教員名 : 前田 康晴
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授業科目名
国語科教育法I
学年
3年
単位数
2.00単位
実務経験の有無
〇(実務経験有)
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
前田 康晴
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
東金キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
中学校の国語科教育の目標は、「言葉による見方・考え方を働かせ,言語活動を通して,国語で正確に理解し適切に表現する資質・能力を次のとおり育成することを目指す。(1)社会生活に必要な国語について,その特質を理解し適切に使うことができるようにする。(2)社会生活における人との関わりの中で伝え合う力を高め,思考力や想 像力を養う。 (3)言葉がもつ価値を認識するとともに,言語感覚を豊かにし,我が国の言語文化に関わり,国語を尊重してその能力の向上を図る態度を養う。」(中学校学習指導要領・平成29年公示)とある。そこで、本授業では、この目標の意味するところを的確に理解するとともに、具体的な授業場面を想定した学習指導案を作成し、授業を行うことができるようになることを目標とする。
Webex ミーティングの録画: 国語科教育法Ⅰ・Ⅱ-20220304 1420-1 Google chromeから入る パスワード: xZQRXjN3 録画のリンク: https://jiu.webex.com/jiu/ldr.php?RCID=a8426736e60659b95702da9bbcb72eaa 授業の概要
本授業は、中学校の国語科教育の目標を的確に理解し、その上で、中学校の「国語」の授業が、どのような教授法の理論と体系に即して実施されているのかを考察する。また、その理論の学問的背景や社会的背景についておさえ、その上で、各領域および事項の考え方や内容についても理解する。
教材分析の観点、活用の仕方についても学び、国語科教師として必要な教材の研究と授業づくりの方法を習得する。 授業計画
1回
第1回 オリエンテーション 中学校学習指導要領国語(平成29年告示)について
到達目標 中学校学習指導要領国語(平成29年告示)の目標にそって、「国語科教育の目標や要点」の概略が理解できる。 事前学習
[事前の学習:2h]中学校学習指導要領国語(平成29年告示)を読み、「国語科教育の目標や要点」の概略を予習する。
事後学習
[事後の学習:2h]中学校学習指導要領国語(平成29年告示)の目標について、その「国語科教育の目標や要点」の概略や要点をまとめ、レポートとして提出する。
2回
第2回 「国語科と国語科教育の動向と背景、目標と体系」と、「評論文」教材の要約の仕方(逆説の接続)について
到達目標 中学校学習指導要領国語(平成29年告示)の目標を視点に、「国語科と国語科教育の動向と背景、目標と体系」が理解できる。また、教材研究:(1)「評論文」教材の要約の仕方(逆説の接続・手順プリント)について理解し、練習用中学校教科書所収「評論文」教材の要約もできる。 事前学習
[事前の学習:2h]事前に配布した「国語科と国語科教育の動向と背景、目標と体系」についてのプリントと「評論文」の要約の仕方(逆説の接続・手順プリント)を読み、その要点を予習する。
事後学習
[事後の学習:2h]「国語科と国語科教育の動向と背景、目標と体系」についての概略と練習用中学校教科書所収「評論文」教材の要約をレポートとして提出する。
3回
第3回 「話すこと・聞くこと」と、「評論文」教材の要約の仕方(順接)について
到達目標 中学校学習指導要領国語(平成29年告示)の目標を視点に、国語科教育における「話すこと・聞くこと」が理解できる。また、(2)教材研究:「評論文」教材の要約の仕方(順接・手順プリント)について理解し、練習用中学校教科書所収「評論文」教材の要約もできる。 事前学習
[事前の学習:2h]事前に配布した「話すこと・聞くこと」についてのプリントと「評論文」の要約の仕方(順接・手順プリント)を読み、その要点を予習する。
事後学習
[事後の学習:2h]「話すこと・聞くこと」についての概略と練習用中学校教科書所収「評論文」教材の要約をレポートとして提出する。
4回
第4回 「書くこと」と、「評論文」教材の要約の仕方(並列添加)について
到達目標 中学校学習指導要領国語(平成29年告示)の目標を視点に、国語科教育における「書くこと」が理解できる。また、(3)教材研究:「評論文」教材の要約の仕方(並列添加・手順プリント)について理解し、練習用中学校教科書所収「評論文」教材の要約もできる。 事前学習
[事前の学習:2h]事前に配布した「書くこと」についてのプリントと「評論文」の要約の仕方(並列添加・手順プリント)を読み、その要点を予習する。
事後学習
[事後の学習:2h]「書くこと」についての概略と練習用中学校教科書所収「評論文」教材の要約をレポートとして提出する。
5回
第5回 「読むこと、読書」と、「評論文」教材の要約の仕方(対立選択)について
到達目標 中学校学習指導要領国語(平成29年告示)の目標を視点に、国語科教育における「読むこと、読書」が理解できる。また、(4)教材研究:「評論文」教材の要約の仕方(対立選択・手順プリント)について理解し、練習用中学校教科書所収「評論文」教材の要約もできる。 事前学習
[事前の学習:2h]事前に配布した「読むこと、読書」についてのプリントと「評論文」の要約の仕方(対立選択手順プリント)を読み、その要点を予習する。
事後学習
[事後の学習:2h]「読むこと、読書」についての概略と練習用中学校教科書所収「評論文」教材の要約をレポートとして提出する。
6回
第6回 「『言語文化』と国語の特質」と、「評論文」教材の要約の仕方(説明補足)について
到達目標 中学校学習指導要領国語(平成29年告示)の目標を視点に、伝統的な「言語文化」と国語の特質に関する事項が理解できる。また、(5)教材研究:「評論文」教材の要約の仕方(説明補足・手順プリント)について理解し、練習用中学校教科書所収「評論文」教材の要約ができる。 事前学習
[事前の学習:2h]事前に配布した「『言語文化』と国語の特質」についてのプリントと「評論文」の要約の仕方(説明補足・手順プリント)を読み、その要点を予習する。
事後学習
[事後の学習:2h]「『言語文化』と国語の特質」についての概略と練習用中学校教科書所収「評論文」教材の要約をレポートとして提出する。
7回目
第7回 「教材論:教材づくり、ICTの活用」と、「評論文」教材の要約の仕方(転換)について
到達目標 中学校学習指導要領国語(平成29年告示)の目標を視点に、教材論:教材づくり、ICTの活用が理解できる。また、(6)教材研究:「評論文」教材の要約の仕方(転換・手順プリント)について理解し、練習用中学校教科書所収「評論文」教材の要約ができる。 事前学習
[事前の学習:2h]事前に配布した「教材論:教材づくり、ICTの活用」についてのプリントと「評論文」の要約の仕方(転換・手順プリント)を読み、その要点を予習する。
事後学習
[事後の学習:2h]「教材論:教材づくり、ICTの活用」についての概略と練習用中学校教科書所収「評論文」教材の要約をレポートとして提出する。
8回
第8回 「学習指導論(1)授業の構造と設計 領域の系統性、年間計画、単元の計画」と、「評論文」教材の要約の仕方(接続助詞)について
到達目標 中学校学習指導要領国語(平成29年告示)の目標を視点に、「学習指導論(1)授業の構造と設計 領域の系統性、年間計画、単元の計画」が理解できる。また、(7)教材研究:「評論文」教材の要約の仕方(接続助詞・手順プリント)について理解し、練習用中学校教科書所収「評論文」教材の要約ができる。 事前学習
[事前の学習:2h]事前に配布した「学習指導論(1)授業の構造と設計 領域の系統性、年間計画、単元の計画」についてのプリントと「評論文」の要約の仕方(接続助詞・手順プリント)を読み、その要点を予習する。
事後学習
[事後の学習:2h]「学習指導論(1)授業の構造と設計 領域の系統性、年間計画、単元の計画」についての概略と練習用中学校教科書所収「評論文」教材の要約をレポートとして提出する。
9回
第9回 「学習指導論(2)授業の構造と設計 学習者観、教材観、指導観」と、「評論文」教材の要約の仕方(段落分け)について
到達目標 中学校学習指導要領国語(平成29年告示)の目標を視点に、「学習指導論(2)授業の構造と設計 学習者観、教材観、指導観」が理解できる。また、(8)教材研究:「評論文」教材の要約の仕方(段落分け・手順プリント)について理解し、練習用中学校教科書所収「評論文」教材の要約ができる。 事前学習
[事前の学習:2h]事前に配布した「学習指導論(2)授業の構造と設計 学習者観、教材観、指導観」についてのプリントと「評論文」の要約の仕方(段落分け・手順プリント)を読み、その要点を予習する。
事後学習
[事後の学習:2h]「学習指導論(2)授業の構造と設計 学習者観、教材観、指導観」についての概略と練習用中学校教科書所収「評論文」教材の要約をレポートとして提出する。
10回
第10回 「学習指導論(3)授業の方法と技術 研究:発問・指示」と、「評論文」教材の要約の仕方(強調文)について
到達目標 中学校学習指導要領国語(平成29年告示)の目標を視点に、「学習指導論(3)授業の方法と技術 研究:発問・指示」が理解できる。また、(9)教材研究:「評論文」教材の要約の仕方(強調文・手順プリント)について理解し、練習用中学校教科書所収「評論文」教材の要約ができる。 事前学習
[事前の学習:2h]事前に配布した「学習指導論(3)授業の方法と技術 研究:発問・指示」についてのプリントと「評論文」の要約の仕方(強調文・手順プリント)を読み、その要点を予習する。
事後学習
[事後の学習:2h]「学習指導論(3)授業の方法と技術 研究:発問・指示」についての概略と練習用中学校教科書所収「評論文」教材の要約をレポートとして提出する。
11回
第11回 「学習指導論(4)授業の方法と技術 ワークシート・板書」と、「評論文」教材の要約の仕方(中心文)について
到達目標 中学校学習指導要領国語(平成29年告示)の目標を視点に、「学習指導論(4)授業の方法と技術 ワークシート・板書」が理解できる。また、(10)教材研究:「評論文」教材の要約の仕方(中心文・手順プリント)について理解し、練習用中学校教科書所収「評論文」教材の要約ができる。 事前学習
[事前の学習:2h]事前に配布した「学習指導論(4)授業の方法と技術 ワークシート・板書」についてのプリントと「評論文」の要約の仕方(中心文・手順プリント)を読み、その要点を予習する。
事後学習
[事後の学習:2h]「学習指導論(4)授業の方法と技術 ワークシート・板書」についての概略と練習用中学校教科書所収「評論文」教材の要約をレポートとして提出する。
12回
第12回 「評価の観点と方法(1)相対評価から絶対評価、観点別評価基準」と、「評論文」教材の要約の仕方(定義文)について
到達目標 中学校学習指導要領国語(平成29年告示)の目標を視点に、「評価の観点と方法(1)相対評価から絶対評価、観点別評価基準」が理解できる。また、(11)教材研究:「評論文」教材の要約の仕方(定義文・手順プリント)について理解し、練習用中学校教科書所収「評論文」教材の要約ができる。 事前学習
[事前の学習:2h]事前に配布した「評価の観点と方法(1)相対評価から絶対評価、観点別評価基準」についてのプリントと「評論文」の要約の仕方(定義文・手順プリント)を読み、その要点を予習する。
事後学習
[事後の学習:2h]「評価の観点と方法(1)相対評価から絶対評価、観点別評価基準」についての概略と練習用中学校教科書所収「評論文」教材の要約をレポートとして提出する。
13回
第13回 「評価の観点と方法(2)ポートフォリー評価、ルーブリック評価」と、「評論文」教材の要約の仕方(200字要約)について
到達目標 中学校学習指導要領国語(平成29年告示)の目標を視点に、「評価の観点と方法(2)ポートフォリー評価、ルーブリック評価」が理解できる。また、(12)教材研究:「評論文」教材の要約の仕方(200字要約・手順プリント)について理解し、練習用中学校教科書所収「評論文」教材の要約ができる。 事前学習
[事前の学習:2h]事前に配布した「評価の観点と方法(2)ポートフォリー評価、ルーブリック評価」についてのプリントと「評論文」の要約の仕方(手順プリント)を読み、その要点を予習する。
事後学習
[事後の学習:2h]「評価の観点と方法(2)ポートフォリー評価、ルーブリック評価」についての概略と練習用中学校教科書所収「評論文」教材の要約をレポートとして提出する。
14回
事前学習
事後学習
15回
事前学習
事後学習
16回
事前学習
事後学習
17回
事前学習
事後学習
18回
事前学習
事後学習
19回
事前学習
事後学習
20回
事前学習
事後学習
21回
事前学習
事後学習
22回
事前学習
事後学習
23回目
事前学習
事後学習
24回
事前学習
事後学習
25回
事前学習
事後学習
26回
事前学習
事後学習
試験及び成績評価
・試験及び成績評価:
評価の方法:以下のアからウまで評価配分に基づき総合的に評価する ア、授業中実施の小テスト及び授業終了後の課題レポート:40% イ、期末試験:50% ウ、授業参加度:10% 課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
次回授業で解説、または解説コメントシートの配付をします。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
中学校学習指導要領解説 国語編
文部科学省
東洋館出版
9784491034706
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参考文献・推薦図書
『あたらしい国語科指導法-四訂版』柴田義松・阿部昇・鶴田清司(著, 編集)(学文社/2014/¥2,052)
実践国語科教育法—「楽しく、力のつく」授業の創造 第二版』町田守弘(学文社/2016/\2,100+税) 『『主体的・対話的で深い学びを促す中学校・高校国語科の授業デザイン アクティブ・ラーニングの理論と実践』(稲井達也・吉田和夫編著/2016/\2,100) 研究室
東金キャンパス
オフィスアワー
初回の授業時に配付するワークシートに記します。
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
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