シラバス情報

授業科目名
英語学概論A
学年
1年
単位数
2.00単位
実務経験の有無
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
鶴田 達成
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
東金キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
英語の音声や発音の特徴・仕組みを理解し、英語の聞き取りや正しい発音ができるようになる。英語の単語(複合語や派生語を含む)の構造や成り立ちを理解できるようになる。英語の歴史的変化を理解する。
授業の概要
言語は一見すると無秩序に思えますが背後には規則性が潜んでいます。この授業では音声学(個々の音声の特徴・発音法・音が連続する場合に起こる様々な現象)、形態論(単語の内部構造・造語法)を扱い、英語の背後に潜んでいるさまざまな規則性を見つけだし、英語の仕組みを明らかにします。また、英語史(英語の歴史的変遷、とくに発音や語彙や文法の歴史的変化)についても解説します。英語学に関する予備知識を前提にしない講義です。理論を積み重ねていく授業なので継続して出席することが不可欠です。

授業計画
1回
授業の進め方の説明と音声学1(調音器官)の説明【到達目標】様々な調音器官の機能と有声音・無声音の違いを説明できるようになること。
事前学習
[2h]発音をする際にどのような器官を用いているか考えてみること。
事後学習
[2h]調音器官について理解を深め、次回の授業で質問する点を明らかにする。

2回
音声学2(英語の短母音・長母音)の説明と聞き取り演習・発音演習【到達目標】英語の短母音と長母音の音色・発音方法の違いを理解し、正しく発音できるようになること。
事前学習
[2h]日本語と英語の母音の違いについて調べておく。
事後学習
[2h]英語の短母音・長母音について理解を深め、次回の授業で質問する点を明らかにする。

3回
音声学3(英語の二重母音・弱母音)の説明と聞き取り演習・発音演習【到達目標】英語の二重母音と弱母音の音色・発音方法の違いを理解し、正しく発音できるようになること。
事前学習
[2h]強母音と弱母音の違いについて調べておく。
事後学習
[2h]英語の二重母音・弱母音について理解を深め、次回の授業で質問する点を明らかにする。

4回
音声学4(英語の子音)の説明と聞き取り演習・発音演習【到達目標】英語の子音の音色・発音方法の違いを理解し、正しく発音できるようになること。
事前学習
[2h]日本語に存在しない英語の音について調べておく。
事後学習
[2h]英語の子音について理解を深め、次回の授業で質問する点を明らかにする。

5回
音声学5(音素・異音・音節・音韻現象)の説明と聞き取り演習・発音演習【到達目標】音の脱落・連結を理解し、正しく発音できるようになること。
事前学習
[2h]会話の場面で脱落や連結する英語の音について調べておく。
事後学習
[2h]音の脱落・連結などについて理解を深め、次回の授業で質問する点を明らかにする。」

6回
音声学6(語と句のアクセント)の説明と聞き取り演習・発音演習【到達目標】単語や句のアクセントを理解し、正しく発音できるようになること。
事前学習
[2h]英語と日本語のアクセントの特徴の違いについて調べておく。
事後学習
[2h]語と句のアクセントについて理解を深め、次回の授業で質問する点を明らかにする。

7回目
音声学7(文のアクセント)の説明と聞き取り演習・発音演習【到達目標】内容語・機能語の違いを理解し、文を正しく発音できるようになること。
事前学習
[2h]英語と日本語のアクセントの特徴の違いについて調べておく。
事後学習
[2h]文アクセントについて理解を深め、次回の授業で質問する点を明らかにする。

8回
音声学8(強形と弱形・リズム・イントネーション)の説明と聞き取り演習・発音演習【到達目標】機能語の弱形・文のリズム・イントネーションを理解し、正しく発音できるようになること。
事前学習
[2h]下降調・上昇調・平板調の違いについて調べておく。
事後学習
[2h]英語のリズム・イントネーションについて理解を深め、次回の授業で質問する点を明らかにする。

9回
形態論1(形態素・異形態と語の分析方法)の説明と単語の分析演習【到達目標】形態素という概念を理解し、語の構造を説明できるようになること。
事前学習
[2h]"unkindness"や"reproduction"や"ungentlemanliness"の単語の造りについて考えてみる。
事後学習
[2h]形態論の基本的な考え方について理解を深め、次回の授業で質問する点を明らかにする。」

10回
形態論2(複合語の構造)の説明と複合語の分析演習【到達目標】複合語の特徴を理解し、複合語の構造を説明できるようになること。
事前学習
[2h]"blackboard"と"black board"にはどのような違いがあるか考えてみる。
事後学習
[2h]複合語の構造について理解を深め、次回の授業で質問する点を明らかにする。

11回
形態論3(派生語の構造、様々な造語法)の説明と派生語等の分析演習【到達目標】派生語の特徴を理解し、派生語の構造を説明できるようになること。様々な造語法について説明できるようになること。
事前学習
[2h]"unfaithfulness"という語の造りについて考えてみる。英単語になっている日本語について調べておく。
事後学習
[2h]派生語の構造、様々な造語法について理解を深め、次回の授業で質問する点を明らかにする。

12回
英語史(発音の歴史的変遷)の説明【到達目標】英語の発音の歴史的な変遷について説明できるようになること。
事前学習
[2h]大母音推移について調べておく。
事後学習
[2h]英語の発音の歴史的変化について理解を深め、次回の授業で質問する点を明らかにする。

13回
英語史(語彙・文法の歴史的変遷)の説明【到達目標】語彙・文法の歴史的な変遷について説明できるようになること。
事前学習
[2h]ノルマン・コンクェストついて調べておく。"plant" "deer" "minister"の意味の歴史的変化について調べておく。
事後学習
[2h]英語の語彙・文法の歴史的変化について理解を深める。

14回
期末試験【到達目標】13回目までの内容を振り返り、英語の音声・語構造・歴史について説明できようになること。
事前学習
[2h]13回目までの授業内容を振り返り、期末試験に備える。
事後学習
[2h]期末試験を振り返って更に理解を深める。

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
期末試験50%、授業への参加25%、課題への取り組み25%
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
Universal PassportのQ&Aを利用します
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
書き込み式の自作プリントを配布します
参考文献・推薦図書
『英語音声学入門』竹林滋・斎藤弘子(大修館/2008年/2520円)
『現代の英語学シリーズ4:形態論』安井稔・大石強(開拓社/1988年/2940円)
『英語史入門』安藤貞雄(開拓社/2002年/1800円)
研究室
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