シラバス情報

授業科目名
日本語の文法B
学年
1年
単位数
2.00単位
実務経験の有無
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
林 千賀
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
東金キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
ディプロマ・ポリシーに基づき、この授業では、日本語教員養成に関わる専門知識・スキルとコミュニケーション能力を身につける。そのために日本語文法Bでは、外国人・留学生を対象とした日本語教育のための日本語文法を体系的に学び、指導上に必要となる分析方法について理解し、教えられるようになることが、到達目標である。まず、外国人が学ぶ日本語文法を理解し、日本語学習者がどのように日本語文法を学ぶか、この授業を通して学んでいく。そして「日本語教育の参照枠」におけるコミュニケーション言語能力に関する言語能力記述文である「能力 Can-do」の各項目について理解する。最終的には、外国人に日本語の文法を説明できる基礎力を身につける。まずは、日本語教育における品詞や文構造及び指導上の留意点を理解する。そして、格、助詞、テンス、アスペクト、ヴォイス、モダリティなど日本語教育文法上の特徴を理解する。そして、日本語学習者がどのように文法を学んでいくのか、実際の日本語の教科書からも学ぶ。この科目は、日本語教員養成課程(副専攻)の必須科目である。
授業の概要
日本語の文法Bでは、外国人に日本語を教えるための日本語文法を学ぶ。まず、形容詞や動詞などの品詞、活用、文の特徴と種類、文の成分などを学ぶと同時に日本語学習者がどのように文法を学ぶのか、初級日本語の教科書からも概観する。そして、得た知識を基に実践的な文法の教え方について考える。また、テンス、アスペクト、ヴォイスなどは日本語教科書でどのように教えられているのか、簡単に概観する。テキストを中心に授業をすすめる。授業では講義形式だけではなく、ディスカッションの時間も多くあるので積極的な参加が求められる。この授業は基本、対面授業です。オンラインでの出席は認められませんので、注意してください。また、毎回小テストを行う。

授業計画
1回
1 日本語文法とは :授業の概要と品詞分類
[到達目標]:「日本語教育の参照枠」におけるコミュニケーション言語能力とは何か、日本語学習者のための日本語文法とは何か、理解できるようになる。
事前学習
{事前学習2h}: 配布資料をよく読み、配布資料の中の課題を授業までにしておく。そして授業の内容について配布資料と教科書(p 2~5)で理解を深める。
事後学習
{事後学習2h}: 授業を振り返り、よく復習をする。次回小テストのための復習をしておくこと。教科書(p2~5)を再度読み、配布資料を見ながらよく復習をしておいてください。小テストは、第1回配布資料から出題される。問題集(1)の問題をといておくこと。そして解説を見て振り返っておくこと。

2回
2 品詞分類1 動詞/形容詞、小テスト(1)
[到達目標]:動詞と形容詞の品詞分類ができるようになる。さらに「日本語教育の参照枠」におけるコミュニケーション言語能力に関する言語能力記述文である「能力 Can-do」の各項目について理解する。

事前学習
{事前学習2h}: 配布資料をよく読み、課題をする。そして授業の内容について配布資料で理解を深める。教科書(p2~15)を読んで指示された問題をしておくこと。また、問題の答え合わせを事前にし、理解できなかった箇所は授業中の質問コーナーで質問すること。
事後学習
{事後学習2h}: 授業を振り返り、よく復習をしてください。教科書(p6~15)を再度読み、配布資料を見ながらよく復習をしておいてください。そして、次回小テストのための復習をしておくこと。小テストは、第2回配布資料から出題される。問題集(2)の問題をといておくこと。そして解説を見て振り返っておくこと。

3回
3 品詞分類2 名詞/数詞/助数詞、小テスト(2)
[到達目標]:動詞と名詞、名詞と形容詞の違いを理解し、数詞、助数詞を理解することができる。さらに「日本語教育の参照枠」におけるコミュニケーション言語能力に関する言語能力記述文である「能力 Can-do」の各項目について理解する。

事前学習
{事前学習2h}: 配布資料をよく読み、課題をする。そして授業の内容について配布資料で理解を深める。教科書(p16~23)を読んで指示された問題をしておくこと。また、問題の答え合わせを事前にし、理解できなかった箇所は授業中の質問コーナーで質問すること。
事後学習
{事後学習2h}: 授業を振り返り、よく復習をすること。教科書(p16~23)を再度読み、配布資料を見ながら復習しておくこと。次回小テストのための復習をしておくこと。小テストは、第3回配布資料から出題される。問題集(3)の問題をといておくこと。そして解説を見て振り返っておくこと。

4回
4 品詞分類3 副詞/指示詞/助動詞、小テスト(3)
[到達目標]:動詞、名詞、形容詞、副詞の違いを理解し、指示詞、助動詞を理解することができる。さらに「日本語教育の参照枠」におけるコミュニケーション言語能力に関する言語能力記述文である「能力 Can-do」の各項目について理解する。

事前学習
{事前学習2h}: 配布資料をよく読み、課題をする。そして授業の内容について配布資料で理解を深める。教科書(p6~31)を読んで指示された問題をしておくこと。また、問題の答え合わせを事前にし、理解できなかった箇所は授業中の質問コーナーで質問すること。
事後学習
{事後学習2h}: 授業を振り返り、よく復習をすること。教科書(p6~31)を再度読み、配布資料を見ながら復習しておくこと。次回小テストのための復習をしておくこと。小テストは、第4回配布資料から出題される。問題集(4)の問題をといておくこと。そして解説を見て振り返っておくこと。

5回
5 品詞分類4 助詞、語構成、小テスト(4)
[到達目標]:助詞の種類について理解でき、語構成について理解できるようになる。
事前学習
{事前学習2h}: 配布資料をよく読み、課題をする。そして授業の内容について配布資料で理解を深める。教科書(p32~35)を読んで指示された問題をしておくこと。また、問題の答え合わせを事前にし、理解できなかった箇所は授業中の質問コーナーで質問すること。
事後学習
{事後学習2h}: 授業を振り返り、よく復習をすること。教科書(p32~35)を再度読み、配布資料を見ながら復習しておくこと。次回小テストのための復習をしておくこと。小テストは、第5回配布資料から出題される。問題集(5)の問題をといておくこと。そして解説を見て振り返っておくこと。

6回
6 文の特徴と種類 日本語の分の特徴、小テスト(5)
[到達目標]:日本語の文の特徴と種類を理解できるようになる。
事前学習
{事前学習2h}: 配布資料をよく読み、課題をする。そして授業の内容について配布資料で理解を深める。教科書(p39~43)を読んで指示された問題をしておくこと。また、問題の答え合わせを事前にし、理解できなかった箇所は授業中の質問コーナーで質問すること。
事後学習
{事後学習2h}: 授業を振り返り、よく復習をすること。教科書(p39~43)を再度読み、配布資料を見ながら復習しておくこと。次回小テストのための復習をしておくこと。小テストは、第6回配布資料から出題される。問題集(6)の問題をといておくこと。そして解説を見て振り返っておくこと。

7回目
7 特殊な構文 うなぎ文、小テスト(6)
[到達目標]:日本語の特殊な構文とうなぎ文について理解できるようになる。
事前学習
{事前学習2h}: 配布資料をよく読み、課題をする。そして授業の内容について配布資料で理解を深める。教科書(p44~47)を読んで指示された問題をしておくこと。また、問題の答え合わせを事前にし、理解できなかった箇所は授業中の質問コーナーで質問すること。
事後学習
{事後学習2h}: 授業を振り返り、よく復習をすること。教科書(p44~47)を再度読み、配布資料を見ながら復習しておくこと。次回小テストのための復習をしておくこと。小テストは、第7回配布資料から出題される。問題集(7)の問題をといておくこと。そして解説を見て振り返っておくこと。

8回
8 文の成分1 文の成分 語と語の関係、小テスト(7)
[到達目標]:述語と名詞句の関係について理解できるようになる。
事前学習
{事前学習2h}: 配布資料をよく読み、課題をする。そして授業の内容について配布資料で理解を深める。教科書(p49~53)を読んで指示された問題をしておくこと。また、問題の答え合わせを事前にし、理解できなかった箇所は授業中の質問コーナーで質問すること。
事後学習
{事後学習2h}: 授業を振り返り、よく復習をすること。教科書(p49~53)を再度読み、配布資料を見ながら復習しておくこと。次回小テストのための復習をしておくこと。小テストは、第8回配布資料から出題される。問題集(8)の問題をといておくこと。そして解説を見て振り返っておくこと。

9回
9 文の成分2 語句と語句の関係、小テスト(8)
[到達目標]:語句と語句の関係について理解できるようになる。
事前学習
{事前学習2h}: 配布資料をよく読み、課題をする。そして授業の内容について配布資料で理解を深める。教科書(p54~56)を読んで指示された問題をしておくこと。また、問題の答え合わせを事前にし、理解できなかった箇所は授業中の質問コーナーで質問すること。
事後学習
{事後学習2h}: 授業を振り返り、よく復習をすること。教科書(p54~56)を再度読み、配布資料を見ながら復習しておくこと。次回小テストのための復習をしておくこと。小テストは、第9回配布資料から出題される。問題集(9)の問題をといておくこと。そして解説を見て振り返っておくこと。

10回
10  連体修飾節:内の関係、外の関係と日本語教育、小テスト(9)
[到達目標]:連体修飾節について理解できるようになる。
事前学習
{事前学習2h}: 配布資料をよく読み、課題をする。そして授業の内容について配布資料で理解を深める。教科書(p85~91)を読んで指示された問題をしておくこと。また、問題の答え合わせを事前にし、理解できなかった箇所は授業中の質問コーナーで質問すること。
事後学習
{事後学習2h}: 授業を振り返り、よく復習をすること。教科書(p85~91)を再度読み、配布資料を見ながら復習しておくこと。次回小テストのための復習をしておくこと。小テストは、第10回配布資料から出題される。問題集(10)の問題をといておくこと。そして解説を見て振り返っておくこと。

11回
11  連体修飾節の外の関係ー同格節と補充節 小テスト(10)
[到達目標]:連体修飾節の内の関係と外の関係の違いを理解し、外の関係の特徴を述べることができるようになる。
事前学習
{事前学習2h}: 配布資料をよく読み、課題をする。そして授業の内容について配布資料で理解を深める。教科書(p92~96)を読んで指示された問題をしておくこと。また、問題の答え合わせを事前にし、理解できなかった箇所は授業中の質問コーナーで質問すること。
事後学習
{事後学習2h}: 授業を振り返り、よく復習をすること。教科書(p92~96)を再度読み、配布資料を見ながら復習しておくこと。次回小テストのための復習をしておくこと。小テストは、第11回配布資料から出題される。問題集(11)の問題をといておくこと。そして解説を見て振り返っておくこと。

12回
テンスとアスペクトと日本語教育、小テスト(11)
[到達目標]:テンスについて他言語と比較しながら理解できるようになる。そしてアスペクトの「ている」の4種類の動詞について理解することができる。さらに、「日本語教育の参照枠」におけるコミュニケーション言語能力に関する言語能力記述文である「能力 Can-do」の各項目について理解する。

事前学習
{事前学習2h}: 配布資料をよく読み、課題をする。そして授業の内容について配布資料で理解を深める。教科書(p59~65)を読んで指示された問題をしておくこと。また、問題の答え合わせを事前にし、理解できなかった箇所は授業中の質問コーナーで質問すること。
事後学習
{事後学習2h}: 授業を振り返り、よく復習をすること。教科書(p59~65)を再度読み、配布資料を見ながら復習しておくこと。次回小テストのための復習をしておくこと。小テストは、第12回配布資料から出題される。問題集(1)の問題をといておくこと。そして解説を見て振り返っておくこと。

13回
 ヴォイスとモダリティについて日本語教育と授業の振り返り 小テスト(12)
[到達目標]:「受け身」「使役」、「だろう」「と思う」について違いが理解できるようになる。授業の内容について振り返り、課題を見つけることができる。さらに「日本語教育の参照枠」におけるコミュニケーション言語能力に関する言語能力記述文である「能力 Can-do」の各項目について理解する。
事前学習
{事前学習2h}: 配布資料をよく読み、課題をする。そして授業の内容について配布資料で理解を深める。教科書(p76~82)を読んで指示された問題をしておくこと。また、問題の答え合わせを事前にし、理解できなかった箇所は授業中の質問コーナーで質問すること。配布された授業の振り返りのための復習シートをしておくこと。
事後学習
{事後学習2h}: 授業を振り返り、よく復習をすること。教科書(p76~82)を再度読み、配布資料を見ながら復習しておくこと。配布された復習シートでしっかり復習しておくこと。問題集(1)から(12)までをよく復習しておくこと。

14回
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
小テスト・レポート・試験を実施する。評価配分は以下の通り。
授業への参加/取り組み/発表:20%     
授業中に実施する小テストおよび課題:40%  
期末試験:40%
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックについて:各回の課題については提出時に逐一解説するとともに、最終講義(講義のまとめ)で解説コメントを配布する。
期末試験(持ち込み不可) は、原則オンラインで実施します。
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
配布資料の中にある問題の解説は授業が始まる前に提示されるとともに重要事項は授業中のディスカッションや質問コーナーで解説を加える。
問題集については、自己添削後に解説を入れる。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
日本語文法整理読本 解説と演習
井口厚夫 井口裕子
バベルプレス
9784931049727
参考文献・推薦図書
『新・はじめての日本語教育 基本用語事典 日本語教育能力検定試験対策 増補改訂版』高見澤孟、伊藤博文、ハント陰山裕子、池田悠子、西川寿美、恩村由香子、新山忠和、林千賀 アスク出版 2019年 ISBN9784866392868
研究室
東金キャンパス H棟4階 404号室
オフィスアワー
水曜日:昼休み
その他のオフィスアワーは、初回の授業で伝える。
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
関連ページ