教員名 : 目時 修
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授業科目名
教育課程論
学年
1年
単位数
2.00単位
実務経験の有無
〇(実務経験有)
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
目時 修
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
東金キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
この授業は、教育課程の思想や教育課程編成の方法・理論、教育課程と教育評価の関係について理解と関心をもてるようにするとともに、日本の教育課程の変遷と諸外国の教育課程について理解と関心をもち教育課程を歴史的視点から展望することで、教育課程が具体的にどのように計画され、何が教えられ、展開され評価されるのかについて、実践的なカリキュム開発の諸原理を習得することを目的とする。近年の教育課程に関する新たな取り組みについて学習し、現代の教育が抱える課題についての理解し、その課題に対する自らの考えを深めることで、教師は「何を」・「どのように」教えるのかについて、その一連の過程における原理と方法を検討し、教育課程の意義と課題を考察することを目指したい。
授業内容紹介動画URL パスワード: 2nT4Nmp6 録画のリンク: https://jiu.webex.com/jiu/ldr.php?RCID=52cf1ac83f1bdbebf7cd27500ebe5879 授業の概要
学校の教育課程(カリキュラム)の国家的・大綱的基準である学習指導要領の中心的な内容(基本方針、特徴等)について、多角的に展望するための基礎的な知識や概念について概観する。この授業については、現代日本の教育課程の思想や教育課程編成の方法原理・理論を取り上げ、教育課程に関する基本的な概念、日本の教育課程の変遷の歴史や諸外国の教育課程改革を取り上げ、各時代・地域における教育課程の特徴、近年の教育課程開発の試みについて取り上げ、現在の教育課程が抱える課題について学習する。あわせて、それを基盤的に支える思想やそれに関連する基礎的な知識・理論、学校・地域の実態や教育改革の諸動向を踏まえつつ、学校現場において教育課程を編成・実施・評価・改善するための基本的な視点と実践力の基礎を身につけられるように展開していく。
授業計画
1回
オリエンテーション、教育課程の意義、原理について
到達目標:授業の進め方や教育課程の編成理由と学ぶ意義などが理解できる。 事前学習
[事前学習:2h]テキスト「序章」(pp.1から18)を読んでおく。
事後学習
[事後学習:2h]授業で使用したワークシートや資料をまとめて見直し、教育課程について学ぶ意義を考えてまとめる
2回
近代日本の教育課程の歩み①(近代学校の創設・教育課程の確立・教育課程の近代化)
到達目標:近代学校の歴史や教育課程の確立の経緯について理解できる。 事前学習
[事前学習:2h]テキスト「第1章」(pp.19から46)を読んでおく。
事後学習
[事後学習:2h]授業で使用したワークシートや資料をまとめて見直し学びを深める。
3回
現代日本の教育課程の歩み②(経験主義・系統主義・教育の現代化)
到達目標:教育の現代化、その時代の経験主義と系統主義の振り子論争が理解できる。 事前学習
[事前学習:2h]テキスト「第2章1・2・3」(pp.47から72)を読み、わからない用語を調べる。
事後学習
[事後学習:2h]授業で使用したワークシートや資料をまとめて見直し学びを深める。
4回
現代日本の教育課程の歩み③(人間性重視・新学力観・生きる力・確かな学力・活用能力)
到達目標:新学力観に基づく生きる力、確かな学力のあり方について理解できる。 事前学習
[事前学習:2h]テキスト「第2章4・5・6・7・8」(pp.72から116)を読み、わからない用語を調べる。
事後学習
[事後学習:2h] 授業で使用したワークシートや資料をまとめて見直し学びを深める。
5回
中学校学習指導要領についての考察(社会に開かれた教育課程、カリキュラム・マネジメント)
到達目標:社会に開かれた教育課程を実現するカリキュラム・マネジメントについて理解できる。 事前学習
[事前学習:2h]学習指導要領に記されている、「社会に開かれた教育課程」について調べおく。併せて、「カリキュラム・マネジメント」について文部科学省のホームページや教育情報サイトを閲覧し調べておく。
事後学習
[事後学習:2h]授業で使用したワークシートや資料をまとめて見直し学びを深める。
6回
教育課程開発の新しい動き①(小学校「生活科」と「総合的な学習の時間」・中等学校の「総合的な学習の時間」)
到達目標:生活科や総合的学習の時間の新設の経緯が理解できる。 事前学習
[事前学習:2h]テキスト「第3章1・2」(pp.118から129)を読んでおく。
事後学習
[事後学習:2h]授業で使用したワークシートや資料をまとめて見直し学びを深める。
7回目
教育課程開発の新しい動き②(カリキュラムデザイン・PISA・学習評価)
到達目標:教育課程の変遷が時代の学力観の変化と相関していることが理解できる。 事前学習
[事前学習:2h]テキスト「第3章3・4」(pp.129から140)を読んでおく。
事後学習
[事後学習:2h]授業で使用したワークシートや資料をまとめて見直し学びを深める。
※これまでのまとめとして中間理解度テストを課します。 8回
教育課程の思想と構造
到達目標:教育課程の思想と、影響を与えた背景が理解できる。 事前学習
[事前学習:2h]テキスト「第4章」(pp.141から169)を読んでおく。
事後学習
[事後学習:2h]授業で使用したワークシートや資料をまとめて見直し学びを深める。
9回
構成主義パラダイムについて
到達目標:教育思想の側面から「人が学ぶということは学習者が自ら知識をつくる」ことだということが理解できる。 事前学習
[事前学習:2h]ヴィゴツキーの「発達の最近接領域」について調べておく。
事後学習
[事後学習:2h]授業で使用したワークシートや資料をまとめて見直し学びを深める。
10回
教育課程をどう編成するのか
社会における教育課程(近代学校批判・社会関係資本) 到達目標:社会に開かれた教育課程の実現に向け、子どもの資質能力の育成について理解できる。 事前学習
[事前学習:2h]テキスト「第5章」(pp.171から202)及び「第7章」(pp.235から260)を読んでおく。
事後学習
[事後学習:2h]授業で使用したワークシートや資料をまとめて見直し学びを深める。
11回
教育課程をどう評価するか
到達目標:教育課程の評価と改善に向けたプロセスとしての授業改善の関わりについて理解できる。 事前学習
[事前学習:2h]テキスト「第6章」(pp.203から233)を読んでおく。
事後学習
[事後学習:2h]授業で使用したワークシートや資料をまとめて見直し学びを深める。
12回
今日的課題への挑戦(市民性教育・環境教育・メディアリテラシー・特別支援教育)
到達目標:SDGsについて理解できる。併せて、特別の教育的ニーズや特別支援教育の実際について理解できる。 事前学習
[事前学習:2h]テキスト「第8章」(pp.261から292)を読んでおく。
事後学習
[事後学習:2h]授業で使用したワークシートや資料をまとめて見直し学びを深める。
13回
まとめ、諸外国の教育課程改革(アメリカ・デンマーク)
到達目標:諸外国の学校制度と教育課程の違い、授業方法の違いについて理解できる。 事前学習
[事前学習:2h]テキスト「第9章」(pp.293から328)を読んでおく。
事後学習
[事後学習:2h]授業で使用したワークシートや資料をまとめて見直し学びを深める。
14回
事前学習
事後学習
15回
事前学習
事後学習
16回
事前学習
事後学習
17回
事前学習
事後学習
18回
事前学習
事後学習
19回
事前学習
事後学習
20回
事前学習
事後学習
21回
事前学習
事後学習
22回
事前学習
事後学習
23回目
事前学習
事後学習
24回
事前学習
事後学習
25回
事前学習
事後学習
26回
事前学習
事後学習
試験及び成績評価
評価の方法:以下の①から④までの評価配分に基づき総合的に評価する
①授業終了後の小テスト10回程度:30% ②理解度テスト:20% ③期末試験または期末レポート:40% ④授業参加度:10% 課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
次回授業で解説、または解説コメントシートの配付をします。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
新しい時代の教育課程 第4版
田中耕治ほか
有斐閣
ISBN-10:4641221073
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参考文献・推薦図書
学力テストで測れない非認知能力が子どもを伸ばす/中山芳一/東京書籍/ ISBN-10:4487811546
学習環境のイノベーション/山内祐平/東京大学出版会/ ISBN-10:4130513540 カリキュラム・イノベーション 新しい学びの創造へ向けて/東京大学教育学部カリキュラム・イノベーション研究会編/東京大学出版会/ISBN-10:4130513311 研究室
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