Syllabus data

授業科目名
Sound Design II
学年
2Grade
単位数
2.00Credits
実務経験の有無
Have work experience
開講クォーター
semester not specified
担当教員
Jiro N.Plutschow
授業形態
授業で主に使用する言語
外国の教材、音楽やDTMの専門用語また、様々な映画や音楽(主に洋画、洋楽)多少の英語は望ましい。
授業方法区分
開講キャンパス
Togane Campus
授業の到達目標及びテーマ
Pro Tools 110 認定授業: Protools User 資格の取得を目標とした授業。
Pro Toolsの基本原理を理解しながら、HD環境の高度セットアップから大規模なセッションの最終ミックス・ダウンまで学習する。デジタルオーディオの知識をさらに深め、音楽や映像の録音からソフトウェア・インストゥルメントのMIDIシーケンシング、楽譜作成、等Protoolsのスキルを身につける。
授業の概要
① サウンドデザイン Ii (Sound Design II)
② 授業形態:講義/実習
③ 世界で最も使用されているDAW、DTMソフトであるPro Toolsの基本を学習しながら現場で制作されたセッションを通じてプロのワークフローを身につける。認定資格の教材からステップごとに各機能を理解し自分で最後までに音楽や映像の音声を仕上げる為の基礎授業。
④言語:日本語/英語

授業計画
1回
1. オリエンテーション、スタジオとセッション構成
(到達目標) PT101に継続する110の資格について理解する。

事前学習
(事前準備) メディア概論D、基礎実習C、サウンドデザインⅠの復習。
事後学習
(事後学習) AVID社や他のDAWシステムの最新情報を学習する。

2回
2. 外部コントローラー
(到達目標) PCとマウスでなくコントローラを使用する利点を理解する。

事前学習
(事前準備) フィジカルコントローラーとデジタルミキサーの違い
事後学習
(事後学習) ソフトの機能とコントローラーの互換性について調べる。

3回
3. セッションデータとメディアファイルの管理
(到達目標) データの検索、インポートやエクスポートの方法がわかる。

事前学習
(事前準備) アーカイブドライブ、ワークスペースブラウザーのHD設定
事後学習
(事後学習) HD速度とデジタル録音/編集、RAMの影響

4回
4. MIDIとオーディオのループ録音
(到達目標) ループ録音でテイクが行える。

事前学習
(事前準備) ループ録音と再生のルール、キーストロークの復習
事後学習
(事後学習) 外部MIDIコントローラーの設定を調べる

5回
5. タイムスケール
(到達目標) 作業別でルーラーを使い分けることができる。

事前学習
(事前準備) タイムスケールの種類を確認する。
事後学習
(事後学習) タイムスケールのタイムベース、コンダクタールーラーと編集機能の復習。

6回
6. バーチュアルインストゥルメント
(到達目標) Falcon、Xpand、Kontaktの設定が行える。

事前学習
(事前準備) MIDI環境の確認とインストールされている音源の確認。
事後学習
(事後学習) MIDIオプションとダイナミックス、表現方法を復習する。

7回目
7. ピッチ修正 エラスティックオーディオ
(到達目標) ピッチ修正が行える。

事前学習
(事前準備)リアルタイムとレンダリングの違い。
事後学習
(事後学習)ピッチ修正をどの状況で使用するべきか。

8回
8.エラスティックオーディオとダイアログ編集
(到達目標) Melodyneを使用してピッチとリズム修正が行える。

事前学習
(事前準備) サウンドデザイン的なピッチ修正を行ったキャラクターの例
事後学習
(事後学習) 応急処置と再録音。

9回
9. オーディオ編集とファイル管理テクニック
(到達目標) 編集ツールと修飾キーを使用してクリップの移動、コピー、ペースト、調整が行える。

事前学習
(事前準備) クリップの移動、編集モードとツールの復習
事後学習
(事後学習) マウスなしですべて行う方法を考える。

10回
10. リズム修正 ビートディテクティヴ
(到達目標) ビートディテクティヴでリズム修正が行える。

事前学習
(事前準備) リズム感、グルーヴと正確性について調べる。
事後学習
(事後学習) グルーヴクオンタイズの種類の確認。

11回
11. オートメーション
(到達目標) オートメーションのタイプを理解し、各機能をオートメートできる。

事前学習
(事前準備) コントローラーとマウスを使用したオートメーションの違いについて調べる。
事後学習
(事後学習) オートメーションマーカーの編集の復習。

12回
12. エフェクト
(到達目標) エフェクトタイプを理解し細かい設定が行える。

事前学習
(事前準備)エフェクト類、タイムベースとダイナミックエフェクトのタイプを復習。
事後学習
(事後学習)リバーブと空間の作成について調べる。

13回
13. トラックグループ、クリップグループ
(到達目標) セッション内のトラックの役割を配慮し、グループ作成が行える。

事前学習
(事前準備) 縦軸、横軸のグループはどのような編集に使えるか。
事後学習
(事後学習) グループ作成と編集機能を復習する。

14回
14. ミックス I
(到達目標) セッションのプリミックスで修正が行える。

事前学習
(事前準備) SN比、クリップゲインの復習
事後学習
(事後学習) グループフェーダー、VCAマスターの違い

15回
15. ミックス II
(到達目標) ミックス、トラック、グループ、エフェクトオートメーションが行える。

事前学習
(事前準備) オートメーション編集の復習
事後学習
(事後学習) エフェクトオートメーション

16回
16.配線 TS, XLR,TRS、D-Sub 25ケーブル
(到達目標) オーディオで使用されるケーブルを識別し複雑な配線作業が行える。

事前学習
(事前準備)格ケーブルの役割を復習する
事後学習
(事後学習)ケーブルの配線図を調べ、ピンの位置などを確認する。

17回
17. 外部コントローラーの設定、オートメーション
(到達目標) コントローラーでセッションのミックスが行える。

事前学習
(事前準備) Artist Series、Euconについて調べる。
事後学習
(事後学習)003とArtist Seriesの比較

18回
18. 外部ドライブ、サーバーからのデータ速度の測定
(到達目標) クラウドセッションで共同セッションが行える。

事前学習
(事前準備)SSD、Ultra SCSI、ataの速度を確認する。さらにThunderboltやFW800,PCIEの速度の違い
事後学習
(事後学習)ノートパソコンでHD環境を設計する場合、何トラックまで同時録音可能か調べる。

19回
19. MIDI 実習
(到達目標) MIDIでリアルタイム録音、編集、アレンジが行える。

事前学習
(事前準備) Xpand,Structure Free, Vacuumの音源やプリセットの確認
事後学習
(事後学習) MIDI音源を自然に聴かせるミックス方法やエフェクト

20回
20. ティックベース/サンプルベース実験
(到達目標) 各ベースでリズム修正を行い、違いを理解する。
(事前準備)トラックのエラスティックオーディオによってサンプルベースをティックに扱うメリット
事前学習
(事前準備)トラックのエラスティックオーディオによってサンプルベースをティックに扱うメリット
事後学習
(事後学習)ピッチ修正はどの頻度で不自然になるか調べる。

21回
21. Xpand, Synchronic, Machfive
(到達目標) バーチャルインストゥルメントの内部機能を把握し細かい設定(MIDI cc)が行える。

事前学習
(事前準備) MIDI音源のトラックフリーズ機能について調べる。
事後学習
(事後学習) オーディオデータに変換し、エフェクトをかけるのと音源のエフェクトを使用する違い

22回
22. エラスティックオーディオでピッチ修正(モノフォニック、ポリフォニック、リズミック)
(到達目標) ボーカルトラックのピッチ修正が行える。

事前学習
(事前準備)リズム修正にエラスティックオーディオは必要か調べる。
事後学習
(事後学習)リアルタイムピッチ修正の遅延はどう最小限に抑えられるか調べる。

23回目
23. エラスティックオーディオ その2、Melodyne, Autotune
(到達目標) ピッチ修正プラグインでボーカルの修正が行える。

事前学習
(事前準備)ボーカルトラックのピッチ以外のニュアンス修正について
事後学習
(事後学習)同時修正の機能は使用するべきか

24回
24. セッションコンパクト、エキスポート実習
(到達目標)  セッションのアーカイヴとリコールする方法を理解する。

事前学習
(事前準備)アーカイブ方式として業界ではどのように保管してきたか調べる。
事後学習
(事後学習)後からセッションパラメーターを変更できるタイプはどのような時に使用されるか。

25回
25. リズム修正
(到達目標) マーカーの使用を使用して細かい修正作業が行える。

事前学習
(事前準備)指定されたドラムトラックを聴く。修正が必要な場所をメモする。
事後学習
(事後学習)ミックスダウンし、自然に聴こえるか確認する。

26回
26. オートメーション表現の基礎実習
(到達目標) エフェクトのオートメーションで芸術的な表現が行える。

事前学習
(事前準備)ライブ録音でボーカルがマイクから離れてしまうときの音を確認する。
事後学習
(事後学習)ボーカルのダイナミックスによる音量のブレをオートメーションで修正するか、エフェクトで行うかその状況を調べる。

試験及び成績評価
課題制作+期末試験70%
授業中に実施する課題 20%
授業への参加・取り組み10%
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
課題について質問があった場合オフィスアワーの時間帯、またはオンラインで指定した時間で行える。
課題の提出後、soundstudiojiu@gmail.comから送信があり、コメントが書いてあります。たまにやり直しの指示が含まれるので注意してください。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
レコーディング/ミキシングの全知識
杉山 勇司
リットーミュージック
4845621886
https://www.amazon.co.jp/%E6%9D%89%E5%B1%B1-%E5%8B%87%E5%8F%B8/dp/4845621886/ref=sr_1_2_sspa?crid=3V4BSO4M8EZ2D&keywords=%E9%8C%B2%E9%9F%B3&qid=1646557726&s=books&sprefix=%E9%8C%B2%E9%9F%B3%2Cstripbooks%2C178&sr=1-2-spons&psc=1&spLa=ZW5jcnlwdGVkUXVhbGlmaWVyPUExQk42QURGTkQ0QzFKJmVuY3J5cHRlZElkPUEwMjQ2NzQzODk2QUcyTjZQNlFMJmVuY3J5cHRlZEFkSWQ9QTFVSThRNEhRNE1QQlEmd2lkZ2V0TmFtZT1zcF9hdGYmYWN0aW9uPWNsaWNrUmVkaXJlY3QmZG9Ob3RMb2dDbGljaz10cnVl
参考文献・推薦図書
Protools 110 : Protools Production I
研究室
オフィス:H214
オフィスアワー
オフィスアワー:火曜12:40~13:20

Email: jplutsch@jiu.ac.jp

オンラインでも可能です。指定した時間で質問等対応できます。
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
関連ページ
https://www.jiu.ac.jp/visitors/students/detail/id=1001