シラバス情報

授業科目名
日本と北米
学年
2年
単位数
2.00単位
実務経験の有無
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
三島 武之介
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
東金キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
日米関係の歴史の中で両国が直面してきた課題、そして日米間に存在する社会・文化の多様性を理解することを目指す。それによって、異なる文化的背景を持った人々を尊重し、関わり続けていくことの大切さについて理解してもらいたい。
授業の概要
近現代の日本とアメリカとの関わりの歴史において、日米両国が直面した様々な課題を知り、日米それぞれがどのように対応したのか、またその対応が日米関係にどのような影響を与えたのかを学ぶ。ただし、受講生の理解度に応じて、授業計画の項目を精選することもある。また、シラバスにはないが、時事問題について解説する場合もある。

授業計画
1回
アジアの日本と太平洋のアメリカ:日清戦争からアメリカ・スペイン戦争まで
【到達目標】日本とアメリカがほぼ同時期に地域帝国として国際政治に登場したことを理解し、その過程を説明できるようになること。
事前学習
[2h]シラバスに目を通し、配布PDFファイルで紹介しているURLを開いて、リンク先の史資料を読み込むこと。
事後学習
[2h]授業内容をよく復習し、事後課題テストに回答すること。回答後は各設問の解説を読み、期末試験に備えること。

2回
中国および西太平洋における日米協調:門戸開放通牒から高平=ルート協定まで
【到達目標】日本がアメリカの支援を受けてロシアと対決したことを理解し、日露戦争後の日米間の懸案にもかかわらず、両国首脳によって日米協調を維持する努力がなされたことを説明できるようになること。
事前学習
[2h]配布PDFファイルで紹介しているURLを開いて、リンク先の史資料を読み込むこと。
事後学習
[2h]授業内容をよく復習し、事後課題テストに回答すること。回答後は各設問の解説を読み、期末試験に備えること。

3回
中国近代化をめぐる日米摩擦:満州鉄道中立化案からシベリア出兵まで
【到達目標】極東とくに中国において日米協調に変化が生じていく背景を理解し、中国のナショナリズムに対する日米の対応の違いを説明できるようになること。
事前学習
[2h]配布PDFファイルで紹介しているURLを開いて、リンク先の史資料を読み込むこと。
事後学習
[2h]授業内容をよく復習し、事後課題テストに回答すること。回答後は各設問の解説を読み、期末試験に備えること。

4回
大西洋のアメリカとアジアの日本:パリ講和会議
【到達目標】日本とアメリカの大国としてのスタンスの違いを理解し、説明できるようになること。
事前学習
[2h]配布PDFファイルで紹介しているURLを開いて、リンク先の史資料を読み込むこと。
事後学習
[2h]授業内容をよく復習し、事後課題テストに回答すること。回答後は各設問の解説を読み、期末試験に備えること。

5回
日英同盟から同盟なき日米英協調へ:ワシントン会議
【到達目標】日英同盟の解消など、日本がアメリカに大きく譲歩した背景を理解し、説明できるようになること。
事前学習
[2h]配布PDFファイルで紹介しているURLを開いて、リンク先の史資料を読み込むこと。
事後学習
[2h]授業内容をよく復習し、事後課題テストに回答すること。回答後は各設問の解説を読み、期末試験に備えること。

6回
排日移民問題による日米関係の暗転:排日移民法の成立
【到達目標】排日移民法が日本の対米感情を著しく傷つけ、その後の日米開戦の遠因となったことを理解し、説明できるようになること。
事前学習
[2h]配布PDFファイルで紹介しているURLを開いて、リンク先の史資料を読み込むこと。
事後学習
[2h]授業内容をよく復習し、事後課題テストに回答すること。回答後は各設問の解説を読み、期末試験に備えること。

7回目
日英米協調の機能不全:ワシントン体制下の中国における国際関係
【到達目標】日米英協調が、中国のナショナリズムへの対応で乱れ、機能不全に陥ることを理解し、説明できるようになること。
事前学習
[2h]配布PDFファイルで紹介しているURLを開いて、リンク先の史資料を読み込むこと。
事後学習
[2h]授業内容をよく復習し、事後課題テストに回答すること。回答後は各設問の解説を読み、期末試験に備えること。

8回
日本における「国際協調派」の後退:大恐慌から満州事変まで
【到達目標】日米の「国際協調派」が内政における基盤を失っていき、日米協調が外交路線の主軸から外れていく過程を理解し、説明できるようになること。
事前学習
[2h]配布PDFファイルで紹介しているURLを開いて、リンク先の史資料を読み込むこと。
事後学習
[2h]授業内容をよく復習し、事後課題テストに回答すること。回答後は各設問の解説を読み、期末試験に備えること。

9回
ヨーロッパの大戦とアジアの大戦:南進論から真珠湾攻撃まで
【到達目標】日本による南進およびドイツ・イタリアとの同盟、それらに対するアメリカの経済制裁等を通じて、日米対立が決定的になる過程を理解し、説明できるようになること。
事前学習
[2h]配布PDFファイルで紹介しているURLを開いて、リンク先の史資料を読み込むこと。
事後学習
[2h]授業内容をよく復習し、事後課題テストに回答すること。回答後は各設問の解説を読み、期末試験に備えること。

10回
日系アメリカ人の苦難と矜持:強制収容と日系人部隊
【到達目標】日米開戦後に強制収容された日系アメリカ人たちが、いかにして市民権の回復に努めたかを理解し、その苦難と矜持を説明できるようになること。
事前学習
[2h]配布PDFファイルで紹介しているURLを開いて、リンク先の史資料を読み込むこと。
事後学習
[2h]授業内容をよく復習し、事後課題テストに回答すること。回答後は各設問の解説を読み、期末試験に備えること。

11回
「戦後日本」の誕生:アメリカによる日本占領から日本の国際連合加盟まで
【到達目標】米ソ冷戦のなかで日本が西側陣営に編入され、現在に至る日米同盟の基盤が形成されたことを理解し、説明できるようになること。
事前学習
[2h]配布PDFファイルで紹介しているURLを開いて、リンク先の史資料を読み込むこと。
事後学習
[2h]授業内容をよく復習し、事後課題テストに回答すること。回答後は各設問の解説を読み、期末試験に備えること。

12回
「戦後日本」の反米ナショナリズム:日米安保改定から米中和解まで
【到達目標】日米同盟に自国の安全保障を決定的に依存した「戦後日本」において、反米ナショナリズムが活発となった背景を理解し、その外交政策への影響を説明できるようになること。
事前学習
[2h]配布PDFファイルで紹介しているURLを開いて、リンク先の史資料を読み込むこと。
事後学習
[2h]授業内容をよく復習し、事後課題テストに回答すること。回答後は各設問の解説を読み、期末試験に備えること。

13回
「戦後日本」の「第二の敗戦」:日米経済摩擦・湾岸戦争
【到達目標】日米間の貿易不均衡に始まるアメリカの対日警戒論の背景を理解し、日本が冷戦後の世界秩序への対応を誤ったことを説明できるようになること。
事前学習
[2h]配布PDFファイルで紹介しているURLを開いて、リンク先の史資料を読み込むこと。
事後学習
[2h]授業内容をよく復習し、事後課題テストに回答すること。回答後は各設問の解説を読み、期末試験に備えること。

14回
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
1)期末試験:Microsoft Teams上にてオンデマンド方式で筆記試験を実施する(40%)

2)授業および課題への取組:毎回の授業後にMicrosoft Teams上で実施する事後課題テストの平均点(未提出分は0点として算入する)などを評価する(60%)

【期末試験、事後課題テストの表示および提出の方法】日本マイクロソフト「はじめてのTeams5_3 課題_生徒画面」YouTube、2021年6月2日、 https://youtu.be/xDa5LFpeHkMを参照すること。
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
【履修者への連絡方法】受講者への一斉連絡は、原則としてMicrosoft Teamsのクラスチームにて行うが、特に重要な連絡についてはUNIVERSAL PASSPORT RXにおいても行う。Teamsからの連絡は、未読の状態が続けば、Outlook(JIU Mail)にリマインダーが入るので、Outlook(JIU Mail)も時々確認すること。

【教員への連絡方法】対面授業以外で受講者が教員に連絡したいときは、教員のJIUメールアドレス(授業の配布資料に掲載)に、自分自身のJIUメールアドレスから連絡すること。その際は、件名に用件を明記し、本文に学生証番号および氏名を記入すること。

【受講者と教員との意見交換の方法】対面授業以外での受講者と教員との意見交換は、原則としてMicrosoft Teams上で実施する事後課題テストの質問欄を用いて行うが、やむを得ない場合はUNIVERSAL PASSPORT RXの授業Q&A登録を用いてもよい。

【事後課題テストの解説】Microsoft Teams上で実施する事後課題テストの各設問には解説が施してある。回答を送信完了した直後に結果を表示させれば、解説を読むことができる。また、教員の指示通りに回答を完了すれば、Outlook(JIU Mail)に回答の確認メールが入るので、その本文中のリンクから回答結果を確認し、解説を読むこともできる。

【期末試験、事後課題テストの表示および提出の方法】日本マイクロソフト「はじめてのTeams5_3 課題_生徒画面」YouTube、2021年6月2日、 https://youtu.be/xDa5LFpeHkMを参照すること。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
TeamsにてPDFファイルを配付する
参考文献・推薦図書
『日米関係史』五百旗頭真編著(有斐閣ブックス、2008)ISBN-13: 978-4641183575
『大正史講義』筒井清忠(ちくま新書、2021)ISBN-13: 978-4480074164
『アジアをめぐる大国興亡史 1902-1972』中西輝政編著(PHP研究所、2020)ISBN-13: 978-4569847030
研究室
東金キャンパス・H412(H棟4階12号室)
オフィスアワー
S1・S2・F1:火曜2限・木曜2限
F2:火曜1限・水曜1限
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
関連ページ
1)授業形態を問わず、Microsoft Teamsを利用する。
2)授業で使用する全てのデジタルデバイスに、「Microsoft Teams をダウンロード」Microsoft <https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/microsoft-teams/download-app>から、Microsoft Teamsのアプリをインストールされたい。サインインの際のメールアドレスとパスワードは、必ずJIU Mailと同じものを入力すること。
3)Teamsを開き、マイアカウントのメールアドレスがJIU Mailアドレス(...@jiu.ac.jp)に設定されていることを確認されたい。もし他のアドレスに設定した場合はいったんサインアウトし、JIU Mailアドレス(...@jiu.ac.jp)でサインインし直すこと。
4)担当教員については、「三島 武之介」城西国際大学国際人文学部国際交流学科ホームページ、<https://www.jiu.ac.jp/intl-exchange/faculty/detail/id=14227> を参照されたい。
5)本科目に関連する DP、SDGs、ナンバリングについては、https://www.jiu.ac.jp/visitors/students/detail/id=1001を参照されたい。