教員名 : 阿部 信太郎
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授業科目名
教育課程論
学年
1年
単位数
2.00単位
実務経験の有無
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
阿部 信太郎
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
東金キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
本科目は、教育課程の思想や教育課程編成の方法・理論、教育課程と教育評価の関係について理解と関心をもてるようにするとともに、日本の教育課程の変遷と諸外国の教育課程について理解と関心をもち教育課程を歴史的視点から展望する。
教育課程が具体的にどのように計画され、何が教えられ、展開され評価されるのかについて、実践的なカリキュム開発の諸原理を修得することを目的とする。 近年の教育課程に関する新たな取り組みについて学習し、現代の教育が抱える課題についての理解し、その課題に対する自らの考えを深める。 教師は「何を」・「どのように」教えるのかについて、その一連の過程における原理と方法を検討し、教育課程の意義と課題を考察することを目指す。 教員(社会人)として倫理と自律性,協調性を身に付け,ストレスコントロールをしながら適切にリーダーシップを発揮し,行動することができる。教育の現場において,正しく状況を把握し,課題を発見し,解決に努めることができる。 授業紹介動画 Webex ミーティングの録画: 教育課程論 Syllabus 授業紹介-20220322 0308-2 パスワード: gMqBrMF3 録画のリンク: https://jiu.webex.com/jiu/ldr.php?RCID=601f7ee049e72b28823b17dda0147a8e 授業の概要
学校の教育課程(カリキュラム)の国家的・大綱的基準である学習指導要領の中心的な内容(基本方針、特徴等)について、多角的に展望するための基礎的な知識や概念について概観する。
本科目では、現代日本の教育課程の思想や教育課程編成の方法原理・理論を取り上げる。 教育課程に関する基本的な概念、日本の教育課程の変遷の歴史や諸外国の教育課程改革を扱う。 各時代・地域における教育課程の特徴、近年の教育課程開発の試みについて取り上げ、現在の教育課程が抱える課題について学習する。 あわせて、それを基盤的に支える思想やそれに関連する基礎的な知識・理論、学校・地域の実態や教育改革の諸動向を踏まえつつ、学校現場において教育課程を編成・実施・評価・改善するための基本的な視点と実践力の基礎を身につけられるようにする。 本講義担当者は実際に文部科学省の学習指導要領解説(高等学校公民科)の専門的作業等協力者を務めたので、その経験を踏まえて具体的に述べる。 授業計画
1回
オリエンテーション、教育課程の意義、原理について
到達目標:授業の進め方や教育課程の編成理由と学ぶ意義などが理解できる。 事前学習
2h:テキスト「序章」(pp.1から18)を読んでおく。テキストは授業内で使うので、毎回必ず持参すること。
事後学習
2h:授業で使用したワークシートや資料をまとめて見直し、教育課程について学ぶ意義を考えてまとめる。今回取り上げたテキストの該当箇所を再読して理解を深める。
2回
近代日本の教育課程の歩み①
(近代学校の創設・教育課程の確立・教育課程の近代化) 到達目標:近代学校の歴史や教育課程の確立の経緯について理解できる。 事前学習
2h:テキスト「第1章」(pp.19から46)を読んでおく。
事後学習
2h:授業で使用したワークシートや資料をまとめて見直し学びを深める。今回取り上げたテキストの該当箇所を再読して理解を深める。
3回
現代日本の教育課程の歩み②(経験主義・系統主義・教育の現代化)
到達目標:教育の現代化、その時代の経験主義と系統主義の振り子論争が理解できる。 事前学習
2h:テキスト「第2章1・2・3」(pp.47から72)を読み、わからない用語を調べる。
事後学習
2h:テキスト「第2章1・2・3」(pp.47から72)を読み、わからない用語を調べる。
4回
現代日本の教育課程の歩み③
(人間性重視・新学力観・生きる力・確かな学力・活用能力) 到達目標:新学力観に基づく生きる力、確かな学力のあり方について理解できる。 事前学習
2h:テキスト「第2章4・5・6・7・8」(pp.72から116)を読み、わからない用語を調べる。
事後学習
2h:授業で使用したワークシートや資料をまとめて見直し学びを深める。今回取り上げたテキストの該当箇所を再読して理解を深める。
5回
中学校学習指導要領についての考察
(社会に開かれた教育課程、カリキュラム・マネジメント) 到達目標:社会に開かれた教育課程を実現するカリキュラム・マネジメントについて理解できる。 事前学習
2h:学習指導要領に記されている、「社会に開かれた教育課程」について調べおく。併せて、「カリキュラム・マネジメント」について文部科学省のホームページや教育情報サイトを閲覧し調べておく。
事後学習
2h:授業で使用したワークシートや資料をまとめて見直し学びを深める。
6回
教育課程開発の新しい動き①
(小学校「生活科」と「総合的な学習の時間」・中等学校の「総合的な学習の時間」) 到達目標:生活科や総合的学習の時間の新設の経緯が理解できる。 事前学習
2h:テキスト「第3章1・2」(pp.118から129)を読んでおく。
事後学習
2h:授業で使用したワークシートや資料をまとめて見直し学びを深める。今回取り上げたテキストの該当箇所を再読して理解を深める。
7回目
教育課程開発の新しい動き②(カリキュラムデザイン・PISA・学習評価)
到達目標:教育課程の変遷が時代の学力観の変化と相関していることが理解できる。 事前学習
2h:テキスト「第3章3・4」(pp.129から140)を読んでおく。※これまでのまとめとして中間理解度テストを実施するので、今までのテキスト、ノート、資料を準備して内容をよく復習しておくこと。
事後学習
2h:授業で使用したワークシートや資料をまとめて見直し学びを深める。今回取り上げたテキストの該当箇所を再読して理解を深める。
8回
教育課程の思想と構造
到達目標:教育課程の思想と、影響を与えた背景が理解できる。 事前学習
2h:テキスト「第4章」(pp.141から169)を読んでおく
事後学習
2h:授業で使用したワークシートや資料をまとめて見直し学びを深める。今回取り上げたテキストの該当箇所を再読して理解を深める。
9回
中学校学習指導要領総則
到達目標:中学校学習指導要領総則の内容について理解できる。 事前学習
2h:中学校学習指導要領総則をよく読んでおく。
事後学習
2h:授業で使用したワークシートや資料をまとめて見直し学びを深める。中学校学習指導要領総則の内容をよく復習し、教育課程についての理解を深める。
10回
教育課程をどう編成するのか
社会における教育課程(近代学校批判・社会関係資本) 到達目標:社会に開かれた教育課程の実現に向け、子どもの資質能力の育成について理解できる。 事前学習
2h:テキスト「第5章」(pp.171から202)及び「第7章」(pp.235から260)を読んでおく。
事後学習
2h:授業で使用したワークシートや資料をまとめて見直し学びを深める。今回取り上げたテキストの該当箇所を再読して理解を深める。
11回
教育課程をどう評価するか
到達目標:教育課程の評価と改善に向けたプロセスとしての授業改善の関わりについて理解できる。 事前学習
2h:テキスト「第6章」(pp.203から233)を読んでおく。
事後学習
2h:授業で使用したワークシートや資料をまとめて見直し学びを深める。今回取り上げたテキストの該当箇所を再読して理解を深める。
12回
今日的課題への挑戦
(市民性教育・環境教育・メディアリテラシー・特別支援教育) 到達目標:SDGsについて理解できる。併せて、特別の教育的ニーズや特別支援教育の実際について理解できる。 事前学習
2h:テキスト「第8章」(pp.261から292)を読んでおく。
事後学習
2h:授業で使用したワークシートや資料をまとめて見直し学びを深める。今回取り上げたテキストの該当箇所を再読して理解を深める。
13回
まとめ、高等学校学習指導要領総則
到達目標:高等学校学習指導要領総則の内容について理解できる。 事前学習
2h:高等学校学習指導要領総則をよく読んでおく。※7回以降のまとめとして理解度テストを実施するので、これまでのノート、テキスト、資料をよく復習すること。具体的な範囲については授業内で説明する。
事後学習
2h:授業で使用したワークシートや資料をまとめて見直し学びを深める。高等学校学習指導要領総則の内容をよく復習し、教育課程についての理解を深める。レポート課題をまとめる。
14回
事前学習
事後学習
15回
事前学習
事後学習
16回
事前学習
事後学習
17回
事前学習
事後学習
18回
事前学習
事後学習
19回
事前学習
事後学習
20回
事前学習
事後学習
21回
事前学習
事後学習
22回
事前学習
事後学習
23回目
事前学習
事後学習
24回
事前学習
事後学習
25回
事前学習
事後学習
26回
事前学習
事後学習
試験及び成績評価
評価の方法:以下の①から④までの評価配分に基づき総合的に評価する
①授業終了後の小テスト・課題10回程度:30% ②中間レポート:20% ③期末試験または期末レポート:40% ④授業参加度:10% 課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
次回授業で解説、または解説コメントシートの配付をします。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
新しい時代の教育課程 第4版
田中耕治ほか
有斐閣
ISBN-10:4641221073
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参考文献・推薦図書
下記の図書については、講義の中で指示する。
文部科学省『中学校学習指導要領(平成29年告示)』 文部科学省『高等学校学習指導要領(平成30年告示)』 研究室
F棟2階208研究室
オフィスアワー
月曜日・水曜日昼休み。火曜日3限
上記時間以外に相談のある場合はメールをしてください。abes@jiu.ac.jp 科目ナンバリング
学位授与方針との関連
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