教員名 : 渡邊 拓
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授業科目名
日本の文学(近・現代)
学年
2年
単位数
2.00単位
実務経験の有無
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
渡邊 拓
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
東金キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
日本の近現代文学について、代表的な作家の作品の読解をすすめつつ、その作家の抱えていた問題、作品及び作家の歴史的社会的環境との関係について考察する。作品を読み解く際の注意点、作品の背景を学び、代表的な日本の作家について、また日本の近代についての理解を深めることを目標とする。
授業紹介動画:https://youtu.be/sHIMBdor2Og 授業の概要
いくつか短篇小説を取り上げ、読解し、その作品の背景について解説する。また、作家についても概説し、それらの解説を通じて、近大というのはどういう時代であるか、理解する手がかりとしたい。受講生は、授業で扱う小説のそれぞれについて、考察し、感想を書くことが求められる。
授業計画
1回
授業内容:近代という時代のイメージについて考察する。
到達目標: 近代とはどういう時代か、自分の考えを振り返る。 事前学習
[事前学習:2h] 近代について、これまで学習したことをまとめる。
事後学習
[事後学習:2h] 授業で学習した内容についてノートを復習し、自分なりの考察・疑問点をまとめる。
2回
授業内容:日本の近代について、今後の作品読解と関わる部分について解説する。
到達目標: 近代とはどういう時代か、おおよその特徴をつかむ。 事前学習
[事前学習:2h] 他の受講生の近代についてのイメージを踏まえて、自分の考えをまとめる。
事後学習
[事後学習:2h] 授業で学習した内容についてノートを復習し、自分なりの考察・疑問点をまとめる。
3回
授業内容:創造的な読書行為について考える。
到達目標: 作品は、読書という読者の参加によってしか、鑑賞されないことを理解する。 事前学習
[事前学習:2h] 読書というのはどういう行為であるか、書物以外のメディアと比較しつつ考察する
事後学習
[事後学習:2h] 授業で学習した内容についてノートを復習し、自分なりの考察・疑問点をまとめる。
4回
授業内容:志賀直哉「或る朝」を読みつつ解説する。
到達目標: 「或る朝」について基本的なことを理解する。 事前学習
[事前学習:2h] 「或る朝」を読み、自分の考えをまとめる。
事後学習
[事後学習:2h] 授業で学習した内容についてノートを復習し、自分なりの考察・疑問点をまとめる。
5回
授業内容:「或る朝」という作品内の要素について文化的社会的背景を概説する。
到達目標: 作品に取り込まれているさまざまな要素について理解する。 事前学習
[事前学習:2h] 「或る朝」の概説を聞いて、自分なりに考察し、結果をまとめる。
事後学習
[事後学習:2h] 授業で学習した内容についてノートを復習し、自分なりの考察・疑問点をまとめる。
6回
授業内容:読者の創造行為とテクストとの関係。
到達目標: テクストにあるさまざまな仕掛けについて理解する。 事前学習
[事前学習:2h] 「或る朝」の読解について、自身の読みの創造性についてまとめる。
事後学習
[事後学習:2h] 授業で学習した内容についてノートを復習し、自分なりの考察・疑問点をまとめる。
7回目
授業内容:「4月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて」を読みつつ解説する。
到達目標: 「4月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて」について基本的なことを理解する。 事前学習
[事前学習:2h] 「4月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて」を読み、自分の考えをまとめる。
事後学習
[事後学習:2h] 授業で学習した内容についてノートを復習し、自分なりの考察・疑問点をまとめる。
8回
授業内容:「4月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて」という作品内の要素について文化的社会的背景を概説する。
到達目標: 作品の時代的背景について理解する。 事前学習
[事前学習:2h] 「4月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて」と時代状況について、どんなことが考えられるか調査し、まとめる。
事後学習
[事後学習:2h] 授業で学習した内容についてノートを復習し、自分なりの考察・疑問点をまとめる。
9回
授業内容:近代小説の語りの構造について解説する。
到達目標: 近代小説の表現構造の基礎について理解する。 事前学習
[事前学習:2h] これまで読んできた小説の表現について、どんなことが考えられるか整理する。
事後学習
[事後学習:2h] 授業で学習した内容についてノートを復習し、自分なりの考察・疑問点をまとめる。
10回
授業内容:夏目漱石『夢十夜』の「第三夜」を読みつつ解説する。
到達目標: 「第三夜」について基本的なことを理解する。 事前学習
[事前学習:2h] 夏目漱石『夢十夜』の「第三夜」を読み、自分の考えをまとめる。
事後学習
[事後学習:2h] 授業で学習した内容についてノートを復習し、自分なりの考察・疑問点をまとめる。
11回
授業内容:「第三夜」についての先行研究を概観する。
到達目標:「第三夜」にこれまで論じられてきたことが多様であることを理解する。 事前学習
[事前学習:2h] 「第三夜」について自分なりの読み方をまとめる。
事後学習
[事後学習:2h] 授業で学習した内容についてノートを復習し、自分なりの考察・疑問点をまとめる。
12回
授業内容:近代小説の中で人物のアイデンティティがどのように表現されるか概説する。
到達目標: 近代小説では人物のアイデンティティが重要であることを理解する。 事前学習
[事前学習:2h] 作中人物と現実の人間とはどう違うか、考えて差異のポイントをできるだけ多く上げる。
事後学習
[事後学習:2h] 授業で学習した内容についてノートを復習し、自分なりの考察・疑問点をまとめる。
13回
授業内容:メディアの性質と作中人物の造形の関連性について考察する。
到達目標: 人物の造形の仕方が時代によって異なることを理解する。 事前学習
[事前学習:2h] 近代小説と前近代の物語で人物の描き方がどのようにちがうか、調査してまとめる。
事後学習
[事後学習:2h] 授業で学習した内容についてノートを復習し、自分なりの考察・疑問点をまとめる。
14回
事前学習
事後学習
15回
事前学習
事後学習
16回
事前学習
事後学習
17回
事前学習
事後学習
18回
事前学習
事後学習
19回
事前学習
事後学習
20回
事前学習
事後学習
21回
事前学習
事後学習
22回
事前学習
事後学習
23回目
事前学習
事後学習
24回
事前学習
事後学習
25回
事前学習
事後学習
26回
事前学習
事後学習
試験及び成績評価
毎回の提出物と期末レポートによって評価する。評価配分は以下の通りとする。
○提出物45% ○期末レポート45% 〇授業参加10% 課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
提出物については随時、授業内で解説する。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
授業時に適宜配布する
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参考文献・推薦図書
『日本近代小説史』/安藤宏/中公選書/ISBN-13:978-4121101105
研究室
東金キャンパス・H棟・H511
オフィスアワー
S1S2:火曜5限・水曜3限
F1F2:火曜3限・木曜3限 科目ナンバリング
学位授与方針との関連
関連ページ
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