シラバス情報

授業科目名
演劇研究
学年
1年
単位数
2.00単位
実務経験の有無
〇(実務経験有)
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
宇田 夏苗
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
オンライン(同時双方向)
授業の到達目標及びテーマ
「演劇とは何か」をテーマに、日本の芝居から翻訳劇まで幅広く探索する。人気作・演出家や劇団の特色、日本および海外の重要な演劇人の足跡、新劇や小劇場、歌舞伎までを取り上げる。また、シェイクスピア劇から近年注目を浴びている海外の作家や作品に至るまで、日本の観客に受け入られているさまざまな演劇、それらの大まかな歴史へと理解を広げていく。さらには、戯曲とそれを舞台に立ち上げる演出家、俳優との関わりも見ていく講義である。


◎授業紹介動画 https://youtu.be/cCIZsLWZCeI
授業の概要
演劇研究 Drama Studies:
講義形式の授業 オンライン開講

本講義では、日本および海外の主要な演劇作品と作家を切り口にして、演劇の成り立ちを理解するとともに、演劇の持つ力、社会における役割を分析していく。演劇を知るには実際に観るのが一番。その手掛かりとなるよう、講義の中で可能な限り映像資料を視聴し、最新の演劇事情を概観しつつ、各自の演劇体験などをディスカションしていきながら、多種多彩な演劇作品に触れていきたい。

授業計画
1回
イントロダクション「何を演劇と呼ぶのか 演劇はなぜ生まれたのか」
到達目標:演劇の定義について理解できる。演劇のジャンルとそれぞれの劇の特性を理解する。
事前学習
[2h]  これまでの自分の演劇体験を振り返る。観たことのある、あるいは興味ある演劇作品を挙げ、うち1作品についてリサーチする。演劇にはどんなジャンルがあるか調べておく。
事後学習
[2h] 最近の日本演劇界における話題作と傾向をまとめる。演劇のジャンルを整理する。

2回
テーマ 「シェイクスピア劇のエネルギー」
到達目標:シェイクスピア劇について理解し、世界の演劇にもたらした影響を知る。
事前学習
[2h] シェイクスピアその人と作品について調べておく。
事後学習
[2h]  シェイクスピアの戯曲を読んでみる。

3回
テーマ 「演出家の役割とは 蜷川幸雄のボーダレスな挑戦」
到達目標:小劇場から商業演劇への流れを理解する。
事前学習
[2h]  演出家の仕事を調べておく。
事後学習
[2h]  演出家が担う役割、舞台スタッフの仕事について整理しておく。

4回
テーマ 「小劇場とは何か 劇団☆新感線の舞台づくりを例にして」
到達目標:小劇場が生まれた社会的背景を学ぶ。エンターテイメントとしての演劇について理解できる。
事前学習
[2h]  小劇場の劇団にはどんなものがあるか、興味ある劇団についてリサーチする。
事後学習
[2h]  1970年代から今日までの日本の小劇場の作品を調べておく。

5回
テーマ 「日本演劇界の革命児たち つかこうへいから野田秀樹の時代へ」
到達目標:日本の小劇場史が理解できる。
事前学習
[2h]  野田秀樹とその作品について調べておく。
事後学習
[2h]  野田秀樹の戯曲を読んで感想をまとめる。

6回
テーマ 「ウェルメイドプレイとは? 演劇と時代との関係」
到達目標:ウェルメイドプレイの演劇的効果を理解する。
事前学習
[2h]  三谷幸喜とその作品について調べる。
事後学習
[2h]  三谷幸喜の作品を視聴し、理解を深める(映像作品でも可)。

7回目
テーマ 「翻訳劇の世界:チェーホフ、イプセンなど」
到達目標:翻訳劇が日本の演劇文化に与えた影響を理解する。
事前学習
[2h]  日本で上演されている翻訳劇にはどんな作品があるか調べておく。
事後学習
[2h]  授業で取り上げた戯曲を読んで、感想をまとめておく。

8回
テーマ 「静かな劇 1990年代の日本の演劇」
到達目標:バブル期以降の劇作とその傾向について理解する。
事前学習
[2h]  1990年代の日本の演劇作品・演出家を調べる。 
事後学習
[2h]  授業で取り上げた作品、作家をまとめておく。

9回
テーマ 「2000年代以降の日本の演劇 Part1」
到達目標:2000年代以降の演劇界および作品への理解を深める。
事前学習
[2h]  2000年代以降の劇作家・演出家を調べる。
事後学習
[2h]  授業で取り上げたクリエイターをまとめ、作品に触れておく。

10回
テーマ 「歌舞伎の力」
到達目標:歌舞伎の歴史、演劇的手法を理解する。
事前学習
[2h]  歌舞伎の成り立ちと歴史を調べておく。
事後学習
[2h]  歌舞伎を観て理解を深める。

11回
テーマ 「演劇のリアルとは 戯曲、演出家、俳優のかかわり」
到達目標:演劇を構成している要素について理解できる。
事前学習
[2h] 日本をはじめ、英米アジアの最新演劇事情について調べる。
事後学習
[2h] 演劇におけるリアリティについて考察し、意見をまとめる。

12回
テーマ 「2000年代以降の日本の演劇Part2」
到達目標:2000年代以降の演劇界および作品への理解を深め、それらの傾向と社会との関わりをまとめる。
事前学習
[2h] 2000年代以降の演劇作品を調べる。
事後学習
[2h] 授業で扱った作品についてリサーチし、まとめておく。

13回
テーマ 「演劇とは何か 全体のまとめ」
到達目標: 社会における演劇の役割について総括する。
事前学習
[2h] これまでに本講義で学んだキーワードや人物、作品を理解し、疑問点があれば挙げておく。
事後学習
[2h] 講義レジュメを読み返し、演劇の役割に関する考察を行い、期末レポートに向けてまとめておく。

14回
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
期末レポート:70% 授業内課題・授業への参加・取り組み:30%
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
次回授業内での解説、または解説コメントを配布する。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
各回レジュメを配布する
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参考文献・推薦図書
『演劇入門』平田オリザ(講談社現代新書/1998年/840円 Kindle電子版あり)
『こんな舞台を観てきた:扇田昭彦の日本現代演劇五〇年史』扇田昭彦(河出書房新社/2015年/2900円)
研究室
紀尾井町キャンパス3号棟4階 共同研究室
オフィスアワー
金曜日2・3限
そのほか、質問・相談はいつでも受け付けます。※授業についての質問はJIUポータル(本サイト、授業Q&A)を活用してください。
科目ナンバリング
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