教員名 : 国武 陽子
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授業科目名
生物からみた環境の仕組み‐生態学
学年
1年
単位数
2.00単位
実務経験の有無
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
国武 陽子
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
オンライン(オンデマンド)
授業の到達目標及びテーマ
生物と、生物を取り巻く環境が互いに相互作用して機能しているネットワークである生態系は、人類にとって必須の「生存環境」であり、生物多様性減少に伴う生態系機能の劣化がこのまま続けば持続可能社会の形成することは不可能となる。本講義では、「自然」の仕組みや生物の生活史(生きざま)の面白さを知りまた、生物が我々の「環境」をどのように支えているのかを理解するための、生態学的な考え方を身につけることを学習到達目標とする。また生物多様性の現状を把握し、その保全への関心を高めることも本講義の目的である。
授業紹介リンク: https://youtu.be/s_EMS89ryf8 授業の概要
地球環境を理解するうえで重要な生態学(Ecology)の基礎を学ぶ。「自然」の仕組みとして生態系の構成要素やその機能、様々な生物の生活史(生きざま)を知り、生物の多様さ及び生物が我々の「環境」をどのように支えているのかを理解する。特に、このような多様な生物が進化したメカニズムの一つとして、生物が互いに影響を与える生物間相互作用の重要性に注目し、地球上の生物の進化のメカニズムへの理解を深める。
<授業の受け方> ・本講義はオンデマンド形式による講義となる。 ・講義動画、講義資料、課題を配信するので事前にjiuポータルにアクセスし指定されたスケジュールに従って受講、課題提出をすること。 <連絡手段> ・履修者全体への連絡はjiuポータルで行う。また、教員から学生の皆さんへ個別の連絡が必要な場合は、JIU メールを利用する。 ・教員への連絡は jiuポータル の掲示板を利用すること。 ・個人的な内容を含む場合は、JIU メールを利用のこと。連絡先メールアドレスは授業時に伝達する。 <内容についてのコミュニケーション等> ・授業内容について、学生の皆さんとの議論はjiuポータルを用いて行う。 ・また、対面での議論がしたい場合にはアポを取ったうえで、研究室への訪問も歓迎する(オフィスアワー含む)。 <出席について> ・jiuポータルの小テストにより、毎回の授業の理解度を確認し、出席確認とす る。 ・得点が低い場合は JIU メールで個別に連絡・指導する。場合によっては、 再度テストを行う <その他> ・レポート課題が出された場合にはjiuポータルに提出すること。 授業計画
1回
第1回 オリエンテーション、生態学を学ぶ意義について
「環境」とは何か生物学的な定義についてまた、「生態学」という学問について学ぶ (到達目標)本講義の受講方法を理解し、生態学を学ぶ意義を明確にする。 事前学習
(事前学習)シラバスを読んでくる。【2h】
事後学習
(事後学習)授業中に指示した課題を行う。復習テストの復習をする。【2h】
2回
第2回 生物の歴史①生物と地球環境の変化
地球の誕生から生物の進化及び種分化について学ぶ (到達目標)46億年の地球環境の変化と生物の進化について理解する。 事前学習
(事前学習)地球カレンダーについて調べてくる。【2h】
事後学習
(事後学習)授業中に指示した課題を行う。復習テストの復習をする。【2h】
3回
第3回 生物の歴史②生物の絶滅
生物の絶滅とその要因とその影響、過去5回の大量絶滅について学ぶ (到達目標)生物が絶滅するとはどういうことか生物学的に理解する。 事前学習
(事前学習)すでに絶滅した生物について調べてくる。【2h】
事後学習
(事後学習)授業中に指示した課題を行う。復習テストの復習をする。【2h】
4回
第4回 生物多様性について
生物多様性の定義(遺伝子、種、生態系の多様性)その機能について学ぶ (到達目標)生物多様性とは何か、生物が多様であることにはどのような意味があるのか?について理解する。 事前学習
(事前学習)生物多様性について調べてくる。【2h】
事後学習
(事後学習)授業中に指示した課題を行う。復習テストの復習をする。【2h】
5回
第5回 遺伝と遺伝子
遺伝とは何か?遺伝のしくみについて学ぶ (到達目標)遺伝の仕組みについて理解する、遺伝子(DNA、RNA)について理解する。 事前学習
(事前学習)DNAについて調べてくる。【2h】
事後学習
(事後学習)授業中に指示した課題を行う。復習テストの復習をする。【2h】
6回
第6回 自然選択と進化、適応
ダーウィンの進化論について学ぶ (到達目標)ダーウィンの進化論について、その基礎的な考え方を理解する。 事前学習
(事前学習)ダーウィンがどのような人物か調べてくる。【2h】
事後学習
(事後学習)授業中に指示した課題を行う。復習テストの復習をする。【2h】
7回目
第7回 種とは何か?種分化機構
生物学的な「種」について、品種、亜種との違いを学ぶ。 また新しい種がどのようにできるのか?種分化機構について学ぶ。 (到達目標)生物学的な「種」とは何か、また種分化機構について理解する。 事前学習
ホモ・サピエンス以外の「ヒト属」について調べてくる。【2h】
事後学習
(事後学習)授業中に指示した課題を行う。復習テストの復習をする。【2h】
8回
第8回 生物の生活①:食う
捕食−被食、生物が食べることの意味、食べる方法について学ぶ (到達目標)動物の栄養摂取の仕方について理解する。 事前学習
(事前学習)クマ、ウサギの餌資源について調べる。【2h】
事後学習
(事後学習)授業中に指示した課題を行う。復習テストの復習をする。【2h】
9回
第9回 生物の生活②:繁殖
動物・植物の繁殖についてその多様性について学ぶ (到達目標)動物と植物それぞれの多様な繁殖の仕方について理解する。 事前学習
(事前学習)異なる繁殖方法を持つ生物を探してみる。【2h】
事後学習
(事後学習)授業中に指示した課題を行う。復習テストの復習をする。【2h】
10回
第10回 生物の生活③:生物にとっての生息地
生物にとっての生息地について学ぶ (到達目標)生物にとっての生息地の条件について理解する 事前学習
(事前学習)生息地について調べてくる。【2h】
事後学習
(事後学習)授業中に指示した課題を行う。復習テストの復習をする。【2h】
11回
第11回 様々な生物間相互作用1:競争と共生
生物間相互作用の一つ「競争」種内競争・種間競争について、また共生関係について学ぶ (到達目標)競争が生物の個体数の増減や進化に与える影響について理解する 多様な共生関係を知る。 事前学習
(事前学習)競争関係にある生物を探す。【2h】
事後学習
(事後学習)授業中に指示した課題を行う。復習テストの復習をする。【2h】
12回
第12回 様々な生物間相互作用2:被食捕食
生物間相互作用の一つ「被食捕食関係」について (到達目標)食う食われるの関係が生物の個体数の増減や進化に与える影響について理解する 事前学習
(事前学習)食う食われるの関係にある生物を探す。【2h】
事後学習
(事後学習)授業中に指示した課題を行う。復習テストの復習をする。【2h】
13回
第14回 生態系の仕組みと生態系機能:生物の機能群(生産者・消費者・分解者)、食物連鎖、物質循環
生態系の仕組みについて学ぶ。また自然の恵みである生態系機能について学ぶ (到達目標)生態系のしくみと生態系機能について理解する。 事前学習
(事前学習) 自然の恵みと考えられるものをなるべく多く調べてくる。【2h】
事後学習
(事後学習)授業中に指示した課題を行う。復習テストの復習をする。
本講義全体を通じて何を学び、何を考えたか整理しておく。【2h】 14回
事前学習
事後学習
15回
事前学習
事後学習
16回
事前学習
事後学習
17回
事前学習
事後学習
18回
事前学習
事後学習
19回
事前学習
事後学習
20回
事前学習
事後学習
21回
事前学習
事後学習
22回
事前学習
事後学習
23回目
事前学習
事後学習
24回
事前学習
事後学習
25回
事前学習
事後学習
26回
事前学習
事後学習
試験及び成績評価
期末試験とレポートを実施する。また、毎回前回の講義に関する復習テストを行う
○期末試験:80% ○レポート:20% 課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック:
次回授業で解説する。 講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
特に設けず、毎回講義資料を配布する。
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参考文献・推薦図書
『生態学入門』日本生態学会編(東京化学同人/2004/ISBN-13 : 978-4807907830)
『保全遺伝学入門』R.Frankham他著(文一総合出版/2007/ISBN-13 : 978-4829910672) 研究室
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