教員名 : 染谷 芳臣
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授業科目名
ゼミナールB
学年
3年
単位数
2.00単位
実務経験の有無
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
染谷 芳臣
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
東金キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
テーマ 企業経営と会計・財務(経営者から見た会計・財務)
授業の到達目標は、公開会社の企業価値評価の基礎的な知識とスキルを修得する。まず公開会社の財務データ、特に財務諸表を読み解くことができる。そして、最終的にExcelを使って基本的な企業価値評価ができるようにする。ゼミナールでディスカッションを通じて、課題発見(気づき・考える)力と問題解決力を養う。 授業の概要
ゼミナールBでは、ゼミナールAでの学修を前提に、キッコーマン及びマツキヨの企業価値を推定する理論や技法を学習し、グループ毎に企業価値を推定してもらう。企業価値の推定方法には、様々な技法がある。特に近年では企業の経営戦略の一環としてM&A等の財務戦略上、企業価値の推定が戦略上重要な要因となっている。従って、多様な推定方法の中から適切な推計技法を選択することが大切であり、本授業では、グループディスカッションを通じて推計技法の妥当性を検討し論じてもらう。
授業計画
1回
キャッシュフローと会計上の利益
到達目標 企業の経済実態を表すのは、どの業績指標かを考えることができる。 事前学習
事前学習2時間 配布資料を熟読する。
事後学習
事後学習2時間 配布された資料で企業の経済実態を表す業績指標は何かを考える。
2回
資本資産評価モデル(CAPM)と加重平均資本コスト(WACC)
到達目標 CAPMの意義とWACCの推計方法を理解できる。 事前学習
事前学習2時間 配布資料などを使って、グループ毎にCAPMとWACCを調べ、スライドを準備する。
事後学習
事後学習2時間 CAPMの前提とする『世界』について理解し限界に気づく。
3回
β値及びWACCの推計
到達目標 β値とWACCをExcelで推計できる。 事前学習
事前学習2時間 β値の意義と推計方法を調べ理解する。
事後学習
事後学習2時間 提示されたキッコーマン及びマツキヨの資料でWACCを推計してみる。
4回
企業価値の評価の考え方
到達目標 企業価値の評価技法の多様性と慎重な評価の重要性を理解する。 事前学習
事前学習2時間 企業価値の意義と推計の仕方を調べる。
事後学習
事後学習2時間 企業価値の多様な評価技法を調べ整理する。
5回
株価収益率(PER)・EV/EBITDA倍率と企業価値評価
到達目標 企業価値評価でPERやEV/EBITDA倍率の意味を理解できる。 事前学習
事前学習2時間 配布資料を熟読する。
事後学習
事後学習2時間 PERやEV/EBITDA倍率の限界を調べる。
第1回レポート課題の提示 6回
割引キャッシュフロー(DCF法)と企業価値評価
到達目標 企業価値評価でDCF法の意味が理解できる。 事前学習
事前学習2時間 企業価値評価におけるDCF法の意義を調べる。
事後学習
事後学習2時間 DCF法の意義と限界を理解する。
レポート課題の提示 7回目
残余利益モデル(オルソン・モデル)と企業価値評価
到達目標 企業価値評価で残余利益モデルの意味が理解できる。 事前学習
事前学習2時間 残余利益モデル(オルソン・モデル)を調べる。
事後学習
事後学習2時間 配布資料を復習する。
8回
企業価値向上の経営管理(ROIC経営)
到達目標 ROIC経営の意義と仕組みが理解できる 事前学習
事前学習2時間 ROIC経営について調べ整理する。
事後学習
事後学習2時間 配布資料を復習する。
9回
企業統治(コーポレート・ガバナンス)とROIC経営
到達目標 企業統治の観点からROIC経営がどのような意味を持つかを理解できる。 事前学習
事前学習2時間 企業統治とROIC経営との関係について調べる。
事後学習
事後学習2時間 改訂コーポレートガバナンスコードを読む。
第2回レポート課題の提示 10回
SDGs、コロナ禍及び投資家の投資スタイル
到達目標 SDGsやコロナ禍と投資家の投資スタイルの変化の兆しに気づき・理解する。 事前学習
事前学習2時間 SDGsやコロナ禍等は投資家の投資スタイルに影響を与えたかどかを調べる。
事後学習
事後学習2時間 配布した資料を復習する。
11回
株主資本主義経営の立場からのキッコーマン及びマツキヨの企業価値の推計
到達目標 株主資本主義経営の立場からキッコーマン及びマツキヨの企業価値をExcelで推計できる。 事前学習
事前学習2時間 第1回から第11回までの配布資料等を使って、Excelでキッコーマン及びマツキヨの企業価値を推計してみる。
事後学習
事後学習2時間 企業価値価とM&A戦略を調べ、M&Aの結果、企業の財政状態にどのような影響を与えるかを調べる。
12回
企業価値評価とM&A戦略
到達目標 被取得企業の企業価値の推計及び最終的な買収価格の決定が会計上の【のれん】の計上に影響し取得企業の経営に影響を与えることが理解できる。 事前学習
事前学習2時間 企業価値評価と買収プレミアムの関係を調べる。
事後学習
事後学習2時間 M&A戦略の成否を決める財務上の重要な要因は何かを考える。
期末レポート課題の提示 13回
1年間の総まとめ
到達目標 企業価値評価ができ、企業価値評価の限界が理解できる。 事前学習
事前学習 前回までの授業内容を概観し復習する。
事後学習
事後学習 事後学習2時間 配布資料を復習する。
14回
事前学習
事後学習
15回
事前学習
事後学習
16回
事前学習
事後学習
17回
事前学習
事後学習
18回
事前学習
事後学習
19回
事前学習
事後学習
20回
事前学習
事後学習
21回
事前学習
事後学習
22回
事前学習
事後学習
23回目
事前学習
事後学習
24回
事前学習
事後学習
25回
事前学習
事後学習
26回
事前学習
事後学習
試験及び成績評価
レポート課題・期末レポート課題等を実施する。評価配分は以下の通りである。
期末レポート課題50% レポート課題30% 授業中の発表内容20% 課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
提出課題等は、提出期日にJIU UNIVERSAL PASSPORTRXで解説コメントを掲載する。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
適宜プリント・資料を配布する。
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参考文献・推薦図書
『出世したけりゃ会計と財務は一緒に学べ』西山 茂著 光文社新書 2014年 760円+税 ISBN 978-4-334-03782-6
『「儲かる会社の財務諸表 48の実例で身につく経営力・会計力」』山根 節著 光文社新書 2015年 860円+税 ISBN 978-4-334-03881-6 『企業価値向上のための資本コスト経営』 日本証券アナリスト協会 日本経済新聞出版 2020年 2,400円+税 ISBN 978-4-532-35866-2 研究室
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及びS2を除き月曜日3時限、S2は月曜日2時限 科目ナンバリング
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