教員名 : 佐滝 剛弘
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授業科目名
世界遺産のいま
学年
1年
単位数
2.00単位
実務経験の有無
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
佐滝 剛弘
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語で行う
授業方法区分
開講キャンパス
オンライン(オンデマンド)
授業の到達目標及びテーマ
「世界遺産」は、日本では「観光」の視点から語られがちだが、本来は次世代に残したい地球上の「宝物」をバトンタッチするために制定された制度である。
この授業では、世界遺産を、「地域文化」、「保存と活用」、「環境とSDGs」、「観光資源」など多様な視点から分析し、「世界遺産はだれが決めるのか?」「世界遺産に登録されるメリットとデメリットは?」などの疑問に向き合いつつ、単なる観光資源としてだけではなく、その深い理念を理解することを目的とする。 授業紹介動画 URL;https://youtu.be/i_fmSuRd5jU 授業の概要
①授業名;世界遺産のいま(Introduction of the World Heritage)
②授業形態;講義(オンデマンド形式) ③内容; 担当教員は、地球上の世界遺産のほぼ半分を実際に自分の足で訪れた世界遺産のエキスパートである。 こうした体験を学生と共有し、世界遺産の魅力と課題について、多角的に紹介するとともに、自然環境や文化財の保護にあり方について考える講義とする。 また、教員は世界遺産検定の最上級である「マイスター級」を取得しているため、学生に取得希望が多い世界遺産検定の受検希望者に資する配慮も若干ではあるが行う。 〇「授業形態」 ・本授業は全てオンデマンド型のオンライン授業として開講する。 〇「履修者への連絡及び教員への連絡方法」 ・履修者全体への連絡はポータルで行う。 ・教員から学生の皆さんへ個別の連絡が必要な場合は、JIU メールを利用する。学生からの連絡もJIUメールでの連絡を基本とする。 〇「学生等と教員、或いは学生同士の意見交換の方法」 ・授業内容について、学生の皆さんとの議論は ポータルの機能を用いて行う。学生相互の議論にもポータルの機能を利用する。 〇「出席確認方法」 ・ミニ課題の提出等(提出方法は別途指示する)をもって出席(オンデマンド視聴)を確認する。 ・オンデマンドの視聴をためると追いつかなくなる。できるだけ公開日かその翌日くらいには全編を視聴すること。 〇「設問解答・添削指導・質疑応答等による十分な指導」 ・レポートは 原則としてポータルの課題提出機能で提出すること。提出されたレポートは後日、授業内で評価のポイントなどを説明する。 授業計画
1回
第1回 授業の方針と概要、および成績評価について
到達目標;授業のイメージをつかむ 事前学習
<2時間>シラバスを事前に確認し、疑問点を書き留めたうえで授業に参加する
事後学習
<2時間>授業の方針と概要についての理解を深める
2回
第2回 世界遺産最新事情〜2022年に新登録された物件を中心に〜
到達目標;世界遺産のニュースに興味を持つ 事前学習
<2時間>授業の直近3か月間の世界遺産についてのニュースのうち興味深いものをまとめる
事後学習
<2時間>授業の知見から、あらためて直近の世界遺産に関するニュースを確認する
3回
第3回 世界遺産の歩みと制定の背景
到達目標;世界遺産制度が始まった当時の理念と現在の時代状況について理解を深める 事前学習
<2時間>世界遺産はいつから始まったのか、最初の世界遺産は何か、事前に調べる
事後学習
<2時間>世界遺産の歩みでエポックとなった事柄の一つを選び、その概要をレポートにまとめる
4回
第4回 誰が世界遺産を決めるのか?〜ユネスコ、イコモス、IUCN〜
到達目標;世界遺産のステークホルダーを把握する 事前学習
<2時間>世界遺産の決定者は誰かをあらかじめ調べ、それについての自分の意見をまとめる
事後学習
<2時間>ユネスコの世界遺産以外の事業についてまとめる
5回
第5回 日本の文化遺産
到達目標;日本の文化遺産について概要を理解する 事前学習
<2時間>日本の文化遺産のうち一つを選んで、その特徴と登録理由をまとめる
事後学習
<2時間>事前学習で選んだ日本の文化遺産について、授業を受けて、コメントを追記する
6回
第6回 日本の自然遺産
到達目標;日本の自然遺産について概要を理解する 事前学習
<2時間>日本の自然遺産のうち、各自もっとも行きたいところについて、現地で何を観たいのかをまとめる
事後学習
<2時間>事前準備で選んだ自然遺産へのツアー行程を考える
7回目
第7回 「産業遺産」と「文化的景観」
到達目標;新たな観光資源となっている「産業遺産」や「文化的景観」の概念を理解する 事前学習
<2時間>千葉県に「産業遺産」といえるものがあるかどうか調べる
事後学習
<2時間>なぜ、産業遺産が観光資源になるのか、その背景を考察する
8回
第8回 「負」の遺産〜原爆ドーム、ビキニ環礁、アウシュヴィッツ〜
到達目標;いわゆる「負の遺産」が世界遺産に含まれている理由を理解する 事前学習
<2時間>原爆ドームが世界遺産になるまでにどんな議論があったかを整理する
事後学習
<2時間>世界遺産になってもおかしくない「負の遺産」をリストアップしてみる
9回
第9回 危機遺産と世界遺産の抹消
到達目標;世界遺産はもともと「危機遺産」から出発したことを理解する 事前学習
<2時間>これまでに登録を取り消された世界遺産が2件ある。そのうちのひとつについて経緯を確認する
事後学習
<2時間>日本で危機遺産に一番近い遺産はどれか考察する
10回
第10回 観光資源としての世界遺産
到達目標;世界遺産が各国で重要な観光資源となっていることを確認する 事前学習
<2時間>世界遺産に登録されて一気に観光客が増えたところを一つ選びその実情を調べる
事後学習
<2時間>観光地とはなっていない世界遺産がないかどうか調べる
11回
第11回 「無形文化遺産」と「世界の記憶」
到達目標;ユネスコの文化事業の全体像をつかむ 事前学習
<2時間>和食と祇園祭について、その価値を確認する
事後学習
<2時間>世界遺産と、無形文化遺産、世界の記憶についての関係を確認する
12回
第12回 「日本遺産」はなぜ生まれたか?
到達目標;世界遺産と日本遺産の類似点と相違点を理解する 事前学習
<2時間>自分の出身・居住都道府県の日本遺産の概要をあらかじめ調べておく
事後学習
<2時間>日本遺産が観光に果たす役割について考察する
13回
第13回 世界遺産の課題
到達目標;世界遺産には解決が難しい様々な課題があることを認識する 事前学習
<2時間>日本の世界遺産で課題を抱えるところを1か所見つける
事後学習
<2時間>授業で取り上げた世界遺産の課題のうち、一つを選んで解決策を提示する
14回
事前学習
事後学習
15回
事前学習
事後学習
16回
事前学習
事後学習
17回
事前学習
事後学習
18回
事前学習
事後学習
19回
事前学習
事後学習
20回
事前学習
事後学習
21回
事前学習
事後学習
22回
事前学習
事後学習
23回目
事前学習
事後学習
24回
事前学習
事後学習
25回
事前学習
事後学習
26回
事前学習
事後学習
試験及び成績評価
オンデマンドのため、動画視聴後、出席確認を兼ねてミニレポートを課す。 この評価が20%程度。
課外で取り組む課題の提出。 こちらが80%程度。 課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
授業の中で、課題に対する解説を行う。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
使用しない
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参考文献・推薦図書
「世界遺産の真実」(祥伝社新書、教員の執筆した書籍)ISBN;978-4396111854
「切手と旅する世界遺産」(日本郵趣出版、教員の執筆した図書)ISBN;978ー4889637434 研究室
A318
オフィスアワー
授業の初回に伝える。(学生の来訪が重なったり、教員が所用で一時的に研究室を空けることもあるので、事前の連絡が望ましい。)
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
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