教員名 : 小林 文
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授業科目名
医療倫理学
学年
1年
単位数
2.00単位
実務経験の有無
〇(実務経験有)
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
syllabus11、小林 文
授業形態
授業で主に使用する言語
授業で主に使用する言語:日本語
授業方法区分
開講キャンパス
東金キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
臨床や研究などの場面で遭遇しうる倫理的問題をテーマに、答えが1つではない問題について自分で考え、言語化することを通して「必要な倫理観を身につけ、人の尊厳について理解し行動することができる」理学療法士の倫理観・臨床マインドの基盤を涵養する。
授業の概要
① 科目名:医療倫理学(Medical Ethics)
② 授業形態:講義 ③ 内容:医療倫理のトピックについて授業内での討論を通して深く考えていく。 (1)生命倫理、(2)医療倫理、(3)患者の権利、(4)研究倫理を大きなテーマとする。 各回の授業は2コマ連続となっている。おおむね1コマごとに知識の確認、討論に必要な基本的な知識の共有と少人数での討論を行い、情報共有とまとめを行う。 授業の形式は適宜変更になる場合もある。 ・学生同士の情報共有ではピア評価(P・N・P)を行う。 ・各回の授業終了後(初回と最終回を除く)、ミニレポートを提出する(300-400字程度)。 授業計画
1回
【オリエンテーション】【倫理とは何か】
2限目は、オリエンテーションを行う。その後は、毎回の授業で行うグループディスカッションの意味、規範倫理について学ぶ。 グループディスカッションにはGoogleスライドを用い、班の代表者が討論の内容を発表する(総合評価には含まない)。 3限目は、医療倫理、患者の権利について考える。 グループディスカッション(20-30分程度)にはGoogleスライドを用い、班の代表者が討論の内容を発表し(総合評価には含まない)、フィードバックを受ける。 到達目標: 生命の尊厳について、自らの言葉で説明できる。 知りえた情報の守秘義務と患者等への情報提供の重要性を理解し、適切な取り扱いができる。 患者情報の取扱いにおける守秘義務と管理の重要性を説明できる。 事前学習
【学習目安:2時間】
・「法」と「倫理」の違いを調べる。 ・「功利主義」「義務論」「徳倫理」の内容とそれぞれの違い(参考資料:入門・医療倫理Ⅰ)を調べる。 事後学習
【学習目安:2時間】
・授業内で指示された課題に取り組む(評価対象外)。 2回
【医療人としての医療倫理】
2限目は、QoL、人間としての尊厳など臨床に携わる倫理的問題に関する講義と少人数討議を行う。 グループディスカッションにはGoogleスライドを用い、班の代表者が討論の内容を発表し(総合評価には含まない)、フィードバックを受ける。 3限は、病気・健康、医療者の徳、医療倫理の四原則(自律尊重、無危害、善行、正義)に関する講義と少人数討論を行う。 グループディスカッションにはGoogleスライドを用い、班の代表者が討論の内容を発表し(総合評価には含まない)、フィードバックを受ける。 2・3限の最後にミニレポートをまとめる。 到達目標: 理学療法士が遵守すべき倫理規範について説明できる。 生命倫理の諸原則(自律尊重、無危害、善行、正義等)について説明できる。 患者情報の取扱いにおける守秘義務と管理の重要性を説明できる。 事前学習
【学習目安:2時間】
・「生命・医療倫理の四原則」を自分なりに調べてくる(提唱者、内容など)。 ・「Quality of Life;QOL」の意味と、それを測る方法があるかどうかを調べる。 事後学習
【学習目安:2時間】
・授業内で指示された課題に取り組む。 3回
【看取り(死)を支える倫理】
2限目は、終末期医療、安楽死の概念、緩和ケア、認知症などの臨床に携わる倫理的問題に関する講義と少人数討論を行う。 グループディスカッションにはGoogleスライドを用い、班の代表者が討論の内容を発表し(総合評価には含まない)、フィードバックを受ける。 3限目は、緩和ケア、認知症などの臨床に携わる倫理的問題に関する講義と少人数討論を行う。 グループディスカッションにはGoogleスライドを用い、班の代表者が討論の内容を発表し(総合評価には含まない)、フィードバックを受ける。 2・3限の最後にミニレポートをまとめる。 到達目標: 生命倫理の諸原則(自律尊重、無危害、善行、正義等)について説明できる。 医療倫理に関する規範について概説できる。 患者の基本的人権の内容(リスボン宣言等)について説明できる。 患者の自己決定権とインフォームドコンセントの意義について説明できる。 事前学習
【学習目安:2時間】
・日本尊厳死協会のホームページにアクセスし、Living Will(尊厳死の宣言書)を確認する(http://www.songenshi-kyokai.com/living_will.html)。 ・緩和ケア.netの動画のうち、1つ目の動画「あなたと、あなたの大切な人の未来のために。今考える緩和ケア。」(http://www.kanwacare.net/movie/)を視聴する。 事後学習
【学習目安:2時間】
・授業内で指示された課題に取り組む。 4回
【生きる(誕生)を支える医療倫理】
2限目は、生殖補助医療、人工授精の倫理(命の誕生)などに関連する医療の進歩に伴って起こりうる倫理的問題および個人情報保護に関する講義と少人数討論を行う。 グループディスカッションにはGoogleスライドを用い、班の代表者が討論の内容を発表し(総合評価には含まない)、フィードバックを受ける。 3限目は、代理出産、出生前検査の倫理などに関連する医療の進歩に伴って起こりうる倫理的問題および個人情報保護に関する講義と少人数討論を行う。 グループディスカッションにはGoogleスライドを用い、班の代表者が討論の内容を発表し(総合評価には含まない)、フィードバックを受ける。 2・3限の最後にミニレポートをまとめる。 到達目標: 生命倫理の諸原則(自律尊重、無危害、善行、正義等)について説明できる。 生と死に関わる倫理的問題について討議し、自らの考えを述べる。 科学技術の進歩、社会情勢の変化に伴う倫理的問題について説明できる。 医療の進歩に伴う倫理的問題について説明できる。 事前学習
【学習目安:2時間】
・日本の人工妊娠中絶の現状および母体保護法でどのように規制されているかを調べる。 ・「人工授精」と「体外受精」の医療技術を調べる。 ・「着床前診断」「出生前診断」「代理懐胎」の意味とその医療技術を調べる。 事後学習
【学習目安:2時間】
・授業内で指示された課題に取り組む。 5回
【研究(治療法)の医療倫理】
2限目は、個別化医療、ゲノムなど、医療の進歩に伴って起こりうる倫理的問題に関する講義と少人数討論を行う。 グループディスカッションにはGoogleスライドを用い、班の代表者が討論の内容を発表し(総合評価には含まない)、フィードバックを受ける。 3限目は、臨床研究の倫理、動物実験の原理など倫理的問題に関する講義と少人数討論を行う。 グループディスカッションにはGoogleスライドを用い、班の代表者が討論の内容を発表し(総合評価には含まない)、フィードバックを受ける。 2・3限の最後にミニレポートをまとめる。 到達目標: 臨床研究における倫理規範(ヘルシンキ宣言等)について説明できる。 チームワークと情報共有の重要性を理解し、チームの一員としての役割を積極的に果たすように努める。 科学技術の進歩、社会情勢の変化に伴う倫理的問題について説明できる。 医療の進歩に伴う倫理的問題について説明できる。 事前学習
【学習目安:2時間】
・新薬や医療機器はどのように作られるのか、化学物質等が医薬品・医療機器になるまでの過程を調べる。 事後学習
【学習目安:2時間】
・授業内で指示された課題に取り組む。 6回
【研究(感染症)に対する倫理】
2限目は、研究倫理の歴史的背景や薬の開発に伴って生じる倫理的問題についての講義と少人数討論を行う。 グループディスカッションにはGoogleスライドを用い、班の代表者が討論の内容を発表し(総合評価には含まない)、フィードバックを受ける。 3限目は、感染症で直面した倫理的問題について、臨床および公衆衛生の観点から考える。バズディスカッション(短時間討議)で自分の考えを言語化する。 2・3限の最後にミニレポートをまとめる。 到達目標: 臨床研究における倫理規範(ヘルシンキ宣言等)について説明できる。 現代における感染症の特徴について説明できる。 事前学習
【学習目安:2時間】
・コロナ禍で起きている医療の問題を調べてくる(少なくとも1つ以上)。 ・「クローニング」、「再生医療」とは何かを調べてくる(第6回と関連)。 ・「エンハンスメント」、「ゲノム編集」の意味を調べ、ゲノム編集を医療に応用した場合どのようなことが可能になるのかを考える。 事後学習
【学習目安:2時間】
・授業内で指示された課題に取り組む。 7回目
【医療倫理3】
2限目:定期試験を行う。 事前学習
【学習目安:2時間】
・1回目ー6回目の授業の復習をしてくる。 事後学習
8回
事前学習
事後学習
9回
事前学習
事後学習
10回
事前学習
事後学習
11回
事前学習
事後学習
12回
事前学習
事後学習
13回
事前学習
事後学習
14回
事前学習
事後学習
15回
事前学習
事後学習
16回
事前学習
事後学習
17回
事前学習
事後学習
18回
事前学習
事後学習
19回
事前学習
事後学習
20回
事前学習
事後学習
21回
事前学習
事後学習
22回
事前学習
事後学習
23回目
事前学習
事後学習
24回
事前学習
事後学習
25回
事前学習
事後学習
26回
事前学習
事後学習
試験及び成績評価
○定期テスト 65%(7月19日3限に実施)
○レポート課題 35%(全5回) 総合評価 60点以上で合格 課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
レポート課題の翌週に全体講義の中で解説を行う。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
適宜資料を配布する(pdf)
スライド資料は適宜LMSにて配布する
参考文献・推薦図書
『改訂版 入門・医療倫理Ⅰ』、赤林朗編(勁草書房/2017/\3300+税)、ISBN-13 : 978-4326102600
『マンガで学ぶ生命倫理: わたしたちに課せられた「いのち」の宿題』、児玉 聡 (著)・なつたか (著)(化学同人/2013/\1080)、ISBN-13 : 978-4759815429 研究室
非常勤講師のため、研修室の所属なし
オフィスアワー
水曜日:お昼休み(非常勤講師室)
メールアドレス:a001032@jiu.ac.jp *本文中に学部、学生番号、氏名を記載すること。 科目ナンバリング
学位授与方針との関連
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