Teacher name : Miyata Kayoko
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授業科目名
Performance Training IIB
学年
2Grade
単位数
1.00Credits
実務経験の有無
Have work experience
開講クォーター
semester not specified
担当教員
Miyata Kayoko
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
Kioicho Campus
授業の到達目標及びテーマ
これまで、表現基礎演習Bにおいて、正しい発声・発音を会得するところから始まり、様々な種類の原稿を読みわける力をつけてきた。学習は次のステップ、原稿や台本のないフリートークへの挑戦に進む。
皆さんには表現実習ⅠBとⅡBをセットで履修してもらいたい。 まず表現実習ⅠBにおいて、人との対話の中から一番核となる話を見つけ、引き出し膨らませる「インタビュー力」を、 表現実習ⅡBにおいて、人が熱心に耳を傾けたくなるだけのラジオDJとしての「トーク力」を身につけてもらいたい。いずれも自分の見てきたものや経験してきたことが土台となり広がりを見せるものであるだけに、一朝一夕では身につかず、完成までにはかなりの努力を必要とする。これらの力は「主体的にものを考え、意見を明確に表明し、課題に対して的確な提案を行う力」であり、ディプロマポリシーに謳われた理想である。ぜひ、自分の個性を生かした「しゃべりのスキル」を身につけて、これからに生かしてほしい。 授業の概要
授業紹介動画: 表現実習ⅠBとⅡB の紹介となってます。 https://youtu.be/96djmzLHqU8
授業形態:実習 授業内容:授業中は常に参加学生に発声を求め、教員は一人ずつに徹底的な指導を行っていく。新しい単元に入るたび、常に到達目標と自分が目指す理想系を意識させ、そこに少しでも近づけるよう繰り返し練習を行う。 授業は週に一回。春学期の履修登録期間に表現実習ⅠBを履修した学生はこの表現実習ⅡBを履修することができる。春学期に表現実習ⅠBを履修したものの単位修得ができなかった学生はこの表現実習ⅡBは履修できない。 S1,S2に開講の表現実習ⅠBでは 【アナウンス基礎・インタビュー】を学べるので、それらをじっくり学んだ上でF1,F2において【ラジオDJ・ナレーション】を学ぶ・・・年間を通した表現の訓練を通して自身のスキルアップを目指してほしい。 授業では、収録→再生を繰り返し、自分のしゃべりを確認しながら進めていく。 教員は、共にテレビ業界で長年の経験を積んだキャスター・アナウンサー・ナレーターである。 授業計画
1回
○授業内容:秋学期授業への導入
自己紹介から考えるフリートークの意味と意義を考える ○到達目標:フリートークを必要とする場面を理解し、その効果を最大限生かすための各自の努力目標を設定する。 事前学習
(2h)春学期に指摘を受けた自己紹介についてのポイントを踏まえ、改めて「効果的な自己紹介」ができるよう練習しておく。
事後学習
(2h) 授業内の指摘を踏まえて、出されたテーマについて今一度理想的なトークを意識し、繰り返し練習する。しゃべるだけでなく、文字に書き起こしてみることでその構成を意識できる。
2回
○授業内容:フリートークのスキルとは
ラジオを題材に「フリートーク」について、実際にラジオ番組を聴き、その求められる理想型を考える。 ○到達目標:ラジオ業界で番組が放送されるまでの過程を知る。ラジオ番組の構成について考える 事前学習
(2h)ラジオ局を1社選び、どのような方針でどんな番組が放送されているか番組表を見ながらその傾向を分析してみる。どんな時間帯にどんな出演者の番組を配置しているかなど。各社の工夫を探っておく。
事後学習
(2h)ラジオ番組を一つ選び、どのようなターゲットに向け、どんな出演者がどんな内容で番組が構成されているかを分析する。またしゃべり手のラジオならではの工夫についても考察しておく。
3回
○授業内容:ディスクジョッキー①
自分の聞いてきた番組について構成と喋り手の工夫について発表する。 ○到達目標:学生同士が挙げてきた番組の特性を聞きながら、ラジオならではの喋り手の工夫を理解する。 事前学習
(2h) 選んだラジオ番組について授業内で発表ができるように準備をしておく。その番組ならではの工夫について自分の言葉で伝えられるよう何度も声に出して練習しておく。より魅力的な発表となるよう心がける。
事後学習
(2h) 音声表現とは、ラジオというメディアの特性とは、喋り手に見られた様々な工夫とは、という視点でまとめる。
4回
○授業内容:ディスクジョッキー②
ミッドナイトカフェテラス という番組の作成。自分たちが作る番組について、企画意図やスポンサーについて理解し、 どのような番組にするかを具体的にイメージする。期限までにリスナーとしてのメッセージを投稿する。 ○到達目標:ミッドナイトカフェテラスの制作者となり、リスナーとなる。イントロにうまくのせて曲紹介をする。 事前学習
(2h) いろいろな種類のラジオ番組を聴き、自分の個性を発揮できるしゃべりとはどのようなものか、当たりをつける。
事後学習
(2h)ミッドナイトカフェテラスについてのイメージを作り上げておく。リスナーとしての投稿メッセージは、読んでもらえるものを制作できるよう試行錯誤を繰り返す。
5回
○授業内容:ディスクジョッキ−③
使用するメッセージの決定。トーク内容の完成。トークは何をどのように目指せば魅力的になるのか。 イントロ曲紹介の練習。 ○到達目標:他の人には喋れない「自分」ならではのトーク内容の確立。 事前学習
(2h)色々なラジオ番組を聴き、自分の理想とするしゃべり手の像を探る。
事後学習
(2h) ラジオ番組の構成表の書き方を理解する。制作者全員の共通項として、番組を見える化するにはどうしたらいいか
6回
○授業内容:ディスクジョッキ−④
人に聞かせるフリートークの完成。番組を通して曲を聞き、練習することにより、一つの番組としての完成度を高める。 ○到達目標:曲にのったテンポの喋りを体感する 事前学習
(2h) 自分の喋りを録音再生することにより、伝えたい内容が伝わっているかを客観的に検証する。
事後学習
(2h)収録に備えてひたすら練習。原稿はバッチリ書く。が、原稿を感じさせないトークに聞こえるよう努力する。自分の中での「これが精一杯の完成形」と言えるものを体感するのが目標。
7回目
○授業内容:ディスクジョッキ−⑤
番組収録その1。履修学生の半分はこの回に収録。紀尾井町キャンパス3号棟地下にあるM Aスタジオ、または5号棟ミニシアターにて。 ○到達目標:準備を万端に行い、本番は楽しみながら喋る 事前学習
(2h) 何度も練習を重ねることに加え、授業当日は、できれば事前に声出しをしておく。
事後学習
(2h) 自分の目指した完成形にどれだけ近づけたか、反省点はどこにあったかをまとめる。人の収録の様子を見て、真似てみたいところはどこだったか具体的に言葉にしておく。次週が収録の学生は、時間のある分、できる準備をする。
8回
○授業内容:ディスクジョッキ−⑥
番組収録その2。残りの半分の履修学生分を収録。紀尾井町キャンパス3号棟地下にあるM Aスタジオ、または5号棟ミニシアターにて。 ○到達目標:準備を万端に行い、本番は楽しみながら喋る 事前学習
(2h) 何度も練習を重ねることに加え、授業当日は、できれば事前に声出しをしておく
事後学習
(2h) 自分の目指した完成形にどれだけ近づけたか、反省点はどこにあったかをまとめる。人の収録の様子を見て、真似てみたいところはどこだったか具体的に言葉にしておく
9回
○授業内容:対談①
これまで行ってきた一人しゃべりとは違ったスキルを要求される対談について考える。 ○到達目標:対談の理想形を理解し、そのために自分はどのような努力が必要であるのかを言葉にできるようにする 事前学習
(2h)対談形式のトークに取り掛かるために、どんなテーマであれば面白いか、いくつか候補を上げ、その内容を具
体的にしておく。 事後学習
(2h) 対談形式のラジオ番組を聴き、お互いがどのような努力・工夫をしているのかを言葉にしておく。
10回
○授業内容:対談②
持ち寄った情報、作った構成表をもとに授業内での発表の準備を行う。 ○到達目標:お互いの呼吸を理解し、この参加メンバーでないとできないトークの世界を意識し、完成形にたどり着く 事前学習
(2h)対談のためのペアを組んだ学生同士で十分な打ち合わせを行う。盛り込む情報はどうするか?会話が成立し、聞かせられるものにするためにはお互いにどのような努力が必要だろうか。
事後学習
(2h)授業内で受けた指摘について反省してみる。より個性を活かせるトークにするには何が必要出会ったかを整理する。
11回
○授業内容:〇〇散歩収録。
○到達目標:ラジオ番組「〇〇散歩」。言葉だけでレポートをする場合必要なことは何か。実況する力、説明する力を全て使ってレポートを行う。 事前学習
(2h) 〇〇散歩 (レポート)の準備。旅もののレポートなどを参考にしながら、どのようなレポートが魅力的か考えておく
事後学習
(2h) 参加学生同士、反省点を共有する
12回
○授業内容:コマーシャルナレーション①
ナレーションの中でも、特に印象的な仕事を求められる「コマーシャル」にスポットを当てる。コマーシャルナレーション に求められる理想形を意識し、それぞれが持ち寄るコマーシャルについて発表する ○到達目標:コマーシャルナレーションの魅力(参加する側にとっての)について語れること。 事前学習
(2h)コマーシャルのナレーション収録の単元に入るにあたり、ナレーション的に好きなコマーシャルを1本上げておき、なぜそれが魅力的に見えるのかを言葉にしておく。
事後学習
(2h) 声を仕事にする上で、様々な分野のナレーションが存在するが、自分の良さを活かせる分野のナレーションは何なんだろう。考える機会とする。
13回
○授業内容:コマーシャルナレーション②
実際に声を出し、指導を受け、新しい表現を模索する。 ○到達目標:自分の声の表現について、いくつかの引き出しを意識する。 事前学習
(2h)事前に提示してるコマーシャルの中から、自分の良さを発揮できるものを選び、練習しておく
事後学習
(2h) 授業内の指摘を受けて、ある程度のレベルまでの完成ができたら、他の表現方法はないか模索する。一つでも多く戦える武器を携えることが大事。
14回
事前学習
事後学習
15回
事前学習
事後学習
16回
事前学習
事後学習
17回
事前学習
事後学習
18回
事前学習
事後学習
19回
事前学習
事後学習
20回
事前学習
事後学習
21回
事前学習
事後学習
22回
事前学習
事後学習
23回目
事前学習
事後学習
24回
事前学習
事後学習
25回
事前学習
事後学習
26回
事前学習
事後学習
試験及び成績評価
授業内の単元ごとに収録を伴うテストを行い、それを評価対象とする。
評価は、収録した作品に対し60%、日頃の授業への取り組み全般に対し40%の割合で行う。 課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
授業内で行う成果発表については、その都度フィードバックを行い、次の単元に生かせるよう位置付ける。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
参考文献・推薦図書
平田オリザ「わかりあえないことから」
阿川佐和子「聞く力」 永井一郎「朗読のススメ」 岡本夏木 「言葉と発達」 池上彰「伝える力」 授業内で使用する原稿・参考資料については授業内でその都度配布する。 研究室
3号棟4階教員室(複数の教員がいますので名前を呼んでください)
オフィスアワー
メッセンジャーで連絡をいただけたら随時スケジュール調整いたします。
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