への連絡及び教員への連絡方法」について
・履修者全体への連絡は JIUポータルで行う。
*個別の連絡が必要な場合は、JIU メールを利用する。
・教員への連絡は、JIU メールを利用のこと。連絡先メールアドレスはオフィスアワーの案内を参照すること。

「学生等と教員、或いは学生同士の意見交換の方法」について
・授業内容について、学生の皆さんとの議論はJIUポータルなど の掲示板を用いて行う。学生相互の議論にも JIUポータルなど の掲示板を利用する。

「出席確認方法」について
・各回の授業毎にコメントカード(googleフォーム)の提出を学生に義務付けている。期日内に提出された場合のみ出席確認とする。
事前学習
[事前学習:2h]講義資料(配布スライド集)の予習
事後学習
[事後学習:2h]提示されたワーク、および授業外の学びに関するミニレポートの提出

2回
事業承継とは?
到達目標: 事業承継の世界について理解を深め、その意義、現状と課題など実態を把握する。
事前学習
[事前学習:2h]講義資料(配布スライド集)の予習
事後学習
[事後学習:2h]提示されたワーク、および授業外の学びに関するミニレポートの提出

3回
経営権と事業承継の考え方
到達目標: 株式会社制度の基本的な知識と合わせて経営権について理解を深める。
事前学習
[事前学習:2h]講義資料(配布スライド集)の予習
事後学習
[事後学習:2h]提示されたワーク、および授業外の学びに関するミニレポートの提出

4回
同族経営と事業承継
到達目標: 事業承継における同族経営の意義、現状と課題など実態を把握する。

事前学習
[事前学習:2h]講義資料(配布スライド集)の予習
事後学習
[事後学習:2h]提示されたワーク、および授業外の学びに関するミニレポートの提出

5回
事業承継の計画と準備(体制作り)
到達目標: 事業承継の計画に必要な知識や考え方について理解を深める。
事前学習
[事前学習:2h]講義資料(配布スライド集)の予習
事後学習
[事後学習:2h]提示されたワーク、および授業外の学びに関するミニレポートの提出

6回
事業承継の手法 〜持株会社の活用〜
到達目標: 持ち株会社制度の基本的な知識と合わせて事業承継への応用方法について理解を深める。
事前学習
[事前学習:2h]講義資料(配布スライド集)の予習
事後学習
[事後学習:2h]提示されたワーク、および授業外の学びに関するミニレポートの提出

7回目
事業承継の手法 〜MBOの活用〜
到達目標: MBOの基本的な知識と合わせて事業承継への応用方法について理解を深める。
事前学習
[事前学習:2h]講義資料(配布スライド集)の予習
事後学習
[事後学習:2h]提示されたワーク、および授業外の学びに関するミニレポートの提出

8回
事業承継の手法 〜第三者承継:M&Aの活用〜
到達目標: M&Aの基本的な知識と合わせて事業承継への応用方法について理解を深める。
事前学習
[事前学習:2h]講義資料(配布スライド集)の予習
事後学習
[事後学習:2h]提示されたワーク、および授業外の学びに関するミニレポートの提出

9回
事業承継の手法 〜会社法の活用〜
到達目標: 事業承継に関わる会社法の基本的な知識と考え方について理解を深める。
 
事前学習
[事前学習:2h]講義資料(配布スライド集)の予習
事後学習
[事後学習:2h]提示されたワーク、および授業外の学びに関するミニレポートの提出

10回
事業承継に関わる税務の問題
到達目標: 事業承継に関わる税務の基本的な知識と考え方について理解を深める。
事前学習
[事前学習:2h]講義資料(配布スライド集)の予習
事後学習
[事後学習:2h]提示されたワーク、および授業外の学びに関するミニレポートの提出

11回
【ケーススタディ】その1
到達目標: ケーススタディとケースメソッドの違いについて理解する。提示されたケーススタディ資料を読解し、経営戦略論の基本的な考え方や理論を活用し、理論的かつ論理的に自分の考えを整理できるようになること。
 
事前学習
[事前学習:2h]講義資料(配布スライド集)の予習(特に事例に関わるものは精読し、論点を明確にし、ケーススタディやグループワークに備える)
事後学習
[事後学習:2h]提示されたワーク、および授業外の学びに関するミニレポートの提出

12回
【ケーススタディ】その2
到達目標: ケーススタディとケースメソッドの違いについて理解する。提示されたケーススタディ資料を読解し、経営戦略論の基本的な考え方や理論を活用し、理論的かつ論理的に自分の考えを整理できるようになること。
事前学習
[事前学習:2h]講義資料(配布スライド集)の予習(特に事例に関わるものは精読し、論点を明確にし、ケーススタディやグループワークに備える)
事後学習
[事後学習:2h]提示されたワーク、および授業外の学びに関するミニレポートの提出

13回
講義総括(まとめと振り返り)
到達目標: 事業と継承で扱った理論や知識、基本的な考え方を実践できるよう体系的に理解すること。
事前学習
[事前学習:2h]まとめ資料の総復習と期末試験の準備
事後学習
[事後学習:2h]学期末試験の出題範囲の復習など

14回
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
-学期末課題…30%
-課題レポート等…30%
-授業への参加(参加・発言・発表・質疑応答など)…20%
-授業への取組み(授業外の学び・取り組み、ワーク取り組み、プレゼンなど)…20%
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
レポート課題については、講義内にて解説やフィードバックなどを行う予定。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
*授業中に適宜プリントを配付する する予定
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参考文献・推薦図書
小野功著、『中企業・事業承継の上手な進め方』(経営情報出版社、2007年)
鶴岡公幸著、『老舗・時代を超えて愛される秘密』(産業能率大学出版部、2012年)
西村昌彦著、『同族会社のための事業承継』(東峰書房、2009年)
坂本光司著、『経営者の手帳』(あさ出版、2010年)
研究室
松田: 東金キャンパスF棟 F212号室
オフィスアワー
火曜日:ランチタイム 金曜日: 2時限目、ランチタイム
*上記以外での対応の場合は、教員までメール(連絡先: matsuda.jiu@gmail.com)を通じて日時調整をしてください。
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
関連ページ
https://www.jiu.ac.jp/visitors/students/detail/id=1001