Syllabus data

授業科目名
Advanced Medical Theory
学年
4Grade
単位数
2.00Credits
実務経験の有無
開講クォーター
semester not specified
担当教員
Kakegawa Tomohito
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語、英語
授業方法区分
開講キャンパス
Togane Campus
授業の到達目標及びテーマ
西暦2003年以降にポストゲノムと呼ばれるバイオサイエンスが展開した。それにより医療の現場にはゲノム情報や細胞や組織を用いる医療が展開されている。薬とその標的を分子として捉える分子標的薬、ゲノム情報や細胞組織を用いた再生医療の現状を学ぶことにより、近未来に登場する新たな医薬品や治療方法の理解を深め、病棟の薬剤師に求められる資質を修得する。
DP1
SDG 3. SDG 9.
授業の概要
①選択
②科目名(英語名):Advanced Medical Theory
③コアカリキュラム E2(8)、薬学アドバンスト教育ガイドラインC6
④授業形態:講義
⑤授業の概要:今日ではゲノム情報に基づいた投薬設計が行われ、医薬品売上高の50%を超えるバイオ医薬品が誕生・販売され、更に様々な再生医療法が開発され臨床試験が行われている。本科目ではそれらの現状と問題点を把握し、その情報や自らの予習による情報をもとに確認問題を自らの言葉で解説できるようになる。さらに先端医療に従事する薬剤師に求められる姿・卒業後に得るべき資格やバイオインフォマティクスについて、演習およびレポートにより理解を深める。

全回の講義に関係するSBOs
科学、医療に関連する英語の代表的な用語を列挙し、その内容を説明できる。(H03800)
自然科学各分野における基本的単位、数値、現象の英語表現を列記できる。(H04100)
科学、医療に関連する英語の代表的な用語、英語表現を列記できる。(H04200)

授業計画
1回
総論とバイオ医薬品にかかわるレギュラトリーサイエンス:バイオ医薬品の有用性と安全性および品質評価について概説できるようになる。(E16500, E16600, E16700)
事前学習
教科書の第一章の①及び②にある語彙(Keyword)について、不明な点が無いよう調べることが求められる。
事後学習
教科書巻末の確認問題1および問題2を解く。

2回
ホルモン:代表的なバイオ医薬品であるホルモンについて、創出、製造、流通、品質及び安全管理、適応につてネット環境を利用して調べ、課題と展望についてレポートを作成・提出する。(J13400, J13600, J13700, J13900〜J14200, J15100〜J15300)
【学習方法】 調査&レポート作成・提出
事前学習
教科書の第一章の③にある語彙(Keyword)について、不明な点が無いよう調べることが求められる。
事後学習
レポート作成・提出

3回
サイトカイン・増殖因子・血液製剤・酵素:サイトカイン・増殖因子・血液製剤・酵素の種類と製剤について調査し、概説できるようになる。(J13400, J13600, J13700, J13900〜J14200, J15100〜J15300)
【学習方法】 調査&レポート作成・提出

事前学習
教科書の第一章の④にある語彙(Keyword)について、不明な点が無いよう調べることが求められる。
事後学習
レポート作成・提出

4回
モノクローナル抗体およびワクチン:モノクローナル抗体およびワクチンの基礎を学び、更にその臨床応用されている医薬品について理解を深めることで、概説できるようになる。(J13400, J13600, J13700, J13900〜J14200, J15100〜J15300)
事前学習
教科書の第一章の⑦〜⑨にある語彙(Keyword)について、不明な点が無いよう調べることが求められる。
事後学習
纏めノート作成

5回
核酸医薬品と遺伝子治療:核酸医薬品および遺伝子治療の現状と可能性について治療面と診断への利用の区別を知り、それらを使用する際の薬剤師に期待される役割について考察する。(E16800, E16801(独自), J13400, J13600, J13700, J13900〜J14200, J15100, J15200 )
事前学習
教科書の第一章の⑩および⑪にある語彙(Keyword)について、不明な点が無いよう調べることが求められる。
事後学習
教科書巻末の確認問題3および問題4を解く。

6回
医薬品開発を支える生命の解析と情報処理の技術と方法について概観し、さらに第5回までの学びと合わせて、従来の創薬とゲノム創薬の違いを、科学的・経済的背景の観点から理解し、レポートを作成する。
事前学習
教科書の第二章の①にある語彙(Keyword)について、不明な点が無いよう調べることが求められる。
事後学習
レポートを作成・提出する。

7回目
再生医療総論:再生医療総論および倫理的・法的・社会的課題(ELSI):再生医療が求められる背景について学び、ELSIに関する重要な視点について説明できるようになる。(E16800 )
事前学習
教科書の第二章の②にある語彙(Keyword)について、不明な点が無いよう調べることが求められる。
事後学習
纏めノート作成

8回
再生医療:再生医療の実用化促進のための法律とレギュラトリーサイエンス:再生医療の実用化の現状と課題について説明できるようになる。
事前学習
教科書の第二章の③にある語彙(Keyword)について、不明な点が無いよう調べることが求められる。
事後学習
纏めノート作成

9回
がんの再生医療:骨髄幹細胞を用いた再生医療法およびがんに対する細胞免疫療法:骨髄幹細胞を用いた再生医療法およびがんに対する細胞免疫療法の現状について概略と展望を説明できるようになる。
事前学習
教科書の第二章の④および⑤にある語彙(Keyword)について、不明な点が無いよう調べることが求められる。
事後学習
教科書巻末の確認問題6および問題7を解く

10回
iPS細胞、ES細胞による再生医療:「万能細胞による再生医療」の現状を概説できるようになる。(E17200)
事前学習
教科書の第二章の⑥にある語彙(Keyword)について、不明な点が無いよう調べることが求められる。
事後学習
レポートを作成・提出する

11回
iPS細胞1:iPS細胞による網膜再生、パーキンソン病治療、脊髄損傷の回復、心筋・血小板再生現状について理解し、概説できるようになる。
事前学習
教科書の第二章の⑥-1〜⑥-5にある語彙(Keyword)について、不明な点が無いよう調べることが求められる。
事後学習
纏めノート作成

12回
iPS細胞2:iPS細胞による疾患再現、創薬および薬物毒性評価の現状について説明できるようになる。(E17200)
事前学習
教科書の第二章の⑥-6および⑥-7にある語彙(Keyword)について、不明な点が無いよう調べることが求められる。
事後学習
教科書巻末の確認問題8を解く

13回
臓器移植およびバイオマテリアル技術:臓器移植およびバイオマテリアル技術の応用よる再生医療の概念と現状を説明できるようになる。(E16801(独自), E16900, E16901(独自), E17000 , E17100)
事前学習
教科書の第二章の⑥-8以降にある語彙(Keyword)について、不明な点が無いよう調べることが求められる。
事後学習
教科書巻末の確認問題5を解く、各自の纏めノートによる振り返りを行うことが求められる。

14回
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
4回のレポート(計50%)、調査メモ(10%)、および定期試験(小論文、40%)によって評価する。
評価の方法:レポート、論文試験または追再試験など

上記の総合評価で合格基準(60%以上)を超えなかった学生には、追・再試験(筆記試験)を行う。
再試験:筆記試験の成績40%(定期試験と比較し高いほうの評価を採用する)及びレポート提出50%(講義中のレポートと比較し高いほうの評価を採用する)
追試験:定期試験と同等の配分で評価する。
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
形成的評価及びフィードバック並びに質問への回答は講義の中及びオフィスアワーを利用して行う。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
バイオ医薬品と再生医療
乾賢一 監修、赤池昭紀 担当編集他
中山書店
978-4-521-74449-0
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参考文献・推薦図書
薬学のための分子生物学 金田典雄、伊東進 編集(廣川書店);分子生物学の教科書
研究室
K棟2階 K202研究室
オフィスアワー
月曜日昼休み&III(12:40〜15:00)、木曜日昼休み&III(12:40〜15:00)及びJIUメール(tomohito@jiu.ac.jp)にて予約を受けWebexにて応対する。
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
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