Syllabus data

授業科目名
Introduction to English Linguistics B
学年
1Grade
単位数
2.00Credits
実務経験の有無
開講クォーター
semester not specified
担当教員
Tsuruta Tatsunari
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
Togane Campus
授業の到達目標及びテーマ
英語の句や文の構造を理解し、文の分析ができるようになる。意味解釈にも構造が関与していることを理解し、句や文の正しい解釈や多義的な解釈ができるようになる。国際語としての英語の実態について理解できるようになる。
授業の概要
言語は一見すると無秩序に思えますが背後には規則性が潜んでいます。この授業では統語論(句の構造・文の構造)、意味論(単語の意味・文の意味)を扱い、英語の背後に潜んでいるさまざまな規則性を見つけだし、英語の仕組みを明らかにします。英語に関する興味深い言語事実も提示し、これまでみなさんが習ってきた英文法の考え方を批判的に検証し、科学的な文法理論を紹介します。また、国際共通語としての英語の実態についても解説します。英語学に関する予備知識を前提にしない講義です。理論を積み重ねていく授業なので継続して出席することが不可欠です。

授業計画
1回
授業の進め方の説明と統語論1(文型と補部と付加詞)の説明と文の要素の分析演習【到達目標】補部・付加詞の違いを理解し、5文型の分類の問題点を説明できるようになること。
事前学習
[2h]基本5文型の内容を確認しておく。
事後学習
[2h]7文型の考え方について理解を深め、次回の授業で質問する点を明らかにする。

2回
統語論2(動詞句の内部構造)の説明と動詞句の分析演習【到達目標】動詞句の構造を理解し、平易な動詞句の構造分析ができるようになること。
事前学習
[2h]目的語と補語と修飾語の違いを確認しておく。
事後学習
[2h]動詞句の内部構造について理解を深め、次回の授業で質問する点を明らかにする。

3回
統語論3(名詞句・形容詞句・前置詞句の内部構造)の説明と名詞句・形容詞句・前置詞句の分析演習【到達目標】名詞句・形容詞句・前置詞句の構造を理解し、平易な句の構造分析ができるようになること。
事前学習
[2h]補部と付加詞の違いを確認しておく。
事後学習
[2h]名詞句・形容詞句・前置詞句の内部構造について理解を深め、次回の授業で質問する点を明らかにする。

4回
統語論4(様々な文の内部構造)の説明と疑問文・否定文の分析演習【到達目標】疑問文・否定文の構造を理解し、平易な疑問文・否定文の構造分析ができるようになること。
事前学習
[2h]疑問文・否定文の作り方と動詞の活用の関係を確認しておく。
事後学習
[2h]疑問文・否定文の構造について理解を深め、次回の授業で質問する点を明らかにする。

5回
統語論5(名詞と名詞句,厳密下位範疇化と統語構造)の説明と代名詞を含む文の分析演習【到達目標】名詞・名詞句・代名詞の統語的な違いを理解し、代名詞を含む文の構造分析ができるようになること。
事前学習
[2h]代名詞の機能について確認しておく。
事後学習
[2h]名詞・名詞句・代名詞について理解を深め、次回の授業で質問する点を明らかにする。

6回
統語論6(曖昧な文の統語構造)の説明と多義的な文の分析演習【到達目標】多義的な文と統語構造の関係を理解し、多義的な文の解釈と構造分析ができるようになること。
事前学習
[2h]意味の多義性について確認しておく。
事後学習
[2h]構造と意味の関係について理解を深め、次回の授業で質問する点を明らかにする。

7回目
統語論7(間接疑問文の内部構造)の説明と間接疑問文の分析演習【到達目標】間接疑問文の統語的な特性を理解し、平易な間接疑問文の構造分析ができるようになること。
事前学習
[2h]間接疑問文の作り方を確認しておく。
事後学習
[2h]間接疑問文の構造について理解を深め、次回の授業で質問する点を明らかにする。

8回
意味論1(語の意味分析)の説明と語の意味の分析演習【到達目標】同義関係・反義関係・上限関係・意味の拡張を理解し、説明できるようになること。
事前学習
[2h]反対語とは何か考えてみる。
事後学習
[2h]意味素性について理解を深め、次回の授業で質問する点を明らかにする。

9回
意味論2(文の意味:情報構造と構文)の説明と新情報・旧情報の分析演習【到達目標】新情報・旧情報の違いを理解し、文の情報構造を説明できるようになること。
事前学習
[2h]能動態と受動態,与格構文と二重目的語構文の意味の違いを考えてみる。
事後学習
[2h]情報構造について理解を深め、次回の授業で質問する点を明らかにする。

10回
意味論3(文の意味:補部になる不定詞の分析)の説明と不定詞を補部として含む文の分析演習【到達目標】補部になる不定詞節とthat,節の構造の違いや類似性を理解し、平易な不定詞の構造分析ができるようになること。
事前学習
[2h]不定詞とthat節の類似点・相違点を確認しておく。
事後学習
[2h]不定詞とthat節の並行関係について理解を深め、次回の授業で質問する点を明らかにする。

11回
意味論4(文の意味:主部になる不定詞の分析)の説明と不定詞を主語として含む文の分析演習【到達目標】主部になる不定詞節とthat,節の構造の違いや類似性を理解し、平易な不定詞の構造分析ができるようになること。
事前学習
[2h]不定詞の意味上の主語とは何か確認しておく。
事後学習
[2h]不定詞の意味と構造について理解を深め、次回の授業で質問する点を明らかにする。

12回
国際共通語としての英語の説明【到達目標】国際共通語としての英語の重要性を理解し、説明できるようになること。
事前学習
[2h]母語話者の数と第二言語話者の数が多い言語について調べておく。
事後学習
[2h]他の外国語と異なる英語の特徴、国際共通語としての英語の重要性について理解を深め、次回の授業で質問する点を明らかにする。

13回
総復習問題の解答確認と補足説明【到達目標】統語論、意味論、国際語としての英語について理解を深め、説明できるようになること。
事前学習
[2h]12回目までの授業内容を振り返り、配布される総復習問題の答えを考えておく。
事後学習
[2h]総復習問題の内容を振り返る。

14回
期末試験
事前学習
[2h]13回目までの内容を振り返り期末試験に備える。
事後学習
[2h]期末試験を振り返って更に理解を深める。

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
期末試験50%、授業への参加25%、課題への取り組み25%
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
Universal PassportのQ&Aを利用します
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
書き込み式の自作プリントを配布します
参考文献・推薦図書
『ファンダメンタル英語学』中島平三(ひつじ書房/1995年/1400円)
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