Syllabus data

授業科目名
Culture and Representation Studies a
学年
1Grade
単位数
2.00Credits
実務経験の有無
開講クォーター
semester not specified
担当教員
Hwang Seonhye
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
Kioicho Campus
授業の到達目標及びテーマ
・具体的な作品を通して、映画、ドラマ、ドキュメンタリー、アニメーション、ミュージックビデオなどを分析する方法を学ぶ。
・それぞれの特有の表現方法を考察し、好んで取り上げられるテーマやモチーフを分析することができる。
・イデオロギー的、政治的、経済的な側面に焦点を当てながら、表象のあらゆる対象を「文化」としてとらえ、現代社会のあらゆる文化部門において相互に関連する表象文化を総合的に研究する能力を養う。
授業の概要
画像やテキストを主体的に解釈・分析できるようになることを目指します。既存の作品の特徴に基づいた作品分析のアプローチを考えます。作品そのものを徹底して分析するとともに、作品がどのようなプロセスで作られたのかを考えるなど、より作品に即した解釈や分析を考えます。各作品に込められた創作の仕掛けを解き明かす方法について考察します。そのため、テキストとイメージの相互作用や分析方法について概観した後、受講生には解釈と分析の演習を行ってもらいます。その後、参加者全員でディスカッションを行い、さらに分析を深めていきます。講義では、グループディスカッション、グループワーク、プレゼンテーションを通して、作品のテーマに対する読み解く視座を得ることを目指します。授業内容は受講学生の習熟度に応じて変更する場合があります。

授業計画
1回
オリエンテーション:授業内容と進め方に関する説明
映像メディアの仕掛けと表象文化の関係について学び、議論する。
到達目標:表象・文化に理解を深め、映像作品を読み解く力を養う。
事前学習
映像のもつ影響力について調査し、身近な作品について考察する。(2H)
事後学習
講義内でのフィードバックに基づいた調査。(2H)

2回
発表&ワークショップ:授業の目的と受講の目標について議論する。
到達目標:学習のモチベーションづくりとスタディ・スキルとソーシャルスキルを養う。
事前学習
好きな作品(映画、ドラマ、アニメーション、漫画など)についてまとめ、パワーポイントでプレゼン資料を作成する。(一人当たり5分程度)(2H)
事後学習
講義内でのフィードバックに基づいた調査。(2H)

3回
ワークショップ:「イカゲーム」と「カイジ」からみた人間社会
人生ゲームという共通フレームを使い、多用な人間像を描く作品を比較し考察する。
到達目標:キャラター、ストーリー設定などを通して、資本主義の社会イメージについて理解する。
事前学習
ゲームをストーリーテリングのフレームにした映像作品について調べる。(2H)

事後学習
講義内でのフィードバックに基づいた調査。(2H)

4回
作品分析1(テーマ別①):ゾンビ
テーマに合わせて研究対象を決め、研究方法を選び、主体的にイメージの鑑賞や解釈を身につける。
到達目標:グループディスカッション、プレゼンテーションを通して、作品の主題を読み解く視座を得ることができる。
事前学習
映像に描かれたゾンビの表象について考察、作品を調べる。(2H)
事後学習
講義内でのフィードバックに基づいた調査。(2H)

5回
作品分析2(テーマ別②):家族
テーマに合わせて研究対象を決め、研究方法を選び、主体的にイメージの鑑賞や解釈を身につける。
到達目標:グループディスカッション、プレゼンテーションを通して、作品の主題を読み解く視座を得ることができる。
事前学習
さまざまな家族文化を描いた映像作品を調査する。(2H)
事後学習
講義内でのフィードバックに基づいた調査。(2H)

6回
作品分析3(テーマ別③):格差
テーマに合わせて研究対象を決め、研究方法を選び、主体的にイメージの鑑賞や解釈を身につける。
到達目標:グループディスカッション、プレゼンテーションを通通して、作品の主題を読み解く視座を得ることができる。
事前学習
格差という意味について考察し、格差社会が描かれている映像作品を調べる。(2H)
事後学習
講義内でのフィードバックに基づいた調査。(2H)

7回目
作品分析4(テーマ別④):和解
テーマに合わせて研究対象を決め、研究方法を選び、主体的にイメージの鑑賞や解釈を身につける。
到達目標:グループディスカッション、プレゼンテーションを通して、作品の主題を読み解く視座を得ることができる。
事前学習
和解という意味について考察し、和解メッセージが込められた映像作品を調べる。(2H)
事後学習
講義内でのフィードバックに基づいた調査。(2H)

8回
作品分析5(ジャンル別①):比較(リメイク作品)
ジャンル・テーマに合わせて研究対象を決め、研究方法を選び、主体的にイメージの鑑賞や解釈を身につける。
到達目標:グループディスカッション、プレゼンテーションを通して、リメイク作品の表現方法の差異を読み解く視座を得ることができる。

事前学習
リメイク映像作品(日本と海外)を調べ、それぞれの作品について比較する。(2H)
事後学習
講義内でのフィードバックに基づいた調査。(2H)

9回
作品分析6(ジャンル別②):アニメーション考察
ジャンル・テーマに合わせて研究対象を決め、研究方法を選び、主体的にイメージの鑑賞や解釈を身につける。
到達目標::グループディスカッション、プレゼンテーションを通して、アニメーションの表現力の特徴について考察を深める。
事前学習
アニメーション作品(日本と海外)を調べ、それぞれの作品について比較する。(2H)
事後学習
講義内でのフィードバックに基づいた調査。(2H)

10回
作品分析7(ジャンル別③):ドキュメンタリー考察
ジャンル・テーマに合わせて研究対象を決め、研究方法を選び、主体的にイメージの鑑賞や解釈を身につける。
到達目標::グループディスカッション、プレゼンテーションを通して、映画とテレビの表現方法の差異について考察を深める。
事前学習
ドキュメンタリーとは何かについて調べ、映画とテレビのドキュメンタリーの特徴について予習する。(2H)
事後学習
講義内でのフィードバックに基づいた調査。(2H)

11回
自主研究:鑑賞作品の「SDGs」の要素とメッセージについて分析

事前学習
作品にみる「SDGs」の表象について調べ、予習する。(2H)
事後学習
分析した内容をまとめ、レポートを作成・提出する。(2H)

12回
作品分析8(ジャンル別④):ミュージックビデオ考察
ジャンル・テーマに合わせて研究対象を決め、研究方法を選び、主体的にイメージの鑑賞や解釈を身につける。
到達目標::グループディスカッション、プレゼンテーションを通して、ミュージックビデオの特徴とストーリーテリングについて考察できる。
事前学習
音楽活動におけるミュージックビデオの位置付けと歌の世界観表現について調べる。(2H)
事後学習
講義内でのフィードバックに基づいた調査。(2H)

13回
ワークショップ:映像産業化ー国際的普遍性とグローバル
ドラマ、映画、アニメーションなどの映像産業と収益構造について学び、海外展開の特徴を議論する。
到達目標:映像が果たす役割とその影響力を考察し、グローバル産業化の必要性について探究できる。
事前学習
日本を含め、全世界において映像産業の市場と最新のグローバルトレンドについて調べる。(2H)
事後学習
講義内でのフィードバックに基づいた調査。(2H)

14回
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
発表、中間レポート、最終レポートを実施する。評価配分は以下の通り。
〇中間レポート:30%
〇授業への取り組み・発表:40%
〇最終レポート:30%
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
レポートの場合、提出後、解説コメントを記載する。
発表に対する相互評価は、評価シートを利用し、コメントをまとめ配布する。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
授業時に適宜プリントを配布する(JIUポータル)
なし
なし
なし
なし
参考文献・推薦図書
1.表現文化の社会学入門(ミネルヴァ書房/2019/¥3080)
2.映画の文法 実作品にみる撮影と編集の技法(紀伊国屋書店/1980/¥8800)
3.映画技法のリテラシーⅠ 映像の法則(フィルムアート社/2003/¥3986)
4.映画技法のリテラシーⅡ 物語とクリティック(フィルムアート社/2004/¥3080)
5.メディア文化論 想像力の現在(ナカニシヤ出版/2017/¥2640)
6.大学生のための異文化・国際理解(丸善出版/2017/¥2420)
7.グローバルな物語の時代と歴史表象(青弓社/2024/¥3080)
8.いま、映画をつくるということ 日本映画の担い手たちとの21の対話(フィルムアート社/2023/¥2750)  
研究室
紀尾井町キャンパス・4号棟・4階研究室
オフィスアワー
月曜日3時限、木曜日4時限(S2)
科目ナンバリング
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