Syllabus data

授業科目名
Seminar in Comparative Culture Studies IV
学年
2Grade
単位数
2.00Credits
実務経験の有無
開講クォーター
semester not specified
担当教員
Inoue Toshiaki
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
Togane Campus
授業の到達目標及びテーマ
本科目では、指導教員の指導のもと、指導学生がそれぞれ調査活動、データの分析、考察を行い、最終的に修士論文を完成させることを目標とする。具体的指導内容は以下の通りである。1)比較文化演習I〜IIIで行った調査成果の分析、既述の方法に関する指導。2)論文を論理的に構成し、それに従って記述するための方法に関する指導。3)研究倫理に関する指導。4)補充調査に関する指導。調査成果の分析方法。5)修士論文概要発表会に関する指導。6)論文執筆の指導。
授業の概要
科目名(英語名):比較文化演習IV(Seminar in Comparative Culture IV)
授業形態:対面による演習
内容:本科目では、比較文化演習Ⅰ〜IIIでの研究指導を引き継ぎ、指導教員の指導のもと、指導学生が修士論文研究のための調査、分析、考察を進め、修士論文の執筆を進めていく。毎回の演習では、指導学生ひとりひとりが課題提出あるいは発表を行い、それに対して検討を加えていく形式をとる。1+1など在学期間に関して配慮する必要がある場合には、指導学生のニーズに即して、期限までに論文を完成させられるよう、順番を入れ替える場合がある。

授業計画
1回
「調査成果の分析」
夏季休業中に実施した調査の成果を分析する方法について指導する。
到達目標:夏季休業中に実施した調査の成果を分析する方法を習得する。
事前学習
(2h)夏季休業中に実施した調査・研究活動で得られたデータを整理し、発表できるようにしておく。
事後学習
(2h)この回の指導内容に従って、データの分析を行っておく。

2回
「論文の構成の再検討」
調査データの分析結果に基づいて、論文の主張や構成において論理性が確保できるか再検討し、必要に応じて修正する。
到達目標:調査データの分析結果に基づいて、論文の主張や構成について再度検討を行うことができる。
事前学習
(2h)調査データの分析から得られた結果に基づいて、論文の主張や構成について検討し発表できるようにしておく。
事後学習
(2h)この回の指導内容に従って、論文の論理構成を再検討し必要に応じて修正しておく。

3回
「論文執筆指導1:引用・参考文献リスト」
これまでの研究活動で用いた文献資料をもれなくリストアップし、学術的に適切な形でリスト化していく。
到達目標:修士論文の引用・参考文献リストの作成法などを理解し、それに従ってリストを完成させる。
事前学習
(2h)これまでの研究活動で用いた文献資料の文献情報をまとめておく。
事後学習
(2h)この回の指導内容に従って、修士論文の引用・参考文献リストを完成させる。

4回
「論文執筆指導2:データの提示にあたっての研究倫理」
論文にデータを掲載する際に研究倫理上配慮すべき点がないか確認し、必要に応じて適切な加工・修正を行う。
到達目標:論文において、研究倫理に配慮しつつ適切な形でデータを提示することができる。

事前学習
(2h)これまでの調査で得たデータのうち、比較文化演習I〜IIIで学んだ研究倫理上配慮が必要と考えられるものはないか確認しておく。
事後学習
(2h)この回の指導内容に従って、研究倫理上適切な形にデータを加工しておく。

5回
「論文執筆指導3:質的データ提示部分」
論文に調査データを記述する。この回の指導では、質的なデータを適切に記述し、それを論理的に構成する部分を扱う。
到達目標:論文において質的なデータを適切な形で提示・記述することができる。


事前学習
(2h)これまでの調査で得た質的データを整理しておく。
事後学習
(8h)この回の指導内容に従って、質的データの記述を進めておく。

6回
「修士論文の全体像の検討」
現時点での修士論文の内容を検討し、論理的な破綻がないか確認する。
到達目標:現時点での修士論文の内容を検討し、論理的な破綻なく論をまとめることができるか確認できる。
事前学習
(2h)自身の修士論文の概要を説明できるようにしておく。
事後学習
(2h)この回の指導内容に従って、修士論文の内容を検討し、概要を説明できるようにしておく。

7回目
「『修士論文概要発表会』の準備」
「修士論文概要」を作成し、「修士論文概要発表会」での発表準備を行う。
到達目標:「修士論文概要」を作成し、期限までに提出できる。「修士論文概要発表会」での発表準備を終えることができる。


事前学習
(2h)「修士論文概要」の初稿を作成しておく。「修士論文概要発表会」での発表資料を作成しておく。
事後学習
(4h)この回の指導内容に従って、「修士論文概要」を作成し、期限までに提出する。「修士論文概要発表会」での発表を準備しておく。「修士論文概要発表会」で発表する。

8回
「『修士論文概要発表会』のふりかえり」
「修士論文概要発表会」で受けた指摘、コメントを検討し、修士論文の内容に反映させる。
到達目標:「修士論文概要発表会」で受けた指摘、コメントの内容を理解したうえで、必要に応じて修士論文の内容に反映させることができる。
事前学習
(2h)「修士論文概要発表会」で受けた指摘、コメントの内容をまとめ、理解しておく。
事後学習
(2h)この回の指導内容に従って、「修士論文概要発表会」で受けた指摘、コメントに基づき、必要に応じて修士論文を修正しておく。

9回
「論文執筆指導4:数的データ提示部分」
論文に調査データを記述する。この回の指導では、数的データを適切に加工・提示し、それを論理的に構成する部分を扱う。
到達目標:論文において数滴データを適切な形で加工・提示することができる。
事前学習
(2h)収集した数的なデータを整理しておく。
事後学習
(2h)この回の指導内容に従って、数的データの加工作業を進めておく。

10回
「論文執筆指導5:結論部分」
論文で提示したデータから、論理的な破綻のない結論を導き出す。
到達目標:論文で提示したデータから、論理的に破綻なく結論を導きだすことができる。
事前学習
(2h)論文の結論で述べる内容について考察し、発表できるようにしておく。
事後学習
(2h)この回の指導内容に従って、論文の結論部分について執筆する。

11回
「論文執筆指導6:序論部分」
本論での論理展開や結論部分で導き出された学術的知見を踏まえて、あらためて序論部分がそれらとの整合性が保たれているか確認する。
到達目標:本論・結論部分と整合性が保たれるか序論部分を確認し、必要に応じて修正を加える。

事前学習
(2h)これまでに執筆した本論・結論部分を通読し、序論部分の内容を検討しておく。
事後学習
(2h)この回の指導内容に従って、本論・結論部分と序論部分を確認し、必要に応じて修正を加えておく。

12回
「論文執筆指導7:最終的な添削指導」
修士論文の原稿について添削指導を受け、完成度を高めていく。とくに修士論文を執筆するにあたって順守すべき書式や適切な表記法、先行研究の引用法や文献リストの記述方法が適切かどうか確認する。この添削指導は、繰り返し行う。
到達目標:提出期限までに、修士の学位授与に要求される質をクリアする修士論文を完成し、提出することができる。

事前学習
(10h)修士論文原稿を完成させておく。
事後学習
(20h)指導内容に従って、修士論文を完成させ、期限までに所定のルールを守って提出する。

13回
「最終口述試験の準備」
修士論文の研究内容に関する最終口述試験において、適切に応答できるよう指導を行う。
到達目標:修士論文研究に関する口述試験において、適切に応答し、合格できる。
事前学習
(4h)提出した修士論文の内容を確認し、口述試験の準備をしておく。
事後学習
(10h)この回の指導内容に従って、口述試験の準備を行う。

14回
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
成績評価の配分は以下の通り。
修士論文の完成度:70%
口述試験の評点:30%
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
修士論文指導は個別性が高いので、フィードバックは個別かつ具体的に行う。指導学生は、授業時間以外でも自主的に研究を進めたうえで、頻繁に教員の指導を仰ぐことが望ましい。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
指導学生の研究内容が多岐にわたる可能性が高いので、教科書は定めない。
参考文献・推薦図書
指導学生それぞれの研究主題に即して、参照すべき文献を個別に指導する。
研究室
東金キャンパス・H棟・H501
オフィスアワー
オフィスアワーは決定次第授業内で通知する。オフィスアワー外でも指導学生の質問を歓迎する。
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
関連ページ
比較文化演習III