Syllabus data

授業科目名
History of Cultural Interaction (Japan and Asia)
学年
2Grade
単位数
2.00Credits
実務経験の有無
Have work experience
開講クォーター
semester not specified
担当教員
Shiode Hirokazu
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
Togane Campus
授業の到達目標及びテーマ
授業では、日本とアジア諸国(特に中国と東南アジア諸国)との人と文化の交流を踏まえて、アジア諸国の歴史・政治・社会・文化について俯瞰的に捉えながら理解を深める。NGO職員としての担当者の香港およびマレーシアでの4年にわたる勤務経験(現地調査と関係NGO等との調整業務など)から得た知見を学生たちと共有することを通して、履修者の「国際文化交流に対する現場感覚」を涵養する。
        
授業の概要
授業では、日本とアジア諸国の間の文化交流を概観する。日本・中国間と日本・東南アジア諸国間の交流を主に取り上げる。文字・宗教・文学・法律・美術・建築などの分野での交流・相互影響を見ていく。更に理解を深めるために、適宜日本の歴史、中国の歴史、韓国の歴史、アジア国際関係論、日本とアジアなどの科目を合わせて履修することが望ましい。全13回対面授業形式。

※課題はユニパに提出する。
※履修者全員への連絡はユニパで行う。教員への連絡は、個人的な内容を含む場合はJIUメールを利用する。連絡先メールアドレスは授業時に伝達する。

授業計画
1回
東アジアの地理的・生態的孤立性について。

到達目標:アジアの孤立性・多様性と豊かさについて理解を深める。
事前学習
事前に世界史の中でアジア諸国(特に東アジア)に関する内容を調べて学習しておく。高校で習ったことを復習しておくこと。2時間。
事後学習
授業で学習した内容をさらに調べて理解を深めること。2時間。

2回
中国の古代国家の成立と春秋戦国時代について。稲作・青銅器・鉄器の発生と伝播。

到達目標:古代中国と日本の関係について理解を深める。
事前学習
中国の春秋戦国時代について調べて学習しておく。2時間。
事後学習
授業で学習した内容をさらに調べて理解を深めること。2時間。

3回
7世紀〜10世紀の中国唐時代の日中関係について。

到達目標:唐時代の特徴及び諸国との国際関係について理解を深める。
事前学習
事前に遣唐使について調べて学習しておく。2時間。
事後学習
授業で学習した内容をさらに調べて理解を深めること。遣唐使終了の事情について考える。2時間。

4回
10世紀〜12世紀の東北アジア諸国(元、高麗、鎌倉幕府)の国際秩序について。

到達目標:東北アジア諸国の関係について理解を深める。
事前学習
事前に元寇の背景と原因について調べて学習しておく。2時間。
事後学習
授業で学習した内容をさらに調べて理解を深めること。鎌倉期の禅宗僧侶の文化的・政治的役割を確認する。2時間。

5回
14世紀〜17世紀初頭まで中国明時代の日中関係について。

到達目標:室町幕府と明との国際関係について理解を深める。
事前学習
事前に室町幕府と勘合貿易について調べて学習しておく。2時間。
事後学習
授業で学習した内容をさらに調べて理解を深めること。足利義満の功績は何だったかを確認。2時間。

6回
文化・技術回廊としての朝鮮半島について。

到達目標:朝鮮と日本の関係史について理解を深める。(朝鮮出兵、朝鮮通信使、江華島事件など)
事前学習
事前に朝鮮出兵と朝鮮通信使について調べて学習しておく。2時間。
事後学習
授業で学習した内容をさらに調べて理解を深めること。朝鮮半島経由が証明されている事項と証明されていない事項を確認しておく。2時間。

7回目
明の対外政策と東アジア海域について。

到達目標:鄭和前と鄭和後の東アジア国際関係を理解する。
事前学習
明の対外政策の変遷を確認しておく。2時間。
事後学習
授業で学習した内容をさらに調べて理解を深めること。鄭和の遺跡群を確認する。2時間。

8回
17世紀〜20世紀中国清時代の日中関係について。

到達目標:清時代の特徴と諸外国との関係、日清戦争、シノワズリーなどについて理解を深める。
事前学習
事前に日本と清との関係について調べて学習しておく。2時間。
事後学習
授業で学習した内容をさらに調べて理解を深めること。日本に於ける漢籍の保存について確認しておく。2時間。

9回
ベトナムと日本との国際関係について(歴史、文化、社会、政治、人物交流)。

到達目標:ベトナム戦争の功罪、ホーチミン初代大統領、日本人町の形成、歴史について理解を深める。
事前学習
事前にベトナムの歴史について調べて学習しておく。2時間。
事後学習
授業で学習した内容をさらに調べて理解を深めること。ベトナムの三地域の文化的違いを確認する。2時間。

10回
マレーシア・シンガポールと日本との関係について。 (歴史、文化、経済、社会、政治、人物交流)

到達目標:からゆきさん・銀輪部隊・プロトンサガ・ARE
事前学習
事前にマレーシア・シンガポールの歴史について調べて学習しておく。2時間。
事後学習
授業で学習した内容をさらに調べて理解を深めること。ルックイースト政策について確認しておくこと。2時間。

11回
徳川家康とオランダとの蜜月関係について。

到達目標:関ヶ原合戦、鉄砲、石見銀山、東南アジア諸国における日本人侍傭兵などについて理解を深める。
事前学習
事前にオランダ船員のヤン・ヨーステンについて調べて学習しておく。2時間。
事後学習
授業で学習した内容をさらに調べて理解を深めること。長崎出島の歴史と機能を再確認する。2時間。

12回
日蘭関係とインドネシアについて。とりわけ、文化交流と華人の役割について。
事前学習
事前にインドネシアについて調べて学習しておく。2時間。
事後学習
授業で学習した内容をさらに調べて理解を深めること。ヨーロッパ事情はどのように日本に伝わったか確認しておく。2時間。

13回
南洋諸島と日本との関係について(歴史、諸外国との関係、社会、文化、人物)

到達目標:委任統治・第一次世界大戦・南洋興発
事前学習
事前に南洋諸島の歴史について調べて学習しておく。2時間。
事後学習
授業で学習した内容をさらに調べて理解を深めること。砂糖産業と日本の関係を確認しておく。2時間。

14回
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
○期末試験:50%
○小テスト及び課題:20%
○授業への取り組み:30%
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
授業で解説・コメントする。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
授業時、適宜プリント配布
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参考文献・推薦図書
『日中文化交流史叢書』の各巻 (大修館書店/1995年ー)
マヌエラ。アルヴァレスほか著、金七紀男ほか訳『ポルトガル日本交流史』(彩流社/1992年)
平野健一郎ほか編『国際文化関係史研究』(東京大学出版会/2013年)
研究室
東金キャンパス・A棟・315
オフィスアワー
・水曜日・木曜日・金曜日の昼休み
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