シラバス情報

授業科目名
基礎演習C
学年
2年
単位数
2.00単位
実務経験の有無
〇(実務経験有)
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
魚住 明代
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
東金キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
本基礎演習では以下の3点を到達目標としている。①三年次に国際文化演習を履修する為の準備を行う。研究テーマの設定、先行研究や資料収集の方法、発表スライドのまとめ方、引用の仕方、研究倫理、レポート作成の方法等について学ぶ。②卒業制作および卒業論文執筆に必要な技術を習得することで、学期末には原稿用紙20枚程度の小論文を作成する。③卒業後の進路決定について考える機会を設ける。インターンシップについての情報提供や、就職課が実施する説明会をこの時間に併せて開催し、4年生との交流の機会を設ける。
授業の概要
授業は演習形式で実施する。国際文化学科で開講されている「国際文化演習」の多様な領域について紹介し、其々の研究領域について知識を深める。各自が研究テーマの設定後に先行研究(論文)を読み、論述の構成について学ぶ。一人一人の履修者が各自で設定した研究テーマで報告してディスカッションを行う。毎回、学生同士が評価し合う。最終的に、自身が選んだテーマで小論文を執筆する。

授業計画
1回
オリエンテーション:授業内容、授業の進め方、評価等について説明する。国際文化演習という科目について説明する。3年次のゼミでの学びの内容について理解する。履修者が自身の関心領域を明確にするために、話し合いの時間を設定する。
事前学習
国際文化演習の領域について、昨年度のゼミ案内冊子を見て事前に調べておくこと。
事後学習
授業内容をノートにまとめておく。関心領域を決定するために、各自が文献リストを作成する。

2回
国際文化演習で開講されているゼミおよび学科の先生方の研究領域について説明する。3年次から4年次にかけての論文作成の手順を理解する。文献の検索方法、引用、研究倫理等についての説明を行う。続いて、所与の課題についてグループディスカッションを行う。
事前学習
作成した文献リストを随時更新させながら読んでいく。
事後学習
国際文化演習パンフレットを元に、各自の発表テーマの選定を行う。

3回
専攻領域の異なる4年生2〜3名を招いて、3年次の国際文化演習での学び、卒業論文テーマ設定の過程等について話を聴く。質疑応答の時間を設ける。聴講者はリアクションペーパーを提出する。
事前学習
文献リストに新しい文献を加えていく。先行研究を読み込む。
事後学習
先輩方の話をノートにまとめ、基礎演習の記録を作成する。自身の発表に向けて準備をする。

4回
現代社会の諸問題:「格差と貧困」についての履修者による調べ学習の成果を発表。聴衆の質疑応答に応じる。疑問点について、適宜参考文献を示す。
事前学習
現代社会の諸問題についてテーマを設定し、自主学習をする。
事後学習
授業内容の要点をノートにまとめる。自身の発表の準備を行う。

5回
現代社会の諸問題「環境問題」について、世界の若者の活動内容を学ぶ。報告者の発表を聴いて十分な質疑応答を行う。
事前学習
現代社会の諸問題:環境問題について調べ学習を行う。プラスチック削減のための企業や地方自治体の取り組みについて学ぶ。また自身の研究テーマについて文献調査を実施する。
事後学習
授業内容の要点をノートにまとめる。居住地域の地方自治体の取り組みについて調べる。本日のテーマについて今後の研究課題を書いておく。

6回
現代社会の諸問題ーエネルギー政策について、発表者の報告を聴いてディスカッションを行う。日本の状況、諸外国の事情について調べたことを報告し合いながら議論を深める。
事前学習
現代社会の諸問題:エネルギー政策について事前学習を行い、論点を調べておく。また自身の研究課題について先行研究を読むなどして深めていくこと。
事後学習
今日の授業の報告について要点をまとめると共に、批評を書く。

7回目
教育とジェンダー:日常生活の様々なところに潜むジェンダーバイアスの問題を取り上げる。特に教育におけるジェンダー問題を詳しく知る。発表を通じて、論点を明確にして議論を行う。
事前学習
ジェンダー研究の多様な領域について調べておく。
事後学習
本日の授業テーマについて、参考文献を元にして更に掘り下げて調べておくこと。

8回
地域文化研究:韓国における近現代史の報告を聴く。事前学習を元に質疑応答を行い、日韓の歴史教育に関するディスカッションを行う。
事前学習
地域文化研究:韓国文化コースの学生による韓国の歴史についての報告の前に自主学習をする。
事後学習
今日のテーマについて参考文献をもとに掘り下げて考察する。簡単なレポートを提出する。

9回
就職活動についての説明会に参加し、自身の今後の活動課題と具体的な取り組みの内容等についてまとめの文章を作成する。
事前学習
第9回目の授業は、2年生の全大会となる。就職課の活動に参加するので、事前に3年次の就職活動について調べておく。
事後学習
本日の授業で示されたスライドを再度視聴しながら、就職に向けた今後の活動についてまとめておく。

10回
日欧比較文化:20世紀の新しい建築文化。ドイツのバウハウスについての報告を聴く。事前学習を元に質問を用意してディスカッションを行う。
事前学習
日欧比較文化:現代ヨーロッパの建築について調べ学習をする。
事後学習
今日の報告内容についてのコメントペーパーをまとめて提出する。バウハウスに関する参考文献を読んで、建築家の作品と思想について学び、現代社会における建築の意味について考える。また日欧文化交流の意義を理解する。

11回
ヨーロッパの文学研究:発表者の報告を元にして、ゲーテ作『ファウスト』に描かれた子殺しの未婚女性に対する社会的制裁について、当時の道徳観と現代を比較しつつ議論する。
事前学習
ヨーロッパの文学研究:予めゲーテの『ファウスト』を読んでおくこと。
事後学習
改めて『ファウスト』を読み直して授業で話し合った内容について理解を深める。コメントペーパーを作成して提出する。

12回
移民研究:日本からブラジルへの移民の歴史について学ぶ。報告者の発表を聴いて、現代日本の移民政策についても調べを進める。
事前学習
日本からの移民ー移民研究のゼミの紹介をするので、事前に移民をめぐるブラジルと日本の関係について調べておくこと。
事後学習
授業で扱った内容を要約し、移民政策に対する自身の意見をまとめてコメントペーパーを提出する。

13回
就職座談会ー就職活動についての4年生の話を聴く(2年生全体会)。感想文をまとめると共に、今後の活動について整理しておく。
事前学習
4年生との就職座談会に参加するに際して、質問内容を整理し準備しておく。
事後学習
今日の授業について感想文を4年生報告者に提出する。追加の質問があれば適宜問うこととする。

14回
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
授業への参加の度合い(3割)、調べ学習による発表(4割)、学期末レポート(3割)として総合的な評価をする。
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
報告者へのフィードバックは授業時間内に行うが、聴衆からの評価については翌週にまとめて伝える。提出された課題やレポートのフィードバックは、一週間後に伝える。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
コロナ後の世界を生きる
村上陽一郎他
岩波新書
978-4004318408
990円+税
参考文献・推薦図書
『ジェンダーで学ぶ社会学』伊藤公雄他、世界思想社、2018
『中国人口減少の真実』村山宏、日経プレミアム、2020
『自分ひとりの部屋』ヴァージニア・ウルフ、平凡社、2015
『子供の貧困』阿部彩、岩波新書、2014
『ことばとフェミニズム』中村桃子、勁草書房、1995ほか
研究室
H505室
オフィスアワー
火曜日水曜日の昼休みと火曜日の5限
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
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