Syllabus data

授業科目名
Seminars for welfare society B
学年
1Grade
単位数
2.00Credits
実務経験の有無
開講クォーター
semester not specified
担当教員
Masuko Katsuyoshi
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
Togane Campus
授業の到達目標及びテーマ
学生それぞれが、福祉社会についてのグローバルな視点を持つとともに、フィールド調査やインターンシップの成果を交えながら、修士論文を書けるよう指導をするのが本演習の目的である。すなわち、少なくともテーマを決めて研究を進め、しっかりとした仮説を立て、明確で再現性のある仮説検証を行い、研究を一つの成果としてまとめ、二年間で修士論文として完成させることが到達目標である。  
授業の概要
グローバリゼーションの時代では、どんなテーマを持つにしろ国際比較の視点を備えて通文化的に、しかも流動的思考で縦断的に研究していくことが重要になってくる。
 このことから受講生には、日本におけるあるテーマを追及する際にも、その分野に積極的な取り組みをみせる一つあるいは複数国の当該分野を研究することをすすめている。このことが、各自の研究テーマを客観視する早道でもあるからだ。
 また、日本とある国の社会福祉サービスやシステムを比較する際に、そのようなサービスやシステムを作り出す土壌として価値や文化、現在至る歴史等をしっかり踏まえ、実体のある研究とする必要がある。以上に立脚した各自の発表が授業の中核をなす。
 

授業計画
1回
・本授業は、すべて対面で実施します。

オリエンテーション 修士論文とは?
     到達目標:修士論文の位置づけと様式について理解する。
事前学習
[2h]論文とは何かについてあらかじめ予習をしておく。
事後学習
[2h]修士論文を書くことに関して、徹底的に意識づけをする。

2回
修士論文の書き方、論文の形式、内容
到達目標:論文作成の約束事を理解する。
事前学習
[2h]修士論文作成の約束事について予習する。
事後学習
[2h]修士論文の書き方の実際をチェックする。

3回
テーマの見つけ方—KJ法、マップ化など
到達目標:研究の目的とテーマを設定する。
事前学習
[2h]研究テーマの候補について考えておく。
事後学習
[2h]研究の目的とテーマが理にかなっているか再考する。

4回
修士論文における仮説的思考とテーマ決定—素朴な疑問の仮説化の確認
到達目標:研究テーマを仮説化し、仮説のチェックをする。
事前学習
[2h]「素朴な疑問」の仮説化が可能か?確認をしておく。
事後学習
[2h]素朴な疑問を仮説化するための手順を復習し、仮説を完成する。

5回
仮説検証方法の種類と内容の再確認(一次的資料と二次的資料の用い方)の確認をする。
到達目標:使用する資料の最終チェックをする。
事前学習
[2h]仮説検証法の種類と内容について再確認する。疑問点をまとめておく。
事後学習
[2h]修論研究で用いる資料の最終チェックをするー修論に用いる調査法あるいはロジックの最終チェックを済ませておく。

6回
仮説検証法の実際—一次的資料による検証、統計研究と事例研究→結果の予測
到達目標:仮説と調査の関係について理解する。社会調査の実際を確認し、結果の予測について理解する。
     
事前学習
[2h]仮説検証法の検討過程と結果の予測法について確認しておく。
事後学習
[2h]調査の結果をできるだけ具体化できるように復習する。

7回目
修士論文の構成—全体の構成から章立てまで
到達目標:仮に修士論文となるものの章立てを考えてみる。
事前学習
[2h]論文の構成を知り、あらかじめ全体の構成から章立てまでを考えておく。
     
事後学習
[2h]修士論文の構成について確認をする。

8回
序論を書く—テーマ設定とその意義、研究の重要性、研究目的との整合性、仮説の明確化などを内容に序論をいつでも書けるようにしておく。
事前学習
[2h]序論を書く—テーマ設定とその意義を考慮に入れつつ、序論に書くべき内容をチェックする。
事後学習
[2h]序論を書く—序論に書くべきことを押さえ、整理しておく。

9回
修士論文の本論ー本論を書く準備を整えるー(1)問題設定、仮説の妥当性の論考、(2)仮説検証法の提示と実施についての検討を行う。
到達目標:本論に書く内容を吟味する。そして、仮説検証部分を完成させる。
事前学習
[2h]本論を書く準備を整えるー(1)問題設定、仮説の妥当性の論考、(2)仮説検証法の提示と実施についての予習をしておく。
事後学習
[2h]本論に書くべき内容を整理する。仮説の設定と検証に矛盾がないか確認する。

10回
本論を書くー仮説の検証法の提示と実施仮説検証結果および知見の提示
到達目標:仮説と検証法および予測される結果を本論としてまとめる。
事前学習
[2h]仮説検証の過程をあらかじめ整理しておく。(3)仮説の検証結果と知見の提示の検討をしておく。
事後学習
[2h]仮説の検証課程と得られた結果の正当性を確認する。本論の全体を把握しておく。

11回
修士論文の結論(知見の確認と残された課題)を書いてみる。
到達目標:結論と展望に当たる部分を試しに書いてみる。  
事前学習
[2h]修士論文の結論と展望に当たる部分を整理しておく。
事後学習
[2h]修士論文の結論部を精査する。

12回
修士論文の全体点検および修正、完成に向けて
到達目標:論文の章立てが完全に済んでいる。
事前学習
[2h]論文の全体像をもう一度精査しておく。
事後学習
[2h]論文の全体像を改めて再確認する。

13回
このクォーターのまとめー修士論文およびゼミ論の最終締め切りに合わせ論文をまとめる。
到達目標:この段階では、完成したまたは作成中の修士論文を仲間や教員に開示し、批評してもらう。
事前学習
[2h]修士論文作成手順について完全に把握ができている。
事後学習
[2h]修士論文の作成過程、内容、課題について総括をする。

14回
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
完成した修士論文の最終評価とは別に、演習独自の評価をする。
〇論文への取り組み:70%、論文の評価:30%
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
論文の作成過程で、研究指導という形で行われる。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
福祉文化の協奏
増子勝義
北樹出版
978-4-7793-0529-0
-
参考文献・推薦図書
学生ごとに異なるので授業にて指示する。
研究室
東金キャンパス A棟    A511 
オフィスアワー
火曜日3限、木曜日3限
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
関連ページ
福祉社会演習A、福祉社会演習