教員名 : NAGY ANITA
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授業科目名
中欧地域文化研究
学年
3年
単位数
2.00単位
実務経験の有無
〇(実務経験有)
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
syllabus10、NAGY ANITA
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
東金キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
ハンガリーを中心に「中欧」の文化と特徴について学ぶ。本授業の中で、授業のテーマについて受講者が順番にミニ・プレゼン(10〜20分程度)を担当し、授業で発表する。
教員は、外交官(文化・教育担当官、のちにリスト・ハンガリー文化センターの所長)の経験があり、文化外交についての実務経験、業務内容、大使館で行う文化交流について紹介する。ハンガリーについて大使館と文化センターがどのような内容を紹介し、自国についてどのようなPR活動を行っているか、紹介する分野や内容はどのように決定されるかについても紹介する。 授業の概要
「中欧」の定義がいくつも考えられ、最初に「中欧」とはどこの地域と国をいうか確認する。その後、中欧の国ハンガリーの文化について学んでいく。
近隣諸国と共通の歴史的経験をしてきたハンガリーでは、どのような文化が生まれたか学び、近隣諸国との類似性と独自性についても考える。 授業計画
1回
第1回 オリエンテーション
本授業の目的と概要、事前事後学修の方式と内容、成績評価基準等について説明する。 「中欧」の定義。どの国と地域を「中欧」と呼ぶか定義し、歴史的背景について確認する。 特に、20世紀に於ける共通の経験(冷戦、民主化、ウクライナ戦争)について学ぶ。 事前学習
[2h]UNIPAに掲載する参考資料に目を通して、授業の内容について予め把握する。
事後学習
[2h]受けた授業の内容に沿って、参考資料と文献を読む。不明点があれば、次回授業で確認する。
2回
第2回 ハンガリー語とハンガリー語で書かれた文学について学ぶ。授業でコストラーニ・デジェー著「山の中の小さな湖」(岡本真理訳)を読み、分析する。
事前学習
[2h]UNIPAに掲載する参考資料に目を通して、授業の内容について予め把握する。
事後学習
[2h]受けた授業の内容に沿って、参考資料と文献を読む。不明点があれば、次回授業で確認する。
3回
第3回 ハンガリーの絵本とイラストについて学ぶ。「リスト・ハンガリー文化センター」のVRで見ることができる「詩のイメージ」現代イラスト展をベースに、ハンガリー絵本史について学ぶ。
例えば、1960〜1970年代は社会主義であったハンガリーでは多くの作家、イラストレーターにとって、児童文学は唯一活動ができる逃げ場でもあった。絵本の歴史歴史の他に、日本でも人気が高い「ラチとライオン」(マレーク・ベロニカ著)についても授業で取り上げる。 ※受講者によるミニ・プレゼンはこの授業から開始する。 事前学習
[2h]UNIPAに掲載する参考資料に目を通して、授業の内容について予め把握する。ミニ・プレゼンの順番が回ってきた受講生がその準備をする。
事後学習
[2h]受けた授業の内容に沿って、参考資料と文献を読む。不明点があれば、次回授業で確認する。
4回
第4回 ハンガリー人学者の医療分野・生理医学分野への貢献について学び、以下の医師や研究者について取り上げる。
・新型コロナウイルス感染拡大時から医師「センメルヴェイス・イグナーツ」(2018年生誕200年)についてメディアも頻繁に取り上げた。日本では「手洗いの父」と呼ばれるこの医師はハンガリーで「母親たちの救い主」として知られる。センメルウェイスの偉大な貢献について調べる。 ・「カリコー・カタリン博士」(2023年に生理医学ノーベル賞を受賞)の貢献について学ぶ。 ・セント⁼ジェルジ・アルベルト (1937年に生理医学ノーベル賞を受賞)の貢献について学ぶ。 事前学習
[2h]UNIPAに掲載する参考資料に目を通して、授業の内容について予め把握する。ミニ・プレゼンの順番が回ってきた受講生がその準備をする。
事後学習
[2h]受けた授業の内容に沿って、参考資料と文献を読む。不明点があれば、次回授業で確認する。
5回
第5回 民族舞踊、具体的には共産主義時代に始まり、現在まで続け「Táncházターンツハーズ(ダンスハウス)」運動とその社会的背景について学ぶ。ハンガリーの民族舞踊の踊り手はハンガリー国内外でもハンガリーの民族舞踊を教え続けている。そのハンガリー人ダンサーたちに習った日本人のダンサーは城西国際大学のフェスティバルの舞台で踊ったことがあり、ハンガリー民族舞踊の伝承・保存の意外な展開について、そして「ターンツハーズ運動」の始まりと意義について学ぶ。
事前学習
[2h]UNIPAに掲載する参考資料に目を通して、授業の内容について予め把握する。ミニ・プレゼンの順番が回ってきた受講生がその準備をする。
事後学習
[2h]受けた授業の内容に沿って、参考資料と文献を読む。不明点があれば、次回授業で確認する。
6回
第6回 ハンガリーの音楽(クラッシック)と作曲家たちについて学ぶ。リスト、コダーイ、バルトーク、ドホナーニ、リゲティなどを取り上げる。ハンガリーの「民謡」が集められ、録音されるコダーイとバルトークの貢献についても学ぶ。現代の作曲家と日本の能のつながりについても取り上げる。
事前学習
[2h]UNIPAに掲載する参考資料に目を通して、授業の内容について予め把握する。ミニ・プレゼンの順番が回ってきた受講生がその準備をする。
事後学習
[2h]受けた授業の内容に沿って、参考資料と文献を読む。不明点があれば、次回授業で確認する。
7回目
第7回 ハンガリーの映画とアニメーション。20〜21世紀のハンガリー映画作と1914年に歴史が始まったハンガリーのアニメーションとその名作について学ぶ。
事前学習
[2h]UNIPAに掲載する参考資料に目を通して、授業の内容について予め把握する。ミニ・プレゼンの順番が回ってきた受講生がその準備をする。
事後学習
[2h]受けた授業の内容に沿って、参考資料と文献を読む。不明点があれば、次回授業で確認する。
8回
第8回 ハンガリーの写真、ハンガリー出身の写真家であるロバート・キャパ、アンドレ・ケルテース、ブルラッシャイ、ムンカーチ・マールトン、バウハウスでも名が知られるモホリ=ナジ・ラースローについて学ぶ。
また、20世紀前半に生きたキンスキ・イムレについても取り上げる。 事前学習
[2h]UNIPAに掲載する参考資料に目を通して、授業の内容について予め把握する。ミニ・プレゼンの順番が回ってきた受講生がその準備をする。
事後学習
[2h]受けた授業の内容に沿って、参考資料と文献を読む。不明点があれば、次回授業で確認する。
9回
第9回 陶磁器のヘレンドとジョルナイについて。
19世紀から続いているこの2社はオーストリア・ハンガリー2重帝国時代に設立された。ハンガリー産業史・美術史・外交などの中でどんな役割を果たしたか調べる。ジャポニズムを含む日本との関連性についても学ぶ。 事前学習
[2h]UNIPAに掲載する参考資料に目を通して、授業の内容について予め把握する。ミニ・プレゼンの順番が回ってきた受講生がその準備をする。
事後学習
[2h]受けた授業の内容に沿って、参考資料と文献を読む。不明点があれば、次回授業で確認する。
10回
第10回 「温泉大国ハンガリー」について
日本とは施設と使用法も異なっているが、ハンガリーも温泉大国として知られ、ハンガリー国内にローマ時代の温泉施設の跡も残っている。温泉文化がどの時代に、どんな形で流行したか学んでいく。 事前学習
[2h]UNIPAに掲載する参考資料に目を通して、授業の内容について予め把握する。ミニ・プレゼンの順番が回ってきた受講生がその準備をする。
事後学習
[2h]受けた授業の内容に沿って、参考資料と文献を読む。不明点があれば、次回授業で確認する。
11回
第11回 ハンガリーの「カフェ文化」。
19世紀のウィーンとブダペストの「カフェ文化」、カフェの役目、文学会と美術界とのつながりについて学ぶ。 事前学習
[2h]UNIPAに掲載する参考資料に目を通して、授業の内容について予め把握する。ミニ・プレゼンの順番が回ってきた受講生がその準備をする。
事後学習
[2h]受けた授業の内容に沿って、参考資料と文献を読む。不明点があれば、次回授業で確認する。
12回
第12回 ハンガリーの地域フェスティバル。
ブショー祭り(Busójárás)に代表されるハンガリーの地域フェスティバル、その起源と現代社会に於ける立場と意味合いについて調べる。 事前学習
[2h]UNIPAに掲載する参考資料に目を通して、授業の内容について予め把握する。ミニ・プレゼンの順番が回ってきた受講生がその準備をする。
事後学習
[2h]受けた授業の内容に沿って、参考資料と文献を読む。不明点があれば、次回授業で確認する。
13回
第13回 ハンガリーを代表する料理の由来と意味合い。
ハンガリーの代表的な「グヤーシュ」、それに欠かせないパプリカなどはいつから、どういう経緯でハンガリーの代表的な食べ物になった、その社会的背景を調べる。 事前学習
[2h]UNIPAに掲載する参考資料に目を通して、授業の内容について予め把握する。ミニ・プレゼンの順番が回ってきた受講生がその準備をする。
事後学習
[2h]受けた授業の内容に沿って、参考資料と文献を読む。不明点があれば、次回授業で確認する。
14回
事前学習
事後学習
15回
事前学習
事後学習
16回
事前学習
事後学習
17回
事前学習
事後学習
18回
事前学習
事後学習
19回
事前学習
事後学習
20回
事前学習
事後学習
21回
事前学習
事後学習
22回
事前学習
事後学習
23回目
事前学習
事後学習
24回
事前学習
事後学習
25回
事前学習
事後学習
26回
事前学習
事後学習
試験及び成績評価
「成績評価」
(1)ミニ・プレゼン(3回) 70% (2)授業、学習への取り組み 30% 課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
「ミニ・プレゼン」(10〜20分)のトピックについて前の週の授業で提示し、担当者を決める。
フィードバックは授業でする。 講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
参考文献・推薦図書
毎回の授業テーマに関する参考文献・推薦図書をその都度紹介する。
「ハンガリーを知るための47章」羽場久美子(編者)赤石書店 2002年 2000円+税 ISBN 978475031563 「ハンガリーを知るための60章」羽場久美子(編者)赤石書店 2018年 2000円+税 ISBN9784750346144 研究室
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