Teacher name : Wataru Kondo
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授業科目名
Seminar in International ExchangeI
学年
3Grade
単位数
2.00Credits
実務経験の有無
開講クォーター
semester not specified
担当教員
Wataru Kondo
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
Togane Campus
授業の到達目標及びテーマ
本授業の到達目標は下記の3点にあり、国際社会の平和と安全の維持を目的とする国際連合の仕組みと活動を理解し尊重できる人の育成を目指す。
(1) 具体的な条約・判例・事例などを学ぶことにより、国際法の基本構造と国際紛争の解決方法に関する基礎的な知識を獲得すること(日本の標準的な教科書の内容理解)。 (2) 獲得した基礎知識を応用して、実際に生じている国際紛争の解決のあり方について考察する力を養うこと。 (3) 研究・発表の基本(文献収集方法、引用のルール、レポート・論文の書き方の要点など)を理解すること。 授業の概要
1. 科目名(英語名):国際交流演習Ⅰ (Seminar in International exchangeⅠ)
2. 授業形態:演習 3. 内容:「国際法」とは、主に国家間関係を規律する法のことであるが、慣習法が多く存在するなど、その内容はわかりづらい。しかし、数多くの戦争を反省して人間が作ってきた、国際社会の平和のために必要不可欠なものである。本演習では、学生が自ら発表する経験を通じて、国際法の基礎(基本構造と役割)を確認すると共に、研究・発表方法の基礎を学ぶことを目的とする。国連を中心として国際社会の緊密化が進む現在、国際法が関係する範囲は多岐に及ぶが、その主たる分野を、ゼミ生で分担しながら具体的に扱っていきたい。 授業計画
1回
第1回:イントロダクション(1) 履修確認など
到達目標:新学期のスケジュールを確認する。 事前学習
テキストを購入したか確認する。学事暦に目を通しておく。
事後学習
履修登録を確実に行う。
2回
イントロダクション(2) 国際法を学ぶ意義、資料収集・発表の方法
到達目標:国際法を学ぶ意義を確認し、研究発表の基礎を得る。 事前学習
テキストの目次に目を通しておく。
事後学習
自分の発表の日程と内容を確認する。
3回
今年度の計画 (1) グループA
到達目標:就活の方向性とインターンの機会について考える。 事前学習
就活サイトへの無料登録、活用方法を確認する。
事後学習
家族と進路について相談する。
4回
今年度の計画 (2) グループB
到達目標:就活の方向性とインターンの機会について考える。 事前学習
就活サイトへの無料登録、活用方法を確認する。
事後学習
家族と進路について相談する。
5回
(学生発表)国際法の成り立ち、国際法総論
到達目標:学生による発表を通じて、「国際法の成り立ち」と「国際法総論」に関する学識(国際法相互の関係、国際法と国内法の関係、国家責任の法理など)を深めると共にディスカッション能力を高める。 事前学習
テキストChapter 1, 2を読んでおく。
事後学習
発表の良かったところ、改善できるところを整理し、今後に活かす。
6回
(学生発表)国家とは? 国際組織とは?
到達目標:学生による発表を通じて、「国家」と「国際組織」に関する学識(国家の成立要件、国家管轄権、国際組織の存在意義など)を深めると共にディスカッション能力を高める。 事前学習
テキストChapter 3, 7を読んでおく。
事後学習
発表の良かったところ、改善できるところを整理し、今後に活かす。
7回目
(学生発表)領域権原、条約法
到達目標:学生による発表を通じて、「領域権原」と「条約法」に関する学識(領域取得の根拠、条約の留保・解釈・効力など)を深めると共にディスカッション能力を高める。 事前学習
テキストChapter 4, 5を読んでおく。
事後学習
発表の良かったところ、改善できるところを整理し、今後に活かす。
8回
今学期の計画
到達目標:今学期の計画を確認する。 事前学習
履修したい授業のシラバスを再度確認する。
事後学習
履修訂正の時期・方法を確認する。
9回
(学生発表)紛争の平和的解決
到達目標:学生による発表を通じて、「紛争の平和的解決」に関する学識(裁判手続と非裁判手続、国際司法裁判所、国際海洋法条約上の紛争解決制度など)を深めると共にディスカッション能力を高める。 事前学習
テキストChapter 12を読んでおく。
事後学習
発表の良かったところ、改善できるところを整理し、今後に活かす。
10回
(学生発表)国際環境
到達目標:学生による発表を通じて、「国際環境」に関する学識(国際環境法の特徴と課題など)を深めると共にディスカッション能力を高める。 事前学習
テキストChapter 11を読んでおく。
事後学習
発表の良かったところ、改善できるところを整理し、今後に活かす。
11回
(学生発表) 国籍・人権
到達目標:学生による発表を通じて、「国籍・人権」に関する学識(国際人権基準とその履行確保の仕組み、運用の実態と今後の課題など)を深めると共にディスカッション能力を高める。 事前学習
テキストChapter 8を読んでおく。
事後学習
発表の良かったところ、改善できるところを整理し、今後に活かす。
12回
(学生発表) 国際犯罪
到達目標:学生による発表を通じて、「国際犯罪」に関する学識(国際犯罪の概念、国による処罰と国際的な刑事裁判所による処罰、犯罪人の引渡しなど)を深めると共にディスカッション能力を高める。 事前学習
テキストChapter 9を読んでおく。
事後学習
発表の良かったところ、改善できるところを整理し、今後に活かす。
13回
(学生発表)武力紛争法
到達目標:学生による発表を通じて、「武力紛争法」に関する学識(敵対行為の規制と犠牲者の保護、国際的と非国際的の武力紛争、武力紛争法の遵守など)を深めると共にディスカッション能力を高める。 事前学習
テキストChapter 14を読んでおく。
事後学習
発表の良かったところ、改善できるところを整理し、今後に活かす。
14回
事前学習
事後学習
15回
事前学習
事後学習
16回
事前学習
事後学習
17回
事前学習
事後学習
18回
事前学習
事後学習
19回
事前学習
事後学習
20回
事前学習
事後学習
21回
事前学習
事後学習
22回
事前学習
事後学習
23回目
事前学習
事後学習
24回
事前学習
事後学習
25回
事前学習
事後学習
26回
事前学習
事後学習
試験及び成績評価
・発表:70% 、授業への参加姿勢:30%
・授業時数の1/3以上欠席した場合には、原則として単位を修得できない。 課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
原則として、当日または次回の授業で解説する。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
ビジュアルテキスト国際法(第3版)
加藤信行ほか
有斐閣
9784641046924
2022年(2,400円+税)
国際法(第5版)
浅田正彦
東信堂
9784798917689
2022年(3,000円+税)
参考文献・推薦図書
上記テキストの内容理解を深めるために、適宜利用されたい。さらに理解を深めるためには、図書(またはその中の各章の)巻末等に列挙されている参考文献(興味関心のある分野における主要な国際法の図書・論文)を調べてみるとよい。
1)『国際法【第2版】』岩沢雄司(著)(東京大学出版会、2023年、4,400円+税) 2)『現代国際法講義【第5版】』杉原高嶺ほか(有斐閣、2012年、4,200円+税) 3)『新国際法講義【改訂版】』森川俊俊ほか(北樹出版、2014年、2,700円+税) 4)『講義国際法【第2版】』小寺彰ほか(有斐閣、2010年、4,300円+税) 5)『国際法入門 —逆から学ぶ—【第3版】』山形英郎(法律文化社、2022年、2,700円+税) 6)『国際社会と法 —国際法・国際人権法・国際経済法—』横田洋三(有斐閣、2010年、2,800円+税) 7)『新国際人権入門 —SDGs時代における展開—』横田洋三(編)(法律文化社、2021年、2,700円+税) 8)『国際法で世界がわかる』森川幸一(他)(岩波書店、2016年、2900円+税) 9)『サブテクスト国際法 —教科書の一歩先へ (Advanced readings in international law)—』森肇志(他)(日本評論社、2020年、2400円+税) 10)『ベーシック条約集【2022年版】』浅田正彦(編)(東信堂、2022年、2,600円+税) 11)『ジェンダー六法【第2版】』山下泰子ほか(編)(信山社、2015年、3,600円+税) 12)『判例国際法【第3版】』薬師寺公夫ほか(編代)(東信堂、2019年、3,900円+税) 13)『ジュリスト国際法判例百選【第3版】』森川幸一(他)編(有斐閣、2021年、2,600円+税) 14) James Crawford, Brownlie's principles of public international law, 9th edition, Oxford University Press, 2019. 15) Malcom Evans, International Law, 5th edition, Oxford University Press, 2018. 16) Malcolm N. Shaw, International Law, 9th ed., Cambridge University Press, 2021. 17) Paola Gaeta (et al.), Cassese's International Law, Oxford University Press, 2020. 18) Antonio Cassese, International Law, 2nd ed., Oxford University Press, 2005. 研究室
東金キャンパス H棟402号室
オフィスアワー
授業内で別途案内する。
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
関連ページ
関連授業科目:「国際交流演習Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ」、「国際法」、「法律学概論」、「国際ボランティア論」など
詳細は以下のURL参照 https://www.jiu.ac.jp/visitors/students/detail/id=1001 |