Syllabus data

授業科目名
Anatomy and Physiology
学年
1Grade
単位数
2.00Credits
実務経験の有無
開講クォーター
semester not specified
担当教員
Kakegawa Tomohito,Koshi Masami
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
Togane Campus
授業の到達目標及びテーマ
寒いときに鳥肌が立つ、空腹時にお腹が鳴る、緊張すると手汗が出るなど、体は外部環境あるいは内部環境に応じて様々な反応を示す。これら反応は自然と、意図することなく起こるものだが、体の機能を知ることによって容易に説明することができる。正常な反応が破綻した状態が「病気」であり、「病気」を知るためにはまず正常な状態を知ることが重要である。解剖生理学では、体の正常構造と生理機能を組織のマクロレベルから細胞のミクロレベルにわたって理解し、「病気」が発症するメカニズムについて考察できる力を養う。
【関連するDP】2, 3(PC2024)、2,3(PC2022-2023)
【関連するSDGs】3
授業の概要
① 必修科目
② Anatomy and Physiology
③ 2024改訂コアカリキュラム C-7
   2022改訂コアカリキュラム C7 (1), (2)、C8 (1)、薬学準備教育ガイドライン (3)
④ (授業形態)講義
⑤ (授業の概要)ヒトの体や生理学的反応について、体の一つひとつの名称とその構造を覚える(解剖学)、体内外で起こる変化を構造とその機能とを関連付けながら理解する(生理学)。これらにより、疾患や薬の作用・副作用の体内メカニズムを生理機能から推測・説明するための基礎を身につける。

授業計画
1回
ガイダンス(懸川)、人体の構成、神経系のしくみ①(合志)
(学習事項)
2024改訂コアカリキュラム
C-7 (1) 人体を観察する際の基準となる体位、方向及び断面
C-7 (2) 人体の階層構造(細胞・組織・器官・器官系)
C-7 (3) 人体を構成する各器官系と相互の連携の概要
C-7 (4) 主要な器官の名称と解剖学的位置を確認する方法
C-7 (1) 神経系を構成する細胞
C-7 (2) 神経細胞における興奮の伝導と伝達
C-7 (4) 血液脳関門と脳室周囲器官(科学受容器引き金帯(CTZ))
2022改訂コアカリキュラム
C30901 神経細胞の興奮と伝導、シナプス伝達の調整機構について概説できる。
(教科書)
1章 細胞からヒトへ
IV 組織
2章 神経系のしくみ
I 神経系の分類と構成要素
事前学習
教科書の該当する章を読む
事前配布資料に目を通す
(2 h)
事後学習
確認問題の見直し
(2 h)

2回
神経系のしくみ②(合志)
(学習事項)
2024改訂コアカリキュラム
C-7 (3) 中枢神経系の構造と機能
C-7 (5) 末梢神経系の解剖学的分類と生理学的分類
C-7 (6) 自律神経系による調節
C-7 (4) 運動の伝導路(錐体路、錐体外路及び下位運動ニューロン)
2022改訂コアカリキュラム
C29300:中枢神経系について概説できる。
C29400:末梢神経系(体性・自律)について概説できる。
(教科書)
2章 神経系のしくみ
I 神経系の分類と構成要素
反射
II 中枢神経系
III 末梢神経系
事前学習
教科書の該当する章を読む
事前配布資料に目を通す
(2 h)
事後学習
確認問題の見直し
(2 h)

3回
神経系のしくみ③(合志)
(学習事項)
2024改訂コアカリキュラム
C-7 (1) 皮膚及びその付属器の構造と機能
C-7 (2) 皮膚から受容される感覚とそれらの伝導路
C-7 (1) 5つの特殊感覚(視覚、聴覚、平衡覚、嗅覚、味覚)
C-7 (2) 視覚器(眼球)の構造と光の受容、視覚の伝導路
2022改訂コアカリキュラム
C29400:末梢神経系(体性・自律)について概説できる。
C29700:皮膚について概説できる。
C30700:感覚器について概説できる。
(教科書)
2章 神経系のしくみ
III 末梢神経系
IV 覚醒と睡眠
V 高次脳機能
3章 感覚のしくみ
I 感覚とは
II 視覚
III 聴覚と平衡感覚
IV 味覚と嗅覚
事前学習
教科書の該当する章を読む
事前配布資料に目を通す
(2 h)
事後学習
確認問題の見直し
(2 h)

4回
身体運動のしくみ①(合志)
(学習事項)
2024改訂コアカリキュラム
C-7 (1) 骨、及び軟骨の構造・関節の構造
C-7 (2) 主な骨の名称と位置
C-7 (3) 骨代謝と血中カルシウム濃度の調節機構
2022改訂コアカリキュラム
C29500:骨、筋肉について概説できる。
(教科書)
4章 身体運動のしくみ
II 骨格系
IV、V、VI、VII 体幹・上肢・下肢・頭頸部の骨格
事前学習
教科書の該当する章を読む
事前配布資料に目を通す
(2 h)
事後学習
確認問題の見直し
(2 h)

5回
身体運動のしくみ②(合志)
(学習事項)
2024改訂コアカリキュラム
C-7 (1) 主な骨格筋の名称と位置
C-7 (2) 3種類の筋(骨格筋、心筋、平滑筋)の特徴、及びその収縮機構と神経支配
C-7 (3) 骨格筋におけるフルコース代謝と乳酸の蓄積と疲労の発生
2022改訂コアカリキュラム
C29500:骨、筋肉について概説できる。
C29600:代表的な骨格筋および関節の名称を挙げ、位置を示すことができる。
(教科書)
4章 身体運動のしくみ
III 筋系(骨格筋・心筋・平滑筋)
IV、V、VI、VII 体幹・上肢・下肢・頭頸部の筋
VIII 運動の生理
事前学習
教科書の該当する章を読む
事前配布資料に目を通す
(2 h)
事後学習
確認問題の見直し
(2 h)

6回
血液のしくみ(合志)
(学習事項)
2024改訂コアカリキュラム
C-7 (6) 血液の組成及び造血
C-7 (8) 血液凝固・線溶系
2022改訂コアカリキュラム
C28800:細胞の分化における幹細胞、前駆細胞の役割について概説できる。
C30800:血液・造血器系について概説できる。
(教科書)
5章 血液のしくみ
I 血液の成分と機能
II 血液細胞
III 止血のしくみ
事前学習
教科書の該当する章を読む
事前配布資料に目を通す
(2 h)
事後学習
確認問題の見直し
(2 h)

7回目
循環のしくみ(合志)
(学習事項)
2024改訂コアカリキュラム
C-7 (1) 心臓・血管系と体液循環
C-7 (2) 心臓の構造と機能、及び興奮と心電図
C-7 (3) 主な血管の名称と位置
C-7 (4) 腹部血管系とその循環経路(門脈循環)
C-7 (5) 血圧とその調節機構、及び血圧の測定法
C-7 (1) 一次及び二次リンパ器官
C-7 (2) 主なリンパ器官の名称と位置
2022改訂コアカリキュラム
C29800:心臓について概説できる。
C29900:血管系について概説できる。
C30000:リンパ管系について概説できる。
(教科書)
6章 循環のしくみ
I、II 心臓・血管
III 血液の循環と圧力
IV リンパ系
事前学習
教科書の該当する章を読む
事前配布資料に目を通す
(2 h)
事後学習
確認問題の見直し
(2 h)

8回
呼吸のしくみ(合志)
(学習事項)
2024改訂コアカリキュラム
C-7 (1) 気道を構成する器官と肺
C-7 (2) 呼吸の仕組みとその調節機構
C-7 (3) 酸素・二酸化炭素の運搬と酸・塩基平衡
2022改訂コアカリキュラム
C30100:肺、気管支について概説できる。
(教科書)
7章 呼吸のしくみ
I 呼吸器系
II ガス交換とガスの運搬
III 呼吸運動とその調節
事前学習
教科書の該当する章を読む
事前配布資料に目を通す
(2 h)
事後学習
確認問題の見直し
(2 h)

9回
消化吸収のしくみ(合志)
(学習事項)
2024改訂コアカリキュラム
C-7 (1) 消化管と主要な付属器官(肝臓・胆のう・膵臓)
C-7 (2) 消化・吸収・排泄とその調節
C-7 (3) 肝臓の栄養代謝調節
2022改訂コアカリキュラム
C30200:胃、小腸、大腸などの消化管について概説できる。
C30300:肝臓、膵臓、胆嚢について概説できる。
(教科書)
8章 消化吸収のしくみ
I 消化器系
II 口・咽頭・食道
III 胃・小腸・大腸
IV 肝臓・胆嚢・膵臓
V 腹膜
事前学習
教科書の該当する章を読む
事前配布資料に目を通す
(2 h)
事後学習
確認問題の見直し
(2 h)

10回
排泄のしくみ(合志)
(学習事項)
2024改訂コアカリキュラム
C-7 (1) 腎臓と尿路を構成する器官
C-7 (2) 尿生成の仕組みと体液の恒常性維持機構
C-7 (3) 腎臓に関連したホルモンによる体液調節
C-7 (4) 排尿の仕組みとその調節機構
C-7 (4) 体液量及び血圧の調節機構
2022改訂コアカリキュラム
C30400:泌尿器系について概説できる。
(教科書)
10章 排泄のしくみ
I、II 腎臓・尿路
事前学習
教科書の該当する章を読む
事前配布資料に目を通す
(2 h)
事後学習
確認問題の見直し
(2 h)

11回
ホメオスタシスのしくみ(合志)
(学習事項)
2024改訂コアカリキュラム
C-7 (1) 体液の種類とその組成及び生理的食塩水
C-7 (2) 体液の浸透圧の調節機構
C-7 (3) 体液の酸・塩基平衡の調節機構
2022改訂コアカリキュラム
C30400:泌尿器系について概説できる。
(教科書)
10章 排泄のしくみ
III 糸球体濾過量
12章 ホメオスタシスのしくみ
I 体液と内部環境
II 浸透圧とpHの関係
事前学習
教科書の該当する章を読む
事前配布資料に目を通す
(2 h)
事後学習
確認問題の見直し
(2 h)

12回
ホルモンのしくみ(合志)
(学習事項)
2024改訂コアカリキュラム
C-7 (1) ホルモンの分泌様式
C-7 (2) 各内分泌器官の構造と産生されるホルモン及びその作用
2022改訂コアカリキュラム
C30600:内分泌系について概説できる。
(教科書)
11章 ホルモンのしくみ
I ホルモンとは
II 主なホルモン
事前学習
教科書の該当する章を読む
事前配布資料に目を通す
(2 h)
事後学習
確認問題の見直し
(2 h)

13回
生殖のしくみ(合志)
(学習事項)
2024改訂コアカリキュラム
C-7 (1) 男性生殖器系を構成する器官
C-7 (2) 精子形成(減数分裂)とホルモン調節
C-7 (3) 女性生殖器系を構成する器官
C-7 (4) 女性の性周期及び妊とホルモン調節
2022改訂コアカリキュラム
C28700:個体発生について概説できる。
C30500:生殖器系について概説できる。
C32200:性周期の調節機構について概説できる。
(教科書)
14章 生殖のしくみ
I 生殖機能

事前学習
教科書の該当する章を読む
事前配布資料に目を通す
(2 h)
事後学習
確認問題の見直し
(2 h)

14回
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
授業中に行う小テスト:50%
定期試験:50%(筆記試験)

上記の総合評価で合格基準(60%以上)を超えなかった学生には、追・再試験(筆記試験)を行う。
再試験:100%(筆記試験のみで評価する)
追試験:定期試験と同等の配分(50%)で評価
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
授業内での解説、または解説コメントの掲載
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
生体のしくみ 標準テキスト 新しい解剖生理
医学映像教育センター
978-4862438317
参考文献・推薦図書
トートラ 人体の構造と機能(第5版)、丸善出版、2019年、定価10,000円、ISBN: 978-4621303566
研究室
東金キャンパス
合志:機能生理化学研究室(K棟2階K203)
懸川:機能生理化学研究室(K棟2階K202)
オフィスアワー
合志:月曜3限、木曜2限(K棟2階K203)連絡先:koushi@jiu.ac.jp
懸川:月曜昼休み+3限、木曜昼休み+3限(K棟2階K202)連絡先:tomohito@jiu.ac.jp
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
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