シラバス情報

授業科目名
ゼミナールB
学年
3年
単位数
2.00単位
実務経験の有無
〇(実務経験有)
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
松田 世治
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
東金キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
 ゼミナールA・Bのテーマは、経営戦略(マーケティング戦略含む)と組織戦略を企業経営を2つの柱に、マネジメントを複眼思考できる基本的かつ重要な知識とその応用・実践である。経営戦略論、マーケティング論、組織論を中心とした企業経営理論に関する基本的知識と理論フレームワークの修得とケーススタディ(事例研究)を通じて、それらの応用力を高めることを到達目標としたい。
 また4年次に履修するゼミナールC・Dで課題となる卒業研究についても早い段階からテーマ設定に取り組み、自身の専門性を高め、キャリアデザインにも繋がり、ライフワークともなりうるようなテーマの探求にも意識的に取り組んでもらいたい。

授業の概要
①科目名(英語名):ゼミナールA
②授業形態:講義+演習
③授業内容:
授業計画に示すように、講義や演習などを通じ、企業経営理論の修得と実践、卒業研究に取り組む。ゼミナールのなかでは、個人・グループワーク、プレゼンテーションおよび討議などを中心に進めることになるため、他者の話を傾聴するのはもとより、積極的に自身の考えを発信していくことが求められる。

*なお、ここに記載されている内容は、ゼミナールA・Bの全26回の内容となる。主に、第1~13回がゼミナールA、第14~26回がゼミナールBの内容。

授業計画
1回
春学期オリエンテーション<ゼミの内容、運営方針、年間スケジュールについて>
到達目標:ゼミナール活動の内容や方針、年間スケジュールについて理解する。
事前学習
事前のゼミナールアンケートや課題に取り組み、自己紹介のプレゼンテーションの準備
事後学習
[事後学習:2h] 次回のゼミナール活動のための準備など

2回
経営戦略の基本的な理論フレームワーク
到達目標:経営戦略論の基本フレームワークについて理解を深める。
事前学習
[事前学習:2h] 配布した資料の自習と担当箇所の解説講義の準備
事後学習
[事後学習:2h] 次回のゼミナール活動のための準備など

3回
経営戦略の基本的な理論フレームワークの応用とケーススタディ
到達目標:経営戦略論の基本的な理論フレームワークの応用ができる。
事前学習
[事前学習:2h]配布ケースの予習と課題の解答作成、発表準備
事後学習
[事後学習:2h] 次回のゼミナール活動のための準備など

4回
マーケティング論の基礎知識と理論フレームワーク
到達目標:マーケティング論の基本フレームワークについて理解を深める。
事前学習
[事前学習:2h] 配布した資料の自習と担当箇所の解説講義の準備
事後学習
[事後学習:2h] 次回のゼミナール活動のための準備など

5回
マーケティング論の基本的な理論フレームワークの応用とケーススタディ
到達目標:マーケティング論の基本的な理論フレームワークの応用ができる。
事前学習
[事前学習:2h]配布ケースの予習と課題の解答作成、発表準備
事後学習
[事後学習:2h] 次回のゼミナール活動のための準備など

6回
経営組織論の基礎知識と理論フレームワーク
到達目標:経営組織論の基本フレームワークについて理解を深める。
事前学習
[事前学習:2h] 配布した資料の自習と担当箇所の解説講義の準備
事後学習
[事後学習:2h] 次回のゼミナール活動のための準備など

7回目
経営組織論の基本的な理論フレームワークの応用とケーススタディ
到達目標: 経営組織論の基本的な理論フレームワークの応用ができる。
事前学習
[事前学習:2h]配布ケースの予習と課題の解答作成、発表準備
事後学習
[事後学習:2h] 次回のゼミナール活動のための準備など

8回
経営分析の基礎と演習(ミニケース)
到達目標: 経営分析の基本的な考え方や手法について理解を深める。
事前学習
[事前学習:2h]配布した資料の自習と課題の解答作成
事後学習
[事後学習:2h] 次回のゼミナール活動のための準備など

9回
ケーススタディ 1(趣旨説明とケースの解説)
到達目標: ケーススタディやケースメソッドの違いについて理解し、基本的な考え方などについて理解を深めること。
事前学習
[事前学習:2h]配布ケースの精読と課題の解答作成
事後学習
[事後学習:2h] 次回のゼミナール活動のための準備など

10回
ケーススタディ 2(グループワーク:課題把握と目標設定)
到達目標: グループワークを通じてケース資料ついて理解を深め、目標設定を行うこと。
事前学習
[事前学習:2h]グループワークの事前準備と事例企業の情報収集
事後学習
[事後学習:2h] 次回のゼミナール活動のための準備など

11回
ケーススタディ 3(グループワーク:ディスカッションと中間発表)
到達目標: 発表とディスカッションを通じてケース資料について理解を深めること。
事前学習
[事前学習:2h]担当部分の発表資料の事前作成など
事後学習
[事後学習:2h] 次回のゼミナール活動のための準備など

12回
ケーススタディ 4(プレゼンテーションと質疑応答、ディスカッション)
到達目標: プレゼンテーションと質疑応答を通じて、ケース資料について理解を深めること。
事前学習
[事前学習:2h]プレゼン資料作成(PPT資料必須)、想定質問集と回答の事前準備など
事後学習
[事後学習:2h] 次回のゼミナール活動のための準備など

13回
春学期(S1とS2)のまとめと学期末課題の説明
到達目標:春学期の活動を振り返り、学期末課題について理解を深めること。
事前学習
[事前学習:2h]配布資料を読み、事前に図書館やwebを使ってテーマ設定の準備
事後学習
[事後学習:2h] 学期末課題:(仮)研究計画書の作成など

14回
秋学期オリエンテーション<秋学期スケジュールと春学期末課題の講評・評価フィードバックなど>
到達目標:秋学期のゼミナール活動について理解を深める。
事前学習
[事前学習:2h]配布資料に事前に目を通しておくこと。
事後学習
[事後学習:2h] 次回のゼミナール活動のための準備など

15回
卒業研究について(概説とテーマ設定について)
到達目標:卒業研究の課題趣旨について理解を深め、自身の研究テーマ候補について検討する。
事前学習
[事前学習:2h]他のゼミ生の学期末課題の熟読とグループワーク準備
事後学習
[事後学習:2h] 次回のゼミナール活動のための準備など

16回
研究計画の作成について
到達目標:卒業研究の計画書に盛り込む内容について理解を深めること。
事前学習
[事前学習:2h]仮)研究計画書のブラッシュアップと発表準備
事後学習
[事後学習:2h] 次回のゼミナール活動のための準備など

17回
資料収集と先行研究の考証の報告・質疑応答1
到達目標:卒業研究に必要な資料を主体的に収集すること。
事前学習
[事前学習:2h]各自の卒業研究の活動を主体的に進め、発表する準備を行うこと。
特に、先行研究となる参考文献をリストアップすること。
事後学習
[事後学習:2h] 次回のゼミナール活動のための準備など

18回
資料収集と先行研究の考証の報告・質疑応答2
到達目標:卒業研究のために収集した参考文献を吟味できるようになること。
事前学習
[事前学習:2h]各自の卒業研究の活動を主体的に進め、発表する準備を行うこと。
特に、先行研究となる参考文献のうち主要なものをレビューレポートとしてまとめること。
事後学習
[事後学習:2h] 次回のゼミナール活動のための準備など

19回
テーマ設定と章立て(仮)・論文構成の報告と質疑応答1
到達目標:論文とレポートの違いを理解すること。問題設定について理解を深めること。
事前学習
[事前学習:2h]各自の卒業研究の活動を主体的に進め、発表する準備を行うこと。
特に、先輩達の卒業研究で自身にとって参考になりそうな取組みを見つけ出し、そこから論文のアウトラインや構成について事前に検証しておくこと。
事後学習
[事後学習:2h] 次回のゼミナール活動のための準備など

20回
テーマ設定と章立て(仮)・論文構成の報告と質疑応答2
到達目標:論文の基本的な構成について理解を深めること。問題設定と先行研究との関係性について理解を深めること。
事前学習
[事前学習:2h]各自の卒業研究の活動を主体的に進め、発表する準備を行うこと。
特に、先輩達の卒業研究で参考になったアウトラインや構成を踏まえ、自分の論文のアウトラインの見直しを行い、必要に応じて再構成すること。
事後学習
[事後学習:2h] 次回のゼミナール活動のための準備など

21回
問題設定と仮説(結論)の報告と討議1
到達目標:研究のおける仮説の意味を理解すること。
事前学習
[事前学習:2h]各自の卒業研究の活動を主体的に進め、発表する準備を行うこと。
特に、先輩達の卒業研究で自身にとって参考になりそうな取組みから仮説に該当する部分を見つけ出し、自分なりに検討をしておくこと。
事後学習
[事後学習:2h] 次回のゼミナール活動のための準備など

22回
問題設定と仮説(結論)の報告と討議2
到達目標:自身の研究における仮説について検討すること。
事前学習
[事前学習:2h][事前学習:2h]各自の卒業研究の活動を主体的に進め、発表する準備を行うこと。
特に、先輩達の卒業研究や他の学生が考えた仮説について討議を行い、自分自身の仮説について検討する。
事後学習
[事後学習:2h] 次回のゼミナール活動のための準備など

23回目
仮・卒業研究計画書の発表
到達目標:これまでの研究活動を踏まえ、自身の卒業研究の計画の中間報告を行うこと。
事前学習
[事前学習:2h]各自の卒業研究の活動を主体的に進め、発表する準備を行うこと。
特に、他者を意識して自身の研究テーマと研究計画についてプレゼンテーションできるように中間報告資料を準備すること。
事後学習
[事後学習:2h] 次回のゼミナール活動のための準備など

24回
3,4年合同ゼミ1 キャリアデザイン論(就職活動との関連性)について
到達目標: 先輩達の経験談を踏まえ、自身の就職活動の準備を行うこと。
事前学習
[事前学習:2h]先輩たちのレジュメを予習し、質問内容などを検討しておくこと。
事後学習
[事後学習:2h] 次回のゼミナール活動のための準備など
特に、事前配布のワークシートの記入と評価シートの記入と振り返りなど

25回
3,4年合同ゼミ2 4年生卒業研究 報告会1
到達目標:先輩達の卒業研究発表を踏まえ、自身の卒業研究計画の改善点をリストアップすること。
事前学習
[事前学習:2h]先輩たちのレジュメを予習し、質問内容などを検討しておくこと。
事後学習
[事後学習:2h] 次回のゼミナール活動のための準備など
特に、発表を踏まえ、評価シートの記入と振り返り

26回
ゼミナール活動の総括
テーマの再設定(問題提起と論文の基本構造:トピックの再構築など)
到達目標:今年度のゼミナール活動を振り返り、ゼミナールII(特に卒業研究)に向けたプランニングを行うこと。
事前学習
[事前学習:2h]就活など卒業後の進路や将来の志望に向けてのアクションプランの策定、卒業研究に関わる学期末課題の説明資料に目を通しておくこと。
事後学習
[事後学習:2h] 来年度のゼミナール活動のための準備など。特に学期末課題の取り組み

試験及び成績評価
参加・取り組み(ゼミナールへの参加、卒論発表・発言/ 発信など) 45%
課題(レポート課題やプロジェクトなど) 35%
卒業研究(研究計画書など) 20%
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
課題については、講義内にて解説やフィードバックなどを行う予定。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
講義時に資料などを配布する予定。
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参考文献・推薦図書
『経営の再生—戦略の時代・組織の時代<第3版>』高橋 伸夫(有斐閣/ 2006/ 2600円)
『若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来』城 繁幸(光文社(光文社新書)/ 2006/ 680円)
『わかりやすいマーケティング戦略(有斐閣アルマ:Basic)』 沼上 幹(有斐閣/ 2008/ 1900円)
『アカデミックスキルズ(第2版)-大学生のための知的技法入門-』佐藤他編著(慶応義塾大学出版/ 2012/ 1000円)
『ビジネス・リサーチ』佐藤 郁哉(東洋経済新報社/ 2021/ 2640円)
『経営学のための統計学・データ分析』久保 克行(東洋経済新報社/ 2021/ 2420円)
その他の参考図書や課題図書については、ゼミ活動や研究の進捗にあわせて適宜提示します。
研究室
東金キャンパスF棟212号室
オフィスアワー
火曜日:ランチタイム 金曜日: 2時限目、ランチタイム
*上記以外での対応の場合は、教員までメール(連絡先: matsuda.jiu@gmail.com)を通じて日時調整をしてください。
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
関連ページ
https://www.jiu.ac.jp/visitors/students/detail/id=1001