Teacher name : Koshi Masami
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授業科目名
Clinical Chemistry
学年
3Grade
単位数
2.00Credits
実務経験の有無
開講クォーター
semester not specified
担当教員
Kakegawa Tomohito,Koshi Masami
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
Togane Campus
授業の到達目標及びテーマ
現在の医療において、患者がもたらす情報として問診(医療面接)による主観的情報と身体診察や検査結果による客観的情報がある。患者の病態を正しく理解し、診断を行ううえで不可欠な客観的指標が臨床検査値である。薬剤師は病棟・薬局・在宅において患者に接し、薬剤による影響を含めた患者の全身状態を検査値から総合的に判断しなければならない。臨床化学では、臨床検査の各項目の意味・実施法・疾患との関連性について学び、患者の状態を考察できる力を養う。
授業の概要
① 必修科目
② Clinical Chemistry ③ 2022改訂コアカリキュラム C2(6)、E1(2)、薬学準備教育ガイドライン(3) ④ (授業形態)講義 ⑤ (授業の概要)検査値から患者の体内状態を推測する能力を身につけるために、各検査項目の目的や意味を、これまでに身につけた解剖生理学や生理化学、生物学、微生物学、病態解析学などの知識を基にして理解する。臨床検査(一般検査、血液検査、血液生化学検査、微生物検査、病理検査、生理機能検査など)のみならず、薬物治療を行う上で、薬の副作用を判断するために必要となる検査法(臨床検査以外、X線検査など)についても学ぶ。 授業計画
1回
ガイダンス(懸川)、臨床検査の基礎知識、一般検査(合志)
(学習事項) E01500:尿検査および糞便検査の検査項目を列挙し、目的と異常所見を説明できる。 E01600:血液検査、血液凝固機能検査および脳脊髄液検査の検査項目を列挙し、目的と異常所見を説明できる。 (教科書) 第1章 臨床現場で必要な検査に関する基礎知識 日常診療で行われる検体採取と検査の実施 検査結果の解析に必要な評価指標 第2章 臨床現場で活用する検査の意味とデータの読み方 ② 糞尿検査 ⑨-2 穿刺液や生検による検査(脳脊髄液の検査) 事前学習
教科書の該当する章を読む
事前配布資料に目を通す (2 h) 事後学習
確認問題の見直し
(2 h) 2回
血液検査①(合志)
(学習事項) E01600:血液検査、血液凝固機能検査および脳脊髄液検査の検査項目を列挙し、目的と異常所見を説明できる。 (教科書) 第2章 臨床現場で活用する検査の意味とデータの読み方 ③-1 血球検査 事前学習
教科書の該当する章を読む
事前配布資料に目を通す (2 h) 事後学習
確認問題の見直し
(2 h) 3回
血液検査②(合志)
(学習事項) E01600:血液検査、血液凝固機能検査および脳脊髄液検査の検査項目を列挙し、目的と異常所見を説明できる。 (教科書) 第2章 臨床現場で活用する検査の意味とデータの読み方 ③-2 凝固線溶系検査 事前学習
教科書の該当する章を読む
事前配布資料に目を通す (2 h) 事後学習
確認問題の見直し
(2 h) 4回
血液生化学検査①(合志)
(学習事項) E01700:血液生化学検査の検査項目を列挙し、目的と異常所見を説明できる。 (教科書) 第2章 臨床現場で活用する検査の意味とデータの読み方 ④-1 酵素 ④-2 血清タンパク ④-3 窒素化合物 事前学習
教科書の該当する章を読む
事前配布資料に目を通す (2 h) 事後学習
確認問題の見直し
(2 h) 5回
血液生化学検査②(合志)
(学習事項) E01700:血液生化学検査の検査項目を列挙し、目的と異常所見を説明できる。 (教科書) 第2章 臨床現場で活用する検査の意味とデータの読み方 ④-4 糖質 ④-5 脂質・胆汁 事前学習
教科書の該当する章を読む
事前配布資料に目を通す (2 h) 事後学習
確認問題の見直し
(2 h) 6回
免疫血清学検査(合志)
(学習事項) E01800:免疫学的検査の検査項目を列挙し、目的と異常所見を説明できる。 (教科書) 第2章 臨床現場で活用する検査の意味とデータの読み方 ⑤-1 炎症マーカー ⑤-2 自己抗体 ⑤-3 アレルギー検査 事前学習
教科書の該当する章を読む
事前配布資料に目を通す (2 h) 事後学習
確認問題の見直し
(2 h) 7回目
内分泌検査、腫瘍マーカー(合志)
(学習事項) E01800:免疫学的検査の検査項目を列挙し、目的と異常所見を説明できる。 E14700:悪性腫瘍について、以下の項目を概説できる。 組織型分類および病気分類、悪性腫瘍の検査(細胞診、組織診、画像診断、腫瘍マーカー(主要関連の変異遺伝子、遺伝子産物を含む)、悪性腫瘍の疫学(がん疾患の現状およびがん死亡の現状)、悪性腫瘍のリスクおよび予防要因 (教科書) 第2章 臨床現場で活用する検査の意味とデータの読み方 ⑥ 内分泌検査 ⑦ 腫瘍マーカー 事前学習
教科書の該当する章を読む
事前配布資料に目を通す (2 h) 事後学習
確認問題の見直し
(2 h) 8回
感染症検査、穿刺液や生検による検査(合志)
(学習事項) E01800:免疫学的検査の検査項目を列挙し、目的と異常所見を説明できる。 E02100:代表的な微生物検査の検査項目を列挙し、目的と異常所見を説明できる。 E02000:代表的な生理機能検査(心機能、腎機能、肝機能、呼吸機能等)、病理組織検査および画像検査の検査項目を列挙し、目的と異常所見を説明できる。 (教科書) 第2章 臨床現場で活用する検査の意味とデータの読み方 ⑧ 感染症検査 ⑨-2 穿刺液や生検による検査(細胞診、病理検査) 事前学習
教科書の該当する章を読む
事前配布資料に目を通す (2 h) 事後学習
確認問題の見直し
(2 h) 9回
血液生化学検査③、穿刺液や生検による検査(合志)
(学習事項) E01700:血液生化学検査の検査項目を列挙し、目的と異常所見を説明できる。 E01900:動脈血ガス分析の検査項目を列挙し、目的と異常所見を説明できる。 (教科書) 第2章 臨床現場で活用する検査の意味とデータの読み方 ④-6 電解質 ⑨-2 穿刺液や生検による検査(動脈血ガス分析) 事前学習
教科書の該当する章を読む
事前配布資料に目を通す (2 h) 事後学習
確認問題の見直し
(2 h) 10回
生理検査①(合志)
(学習事項) E02000:代表的な生理機能検査(心機能、腎機能、肝機能、呼吸機能等)、病理組織検査および画像検査の検査項目を列挙し、目的と異常所見を説明できる。 (教科書) 第2章 臨床現場で活用する検査の意味とデータの読み方 ⑩-2 心電図 事前学習
教科書の該当する章を読む
事前配布資料に目を通す (2 h) 事後学習
確認問題の見直し
(2 h) 11回
生理検査②、画像検査①(合志)
(学習事項) C10100:代表的な画像診断技術(X 線検査、MRI、超音波、内視鏡検査、核医学検査など)について概説できる。) C10100:代表的な画像診断技術(X線検査、MRI、超音波、内視鏡検査、核医学検査など)について概説できる。 E02000:代表的な生理機能検査(心機能、腎機能、肝機能、呼吸機能等)、病理組織検査および画像検査の検査項目を列挙し、目的と異常所見を説明できる。 (教科書) 第2章 臨床現場で活用する検査の意味とデータの読み方 ⑩-2 肺機能検査 ⑪-2 胸部(呼吸器):X線検査、CT検査、MRI検査 事前学習
教科書の該当する章を読む
事前配布資料に目を通す (2 h) 事後学習
確認問題の見直し
(2 h) 12回
画像検査②(合志)
(学習事項) C10100:代表的な画像診断技術(X線検査、MRI、超音波、内視鏡検査、核医学検査など)について概説できる。 (教科書) 第2章 臨床現場で活用する検査の意味とデータの読み方 ⑪-2 頭頸部(CT検査、MRI検査、超音波検査) ⑪-2 胸部(X線検査、CT検査) ⑪-2 腹部(超音波検査、X線検査、CT検査、MRI検査) ⑪-2 心臓(超音波検査、CT検査、心臓カテーテル検査) ⑪-2 消化管(造影検査、内視鏡検査) 事前学習
教科書の該当する章を読む
事前配布資料に目を通す (2 h) 事後学習
確認問題の見直し
(2 h) 13回
各回の補足・復習(合志)
事前学習
これまでの授業資料に目を通し、不明点・疑問点を抽出する
(2 h) 事後学習
1〜12回の確認問題の見直し
(2 h) 14回
事前学習
事後学習
15回
事前学習
事後学習
16回
事前学習
事後学習
17回
事前学習
事後学習
18回
事前学習
事後学習
19回
事前学習
事後学習
20回
事前学習
事後学習
21回
事前学習
事後学習
22回
事前学習
事後学習
23回目
事前学習
事後学習
24回
事前学習
事後学習
25回
事前学習
事後学習
26回
事前学習
事後学習
試験及び成績評価
授業中に行う小テスト:50%
定期試験:50%(筆記試験) 上記の総合評価で合格基準(60%以上)を超えなかった学生には、追・再試験(筆記試験)を行う。 再試験:100%(筆記試験のみで評価する) 追試験:定期試験と同等の配分(50%)で評価 課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
授業内で解説、または解説コメントの掲載
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
なるほど なっとく 臨床検査
南山堂
978-4525210915
参考文献・推薦図書
臨床薬学テキストシリーズ 薬物治療総論/症候・臨床検査/個別化医療、中山書店、2018年、定価4,500円、ISBN: 978-4521744506
トートラ 人体の構造と機能(第5版)、丸善出版、2019年、定価10,000円、ISBN: 978-4621303566 疾患ハイライト 薬学臨床検査、京都廣川書店、2013年、定価4,800円、ISBN: 978-4906992164 研究室
東金キャンパス
合志:機能生理化学研究室(K棟2階K203) 懸川:機能生理化学研究室(K棟2階K202) オフィスアワー
合志:月曜2限、木曜3限(K棟2階K203)連絡先:koushi@jiu.ac.jp
懸川:月曜昼休み+3限、木曜昼休み+3限(K棟2階K202)連絡先:tomohito@jiu.ac.jp 科目ナンバリング
学位授与方針との関連
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