Syllabus data

授業科目名
Basics of Performance B
学年
1Grade
単位数
2.00Credits
実務経験の有無
Have work experience
開講クォーター
semester not specified
担当教員
Kiuchi Nozomi
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
Kioicho Campus
授業の到達目標及びテーマ
「声」「言葉」でものを伝えるということはどういうことかを理解し、ものごとをわかりやすく伝えるにはどうすればよいか、「伝え手」としての基礎を固めることを目標とする。
発声、発音という最も大切な土台をつくることを第一の目標とし、さらに、社会的な知識や常識を深め、ものごとに対する探究心や理解力を掘り下げることこそが、アナウンスの質をより高めるということを実感してもらえるよう指導していく。
これらはディプロマポリシーに謳われた「主体的にものを考え、意見を明確に表明し、課題に対して的確な提案を行う力」であり、「時代と社会に関心を持ち、表現とメディアを活かして新しい創造をする」ために必要不可欠である。自分の個性を生かした「しゃべりのスキル」へつなげるための基礎を確実に身に着けることを目指していく。

授業内容紹介動画
https://youtu.be/EBCXe-QYV8g


授業の概要
対面、実習形式の授業。
半年間で、「日本語の発声発音の基礎」を固め、原稿読みやフリートークに活かしていけるよう導く。
授業中は常に参加学生に発声を求め、教員は一人ずつに徹底的な指導を行っていく。
新しい単元に入るたび、常に到達目標と自分が目指す理想系を意識させ、そこに少しでも近づけるよう繰り返し練習を行う。

授業計画
1回
 1.導入
  全15回の講義内容のながれについて
  到達目標:半年間の流れを理解し、自分なりに目標を設定する
事前学習
(105分)この授業を受ける目的を考えておく
事後学習
(105分)具体的な目標設定をしてみる 

2回
2.発声・滑舌の基礎1
  腹式呼吸による発声・発音の基礎
  到達目標:腹式呼吸について理解する
事前学習
(105分)腹式呼吸を意識してみる
事後学習
(105分)腹式発声を練習する

3回
3.発声・滑舌の基礎2
  発声・発音の基礎練習(無声化)
  到達目標:無声化について理解する
事前学習
(105分)腹式発声を繰り返す
事後学習
(105分)無声化の練習文を繰り返し読む

4回
4.発声・滑舌の基礎3    言葉説明・基礎1
  発声・発音の基礎練習(鼻濁音)   言葉説明のルール
  到達目標:鼻濁音について理解する
事前学習
(105分)腹式発声の練習を繰り返す
事後学習
(105分)鼻濁音の練習文を繰り返し読む   言葉説明をやってみる

5回
5.発声・滑舌の基礎4    言葉説明・基礎2
  発音練習文   言葉説明
  到達目標:発音の弱点を知る、言葉説明のルールを理解する 
事前学習
(105分)腹式発声を繰り返す
事後学習
(105分)練習文を繰り返し練習する 言葉説明をやってみる

6回
6.発声・発音の基礎5   言葉説明・基礎3
  「五十音」   言葉説明
  到達目標:文章を読む上で腹式発声を意識する 言葉説明になれる
事前学習
(105分)発声・発音練習文の練習
事後学習
(105分)「五十音」の読み練習、暗誦に挑戦  言葉説明練習

7回目
7.収録 
  「五十音」と言葉説明の収録、反省
  到達目標:人前で発表する緊張感を味わう
事前学習
(105分)発表のための練習、準備を十分に行う
事後学習
(105分)自分の課題を明確にし、どうすれば克服できるか、具体的な練習方法を書き出し実行する

8回
8.原稿読み1    言葉説明・応用1
  ニュース原稿を読んでみる  言葉説明
  到達目標:ニュース読みを通して、「人に何かを伝える」ということの基本を学ぶ
事前学習
(105分)言葉説明の練習を複数回する
事後学習
(事後学習:105分) 「大事ワード」を意識した読みの練習 言葉説明練習

9回
9.原稿読み2    言葉説明・応用2
  明るいトーンでCM原稿を読んでみる     言葉説明
  到達目標:CMナレーションの基本を学ぶ
事前学習
(105分)テレビ、ラジオCMの「読み」を意識して聞いてみる
事後学習
(105分) 「大事ワード」を意識した読みの練習 言葉説明練習

10回
10.原稿読み3    言葉説明・応用3
  映像に合わせた原稿読み    言葉説明
  到達目標:表現の幅を広げるための方法を学ぶ
事前学習
(105分)テレビ、ラジオCMの「読み」を意識して聞いてみる
事後学習
(105分) 「大事ワード」を意識した読みの練習 言葉説明練習

11回
11.原稿読み4    言葉説明・応用4 
  映像に合わせた原稿読み    言葉説明
  到達目標:音楽や映像に合った声のトーンや読み方を意識する
事前学習
(105分) 背景を調べ、原稿のイメージを膨らませたうえで下読みをする。どんなトーンを使ったらその原稿のイメージをより伝えられるか、試行錯誤を重ねる。
事後学習
(105分)自分の課題を書き出し、具体的な練習方法を考えて実行する。テレビやラジオ、ネットで流れるCMや原稿読みに注意を向け、表現のトレンドや技術を研究してみる。

12回
12.収録
  原稿読み、言葉説明の発表、収録、再生
  到達目標:「本番」を迎えるための準備の仕方、「本番」で成果を発揮するために何が必要かを学ぶ
事前学習
(105分) 収録に備えた準備をする。
 読みに関しては、自分でも録音して客観的に聴く機会を作ることを強く勧める。
 言葉説明については、ニュースをしっかり読んだりみたりして、どんな言葉にも対応できるようにしておく。
事後学習
(105分)収録音源を再度聴き、自分の課題を整理する。
    同時に、友人の表現も聴いてみることで、表現の幅を広げる。

13回
13. まとめ
  半年間の学びを振り返る
  到達目標:半年間で学んだことを振り返り、次年度の目標設定をしてみる 
事前学習
(105分)半年間の学びを振り返り、「しゃべりのスキル」を自分の学びにどんな形で加えていきたいか考えてみる。
事後学習
(105分)来年以降、この授業での学びをどのように活かしていくか、しっかり考える

14回
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
授業内で複数回収録を伴うテスト・課題の提出を行う。
評価は、収録した作品に対し60%と、日頃の授業への取り組み全般に対し40%の割合で行う。
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
収録したものについてのコメントは、授業時間内、もしくは後日manabaに掲載します。
レポートについては、manabaにて提出後、コメントを掲載します。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
ー授業時に適宜プリントを配布する
参考文献・推薦図書
平田オリザ 「わかりあえないことから」(講談社現代新書)
阿川佐和子 「聞く力」(文春新書)
永井一郎 「朗読のススメ」(新潮文庫)
研究室
4号棟 4階 非常勤講師用研究室
ただし、出校日が限られていますので、事前にmessanger で確認してください。
オフィスアワー
個別に相談したいことがあるときはmessanger経由で連絡をください。スケジュールを調整します。
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学位授与方針との関連
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