Syllabus data

授業科目名
Understanding Dementia B
学年
1Grade
単位数
2.00Credits
実務経験の有無
開講クォーター
semester not specified
担当教員
Hayashi Wakako
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
Togane Campus
授業の到達目標及びテーマ
認知症の理解Ⅰ(認知症の理解A)で学んだ認知症の医学的・心理的側面の基礎的な理解を基に、認知症のある人がその人らしく生活できるように、さまざまなアセスメントの方法やアプローチの実践方法を習得する。また、認知症の人を支える家族、地域についての制度の知識を習得する。これらの知識は、ディプロマポリシーの「専門的な知識や技能を倫理的かつ批判的思考力及び判断力のもと主体的に活用する」「持続可能な社会、孤立や排除のない社会福利に連携・協働しながら貢献できる」ことにつながる。この科目は、カリキュラム・ポリシーの多様化するニーズを理解し、介護の専門知識・技術を実践することができることを補完する。

具体的な到達目標は以下のとおりである。
1.認知症の人を中心とした認知症ケアのアプローチが考えられる。
2.地域で支えるサポート体制や他職種との連携を視野に入れた認知症ケアが実践できる。
3.認知症状の人を支える家族の課題を理解し、解決に向けた支援が考えられる。

授業の紹介動画:
https://youtu.be/3DuKtWA9WrE
授業の概要
①科目名:認知症の理解Ⅱ(認知症の理解B)
②授業形態:講義
③内容:認知症の人が地域で最期までその人らしく生活ができるように、アセスメントの方法や実践方法を講義を中心に学んでいく。また、社会福祉サービスの制度や他職種連携についても学び地域で支える仕組みを学ぶ。認知症の人を支える家族の課題を理解し、支援が行えるようにグループワークなども行いながら検討していく。

授業計画
1回
【オリエンテーション、認知症の基礎的知識】
 シラバスを使って授業の受け方、課題のルールなどについて説明します。後半は、認知症ケアの基本理念と四大認知症の特性について説明をします。
【到達目標】①授業の受け方が理解できる。 ②認知症の原因疾患である四大認知症が説明できる。
事前学習
シラバスを読んでおく
認知症の理解Ⅰ(認知症の理解A)を履修していた者は、4大認知症について復習する
事後学習
授業の内容をまとめる

2回
【当事者の声を聴く】
認知症状をもつ人の声に耳を傾け、その人の病気に対する苦しみなどを理解していきます。
また、後半はディスカッションにて、認知症の人にどのような対応をしていけばよいのかを考えます。
【到達目標】認知症の人の思いを理解することができる。
事前学習
認知症状のある人の著書を読む
事後学習
授業をまとめる

3回
【パーソン・センタード・ケアの理念】
認知症ケアを考えるうえで、基本となるパーソン・センタード・ケアの理念について学びます。
【到達目標】パーソン・センタード・ケアについて説明できる。
事前学習
パーソン・センタード・ケアに関連し書籍やネット記事を読む
事後学習
授業の内容をまとめる

4回
【アセスメントシートの活用】
認知症の人を適切にケアするためのアセスメントツールを説明します。
【到達目標】アセスメントツール(パーソン・センタード・ケア、センター方式、ひもときシート)の説明ができる。
事前学習
センター方式、ひもときシートに関連した書籍やネット検索を行う
事後学習
授業の内容をまとめる

5回
【認知症の人とのコミュニケーションの取り方】
 認知症状の特性を踏まえたコミュニケーションのあり方について説明します。後半は、実際に学生同士でグループワークを行います。
【到達目標】認知症の特性を理解した基本的なコミュニケーションの方法が理解できる。
事前学習
コミュニケーションに関する書籍を読む
事後学習
授業の内容をまとめる

6回
パーソン・センタード・ケアにおける認知症の人の良い状態とよくない状態】
認知症の人が良い状態になるためには、どのような接し方をすべきか、パーソン・センタード・ケアの考え方を示しながら、事例を通して学びます。
【到達目標】認知症の人へ実践的な対応の仕方が理解できる。
事前学習
パーソン・センタード・ケアについて復習をする
事後学習
授業の内容をまとめる

7回目
【認知症の人との対応の仕方】
ある介護福祉士の認知症の人に対する接し方、考え方について紹介します。
【到達目標】認知症の人との対応の仕方を考えることができる。
事前学習
授業の内容をまとめる認知症に関連した映画などを視聴する
事後学習
授業の内容をまとめる

8回
【認知症ケアの実際① 食事、排泄、入浴、清潔】
 認知症の人の特性を理解した生活支援の仕方について学びます。
【到達目標】認知症の人の生活障害へのケアについて理解できる。
事前学習
日常生活についてどのような支援が必要となるか、書籍やネットなどで調べる
事後学習
授業の内容をまとめる

9回
【認知症ケアの実際② 睡眠、生きがい、環境づくり】
 認知症の人の特性を理解した生活支援の仕方について学びます。
【到達目標】認知症の人の生活障害へのケアについて理解できる。
事前学習
日常生活についてどのような支援が必要となるか、書籍やネットなどで調べる
事後学習
授業の内容をまとめる

10回
【認知症ケアのアプローチ方法① ユマニチュード、バリデーション】
認知症の人へのアプローチの手段として、ユマニチュード、バリデーションの考え方と実践方法を学びます。
【到達目標】ユマニチュード、バリデーションについて説明ができる。
事前学習
ユマニチュード、バリデーションについての書籍やネットなどを使って調べる
事後学習
授業の内容をまとめる

11回
【認知症ケアのアプローチ方法② マッサージケア】
認知症の人へのアプローチの手段として、マッサージケアについて学び、実際に学生同士で体験します。
【到達目標】マッサージケアについて説明できる。
事前学習
タクティールケアについて書籍やネット記事などを使って調べる
事後学習
授業の内容をまとめる

12回
【認知症ケアのアプローチ方法③ 回想法、聞き書き】
認知症の人へのアプローチの手段として、回想法、聞き書きについて学び、グループワークにて実際に行います。
【到達目標】回想法、聞き書きについて説明できる。
事前学習
身近な年配者とその人の人生について話を伺う
事後学習
授業の内容をまとめる

13回
【認知症の人を支える家族に対する制度】
認知症の人をケアする家族の半数以上がうつ症状を患った経験があると言います。住み慣れた地域でいつまでもその人らしく生活できるように、支える家族が利用できる制度や地域の福祉サービスについて学びます。
【到達目標】認知症に関連した福祉サービスを説明することができる。
事前学習
介護保険法などを復習する
事後学習
授業の内容をまとめる

14回
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
各回に課される課題40%、期末レポート60%をもって成績評価を行う。
欠席回数が全体の授業回数の1/3を超過する学生や消極的な授業態度、授業進行の妨げになる行為を繰り返す学生は、単位を認めない。
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
次回の授業内で解説をおこなう
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
授業に必要な資料や課題は適宜配布する
参考文献・推薦図書
新 介護福祉士養成講座 13認知症の理解 第2版 介護福祉士養成講座編集委員会 中央法規 2022年 2420円(税込)
研究室
A棟4階 418室
オフィスアワー
S1火曜3限、金曜2限
S2火曜3限、水曜2限
F1火曜3限、水曜3限
F2火曜4限、水曜2限
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
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