Syllabus data

授業科目名
Experiment Training for Biology
学年
2Grade
単位数
2.00Credits
実務経験の有無
開講クォーター
semester not specified
担当教員
Yuichi Nikura,Kitamura Akio,Koshi Masami,SHIBUYA ASUKA,Nishiguchi Yoshikazu
授業形態
授業で主に使用する言語
【言語】日本語/Japanese
授業方法区分
開講キャンパス
Togane Campus
授業の到達目標及びテーマ
生物系実習においては、生物学、生理化学、微生物学などの科目で習得した知識を基礎として、実際に生体成分としての核酸、蛋白質(酵素)、(微生物、動物)細胞を取扱いながら、電気泳動法、PCR法、蛋白質の分離精製、蛋白質定量、酵素反応測定、形質転換、免疫染色、微生物培養、グラム染色、顕微鏡観察などの様々な生物学的手法を実際に行う。その過程を通じて、生体成分に対する生きた知識を学ぶことで、薬の作用を学ぶ上で必須な、生物全般、生体成分に対する理解を深めることができる様になる。薬剤師としての職能を発揮するために必要な知識を修得することで、薬の専門知識を有する医療従事者として相応しい資質を身につける。C6(2)(3) C8(2)(3) 薬学アドバンスト教育ガイドライン(例示)
【関連するDP】2,3,6,7(PC2024)、1(PC2022-2023)、1(PC2015-2021)
【関連するSDGs】3
授業の概要
「生物系実習」
① 必修科目
② 科目名(英語名):Experiment Training for Biology 
③ コアカリキュラム C6(2)(3) C8(2)(3) 薬学アドバンスト教育ガイドライン
④ 授業形態:実習
⑤ 授業の概要:
生物系実習においては、生物学、生理化学、微生物学などの科目で習得した知識を基礎として、実際に生体成分としての核酸、蛋白質(酵素)、(微生物、動物)細胞を取扱いながら、電気泳動法、PCR法、蛋白質の分離精製、蛋白質定量、酵素反応測定、形質転換、免疫染色、微生物培養、グラム染色、顕微鏡観察などの様々な生物学的手法を実際に行う。その過程を通じて、生体成分に対する生きた知識を学ぶことで、薬の作用を学ぶ上で必須な、生物全般、生体成分に対する理解を深めることができる様になる。薬剤師としての職能を発揮するために必要な知識を修得することで、薬の専門知識を有する医療従事者として相応しい資質を身につける。Part 1では生物の基本単位である細胞構造を有する微生物(細菌)を取り扱い,生命体に対する理解を深める.Part 2では微生物を用いた遺伝子技術の基本操作を行い,分子生物学的な手技を習得する.Part 3では、タンパク質の精製や活性測定について学ぶ。

担当教員:新倉雄一、西口慶一、北村昭夫、合志雅美、渋谷明日香

授業計画
1回
第1回 オリエンテーション
(主担当教員:西口慶一)
【到達目標】実習を開始する上での心構え、実習内容、安全面などについてのオリエンテーションを行う。
H08001、H08002、H08003、H08008、H08009
【学習方法】 講義、ビデオ、基礎実習


 
事前学習
【事前学習2h】事前に配布予定の実習書の、注意事項及びスケジュールを熟読し、実習に臨む心構え(身だしなみを含む)を十分なものにしておく。

事後学習
【事後学習2h】実習書の注意事項及びスケジュールを確認し、実習に臨む心構え(身だしなみを含む)を再確認する。

2回
第2回 無菌操作と細菌の分離培養(消毒・滅菌)1
(主担当教員:北村昭夫)
【到達目標】標準細菌検体(未知検体)及び鼻腔常在細菌を用いて細菌の分離培養を実施できる。
細菌の培養に必要な無菌操作を実施できる。
C35800 C35900 J16800
H03800 H04100 H04200
【学習方法】 講義、ビデオ、基礎実習、宿題(レポート)
事前学習
【事前学習2h】指示された事前課題を行う。実習書の該当部分を読む。
事後学習
【事後学習2h】指示された宿題(レポート)を行い提出。

3回
第3回 オリエンテーション、無菌操作と細菌の分離培養(消毒・滅菌)2
(主担当教員:北村昭夫)
【到達目標】
主な滅菌法の原理を知り、被滅菌物毎に適切な方法を選択し実施できる。C35800 C35900 J16800
H03800 H04100 H04200
【学習方法】 講義、ビデオ、基礎実習、宿題(レポート)
事前学習
【事前学習2h】指示された事前課題を行う。実習書の該当部分を読む。
事後学習
【事後学習2h】指示された宿題(レポート)を行い提出。

4回
第4回  細菌の純培養とグラム染色1 
(主担当教員:北村昭夫)
【到達目標】未知検体及び常在細菌を用いて細菌の純培養を実施できる。
C35700 C35800 C35900 J16800
H03800 H04100 H04200
【学習方法】 講義、ビデオ、基礎実習、宿題(レポート)


事前学習
【事前学習2h】指示された事前課題を行う。実習書の該当部分を読む。
事後学習
【事後学習2h】指示された宿題(レポート)を行い提出。

5回
第5回  細菌の純培養とグラム染色2 
(主担当教員:北村昭夫)
【到達目標】
グラム染色法の原理を理解し実施できる。C35700 C35800 C35900 J16800
H03800 H04100 H04200
【学習方法】 講義、ビデオ、基礎実習、宿題(レポート)

事前学習
【事前学習2h】指示された事前課題を行う。実習書の該当部分を読む。
事後学習
【事後学習2h】指示された宿題(レポート)を行い提出。

6回
第6回 細菌の確認試験と薬剤感受性試験1 
(主担当教員:北村昭夫)
【到達目標】細菌の同定に用いる代表的な試験法について説明し、実施できる。
純培養細菌のグラム染色を適切に実施できる。
C35700 C35800 C35900 J16800
H03800 H04100 H04200
【学習方法】 講義、ビデオ、基礎実習、宿題(レポート)






事前学習
【事前学習2h】指示された事前課題を行う。実習書の該当部分を読む。
事後学習
【事後学習2h】指示された宿題(レポート)を行い提出。

7回目
第7回 細菌の確認試験と薬剤感受性試験2 
(主担当教員:北村昭夫)
【到達目標】
純培養細菌のグラム染色及び同定試験の結果より、代表的な細菌を同定できる。
薬剤感受性試験を実施できる。C35700 C35800 C35900 J16800
H03800 H04100 H04200
【学習方法】 講義、ビデオ、基礎実習、宿題(レポート)


事前学習
【事前学習2h】指示された事前課題を行う。実習書の該当部分を読む。
事後学習
【事後学習2h】指示された宿題(レポート)を行い提出。

8回
第8回 マイクロピペッターの基本操作
(主担当教員:西口慶一)
【到達目標】電子上皿天秤を用い、マイクロピペッターの正確な取扱いを学ぶ。
J16800 J14300 J14400 J14500 J14700
H03800 H04100 H04200
【学習方法】 講義、ビデオ、基礎実習、宿題(レポート)

事前学習
【事前学習2h】指示された事前課題を行う。実習書の該当部分を読む。
事後学習
【事後学習2h】指示された宿題(レポート)を行い提出。

9回
第9回 PCR法による遺伝子増幅、プラスミド抽出のための前培養 
(主担当教員:西口慶一)
【到達目標】PCR法により遺伝子を増やすことができる。
J16800 J14300 J14400 J14500 J14700
H03800 H04100 H04200
【学習方法】 講義、ビデオ、基礎実習、宿題(レポート)



事前学習
【事前学習2h】指示された事前課題を行う。実習書の該当部分を読む。
事後学習
【事後学習2h】指示された宿題(レポート)を行い提出。

10回
第10回  プラスミドDNAの抽出および制限酵素処理1  
(主担当教員:西口慶一)
【到達目標】大腸菌の形質転換株からプラスミドDNAを抽出する。
大腸菌からプラスミドDNAを抽出できる。
J12300
H03800 H04100 H04200
【学習方法】 講義、ビデオ、基礎実習、宿題(レポート)
事前学習
【事前学習2h】指示された事前課題を行う。実習書の該当部分を読む。
事後学習
【事後学習2h】指示された宿題(レポート)を行い提出。

11回
第11回  プラスミドDNAの抽出および制限酵素処理 2
 (主担当教員:西口慶一)
【到達目標】
得られたプラスミドDNAを制限酵素で切断する。
J12300
H03800 H04100 H04200
【学習方法】 講義、ビデオ、基礎実習、宿題(レポート)




事前学習
【事前学習2h】指示された事前課題を行う。実習書の該当部分を読む。
事後学習
【事後学習2h】指示された宿題(レポート)を行い提出。

12回
第12回 アガロースゲル電気泳動とその応用1 
(主担当教員:西口慶一)
【到達目標】核酸の電気泳動の原理を理解する。核酸の電気泳動を行うことができる。
PCRの結果と自分の使用したプライマーとの関係を説明できる。
J04300  J12800 J14300 J14700
H03800 H04100 H04200
【学習方法】 講義、ビデオ、基礎実習、宿題(レポート)

事前学習
【事前学習2h】指示された事前課題を行う。実習書の該当部分を読む。
事後学習
【事後学習2h】指示された宿題(レポート)を行い提出。

13回
第13回 アガロースゲル電気泳動とその応用2 
(主担当教員:西口慶一)
【到達目標】
制限酵素により切断したプラスミドDNAを、電気泳動法により分離できる。
アガロース電気泳動で分離したプラスミドDNAの大きさを解析できる。
J04300  J12800 J14300 J14700
H03800 H04100 H04200
【学習方法】 講義、ビデオ、基礎実習、宿題(レポート)
事前学習
【事前学習2h】指示された事前課題を行う。実習書の該当部分を読む。
事後学習
【事後学習2h】指示された宿題(レポート)を行い提出。

14回
第14回 タンパク精製と可視化、 Ni-アフィニティークロマトグラフィー1
 (主担当教員:新倉雄一)
【到達目標】Ni-アフィニティークロマトグラフィー法を用いて、Hisタグのついた酵素タンパク質の精製を行う。
J12900
H03800 H04100 H04200
【学習方法】 講義、ビデオ、基礎実習、宿題(レポート)
事前学習
【事前学習2h】指示された事前課題を行う。実習書の該当部分を読む。
事後学習
【事後学習2h】指示された宿題(レポート)を行い提出。

15回
第15回 タンパク精製と可視化、 Ni-アフィニティークロマトグラフィー2 
(主担当教員:新倉雄一)
【到達目標】
代表的な生体試料について、目的に即した前処理と適切な取扱いができる。J12900
H03800 H04100 H04200
【学習方法】 講義、ビデオ、基礎実習、宿題(レポート)
事前学習
【事前学習2h】指示された事前課題を行う。実習書の該当部分を読む。
事後学習
【事後学習2h】指示された宿題(レポート)を行い提出。

16回
第16回  タンパク精製と可視化 SDS-PAGEとCBB染色1 
(主担当教員:新倉雄一)
【到達目標】電気泳動法の原理を説明し、実施できる。
J04300
H03800 H04100 H04200
【学習方法】 講義、ビデオ、基礎実習、宿題(レポート)
事前学習
【事前学習2h】指示された事前課題を行う。実習書の該当部分を読む。
事後学習
【事後学習2h】指示された宿題(レポート)を行い提出。

17回
第17回  タンパク精製と可視化 SDS-PAGEとCBB染色2 
(主担当教員:新倉雄一)
【到達目標】
精製過程の各分画についてSDSポリアクリルアミドゲル電気泳動を行う。J04300
H03800 H04100 H04200
【学習方法】 講義、ビデオ、基礎実習、宿題(レポート)
事前学習
【事前学習2h】指示された事前課題を行う。実習書の該当部分を読む。
事後学習
【事後学習2h】指示された宿題(レポート)を行い提出。

18回
第18回 タンパク精製と可視化 観察1 
(主担当教員:新倉雄一)
【到達目標】タンパク質の定性、定量試験法を実施できる。C23400
H03800 H04100 H04200
【学習方法】 講義、ビデオ、基礎実習、宿題(レポート)
事前学習
【事前学習2h】指示された事前課題を行う。実習書の該当部分を読む。
事後学習
【事後学習2h】指示された宿題(レポート)を行い提出。

19回
第19回 タンパク精製と可視化 観察2 
(主担当教員:新倉雄一)
【到達目標】
CBB染色で可視化されたタンパク質の電気泳動像を観察し、精製結果の解析、分子量決定を行う。
H03800 H04100 H04200
【学習方法】 講義、ビデオ、基礎実習、宿題(レポート)
事前学習
【事前学習2h】指示された事前課題を行う。実習書の該当部分を読む。
事後学習
【事後学習2h】指示された宿題(レポート)を行い提出。

20回
第20回 酵素活性の測定1 
(主担当教員:西口慶一、渋谷明日香)
【到達目標】単位時間あたりの酵素反応生成物量を定量し、酵素活性を測定する。
代表的な酵素の活性を測定できる。
酵素を熱変性させたときの酵素反応を説明できる。J12700, C24100
H03800 H04100 H04200
【学習方法】 講義、ビデオ、基礎実習、宿題(レポート)
事前学習
【事前学習2h】指示された事前課題を行う。実習書の該当部分を読む。
事後学習
【事後学習2h】指示された宿題(レポート)を行い提出。

21回
第21回 酵素活性の測定2 
(主担当教員:西口慶一、渋谷明日香)
【到達目標】
酵素を熱変性させたときの酵素反応を説明できる。J12700, C24100
H03800 H04100 H04200
【学習方法】 講義、ビデオ、基礎実習、宿題(レポート)
事前学習
【事前学習2h】指示された事前課題を行う。実習書の該当部分を読む。
事後学習
【事後学習2h】指示された宿題(レポート)を行い提出。

22回
第22回 酵素活性の測定3 
(主担当教員:西口慶一、渋谷明日香)
【到達目標】測定した酵素活性のデータ処理について学ぶ。酵素阻害試薬を用いたときの酵素反応、酵素阻害試薬の阻害形式に関して知識を得る。J12700, C24100
【学習方法】 講義、ビデオ、基礎実習、宿題(レポート)
事前学習
【事前学習2h】指示された事前課題を行う。実習書の該当部分を読む。
事後学習
【事後学習2h】指示された宿題(レポート)を行い提出。

23回目
第23回 抗原抗体反応を利用した特定タンパク質の同定1
(主担当教員:合志雅美)
【到達目標】
抗原—抗体反応について理解し、それを利用した検査方法(ELISA法、ウエスタンブロット法、免疫染色など)を実施する。
C34400
H03800 H04100 H04200
【学習方法】 講義、ビデオ、基礎実習、宿題(レポート)
事前学習
【事前学習2h】指示された事前課題を行う。実習書の該当部分を読む。
事後学習
【事後学習2h】指示された宿題(レポート)を行い提出。

24回
第24回 抗原抗体反応を利用した特定タンパク質の同定2
(主担当教員:合志雅美)
【到達目標】
抗原—抗体反応について理解し、それを利用した検査方法(ELISA法、ウエスタンブロット法、免疫染色など)で特定タンパク質(抗原タンパク質)の検出ができる。
C34400
H03800 H04100 H04200
【学習方法】 講義、ビデオ、基礎実習、宿題(レポート)
事前学習
【事前学習2h】指示された事前課題を行う。実習書の該当部分を読む。
事後学習
【事後学習2h】指示された宿題(レポート)を行い提出。

25回
第25回 免疫染色による特定タンパク質の染色
(主担当教員:合志雅美)
【到達目標】抗原抗体反応を利用した特定タンパク質の同定、まとめと片付け
抗原—抗体反応について理解し、それを利用した検査方法(ELISA法、ウエスタンブロット法、免疫染色など)で特定タンパク質(抗原タンパク質)の検出ができる。C34400
H03800 H04100 H04200
【学習方法】 講義、ビデオ、基礎実習、宿題(レポート)
事前学習
【事前学習2h】指示された事前課題を行う。実習書の該当部分を読む。
事後学習
【事後学習2h】指示された宿題(レポート)を行い提出。

26回
第26回 免疫染色による特定タンパク質の観察
(主担当教員:合志雅美)
【到達目標】抗原抗体反応を利用した特定タンパク質の同定、まとめと片付け
抗原—抗体反応について理解し、それを利用した検査方法(ELISA法、ウエスタンブロット法、免疫染色など)で特定タンパク質(抗原タンパク質)の検出ができる。C34400
H03800 H04100 H04200
【学習方法】 講義、ビデオ、基礎実習、宿題(レポート)
事前学習
【事前学習2h】指示された事前課題を行う。実習書の該当部分を読む。
事後学習
【事後学習2h】指示された宿題(レポート)を行い提出。

試験及び成績評価
取組み姿勢・態度 60%および宿題(レポート)40%で評価する。
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
各担当の教員が採点し、成績評価としてフィードバックする。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
『城西国際大学薬学部生物系実習書』
参考文献・推薦図書
『薬学領域の生化学』/ 伊東晃、藤木博太編 / 廣川書店 / 平成29年1月 / 5,000円/
研究室
(北村)東金キャンパス・薬学部 K棟3階・ K304 号室 
(合志)東金キャンパス・薬学部 K棟2階・ K203 号室  
(新倉)東金キャンパス・薬学部 K棟2階・ K210 号室 
(西口)東金キャンパス・薬学部 K棟5階・ K502 号室 
(渋谷)東金キャンパス・薬学部 K棟4階・ K408 号室
オフィスアワー
(北村)オフィスアワー: 木曜日3限、金曜日3限
(合志)オフィスアワー: 月曜日3限、木曜日2限  
(新倉)オフィスアワー: 月曜日4限、水曜日4限
(西口)オフィスアワー: 火曜日1限、水曜日1限
(渋谷)オフィスアワー: 月曜日3限、4限
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
関連ページ
https://www.jiu.ac.jp/visitors/students/detail/id=1001