シラバス情報

授業科目名
薬局機能特論演習
学年
5年
単位数
2.00単位
実務経験の有無
〇(実務経験有)
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
佐々木 英久、酒井 健介、山村 重雄
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
東金キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
【関連するDP】1,2,3(PC2015-2021)
【関連するSDGs】3
一般用医薬品の使用はセルフメディケーションや医療費削減の観点からも重要である。そこで、この特論演習では、地域医療に貢献するドラッグストアの役割と、一般用医薬品の選択、患者ケアの実際を経験する。
さらに、今後、導入されて行くデジタル化(DX)の一例としてオンライン服薬指導を経験し、将来の薬剤師の職能の変化について考える機会を提供する。
キーワード:薬局薬剤師、OTC、在宅、オンライン服薬指導、DX
授業の概要
【独自科目】
① 選択必修科目
② 科目名:Advanced Seminar on Pharmacy Functions
③ D1(3)、E2(9)、F(5)、薬学準備教育ガイドライン(9)、薬学アドバンスト教育ガイドラインE2、F
④ 授業形態:演習
⑤ (授業の概要)授業は講義とワークショップで構成される。OTC販売に必要な知識、スキルを提供する。又、これからの薬局におけるオンライン服薬指導について経験する。
本特論はウエルシアホールディングスの協力および外部講師によって提供される。薬局の機能は3回の講義、1回のWS(各3コマ)とDXに関する講義・演習1回で構成される。
実務実習の2期と3期の間に実施予定である。

授業計画
1回
1回目−3回目を通して薬局、ドラッグストアが提供するセルフメディケーションに関して学ぶ。

1日3コマ(1回目−3回目)の講義のうち1回目。
薬局・ドラッグストアの役割(1)
セルフメディケーションの重要性
事前学習
事前課題(1-3回目分):セルフメディケーションの重要性について調べる。

1-3回目の関連SBOs: E17301, E16900

事後学習
セルフメディケーションにおける薬局、ドラッグストアの役割・機能を薬局と比較して説明できる。

2回
1回目−3回目を通して薬局、ドラッグストアが提供するセルフメディケーションに関して学ぶ。
1日3コマ(1回目−3回目)の講義のうち2回目。

薬局・ドラッグストアの役割(2)
セルフメディケーションから見たドラッグストアの役割に関する講義
事前学習
事前課題(1-3回目分):セルフメディケーションの重要性について調べる。

1-3回目の関連SBOs: E17301, E16900



事後学習
薬局、ドラッグストアの地域の健康を維持するための役割・機能を薬局と比較して説明できる。

3回
1回目−3回目を通して薬局、ドラッグストアが提供するセルフメディケーションに関して学ぶ。
1日3コマ(1回目−3回目)の講義のうち3回目。

薬局・ドラッグストアの機能(3)
地域包括ケアシステムにおける薬局・ドラッグストアの役割に関する講義
事前学習
事前課題(1-3回目分):セルフメディケーションの重要性について調べる。

1-3回目の関連SBOs: E17301, E16900
事後学習
地域包括ケアの意義について説明できるようにする。
地域包括ケアにおいて薬局、ドラッグストアの地域の健康を維持するための役割・機能を薬局と比較して説明できるようにする。

4回
1日3コマ(4回目−6回目)の講義を行う。
4回目から6回目で10−12回目で行われるワークショップで必要になる患者接遇の基本となる薬の知識について学ぶ。
1日3コマ(4回目−6回目)の1回目。

一般用医薬品の基礎知識(1)
一般用医薬品(風邪薬)の基礎
事前学習
実務実習で経験した一般用医薬品(風邪薬)の知識を復習する。

4-6回目の対応SBOs:E17500, E17760, E17770

事後学習
風邪薬の成分から作用を分類し、どのような症状に有用かを理解する。

5回
1日3コマ(4回目−6回目)の講義を行う。
4回目から6回目で10−12回目で行われるワークショップで必要になる患者接遇の基本となる薬の知識について学ぶ。
1日3コマ(4回目−6回目)の2回目。

一般用医薬品の基礎知識(2)
一般用医薬品(皮膚病薬)の基礎
事前学習
実務実習で経験した一般用医薬品の知識(皮膚病)を復習する。

4-6回目の対応SBOs:E17500, E17760, E17770
事後学習
皮膚病薬の成分から作用を分類し、どのような症状に有用かを理解する。

6回
1日3コマ(4回目−6回目)の講義を行う。
4回目から6回目で10−12回目で行われるワークショップで必要になる患者接遇の基本となる薬の知識について学ぶ。
1日3コマ(4回目−6回目)の3回目。

一般用医薬品の基礎知識(3)
一般用医薬品(消化器系薬)の基礎
事前学習
実務実習で経験した一般用医薬品の知識(消化器系薬)を復習する。(2h)

4-6回目の対応SBOs:E17500, E17760, E17770
事後学習
4-6回目分として:一般用医薬品(風邪薬、消化器系薬、皮膚用薬)の使い分けをまとめる。

7回目
1日2コマ(7回目−8回目)の講義を行う。
7回目−8回目の講義では薬剤師が行う在宅医療について学ぶ。
1日2コマ(7回目−8回目)の1回目。

在宅医療における薬剤師の役割(1)
在宅医療の現状
事前学習
実務実習で経験した在宅に関する知識を復習する。

7-9回目の対応SBOs:E17201, E15502, D02901

事後学習
在宅医療の現状について説明できる。

8回
1日2コマ(7回目−8回目)の講義を行う。
7回目−8回目の講義では薬剤師が行う在宅医療について学ぶ。
1日2コマ(7回目−8回目)の2回目。

在宅医療における薬剤師の役割(2)
在宅医療のケーススタディー(看取りなど)
事前学習
実務実習で経験した在宅に関する知識を復習する。

7-8回目の対応SBOs:E17201, E15502, D02901
事後学習
在宅医療の現状を知り、その対応策を列挙できる。

9回
1日3コマ(9-11回目)の講義を行う。
9回目ー11回目まではワークショップ形式で行われるのシラバス上の記載は同じものとなる。
行うのは風邪薬、胃腸薬、皮膚薬である。

一般用医薬品の販売方法をワークショップ形式で学ぶ。
1回目は風邪薬の販売方法と患者からの情報収集を体験する。
事前学習
一般用医薬品の販売に必要な知識(風邪薬)をまとめてくる。

9-11回目の対応SBOS:E17600, E17700, E17701, E17702, E17703, E17704, E17705, E17706, E17800, E17000, E17100, E17200, E17300, D02901
事後学習
風邪薬の販売に必要な薬以外の知識をまとめる。

10回
1日3コマ(9-11回目)の講義を行う。
9回目ー11回目まではワークショップ形式で行われるのシラバス上の記載は同じものとなる。
行うのは風邪薬、胃腸薬、皮膚薬である。

一般用医薬品の販売方法をワークショップ形式で学ぶ。
2回目は皮膚病薬の販売方法と患者からの情報収集を体験する。
事前学習
一般用医薬品の販売に必要な知識(皮膚病薬)をまとめてくる。

9-11回目の対応SBOS:E17600, E17700, E17701, E17702, E17703, E17704, E17705, E17706, E17800, E17000, E17100, E17200, E17300, D02901
事後学習
皮膚病薬の販売に必要な薬以外の知識をまとめる。

11回
1日3コマ(9-11回目)の講義を行う。
9回目ー11回目まではワークショップ形式で行われるのシラバス上の記載は同じものとなる。
行うのは風邪薬、胃腸薬、皮膚薬である。

一般用医薬品の販売方法をワークショップ形式で学ぶ。
3回目は消化器系薬の販売方法と患者からの情報収集を体験する。
事前学習
一般用医薬品の販売に必要な知識(消化器系薬)をまとめてくる。

9-11回目の対応SBOS:E17600, E17700, E17701, E17702, E17703, E17704, E17705, E17706, E17800, E17000, E17100, E17200, E17300, D02901
事後学習
消化器系薬の販売に必要な薬以外の知識をまとめる。

11回目終了時、これまでの講義内容のまとめとして、「ワークショップの感想」と「自分のめざし薬剤師像」に関するレポートを提出する。

12回
12回目−13回目(13:00-17:00を予定)

オンライン服薬指導の体験
外部講師を招き、「次世代薬剤師に必要な医療ICTの活用」をテーマに、①デジタルによる薬剤師の変化を知る、②オンライン服薬指導の実践、③次世代薬剤師に求められる医療ICTを考える
事前学習
現在の薬局に導入されているオンライン服薬指導の実態について調べてくる
事後学習
13回目終了後に事後学習:今度DXを用いた患者サービスについてレポートする

13回
12回目−13回目(13:00-17:00を予定)

オンライン服薬指導の体験(実際にシステムを操作してオンライン服薬指導を体験する)
外部講師を招き、「次世代薬剤師に必要な医療ICTの活用」をテーマに、①デジタルによる薬剤師の変化を知る、②オンライン服薬指導の実践、③次世代薬剤師に求められる医療ICTを考える
事前学習
現在の薬局に導入されているオンライン服薬指導の実態について調べてくる。(12回目と同じ)
事後学習
今度DXを用いた患者サービスについてレポートする

14回
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
各回の演習への取り組み・発表:50%
演習・実習における課題、レポート:50%
提出した課題・レポートが不十分で、合計点数が合格基準を超えなかった学生は、その事情により一部の課題・レポートの再提出を認め、再評価することがある。
正当な理由で欠席した学生は、後日その回の課題・レポートを提出し評価を受ける。(欠席届の提出の義務)
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
講義中に説明する。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
講義に際に適宜プリントが提供される。
参考文献・推薦図書
必要に応じて講義中に提示される。
研究室
山村居室:K棟3階 K302 s_yama@jiu.ac.jp

佐々木居室:M棟1階 M103 hsasaki@jiu.ac.jp

酒井居室:K棟4階 K404 ksakai@jiu.ac.jp
 
オフィスアワー
山村:月、火、木 昼休み、4限

佐々木:水・木曜日(2・3限)

酒井
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
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